ブラジルと日本は、色々な意味で正反対!もちろん金銭感覚もかなり違います。
質素倹約を好む日本人に対して、ブラジル人はお金の使い方がすごく派手。
今回は、そんなブラジル人の驚きの金銭感覚についてまとめてみました♪
計算苦手!お釣りは四捨五入で
ブラジル人は時間にルーズといわれます。時間以外の日常生活でも細かい計算が適当でルーズ。
スーパーに行くと、レジでは常にセンターボの1の位が四捨五入されます。
例えば
10.17レアルなら、10.15レアルだけ払えばOK。
残りの2センターボは払わなくても大丈夫。
反対に
10.18レアルだったら、10.20レアル払うと
お釣りの2センターボは返ってきません(笑)
そんなブラジル人は計算も苦手です!お釣りを間違えるのも日常茶飯事(・∀・)
日本だと、半端な金額でも暗算して支払うことがあると思います。
例えば1,650円の買い物で2,150円支払うと、レジの人は
「この人は500円玉が欲しいのね!」
と気づいてくれるものですが、ブラジルはそんなこと一切しません(笑)
16.5レアルの買い物をして、21.5レアル支払おうものなら、怪訝な目で見られること間違いなし!
「あなた計算出来ないの?20レアルだけでいいのよ!」
と1.5レアルを戻されたあげく、3.5レアルのお釣りが返ってくるという不毛なやりとりが行われることになるのです。
こんな適当な所も、ブラジルの面白いところかもしれません(・∀・)
貯金ゼロは当たり前!給料はもらったらすぐ使う
何度かご紹介している通り、ブラジル人は貯金をしません。
80年代後半から90年代前半に起こったハイパーインフレに見舞われたせいで、「お金を手元に残しておくと価値がなくなる」という考えがブラジル人たちの中に根付いているからです。
もらったお給料もその日の内に使ってしまいます。
何にそんなにお金を使うのか???
楽観的なブラジル人、やはり楽しい事、幸せな事に注ぎがちです。
美味しい物を食べたり、旅行をしたり、パーティーをしたり…。
流行り物大好き!欲しい物があったらリボ・分割払い
ブラジル人が好んで買う物は、大体新しくて流行しているもの。
例えば、スマートフォンなどの電化製品。
ブラジルは関税率が高く、iPhoneの値段も日本の1.5倍くらい( ゚Д゚)
15万円~20万円するにもかかわらず、持っている人がたくさんいます。
最低賃金900レアル(2万7千円)の国の人がなぜこんなに高価なスマホを持っているのか??と最初はびっくりしましたが、これにはカラクリがありました。
その時の支払いを最小限に抑えるために、多くの人がリボ・分割払いを選択します。
もちろん一括払いの方が安いし、後日に支払えなくなるリスクのことを考えたら、とりあえず貯金したらいいのに・・・と思うけど。
その結果、とても羽振りがよさそうなブラジル人でも、意外と借金まみれの状況に!
ちなみに、ブラジルのクレジットカードは超高金利で、年率なんと300%超え( ゚Д゚)
年率18%の日本からしてみたら、ありえない金額です。
※2017年以前は400%だったようですが、少しずつ下がってきて今は300%ちょっとらしい・・・
10万円のiPhoneを12回払いで買ったら、日本の金利18%の場合118,000円払う計算です。これでも18,000円も高いのにブラジルの300%となると
クレジットカードで分割払いをすればするほど、自分がいくら借金をしているのかが分からなくなり、結果破産に追い込まれてしまうという恐ろしい国。
最近の統計によると、40%の18~95歳のブラジル人が、支払い滞納をしていたり、クレジットカードが使えないようブロックされてしまっているそうです。すごい数字!!
ブラジル人の金銭感覚まとめ
買い物が大好きで、流行を追いかけるブラジル人。お金の周りが早く、経済が活性化するというメリットがある一方、お金を使いすぎて自己管理ができなくなり破産に追い込まれるというデメリットも持っています。
結局どの国でも、お金は見栄をはらずに、しっかりと管理することが大切ですね!チャウ!