日本人は世界一貯金をする国民性??とにかく将来に備え保険を掛けるのが大好きという話は聞いたことがあるかもしれません。
一方ブラジル人は全くといっていいほど貯金をしません。
貯金をするときは何か”目的”がある時だけ!
そんな対照的な価値観を持ったふたりが結婚しましたが、我が家の場合はなかなか良いバランスがとれているような気がします。今回の記事は金銭感覚の違いについて(・∀・)
日本人は未来に、ブラジル人は現在に対してお金を使う
お金を貯めるようになったのは離婚を決めてからのこと。もしかしたら一生ひとりで生きていかないといけないかもしれないと思ったので贅沢生活から一気に節約生活に切り替えました。
あらゆることを節約して1年で200万円以上貯金しました。こんな風に、日本人は将来に対して備えるため、貯金・年金・保険にお金をかける人が多いですよね?
- 結婚式
- 子供の誕生日パーティー
- 車、旅行
上記のように、既に決まっているイベントのために短期的にお金を貯めることはありますが、
- 老後が不安だから
- 子供の大学資金を生まれた時から貯めなくちゃ・・・
という概念はほんっとーーに全くありません。
確かによくわからない予定のために今を不安に過ごすのってなんとなくナンセンスな気がします。
日本人妻がブラジル人夫に教えるお金の話
わたしは長く金融系で働いていたので、お金に関しては一般の方に比べて知識があります。
フェニーには、
- どれくらい貯金があった方がいいか
- 貯金をするにも方法(預金、保険、個人年金)があること
を教えました。
とりあえず、自分で貯めるのは厳しそうだったので生命保険代わりにドル建てで10年間貯蓄型の保険に入ることにしました。
わたしは定期的にお金のプロに相談して、保険や投資案件を見直してもらっています。
結婚したとき、離婚した時、再婚した時、子供が生まれた時など大きくライフプランが変わった時にお金の相談ができるのは助かりました。
毎回ギフト券やポイントをもらっていますが、無理な勧誘をされたことはありません。
フェニーとはこの保険だけ支払い続けることを条件に、他に一切貯金はしなくてもいいよという約束になっています。
ブラジル人夫に教わる「お金は幸せのために使うもの」
最低限の備えは必要ですが、貯金っていくら貯めたら安心って絶対にないんですよ!!
わたしの親戚でお金持ちの人がいました。しかし、貯金があったおかげで自分以外のトラブルや支払いが増えて結局全部なくなってしまったんです。
極端な例かもしれませんが、備えすぎても安心できないし、備えておいたからこそ起こる問題ってあるんだなって教訓となった話(笑)
過去にインフレ率2500%を経験したブラジル。せっかく貯金していてもお金が紙切れにかわってしまいました。
だから、大切なのは「今」!という考え方なんですねー。
貯金残高がゼロでも、フェニーがお金の心配をしているところを見たことがありません。
反対にわたしは少し心配しすぎるくらいかも。と感じるようになりました。
お金は貯めこんでおくものではなく、家族が幸せになるために使うもの。
こんな風に「日本式の備え」と「ブラジル式無駄使い」をうまく使い分けながら我が家はバランスをとっています。
国際結婚で金銭感覚の違いをうめるには
ブラジルに限らず、国際結婚で金銭感覚の違いに悩んでいる夫婦はとても多いと聞きます。
金銭感覚の違いをすぐに解決する方法はありません。
なぜそういう考え方になったのか、自分はどうしてこういう価値観なのかをできる限りロジカルに話してコミュニケーションをとることが一番の近道だと思います。
わたしもインフレの歴史を知らなければ、フェニーのことを「貯金ができないダメな人」としか思わなかったかもしれません。
フェニーも、わたしのことを「お金に意地汚い守銭奴」のように感じたかも(笑)
お互いの文化、育ってきた環境を想像してあげることで、トラブルの種はひとつずつ消せるはずだと信じています。
とにかく1にも、2にもコミュニケーション!言葉が通じない分たくさん会話してみましょう(*´з`)
チャウ!