日本の3分の2ほどの国土に人口400万人が住み、その6倍もの羊がいる自然いっぱいのニュージーランド。
日本とワーキングホリデーの協定を結んでおり、たくさんの日本人が留学やワーホリに来ているほど人気の国です。
この記事では世界一周経験者、旅のプロの私がニュージーランドの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめてみました!
- ニュージーランドで起こる犯罪手口
- ニュージーランドの危険エリアと安全対策
- ニュージーランドで気を付けたいこと
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便がおすすめです♪
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このページの目次
ニュージーランドの治安について

結論からいうとニュージーランドは世界でも安全な国ベスト10に入るほど安全で治安のよい国です。
しかしながら2019年3月にクライストチャーチで50人が死亡するという痛ましいテロ事件が発生したばかり。
世界中どこにいても何が起こるかわからないという教訓にもなりました。
とはいえ必要以上に怖がってばかりいても肩も凝りますし、楽しい旅行は出来ません!安全情報に注意をしながら旅は旅として楽しんでいただければと思います。
外務省の安全情報
2022年3月現在、外務省からニュージーランドについて危険情報は出ていません。
コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2021年1月現在、韓国の感染症危険情報レベルは2。不要不急の渡航中止(感染症)発令中です。
この地域への不要不急の渡航は中止することをおすすめします。
入国制限については下記の通り厳しめです。14日間の隔離は必須で、旅行者はNG。居住ビザがある人たちが対象となります。
検査は出発前72時間以内で、2歳未満の子供は免除。
出発前検査の方式は、PCR検査、核酸増幅検査(LAMP法)、抗原検査(viral antigen tests)のいずれかで、検査証明には、「渡航者の氏名」「渡航者の生年月日」「検査実施日時」「実施機関名」「検査方式」「検査結果」の明記が必要。
2月8日以降、検査証明がなく入国すると、1,000ドル以下の罰金が課せられる可能性あり。
犯罪データ
安全なニュージーランドですが、日本と比べると犯罪発生率は約8倍と高くなっています!
日本どれだけすごいんだよ(笑)
また中流国のイメージがありますが、統計によるとニュージーランドの子供の30%は貧困状態にあるといわれるなど経済格差は日本以上。
ニュージーランドで頻発する犯罪の具体的事例
置き引きに注意
ニュージーランドでは殺人や強盗などの重犯罪の件数はそれほど多くありません。
ただし、置き引きなどの軽犯罪は都市の中央部、郊外ともに多くなっています。
レストランやカフェなどでバッグや貴重品を置いたまま、席を離れるのは絶対にダメ!!
車上荒らしに注意

レンタカーなど車を使って周遊する旅行者が多いニュージーランドですが、郊外などでは車上荒らしなどの犯罪が非常に多くなっています。
もし車を使われる方は、車の外から見て、車内に物が見えないよう、あるいは何も残さないようにしましょう。
ニュージーランドで注意すべき危険エリア
ニュージーランドとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
オークランド

ニュージーランドの北島に位置するニュージーランド最大の都市です。近年家賃や物価の高騰により、それまで中心部に住んでいた低所得者層が郊外に移り住みました。
そのため、一般的に中心部より郊外のほうが治安が悪くなっています。安全なニュージーランドのなかでは比較的治安の悪い部類に入るでしょう。
ウェリントン
北島の南端に位置するウェリントンがニュージーランドの首都になります。
街自体はとても小さく、また治安についても観光をするうえで、問題はありません。
もちろん夜道を1人で歩くのはどんなに安全な街でも危険です。
クイーンズタウン

ニュージーランド南島の南西に位置するクイーンズタウンはトレッキングやスノーボードなど観光地として有名です。クイーンズタウンの治安はよく、観光をする上で問題はありません。
4日間滞在しましたが、高級感もあるし自然いっぱいで心の底からリラックスできました。
電車
現在、ニュージーランドではオークランドとウェリントンで電車が走っています。
私も利用したことがあるのですが、他の国の車内と比べると治安はいいように感じます。
ニュージーランドで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
現金を大量に持ち歩かない
ニュージーランドでは支払いの際、デビットカードの支払いが主流になっています。
もちろん現地のローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いてクレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限にしておきましょう。
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
またケチャップすりなどによって何か汚物を体につけられた際にも、ふき取ろうとする人は絶対無視してください。
夜間の一人歩きは避ける
オークランドの市内などは中心部であっても、夜間の一人歩きは避けましょう。
目抜き通りであるクイーンズストリートには路上生活者もいますし、通りを一本離れると、真っ暗でとても危険です。
ニュージーランドの地震対策
犯罪対策ではないのですが、ニュージーランドは日本と同じ地震大国です。東日本大震災の半年前には南島で大きな地震があり、クライストチャーチでは今でもその爪痕を見ることが出来ます。
日本と違い、古いビルや建物も多いため、地震が発生したらなるべく建物から非難したほうが良いでしょう。もちろん海岸沿いにいた場合、津波などの危険性もあるため、注意が必要です。
安全な地域でホテルを予約
オークランドでホテルを探す場合、中心地である、クイーンストリートの近くにホテルを取ったほうが良いでしょう。中央駅も近く、どこに行くにもアクセスはいいです。
ランドマークであるスカイタワーにも歩いて行けます。
ニュージーランド旅行前に準備すべきはWi-Fiと海外旅行保険
ニュージーランド旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
Wi-Fiレンタルでネット環境を整える
何か困ったことが起きたとき、ネットが使えると安心感が違います。
海外では無料でWi-Fiを使えるスポットもありますが、いざという時のために海外Wi-Fiのレンタルをしておくことをおすすめします!
友達がスリにあった時、ネットが使えて本当に助かりました・・・。道に迷ったり、危険情報をチェックするためにもネット環境を整えることはとても大切です。

海外旅行保険があれば安心
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
エポスカードはなんと年会費無料で海外旅行保険が自動付帯されています!年会費無料のクレジットカードの中でも補償額が高く旅好きなら絶対持っておくべき1枚。
疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
---|---|---|
疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
賠償責任 | 携行品損害 | 付帯 |
2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。
ニュージーランドの治安まとめ
今回の記事では、ニュージーランドの治安についてご紹介しました。
ニュージーランドは日本からも多くの移住者が暮らす国です。
そういった移住者の中には、空き巣や置き引き、車上荒らしといった被害にあわれた方が多くいらっしゃいます。
昼間、普通に観光する上では特に危険は感じないのですが、楽しく旅行をするためにも用心する必要があるというのも覚えておいてくださいね!
