中央ヨーロッパにあるチェコは、北にポーランド、東にスロバキア、西にドイツ、南にオーストリアと国境を接します。
正式名称はチェコ共和国。国土の広さは北海道よりひとまわり小さく、全人口は東京よりも少ない国です。
周辺の国々とは鉄道やバスで密に結ばれており、アクセスが便利なため、ハンガリーやオーストリアと合わせて周遊する人も多いですね。
プラハをはじめ、チェコの街にはレトロな街並みが残り、まるで中世時代にタイムスリップしてしまったような錯覚を覚えます。
また世界遺産が12ヶ所も登録されており、世界遺産巡りも楽しめます。
チェコは近隣のヨーロッパ諸国に比べ治安が良く、物価も安いので、観光にとてもおすすめ。
この記事ではチェコ周遊に役立つよう、各都市の特徴と見どころをまとめました!ぜひ旅行の参考にしてください。
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このページの目次(もくじ)
旅ブロガーおすすめチェコで絶対行くべき人気観光都市おすすめ6選
①プラハ(Praha)
世界で最も美しい街の一つといわれるプラハ。どの季節に訪れても忘れられぬほど素晴らしく、思い出深い街です。
プラハの最大の見どころは、旧市街を含む歴史地区。世界遺産に登録され、「黄金の街」と称されています。
プラハ観光の拠点となるのが、旧市街広場。
プラハ定番の観光スポットには、旧市街市庁舎の天文時計、プラハ城、プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂、モルダウ川に架かるカレル橋などがあります。
プラハ城名物の「衛兵の交代式」も見逃せません。
プラハ観光は、基本的に徒歩とトラムでまわれます。プラハの公共交通機関は、地下鉄もトラムもバスも同じチケットを使うことができるのが嬉しいですね。
所要観光日数の目安は最低1泊2日~。最低でもまる2日間の時間をとることをおすすめします。
じっくり楽しむなら3泊4日とりたいですね。
②チェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)
オーストリア国境近くにあるチェスキー・クルムロフは、「世界で最も美しい街」に挙げられる小さな街です。
中世にタイムスリップしたかのような気分になれる人気観光スポットで、プラハからはバスで3時間ほどで行くことができます。
13世紀に建てられたクルムロフ城を中心に中世の街並みがそのまま残されており、街全体が世界遺産に登録されています。
「ボヘミアの川の湾曲部の湿地帯」という意味をもつ街の名前通り、街は曲がりくねったヴルタヴァ川に囲まれています。
クルムロフ城からは、美しい旧市街を一望することができますよ。
所要観光日数の目安は最低半日~。1泊するとかなりゆっくりできます。
③テルチ(Telč)
プラハの南東120㎞に位置するテルチは、「モラヴィアの真珠」と称される美しい街です。
1530年の大火災により街が全焼してしまいましたが、新たな街づくりの際、建築様式をルネッサンス様式、または初期バロック様式に指定し、建物の高さを揃えたため、統一感のある建物が並んでいます。
色と装飾に関しては自由だったため、住民は競うように外観の美しさにこだわりました。
こうしてテルチの歴史地区は、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。
テルチは他の観光スポットとは違い、アクセスが不便なため、ツアーで行くのがおすすめです。
所要観光日数の目安は最低3時間~。半日滞在の日帰りツアーが一般的です。
④クトナー・ホラ(Kutná Hora)
クトナー・ホラは銀の採掘で栄えた街で、「国の財宝庫」という異名をもちます。
13世紀から16世紀にかけては、経済・文化・政治においてプラハをしのぐほど発展し、ボヘミア王国で第2の都市として栄えました。
中世の街並みが残る旧市街には、世界遺産に登録された聖バルボラ教会と聖母マリア大聖堂があります。
またクトナー・ホラの一風変わった観光名所であるセドレツ納骨堂では、1万人の人骨が装飾されています。
プラハからクトナー・ホラまでは、電車で約1時間。アクセスが良く、日帰りで行けるのでおすすめです!
所要観光日数の目安は最低4時間~。電車を使った日帰りが一般的です。
⑤ブルノ(Brno)
チェコ東部にあるブルノは、プラハに次ぐチェコ第2の都市。
旧市街に観光スポットが集中しており、徒歩でまわることができます。
ブルノ旧市街の中心にある自由広場は、ブルノ観光の拠点になる場所。
自由広場には天文時計があり、毎日午前11時になると天文時計からガラス玉が落とされます。
そのため11時近くになると、ガラス玉を手に入れようとたくさんの人々が天文時計の周りに集まります。
幸運にもガラス玉を手に入れた人は、持ち帰ることができます。
他にもブルノには、チェコ文化遺産に指定されているシュピルベルク城をはじめ、ブルノのシンボルである聖ペテロ聖パウロ大聖堂、聖ヤコブ教会の納骨堂、世界遺産に登録されているトゥーゲントハット邸など、魅力的な観光スポットがたくさんあります。
所要観光日数の目安は最低3時間~。プラハからは2時間半、ウィーンから1時間半で到着します。
⑥プルゼニ(Plzeň)
チェコ第4の都市プルゼニ(ピルゼン)は中世から近代にかけて、商業と工業の中心地として発展しました。
1842年にプルゼニで初めてピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)ビールが醸造され、国際的に有名な場所へと発展します。
現在でもこの地で醸造が行われ、工場見学も人気。
街の中心にある聖バルトロミェイ大聖堂や、市庁舎など歴史的な建造物も見どころです。
所要観光日数の目安は最低3時間~。ビール博物館でツアーに参加するなら時間に注意!
チェコをもっと楽しむ
シティパス
わたしは観光が大好きなので、観光スポットが多い街ではシティパスを購入することが多いです。
プラハで使えるシティパスは、48時間、72時間、120時間有効の3種類。
60以上のプラハのアトラクションに無料で入場でき、ショーやツアーで50%の割引を受けられます。
- プラハ城-聖ヴィート大聖堂、王宮、黄金の小道、聖ゲオルギウス教会
- ユダヤ博物館-シナゴーグと旧ユダヤ人墓地(7ヶ所)
- ナショナル・ギャラリー(7ヶ所)
- 国立博物館、市立美術館、博物館(20ヶ所)
- プラハ動物園(世界第4位の動物園)
- ヴィシェフラド要塞(4ヶ所)
ペッツェン展望台とペッツェン鏡の迷路 - 展望台、火薬塔、教育学博物館、警察博物館
- トロヤ城、クティエンニツェ城、ロズトキ城、ネラホゼベス城の城とシャトー
- ロレート・プラハ
- ロブコビッチ宮殿
- カレル橋博物館
- 無料観光ツアー
- 無料リバーボート・クルーズ
最近ヨーロッパの人気都市は大変混みあっています。予約が必要になる場合もあるため、早めの計画を心がけましょう。
バスツアーやロマンティック クルーズが含まれる「プラハ クールパス」もおすすめです。デジタル パスのため、引き換えも不要。
現地ツアーに参加する
基本的にはすべて地下鉄、バス、トラムで移動できるプラハですが、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
日本語で予約できるベルトラでチェコの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは出発前に日本語で予約できる上に価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
また海外のサイトでもよければ、GetYourGuideのツアーの種類がかなり豊富でおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
プラハの治安はそれほど悪くありませんが、観光客も多く、スリの発生率は日本とは比べ物になりません。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は1万円程度にして基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
旅行の準備は「チェコに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
チェコ関連の書籍を10冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全448ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
3か国まとめた本になっていますが、プラハ以外の地方都市の情報が載っているので周遊するには欠かせない1冊。
他のガイドブックは、ほとんどプラハの情報しかありませんので、他の都市にも訪れる方は地球の歩き方1択となります。
昔のイメージと違ってほぼカラー、写真やイラストも多くなっていて結構読みやすいと思います。特に気になる交通情報などは断トツで詳しいので頼りに!
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、チェコにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
チェコで絶対行くべき人気観光都市まとめ
チェコは、歴史や文化を感じる街並みが広がる美しい国です。
日本からチェコへは直行便がないため、ヨーロッパの周辺主要国を経由してから入国するのが一般的ですが、周辺国からのアクセスが良いのが大きなポイントです。
近隣のヨーロッパ諸国に比べ治安が良く、物価も安いので、古き良き中世の街並みを楽しみたい方におすすめ度の高い国ですよ!
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好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!私はウィーンまで直行便で行ってから中欧電車の旅をしました。
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プラハでぜひ泊まっていただきたいのがアルケミスト グランド ホテル&スパ!!
カレル橋から徒歩5分という最高の立地でめっちゃくちゃ素敵なホテルなんです。
まるで宮殿のようなホテルに滞在すれば、チェコの滞在がより一層素晴らしいものになりますよ!
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