飛行機に乗ったらマイルが貯まるのは常識ですが、飛行機に乗らなくてもマイルを貯める方法があることはご存知ですか？
巷では飛行機に乗らずマイルを貯める人たちのことを「陸マイラー」と呼びます。
マイルをたくさん貯めれば、マイルを特典航空券に交換してタダで飛行機に乗ったり、夢のビジネスクラスへのアップグレードだって実現できちゃいます！
この記事では、「陸マイラーってなに？」「やってみたいけどどうしたら良いのかわからない」という方向けに
- 陸マイラーの基本
- マイルを貯めて叶うこと
- おすすめの方法
などを詳しく紹介していきます。
この記事を読んで、ぜひ陸マイラーデビューしましょう！
このページの目次（もくじ）
陸マイラーとは
陸マイラーとは、「飛行機に乗らずにマイルを貯める人」の呼称。
飛行機に乗らずマイルを貯める方法としては、
- マイルが貯まるクレジットカードを利用する方法
- ポイントサイトを利用する方法
の主に2種類があります。
マイルが貯まるクレジットカードを使うのは基本中の基本。
マイル還元率の高いクレジットカードを発行して、日常生活での決済をまとめます。
ポイントサイトは、楽天などのネットショップの際に経由するとポイントがたまり、その貯めたポイントをマイルに交換することでたくさんのマイルを貯めることができます。
わたしが実際にマイルを貯めてみた実践記は「主婦が2年で40万マイル貯めた方法！陸マイラーで毎月旅行！」にまとめました。
マイルを貯めるとできること
そもそもマイルを貯めることで何ができるか、簡単に説明します。
マイルの使い道は
- 座席のアップグレード
- 特典航空券への交換
- 国際線超過手荷物料金のお支払い
- ANAスカイコインや他社ポイントへの交換
などなど。
この中でわたしのおすすめは「座席のアップグレード」と「特典航空券への交換」。
特に「ビジネスクラス」や「ファーストクラス」は自分でお金を払って利用するのは夢のまた夢。
それがマイルを使えば現実のものとなります！
ファーストクラスは空席がほとんどないので、まだ乗ったことがありませんが、これまでウィーン、チューリヒ、パリ、フランクフルト、台北、マニラ、ニューヨーク線でビジネスクラスに乗ることができました！
※アップグレード＆特典航空券の実際のマイル数と金額の比較を入れる
これは一例ですが、2024年6月某日の羽田−ホノルル線の料金とマイル数を比較してみるとこんな感じ。
特典航空券の場合、1マイル=2円として計算しても
- エコノミー：132,500円相当
- プレミアムエコノミー：173,500円相当
- ビジネスクラス：227,500円相当
となり、普通に航空券を購入したときの半額以下で済みます。
クレジットカード利用でマイルを貯める
陸マイラーになるなら、マイルが貯まるクレジットカードが必須。
マイルは航空会社のポイントになるので、貯める先は色々あるのですが、日本人なら
- ANAマイル
- JALマイル
に絞って考えればOK！自分が貯めたいマイルが貯まるクレジットカードを選びましょう。
それでは、クレジットカード会社に10年以上勤務し、世界75ヵ国旅したわたしが、陸マイラーにおすすめのクレジットカードを集めてみました！
次に紹介する中から最低でも1枚、できれば2枚以上発行することをおすすめします。
ANAカード ワイドゴールドカード（ANAマイル）
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- ANAマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
| ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
|---|---|---|
| JCB / VISA Mastercard® |
15,400円 | 1.0％ |
ANAマイルを貯めたいひとならぜひ持っておきたいANAカード（ワイドゴールドカード）
。
年会費は15,400円かかりますが、マイル還元率は1%。
更に海外旅行保険が自動付帯なので、旅行時の備えにもピッタリの1枚。
その他にも、継続特典として毎年2,000マイルがもらえるほか、旅が便利になる特典がたくさんついています。
- 空港でカードラウンジ利用可能
- 空港内免税店10％OFF割引
- ANA国際線エコノミーでも、ビジネスクラスカウンターを利用できる
- 提携ホテルで朝食無料＆ウェルカムドリンク
JAL CLUB A（JALマイル）
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- JALマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
| ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
|---|---|---|
| JCB / VISA Mastercard® |
15,950円 |
1.0％ |
・ショッピングマイル・プレミアム年会費を含む
・ショッピングマイルプレミアム加入時のマイル還元率
JALを含むワンワールドのマイルを貯めたいならJAL CLUB Aがおすすめ。
なんといってもフライトと入会・継続するときにもらえるマイルがたくさんあるのが魅力！
入会後のJAL便初搭乗で5,000マイル、翌年以降も毎年最初の搭乗で2,000マイルがプレゼントされます。
JAL CLUB Aは通常マイル還元率0.5％のカードですが、ショッピングマイルプレミアムに入会するとマイル還元率1％になるので、マイル目的で発行する場合はショッピングマイルプレミアムの加入が必須です。
ショッピングマイルプレミアムに加入した場合の年会費は15,950円。
ANAカード（ワイドゴールドカード）と同じく海外旅行保険が自動付帯になります。
- 高校生を除く18歳以上から持てる
- JAL国際線エコノミーでも、ビジネスカウンターを利用できる
- VISAスーツケース宅配（1個500円）
JAL CLUB Aもおすすめのクレジットカードですが、海外旅行の頻度が高い方は、少し年会費が高くなりますが補償額が手厚くなるので、後述するJAL CLUB Aゴールドの方がいいと思います。
JAL CLUB Aゴールド（JALマイル）
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- JALマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
| ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
|---|---|---|
| JCB / VISA Mastercard® |
17,600円 | 1.0％ |
JALであればわたしの一押しが、JAL CLUB Aゴールド。
JAL CLUB Aゴールドも入会後のJAL便初搭乗で5,000マイル、翌年以降も毎年最初の搭乗で2,000マイルがもらえます。
加えて、空港でカードラウンジの利用やJAL CLUB Aよりも手厚い海外旅行保険の補償額が魅力。
年会費たった1,650円の差で海外旅行保険の補償額がグッと手厚くなるので、そこにメリットを感じるてJAL CLUB Aゴールドを推しています。
マリオットボンヴォイアメックス
- 海外旅行保険付帯
- マリオットゴールド資格
- 入会ポイント大量
- ANA・JALマイル還元1.25％
| ブランド | 年会費 | 還元率 |
|---|---|---|
| AMEX | 49,500円 | 3.0％ |
わたしのメインカードのひとつがマリオットボンヴォイアメックス。
貯めたポイントをANAマイルにもJALマイルにも（全部で39社！）交換できるので、大変重宝していますが、年会費が高いので、元をとるためには年間150万円の決済が必要。
普段から決済額が多めの人におすすめです。
ポイントサイトでマイルを貯める
前述のクレジットカードで貯める方法は基本中の基本。
とはいえ、仮に年間100万円の利用で還元率1%のクレジットカードだったとしても1万マイルしか貯まりません。
そこで、より多くのポイントを貯めるための裏ワザがあります。もったいぶらずに紹介すると、その裏技とは「ポイントサイト」を活用すること！
以前よりずいぶん浸透してきましたが、まだまだ「ポイントサイト」についてピンと来ていない人もいるでしょう。
このポイントサイトを活用することで、年間数万〜数十万のマイルを貯めることが可能になり、一気にビジネスクラスや無料で飛行機に乗る道へ近づきます。
ポイントサイトとは
そもそも「ポイントサイト」とは、ゲームやアンケート、ショッピングなどでポイントを貯められるサイトのこと。
ポイントサイトで貯めたポイントは、現金のほか各種ポイントやマイルに交換が可能。
ポイントサイトと聞くと「なんだか怪しい」と感じるかも知れませんが、ポイントサイトは企業がユーザーの行動に対してお金を払っていて、その支払われた金額の一部がわたし達に還元されているので全く怪しくはありません。
ポイントサイトはたくさんありますが、サイトによって交換できるポイントが異なるため、貯めたいマイルによっておすすめのサイトが異なります。
ポイントサイトごとのマイルとの交換レートは下記の通り。
| ポイントサイト | ANAマイル | JALマイル |
|---|---|---|
| ハピタス | 直接交換不可 | 33%還元 |
| モッピー | 直接交換不可 | 50%還元 |
| ポイントインカム | 28%還元 | 33%還元 |
| ポイントタウン | 28%還元 | 40%還元 |
ANAマイルを貯めるなら「ハピタス」
ANAマイルを貯めたい人には「ハピタス」がおすすめ。
1pt=1円相当でわかりやすく、陸マイラーの間でも人気のサイトです。
- ANAマイル：直接交換不可（交換方法は後述）
- JALマイル：3pt=1マイル
JALマイルを貯めるなら「モッピー」
JALマイルを貯めたい人は「モッピー」がおすすめ。
ハピタスと同じく1pt=1円でわかりやすく、頻繁にJALマイル交換がお得になるキャンペーンを行っています。
- ANAマイル：直接交換不可（交換方法は後述）
- JALマイル：2pt=1マイル
ポイントサイトでたくさんのポイントを貯める方法
ポイントサイトの基本の使い方は、アンケートに回答したり、楽天市場やヤフーショッピングなどのネットショッピングの際に経由することでポイントを貯めます。
しかし、この方法だと少しずつしかポイントが貯まりません。
何万、何十万とポイントを貯めるには「クレジットカード発行」や「口座開設」などの高還元広告を利用します。
たとえば、ポイントサイトの「ハピタス」では「楽天市場」の広告の場合は購入金額の1%分のポイントがもらえますが、「SBI証券」の口座開設&入金で2万円相当のポイントがもらえます。（2024年4月30日現在）
日頃からネットショッピングの際にコツコツポイントサイトを経由したり、上記の口座開設のような1回でたくさんのポイントが貰える広告を利用することで、クレジットカードのみの利用に比べてたくさんのポイントを貯めることができます。
モニターサイトでマイルを貯める
ポイントサイトの他に「モニターサイト」の利用も人気です。
モニターサイトとは、飲食店などで「覆面調査」を行い、その対価としてポイントが貰えるサイトのこと。
ポイントサイト内のコンテンツとして利用できるものもありますが、私のおすすめは「ファンくる」。
覆面調査をすると飲食代の30〜100%のポイントがもらえる案件がたくさん掲載されています。
ポイントサイト等で貯めたポイントをマイルに交換する
ポイントサイト等で貯めたポイントはそのままでは利用できません。
現金や電子マネー・各種ポイントなどに交換して初めて利用できるようになります。
陸マイラーはポイントサイト等で貯めたポイントを「マイル」に交換するわけですが、交換する手順のことを「ルート」と呼びます。
ANAマイルの交換ルート
ルートには複数の種類があり、ルートによって最終的に手に入るマイル数が変わります。
- Vポイントルート：0.5%
- みずほルート：0.7%
おすすめは「みずほルート」
比較的簡単なルートのポイントサイト→Vポイント（旧Tポイント）→ANAマイルと交換すると、マイル還元率は50%となります。
ここに一手間加えて、ポイントサイト→Vポイント（旧Tポイント）→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、マイル還元率は70%へとアップします。
- JQ CARDセゾン：Tポイント→JRキューポへの移行時
- みずほマイレージクラブカード/ANA：永久不滅ポイント→ANAマイルへの移行時
が必要になりますが、どちらのクレジットカードも実質年会費無料で作成できます。
JALマイルの交換ルート
JALマイルの交換はモッピーからの直接交換がおすすめ。
定期的に開催されている交換キャンペーンを利用すれば、最大80%還元になります。（2024年4月30日現在）
モッピーのキャンペーンが利用できるときは、キャンペーン期間中になるべく交換するようにします。
キャンペーン対象外分やモッピー以外のサイトで貯めたものは50%還元のルートを利用します。
まとめ：マイルを貯めたいなら陸マイラーになって効率よく貯めよう
飛行機に乗ってマイルを貯める方法だと、なかなかたくさんのマイルは貯められません。
日頃からクレジットカードを利用したり、ポイントサイトを活用すればたくさんのマイルを貯めることができます。
マイルたくさんを貯めれば、特典航空券を交換して気軽に飛行機を使った旅行や帰省ができたり、座席のアップグレードで快適な旅を楽しめるのでぜひこの機会に陸マイラーデビューしましょう！
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