みなさんは、ブラジルに世界遺産がいくつあるか知っていますか??
ブラジルの世界遺産は2022年現在、23ヶ所もあります!!
文化遺産が15件、自然遺産が7件、2019年にはじめての複合が1件追加されました。
日本は25ヶ所なのでほとんど同じ数ですね。
わたしは世界遺産が大好きなので、死ぬまでに家族みんなでブラジルすべての世界遺産をまわれることを夢見ています。
ブラジルの世界遺産はどれもこれも国土と同じくスケールが大きいものばかり。
それではブラジルの世界自然遺産をご紹介していきます☆
ブラジルの世界自然遺産
イグアス国立公園 Iguazú National Park
イグアス国立公園基本情報
アルゼンチンとブラジルの国境に位置する、自然の大迫力と神秘的な美しさで有名なイグアスの滝。
滝の幅はなんと4kmもあり、落差40〜80mの滝が約300本連なり、まるでカーテンのように見えます。
なんといっても見どころは、アルゼンチン側にあるイグアスの滝の中で最大の『悪魔ののどぶえ』膨大な水しぶきと、うなるような水のとどろきと振動は、まさに圧巻!
いたるところで虹も出現し、絶景写真をたくさん撮ることができますよ。
イグアス国立公園ベストシーズン
ベストシーズンは雨季の、『10月〜2月』
アルゼンチン側を見るには1日、ブラジル側は半日で観光することができます。
パンタナール保全地域 Pantanal Conservation Complex
パンタナール保全地域基本情報
パンタナールは、南米大陸のほぼ中心にあり総面積は約15km²の大湿原。
これは日本の本州から中国地方をのぞいた面積とほぼ同じぐらいの大きさです( ゚Д゚)さすがブラジルスケールが違う!
水の少なくなった乾季には、カピバラやタトゥ、ワニなどユニークな動物達が水場に集まってきます。
馬やジープ、お散歩をしながら動物を探し大冒険をしたり、川ではピラニアやパクーなどを釣ってアクティブに遊ぶこともできますよ。
そしてパンタナールの夕日は情熱的でとても美しいと評判です。
パンタナール保全地域ベストシーズン
パンタナール入口のクイアバは、サバンナ気候で寒暖の差が激しい場所です。夏は40℃を超えることもあり、ブラジルで最も暑い都市の一つ。ベストシーズンは雨の少ない乾季(6月〜10月)
水位が一番低い7月(乾季)がパンタナルの釣りシーズンと重なって特に人気がありますよ!
中央アマゾン保全地域群 Central Amazon Conservation Complex
中央アマゾン保全地域群基本情報
アマゾンの総面積は650km²と、なんと日本の面積の約18倍!
アマゾン河流域には世界最大規模の熱帯雨林が生育し、『地球の肺』と呼ばれるほど環境維持に貢献してくれているんです。
そんな自然の中で過ごす時間は最高のヒーリング!
クルーズで河を渡り、ワニ観光、ピラニア釣り、先住民族と触れ合うなど、さまざまなツアーを楽しむことができます。
なかでも人気NO.1は、ピンクいるかと一緒に泳ぐツアー!最高の思い出になること間違いなし♪
中央アマゾンベストシーズン
ベストシーズンは、『3月〜7月』の高水位期
ジャングルを歩くため、長袖・長ズボンが必須です。
コスタ・ド・デスコブリメントの大西洋岸森林保護区群 Discovery Coast Atlantic Forest Reserves
コスタ・ド・デスコブリメントの大西洋岸森林保護区群基本情報
大西洋岸に広がり森林地帯にある8つの自然保護区・国立公園が『熱帯雨林の宝庫』として世界遺産に登録されました。
ブラジルの国名の由来となった貴重なブラジルボクという木や、絶滅危惧種になっている生物もたくさん生息しています。
そんな貴重な自然遺産ですが、環境問題や、農業開発、植民地化などで森林が失われつつあるという側面も。
神秘的な自然の美しさや生命力の強さを前に、自分たちに何ができるのか考えるきっかけになるかもしれません。
コスタ・ド・デスコブリメントの大西洋岸森林保護区群ベストシーズン
ベストシーズンは、『8月〜9月』
暑くない冬の季節が人気のシーズン。5月~6月はお祭りなどもあり比較的混んでいますが、にぎやかさを楽しみたい方はフェスタジュニーナの6月もおすすめです。
動物はジャガーやナマケモノ、ヤマアラシなどが生息しています。世界一、植物と動物の種類が多いのだとか!
ポルトセグロ(Porto Seguro)International Airportからムンダイ(Mundaí・約5km)とテペラプアン(Taperapuã・約9km)へはビーチへツアーでもありますよ。
大西洋岸森林南東部の保護区群 Atlantic Forest South East Reserves
大西洋岸森林南東部の保護区群基本情報
大西洋岸森林南部は、パラナ州からサンパウロ州地域にかけてある25の保護区郡。
その大きさはなんと47万haの熱帯雨林が広がっています。
けれど人が生きていくための無理な森林伐採により、今は元の原生材の8%ほどしか残っていないきびしい状態。
残された植物や動物達を、守るためにも世界遺産に登録されたようです。
自然豊かなブラジルでさえ森が減っていっている現状は、自然の大切さにさらに気づける場所になっているかもしれません。
大西洋岸森林南東部の保護区群ベストシーズン
ベストシーズンは『1月』2月は梅雨が始まって道が危なくなるようなので気をつけてくださいね!
セラード保護地域:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園 Cerrado Protected Areas
セラード保護地域基本情報
ヴェアデイロス平原国立公園は標高1650mもある平原地帯で、地球最古の岩石形成地帯。
絶滅危惧種のカピバラ、レア、タテガミオオカミなども生息しています。
エマス国立公園は、セラードやサバンナ気候地域でしか見れない植生が見どころ。
セラード保護地域ベストシーズン
調査中
40度を超えるサバンナ気候のため、通気性の良い服装がおすすめ!
ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群 Brazilian Atlantic Islands
ブラジルの大西洋上の島々基本情報
まさに南国の楽園とも思えるフェルナンド・デ・ノローニャ諸島。
美しい絶景とロカス環礁を中心に世界遺産に登録されました。
海水の透明度は50mという、まさにダイバーにはたまらないスポット!
美しいコバルトブルーの海ではイルカの群れやウミガメ、エイなどにも出会えます。
ブラジルの大西洋上の島々ベストシーズン
調査中
アクセスは少し大変ですが、たどり着いた時は、自然がのこされた美しい絶景を楽しむことができますよ。
ブラジルの世界文化遺産
オウロ・プレット歴史地区 Historic Town of Ouro Preto
オウロ・プレット歴史地区基本情報
名前は「黒い黄金」を意味し、ブラジル東部エスピニャソ山地の植民地時代の町です。 橋、噴水、広場などバロック様式の建築物として知られており、中央のチラデンチス広場には、ブラジルの独立のための殉教したチラデンチスの名がつけられました。
アッシジ教会の18世紀の聖フランチェスコ教会を含む、町の至る所には多くの教会や礼拝堂があります。
オウロ・プレットベストシーズン
年間を通じて過ごしやすい気候です。
霧が多いので、石畳を歩く時に注意が必要です。ベストシーズンは雨の少ない『5月~9月』
僕は彼のクラスのインストラクターだったからとても思い出があります。彼の偉大なおじいちゃんがOuro Pretoに家を持ってたらしい。懐かしいな。mariさんも連れていきたいね!
オリンダ歴史地区 Historic Centre of the Town of Olinda
オリンダ歴史地区基本情報
オリンダは、ブラジル・ペルナンブーコ州にある都市で、大西洋に面しており、州都レシフェの北に位置しています。長年、砂糖産業を中心に繁栄した街ですが、歴史的にポルトガルやオランダの植民地とされ受難があった場所。
ブラジル国内の中で、最も保存状態のよいコロニアル風の建築物が残されており、国内外ともに人気のある観光地となっています。
オリンダ歴史地区ベストシーズン
雨が多いため、『9月~1月』の時期がおすすめですが、一年を通して比較的気温変動も少ないのでオールシーズン観光を楽しむことができます。
グアラニーのイエズス会伝道所群 : サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・マジョール、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡 Jesuit Missions of the Guaranis
グアラニーのイエズス会伝道所群基本情報
ブラジルとアルゼンチンにまたがる珍しい世界文化遺産。ブラジル側は「サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡」のみ。
17世紀初頭にに土着のグアラニー族に、キリスト教を広めるための拠点としてイエズス会は各地にいくつもの伝道所を築きました。
その後イエズス会はスペインのカルロス3世によってアメリカ大陸からの退去令を出され、伝道所は廃止。
グアラニーのイエズス会伝道所群ベストシーズン
サント・アンジェロは四季がはっきりしており、比較的温暖な気候です。
夏場は温度、湿度とも高く、冬場はかなり寒くなります。
日本の気候に似ているイメージで、観光のベストシーズンは「12~3月」
場所は広域にまたがっているので、プライベートガイドがなければ、
ツアーは2日~
例:
サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区 Histric Centre of Salvador de Bahia
サルヴァドール歴史地区基本情報
サルバドールは、1763年のリオ・デ・ジャネイロが新たな首都になるまでの214年間、ブラジル初の首都として栄えた場所。
繁栄を支えたのが砂糖産業で、その時代にアフリカから多くの黒人が奴隷として連れてこられました。
サルバドールは、そんな辛い環境にも負けず彼らがもちこんだ様々な音楽、踊り、宗教、料理などの文化がとけ込みあったパワースポットです。
サルヴァドール歴史地区ベストシーズン
サルヴァドールは赤道に近く一年中温暖な気候です。
夏季の11月~2月頃までは海の透明度も上がりビーチなどのレジャーはベストシーズン。
また2月~3月はカーニバルが開催され、特に盛り上がりを見せます。
ボン・ジェズス・デ・マトジニョシュの聖所 Sanctuary of Matosinhos
ボン・ジェズス・デ・マトジニョシュの聖所基本情報
ボン・ジェズス・デ・マトジニョシュのベストシーズン
ベロオリゾンテからほど近いボン・ジェズス・デ・マトジニョス。平均気温は20℃前後と過ごしやすい高原都市です。ベストシーズンは雨の少ない乾季『5月~9月』
ブラジリア Plano Piloto de Brasília
ブラジリア基本情報
ブラジルの首都。1960年にリオから遷都されました。
わずか27年で世界遺産登録っていうのが本当にすごい!
歴史を持たずして巨大国家の首都となったブラジリア。世界的にも珍しいブラジリアにぜひ足を運んでみたいです。
パンプーリャを手掛けたオスカー・ニーマイヤーの設計。日本でも人気の高いル・コルビュジエと共にニューヨークの国連本部ビルを手がけたほどの著名な建築家。2012年に104歳で死去するまで長きにわたって活躍したブラジルの重鎮です。
ブラジリアベストシーズン
高原地帯のため日差しが強く、5~9月の乾季は乾燥します。ベストシーズンは『4月~6月前半』
セラ・ダ・カピバラ国立公園 Serra da Capivara National Park
セラ・ダ・カピバラ国立公園基本情報
国立公園は、6万年前のアメリカ先住民の日常生活に関する壁画郡が見どころ。
この旧石器時代の芸術には、舞踊、儀式、祭祀、その他には巨大アルマジロやグリプトドンなど絶滅した動物や世界最古の船なども描かれています。
人里離れている場所にあるためアクセスは大変ですが、ユニークな壁画は歴史を超えて人の生きていた証や文化を間近に見ることができますよ!
セラ・ダ・カピバラ国立公園ベストシーズン
セラ・ダ・カピバラ国立公園は赤道に近いため、年間通して気温が高く10月~12月はとても暑いので観光にはあまり適しません。ベストシーズンは『4 月~9月』
- 国立公園入場料 : R$14 ❨約410円❩
- 1日ツアー : R$120 ❨約3520円❩
- 半日ツアー:R$100 ❨約2935円❩
サン・ルイス歴史地区 Historic Centre of São Luis
サン・ルイス歴史地区基本情報
ここはブラジルで唯一、フランス人によって築かれた町。その名も『ルイ13世』にちなんでつけられました。
サン・ルイスは砂糖や綿花の輸入港として繁栄し、富を得たポルトガル人が競い合って立派なヨーロッパ風の美しいタイルで邸宅を建てました。
なのでセントロを歩くと17、18世紀のヨーロッパに迷い込んだ気分になりますよ!北側にはビーチが広がりリゾート地もあります。
サン・ルイス歴史地区ベストシーズン
年間を通して30℃を超える暑さ。
観光のベストシーズンは乾季の7~12月。
ブラジルのジャマイカと呼ばれるほどレゲエが流行っており、あちこちでライブを楽しむことができます。
ディアマンティーナ歴史地区 Histric Centre of the Town of Diamantiana
ディアマンティーナ歴史地区基本情報
ディアマンティーナは、ダイヤモンドが豊富にある鉱山の中心地として繁栄した街です。
18世紀にポルトガルの侵略をうけ植民地となったことでヨーロッパ文化が入り、建物や街並みの景観が美しい状態で残っているため世界遺産に選ばれた理由の1つになったようです。
街並みだけではなく、チャパダ・ディアマンティーナ国立公園の『青の洞窟』はなんとも美しいエメラルドグリーンの神秘的な絶景を見ることができますよ。
贅沢に洞窟でシュノーケリングも体験することができます。
ディアマンティーナ歴史地区ベストシーズン
ベストシーズンは比較的涼しい5月〜7月。
ゴイアス歴史地区 Histric Centre of the Town of Goias
ゴイアス歴史地区基本情報
この地は18世紀のゴールドラッシュによって発展し、その時に美しい宮殿やヨーロッパ風の建物、教会などが建てられました。
ゴイアスは、昔住んでいた先住民の名前が由来となっています。
見どころはなんといってもカラフルな壁、ブルーや赤の窓の枠!
ゴイアス歴史地区ベストシーズン
ゴイアス歴史地区は他の地域と比べるとそれほど治安も悪くなく、ゆっくり観光を楽しめます。
高原地帯の為日差しが強く、5~9月の乾季は乾燥します。雨季は10月~4月。ベストシーズンは4月~6月前半。
サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場 São Francisco Square in the Town of São Cristóvão
サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場基本情報
16世紀から17世紀に作られたとされるサン・フランシスコ広場は、ブラジルでは4番目に古い都市。
街並みは、政治権力を表すような豪華な建物や教会、修道院などが並んでいます。
昔、スペインとポルトガルが統治されていた時代に建てられたのでヨーロッパの雰囲気とブラジルの雰囲気が混ざりあった素敵な風景を楽しむことができます!
サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場ベストシーズン
海が近くリゾートも合わせて楽しめる地域です。
サン・クリストヴァン周辺の海岸の気候は、年間を通じて温暖。乾季には晴れの日が続き観光にぴったり!
ベストシーズンは9~2月。
リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群 Rio de Janeiro
リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群基本情報
リオデジャネイロは『世界三大美港』の1つといわれています。
街並みの美しさだけではなく、コパカバーナやコルコバードの丘など人の手が加わり発展してきた文化的景観が認められ、世界遺産に選ばることとなりました。
美しい海や山、人々の手で築きあげてきた街並みは最高の絶景です!
リオデジャネイロベストシーズン
ベストシーズンは、リオのカーニバルがある2月。
気候が良く過ごしやすいのは5~9月です。
パンプーリャの近代建築群Pampulha Modern Ensemble
パンプーリャの近代建築群基本情報
パンプーリャ湖には、ブラジリアも手掛けた建築家オスカー・ニーマイヤーの建築を目当ての観光客が多いです。
湖周辺にあるのは、
- サンフランシスコ・ジ・アシス教会
- クビチェックの家
- カーサ・ド・バイリ❨多目的スペース❩
- パンプーリャ美術館
なかでもサンフランシスコ・ジ・アシス教会の外壁が美しく、聖フランシスコの生涯を鮮やかなブルーと白のモザイク画で描かれています。
教会の周りには、緑豊かな庭があってブルーと白の壁がさらに映え思わず観光写真を撮ってしまいたくなるほど綺麗です。
パンプーリャのベストシーズン
ベストシーズンはいつでも。
周辺にほとんどお店がないので、飲み物や軽食を持参することをおすすめします!
ヴァロンゴ埠頭考古遺跡 Valongo Wharf Archaeological Site
ヴァロンゴ埠頭考古遺跡基本情報
リオの大西洋岸に位置するヴァロンゴ追悼は、1811年に奴隷貿易のための港湾施設として建造されました。
数十年で約90万人もの奴隷が、アフリカから運ばれてきた少し悲しい歴史を今に伝えるため史跡とて世界遺産に登録されました。
ヴァロンゴ埠頭考古遺跡ベストシーズン
ベストシーズンは、涼しくすごしやすい7月〜9月。
ロバート・ブール・マルクス記念遺産 Sítio Roberto Burle Marx
ロバート・ブール・マルクス記念遺産 基本情報
今回、世界的に有名な造園芸術家であり環境デザイナーのロバート・ブール・マルクスの自宅である建物や庭、熱帯植物等の一連が世界遺産に登録されました。
3500種の熱帯・亜熱帯植物がマングローブや大西洋岸森林と調和していることから、世界遺産初の近代的熱帯庭園にも選ばれています。
またロバート・ブール・マルクスは、オスカーニーマイヤーと共に世界文化遺産でもある「パンプーリャの近代建築群」の建築にもたずさわっていました。
ロバート・ブール・マルクス記念遺産 ベストシーズン
ベストシーズンは、涼しくすごしやすい7月〜9月。
ブラジルの世界文化遺産まとめ
気軽に書き始めたこの記事、めっちゃ調べるの大変でした(笑)
日本にいるとブラジルのことを学ぶ機会はほとんどないので、多くのことを知ることができてよかったです!
せっかく調べたからにはできるだけ多くの場所に足を運んでみたい~!!特に自然遺産の壮大さは圧巻です。