ブラジルの二大都市、リオとサンパウロについて、「リオは芸術の町、サンパウロは経済の町」などと比較されます。
しかし実は、南米最大の都市サンパウロは美術館、博物館の数も最大級なのです!
今回の記事では、ブラジル人がおすすめするサンパウロのおすすめ美術館・博物館を5つ紹介します!
サンパウロのおすすめ美術館・博物館5選
1.Museu de Arte de São Paulo (MASP)(サンパウロ美術館)
サンパウロのメインストリートであるパウリスタ大通りの、一番目立つところに建っているこの美術館は、外見が目立ちまくり!
真っ赤な太い2本のコの字型の柱が建物を空中で支えるという、とっても奇抜なデザインをしています。
貯蔵作品はかなり豪華!ボッティチェリやルノワール、ラファエロなど、まるで美術の教科書を開いているかのような巨匠の作品を大量に鑑賞することができます。
内部にはカフェもあり、美術好きには一日いてもあきない場所だと思います。
ここは随一の観光地ということもあり、周囲にはホームレスやスリがたくさんいますので、くれぐれも持ち物には注意してくださいね!
住所 |
Av. Paulista, 1578 – Bela Vista, São Paulo – SP, 01310-200 ブラジル
|
---|---|
営業時間 | 10時~20時(火曜)、10時~18時(水~日曜) |
料金 | 35レアル(火・水曜日は無料) |
アクセス | 地下鉄トリアノン・MASP駅すぐ |
HP | https://masp.org.br |
2.Pinacoteca do Estado de São Paulo(サンパウロ州立美術館ピナコテカ)
サンパウロで最も古い美術館。外装は改修されていて、レンガ造りのとても豪華な佇まいとなっています。
ブラジルで最も有名なアーティストの一人、タルシラ・ド・アマラルや、近代彫刻の父オーギュスト・ロダンなど、特に19世紀から現代までの作品が約10万点揃っています。
View this post on Instagram
モダン芸術が好きな人や、ブラジルの近代史に興味がある人にはおススメですよ!
サンパウロ中心街のど真ん中にあるのでアクセスも良く、入場料も安いので、ショッピングや市内観光の傍ら立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
美術館で歩き疲れてしまったら、周囲をぐるっと囲むルス植物公園で休憩することができます。
ブラジルならではの熱帯植物がきれいに整備されていて、リラックスできる空間です♪
住所 |
Praça da Luz, 2 – Luz, São Paulo – SP, 01120-010 ブラジル
|
---|---|
営業時間 | 10時~18時(水~月曜) |
料金 | 6レアル |
アクセス | 地下鉄ルス駅すぐ |
HP | http://pinacoteca.org.br/en/home-en/ |
3.ブラジル日本移民資料館
日本人がサンパウロを観光するのであれば、絶対に行っておかなければならない場所!
ブラジル日本移民資料館は、1908年から、ブラジルに渡った日本移民の歴史が、多くの資料とともに紹介されています。
1978年の開館には、当時皇太子殿下だった今上天皇と美智子妃殿下も立ち会っていて、日本人にとってとても重要な場所だということが分かりますね。
当時の生活状況や、葛藤などを知ると、ブラジルを見る目が変わること間違いありません。
上の階にいくほど歴史が新しくなっていて、9階には第二次世界大戦のコーナーもあります。
住所 | R.São Joaquim 381,Liberdade |
---|---|
営業時間 | 13時半~17時(火~日曜) |
料金 | 10レアル |
アクセス | 地下鉄サン・ジョアキン駅から徒歩5分 |
HP | http://www.museubunkyo.org.br/jp/ |
4.Museu do Futebol(サッカー博物館)
サッカー好きにはたまらない、ブラジルのサッカーの歴史についてすべてを網羅している博物館。
ポルトガル語で書かれているので、説明文が理解できない人もいると思いますが、写真やデジタル映像、ミニゲームなど、読む以外にも楽しめる施設になっています。
「ペレ」や「マラカナンの悲劇」など、ブラジルのサッカー用語を事前に予習しておくと、もっと楽しめると思いますよ!
サッカーのパカエンブースタジアムの内部にあるので、試合のない日であればスタジアムを一部覗いたりすることもできますが、試合のある日は開館時間が変更されたりするので、注意が必要です!
住所 |
Praça Charles Miler, s/n – Pacaembu, São Paulo – SP, 01234-010 ブラジル
|
---|---|
営業時間 | 9時~18時(火~日曜) |
料金 | 12レアル |
アクセス | 近くに地下鉄はないので、タクシーで行くことをおすすめします |
HP | https://www.museudofutebol.org.br |
5.ジャパン・ハウス
View this post on Instagram
ジャパン・ハウスとは、「日本を海外へもっと発信しよう!」と日本政府が鳴り物入りで作り上げた海外の日本博物館のようなものです。
世界に、ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの3か所しかありません。
なぜサンパウロに?と思うかもしれませんが、サンパウロは日本移民が最も多いからなんですね。
建築家の隈研吾氏が作った建物は、ヒノキや和紙を使っていて、独創性抜群!
一応外国人向けという設定ですが、日本人が見ると日本の良いところを再発見できて最高です。
内部は巡回展、イベント、ギャラリー、図書スぺースなどがあります。
時間があったら、「海外から見る日本」というものを、体験してみては?
住所 |
Av. Paulista, 52 – Bela Vista, São Paulo – SP, 01310-000 ブラジル
|
---|---|
営業時間 | 10時~22時(火~土曜)、10時~18時(日曜) |
料金 | 無料 |
アクセス | 地下鉄ブリガデイロ駅から徒歩5分 |
HP | https://www.japanhouse.jp/what/saopaulo.html |
サンパウロのおすすめ美術館・博物館まとめ
サンパウロには、もっと、ここでは紹介しきれないくらいの量の博物館や美術館があり、特別展示や巡回展なども頻繁に行われています。
週末の新聞の文化欄を見ると、その種類の豊富さに驚くでしょう。
また、サンパウロに住む人もその興味の高さはすばらしく、展示会などはいつも超満員となります。
時間に余裕をもって、思う存分美術館、博物館めぐりを楽しんでくださいね!