リオデジャネイロは、言わずと知れた観光客が多く集まる魅惑の都市です。
しかし残念なことに、ブラジルの間でもリオデジャネイロの治安はかなり悪いことで有名。
2016年のリオ市の殺人発生件数は、日本と比べて27倍、強盗件数に至っては830倍です( ゚Д゚)
今回は、リオで本当に起こった事件を参考に、観光客がリオで絶対にやってはいけない行動をご紹介していきます。覚悟してね(・∀・)
リオの治安と危険情報
「ファベーラ・ツアーは安全」は間違い!?
2017年10月、リオ最大のファベーラ(スラム街)「ホシーニャ」を巡る観光ツアーに参加したスペイン人女性。
彼女を乗せた車が、スラムの入り口で軍警察の検問に停車しなかったという理由で、いきなり銃撃され、銃弾が彼女に命中。命を落とすという事件がありました。
このような、ファベーラ・ツアーを売り出している業者が、リオで最近増えつつあります。
絶対安全なファベーラなんてありません!
命が惜しかったら、決して入らないでください!
リオの総領事館もこの事件を受けて、ガイド付きであっても、ファベーラへのツアーを避けるようにしてください、とアナウンスしています。
「安心・安全・ガイド付き」などという甘~い誘い文句に惑わされないようにしてくださいね。
グーグル・マップを過信しないで!その道はファベーラかも!?
2017年2月、レンタカーでキリスト像へ行こうとしていたアルゼンチン人の女性。
GPSを見ながら運転していると、間違ってファベーラに迷い込み、麻薬組織のギャングに銃殺されるという事件が起きました。
ファベーラは山の斜面に入り組んで作られるスラム街です。
そのため、GPSの地図だけ見ると、近道と思われるような道が、実はファベーラだったりするんです。
特に、この女性が行こうとしていた、サンタテレザ地区を通ってキリスト像を目指すルートは、入り組んだ細い道にいくつものファベーラとギャング組織が混在し、非常に危ない地域となっています。
キリスト像へ行くには、やっぱりラランジェイラス地区から登山電車に乗るのが一番早くて安全です!
また観光客がよくやりがちで危ないのが、携帯のグーグルマップを片手に、うろうろするあの行動!!
携帯電話が無防備でスラれる危険性に加えて、マップが示す道がファベーラに通じている危険性もあるので、ぜったいにやめましょう。
近距離でもタクシーを使うなど、GPSやグーグル・マップに頼りすぎないことが大事ですね。
カーニバル中のイパネマビーチは危険がいっぱい!
2018年2月、カーニバルの真っ最中のリオデジャネイロで、イパネマビーチに大量の強盗が出没。
アハスタォン(集団強盗)という、多数の強盗集団が、一斉に観光客から携帯電話や財布を盗んでいく事件がおきました。
カーニバルや年越しイベントなど、観光シーズンになると、たくさんの観光客と共に、それに負けないくらい大量の強盗集団がファベーラからやってきます。
お目当てはもちろん、観光スポットにいる観光客。特に、イパネマビーチのヴィエイラ・ソウト通りは毎週昼夜関係なく、何らかの強盗事件が起こっています。
みなさん、コパカバナビーチやイパネマビーチと聞くと、リゾート地として観光客でにぎわっているイメージがあると思います。
しかし実はコパカバナビーチのある地下鉄カンタガーロ駅と、イパネマビーチのある地下鉄ジェネラル・オゾリオ駅の間には、パヴァン・パヴァンジーニョというファベーラが存在し、決して治安がいいとは言えない場所。
ゆったりビーチをくつろぐのなら、レブロンビーチのある地下鉄アンテロ・デ・ケンタル駅を目指すのをおすすめします!!
それでももし強盗に遭遇してしまったら、絶対やってはいけないのは、抵抗することです。
強盗に出会い抵抗したために殺された外国人観光客もたくさんいます。
お金や携帯は、命にかえられない、ということを肝に銘じておいてくださいね。
リオの治安情報・注意事項まとめ
現在リオデジャネイロは、オリンピックが終わって財政が不足し、治安維持にかけるお金が少なくなっていて、とても危ない状態が続いています。
携帯を人前で出さない、近場でも夜は決して歩かない、など、基本的な約束事をきちんと守って、事件事故のない、楽しい旅にしてください!