外国人の友達や恋人を日本に呼ぶためにはいくつか乗り越えなければいけないハードルがあります。
欧米人は基本的に90日以内の滞在の場合ビザが免除されるので関係ありません。問題はアジア、中東、アフリカ、南米など日本が68のビザ免除措置国としていない多くの地域の場合。
68のビザ免除措置国以外から恋人や友人を呼ぶ場合の手続きについて
免除国かどうかでも国際恋愛、結婚のハードルがかなり違ってくるような気がします。
今回はブラジル人を日本に招致するために必要な書類と手続きを、実際に申請した時のポイントもふまえて説明していきたいと思います。
外国人側が用意しなければいけない書類
ビザの申請については外務省の公式ページを確認するのが一番確実です。
書類は2018/6現在外務省のHPより抜粋。赤字はわたしが補足したコメントです。
□①旅券(パスポート)
□②ビザ申請書 1通(外国語あり)
□③写真 1葉
□④航空便又は船便の予約確認書/証明書等
□⑤渡航費用支弁能力を証するいずれかの書類
・公的機関が発給する所得証明書
・預金残高証明書
□⑥親族(知人・友人)関係を証する書類
・親族訪問の場合…出生証明書,婚姻証明書,戸籍謄本等
・知人・友人訪問の場合…写
日本人側が用意しなければいけない書類
□⑦招へい理由書(内容に嘘や不審な点がないかがチェックされるので、正確に記載しましょう)
□⑧招へい理由に関する資料(親族訪問目的で招へい人又は配偶者が日本人の場合は戸籍謄本)
□⑨申請人名簿(2名以上の申請人が同時にビザ申請を行う場合のみ)
□⑩滞在予定表(観光の予定は少々変更になっても問題ないので、だいたいの予定を記載しておきましょう)
- 各提出書類は発行後3ヶ月以内(有効期間の記載がある書類は有効期間内)のものを提出すること
- 嘘はダメ!
日本人側が申請人の渡航費用を負担する場合に準備するもの
□⑪身元保証書
□⑫身元保証人による渡航費用支弁能力の証明に係わる次の3種類の書類のいずれか1点以上。なお,源泉徴収票は不可。
(1)直近の総所得が記載されている「課税(所得)証明書」(市区町村役場発行)又は「納税証明書(様式その2)」(税務署発行)
(2)「確定申告書控の写し」(税務署受理印のあるもの。e-Taxの場合は「受信通知(平成○年の申告書等送付票(兼送付書))」及び「確定申告書」を印刷したもの)
(3)「預金残高証明書」
□⑬住民票世帯全員の続柄が記載されているもの
□⑭(外国人の方のみ)有効な在留カード(又は特別永住者証明書)の表裏コピー,住民票(マイナンバー(個人番号),住民票コード以外の記載事項が省略されていないもの)及び旅券のコピー(身分事項及び出入国・在留許可関係のページ)
短期ビザは一度不許可になると6ヶ月再申請できません
これだけ綿密に準備したとしても、ビザが不許可になることもあるようです(わたしはなったことありませんが・・・)
わたしは以前嫌な思いをしたことがあるので日本領事館や大使館があまり好きではありませんが、彼らも日本を危険さらさないよう仕事をしているのである程度やむを得ないのかもしれません。
そして、外務省は不許可の理由を絶対に開示してくれませんので問い合わせても無駄です!
不許可になったケースをいくつか紹介しておきます。下記のケースに当てはまるかもと思ったら、自分ではなく行政書士などビザのエキスパートに依頼したほうがビザの取得できる可能性が高まるかもしれません。検討してみてください。
不許可になったケースなりやすいケース1位は嘘
担当者は毎日相当な数の申請書を見ているので嘘は結構バレるようです。
彼らが一番防ぎたいのは、偽装結婚や不法労働。わたしたちの個人的な恋愛観は本当は興味はありません。不正なビザの申請を防ぐためにやむなくチェックしているだけなので嘘はやめましょう。
ありがちな嘘①出会いの日付やきっかけを詐称する
例えばわたしたちの場合はネットで知り合いましたが、ネットで会ったのを隠したいがために友達の紹介で…カフェで…とついつい嘘を書いてしまうことがありますよね。
そうすると、初回はOKでも次回申請するとき前回の内容を忘れてしまって嘘がバレてしまうというわけです。同じく、出会って3か月なのにまだ早すぎるかなぁと2年くらい付き合っていることにしたりするのも危険です。
ありがちな嘘②職業や年収、貯金額を詐称する
本人の通帳残高や、身元保証人の収入も大切なチェック項目のひとつ。
本当に観光するだけの収入があるのか、ビザが切れた後は帰国するのかを見極めるため担当者は目を光らせています。
確かに年収が高かったり、貯金額が多きければビザが通りやすいような気がしますが証拠の提出を求められたときに数字がかけ離れていると嘘を見抜かれてしまうので注意が必要です。
日本へ来日するためのビザ申請は誠実に!
絶対にビザを取得したい、結婚するため呼び寄せたいという気持ちは痛いほどわかります。
しかし、嘘がばれて永遠に日本に足を踏み入れることができなくなってしまっては元も子もありません。