ひとことで旅好きと言っても、お気に入りの目的地に何度も行く人、見知らぬ場所へ行ってみたい人、飛行機や鉄道など乗り物が好きな人など千差万別だと思います。
わたし自身は、小さなころから見たことのない場所へ行くのが好きで、大学時代に旅が本格的な趣味となり、今では仕事にするようになりました。
今回の記事では、そんな旅好きのあなたにちょっと変わった「飛行機修行」のお話をしてみたいと思います。
このページの目次(もくじ)
飛行機・マイル修行ってなに?
旅行界隈にはホテル修行、飛行機修行など「修行」にまつわる言葉が飛び交っていて、なかなか興味深いものがあります。
はじめは、なんのことかと思っていましたが、簡単に言うと各ホテルや、エアラインの上級顧客、上級会員になるため、短期間にかなりの無理をする。という話のようです。
マイル修行で検索すると、wikipediaにも説明が載っているほど。ついつい、笑ってしまいました。
マイル修行とは、航空会社の運営するマイレージサービスに沿って多頻度客へ提供される特典を目的とした、有償航空券による旅行の俗称。
そのような旅行者は短期間に多回数飛行機に乗り続ける上、体力と時間と金銭を消耗するなど、心身と経済的な苦痛も伴うため、僧侶の修行に例えられ、マイル修行僧と呼ばれる
wikipedia
通常上級会員というのは、もともと経済的にかなり余裕のある富裕層向けのサービスだと思うのですが、そこはさすがの日本です。
ありとあらゆる知恵と技を駆使して、富裕層でなくとも上級会員になってしまう猛者が現れました。
ホテルが好きで、出張が多くて、予算がたくさんかけられたので「気づいたら上級会員になっていました」というのとはわけが違います。
なるべく短期間に、最低限の支出で、色々と知恵を絞りながら、まるで修行するかのごとく、上級会員になってしまうのが、「修行」や「修行僧」たるゆえん。
わたしも実際に自分が修行を行うと決める前は、自分とは関係のない、一部の飛行機オタクかお金持ちの人の話だと思っていました。
しかし、実際その扉を開いてみると、なんと楽しい、エキサイティングな経験だと心の底から驚きました。
修行前と修行後では、別人になってしまったと思えるほど、旅行に対するイメージも変わり、今では人生で最も楽しい買い物だったのではないか、と考えています。
何事もそうだと思うのですが、やるかやらないか決めるのはすべて自分自身。
今までもこれからも、旅行が好き!遠くへ行ってみたい!という人には本当におすすめの制度なので、ぜひ飛行機修行を検討してみてください。
それでは、具体的に上級会員とはいったいどんな制度なのか、メリットやデメリットは何か、どれくらいの費用がかかるかを解説したいと思います。
ANAとJALの上級会員「SFC」「JGC」について
ANAとJALにはそれぞれ
- ANAスーパーフライヤーズカード(以下、SFC)
- JALグローバルクラブ(以下、JGC)
という限られた人のみ入会できる特別な上級会員制度が存在します。
上級会員になると以下のようなメリットがあります!
- 空港での優先チェックイン
- 優先搭乗ラウンジの使用
- 予約時にはキャンセル待ちが優先される等
飛行機や旅行好きの方なら空港で長蛇の列に並ばずビジネスカウンターで優雅にチェックインをしていたり、出発までの待ち時間を高級ラウンジで過ごす様子を羨ましく横目で眺めたことがあるのではないでしょうか。
この上級会員資格を取りたい人は毎年後を立たず、「会員資格を取ること」を目的に飛行機に乗りまくっている人が大量に発生しているんです。
一般人には到底理解できないアブナイ現象です!
入会資格を得るためのプロセスがあまりにも大変なことから、
会員資格を取るためにフライトすることを「修行」と呼び、
資格を得たことを「解脱」と呼びます。実際に飛行機に乗る本人の事は「修行僧」と呼ぶとwikipediaにも書いてありましたよね。
このブログでも度々陸マイルについてお伝えしてきましたが、この上級会員は飛行機に乗らずして会員資格を獲得することはできません。
必ず獲得条件を満たすためにかなりのフライト本数をこなす必要があります。(お金をかけてフライト本数を減らす方法も一部あります。)
後ほど会員資格を獲得する条件についてお話ししていきますが、わたしが感じるこの資格の1番魅力的なポイントは、
一度資格を取ってしまえば毎年10,000円ちょっとの年会費を払い続けるだけで、永久に資格を保持することができることです。
上級会員なんて若いわたしにはまだまだ必要ない、無理なんて思ったらもったいない!
若ければ若いほど長い期間上級会員でいることができるんですから!!ぜひチャレンジしてみてください。
「SFC」「JGC」に入会する条件は?飛行機にのってポイントをたくさん貯めよう!
お金を払って航空券をとり、飛行機に乗れば皆さんもご存知の通りマイルを貯めることができます。※マイルを使って飛行機に乗ってもマイルは貯まりません。
上級会員を目指したことがない方はあまり気にとめたことがないかもしれませんが、マイルとは別にEQPと呼ばれる特別なポイントが存在します。
- ANAではプレミアムポイント(以下PP)
- JALではフライオンポイント(以下FOP)
と呼び、基本的な考え方は同じです。
このポイントを1月から12月の1年間で50,000ポイントためることができれば、あなたも晴れて上級会員の仲間入りです。
50,000ポイント貯めた後に以下の2ステップがあるので、くれぐれも申請を忘れないよう注意しましょう!
- 会員資格有効期間中に上級会員申込書依頼を申請
- クレジットカード会社の審査に通過
上級会員を獲得するための条件
- 1月~12月の1年間で50,000ポイント貯める
- 半分の25,000ポイントはANA/JALの自社便で貯めること(半分は提携航空会社でもOK)
- JALのみ選択可能:50回以上の搭乗実績(ただしJMB積算対象運賃でJALグループ便に4回以上かつFLY ON ポイントが15,000以上あること)
50,000ポイントといってもどれくらいお金や時間がかかるのかイメージがつかないですよね?
わたしも色々調べているんですが、PPを計算する感覚と言うのが身に付きません。
これはきっと実際に修行を開始しないとダメでしょうね。。
わたしがよく利用する東京-岡山間のフライトで一体どのくらいのPPが付くのか見ていきましょう!
東京(羽田)-岡山の通常フライト(特割使用)
時間帯にもよりますが、だいたい14,800円~16,000円くらいでチケットを取ることが多いです。
片道934PPなので、往復してもたった1868PPしか貯まりません。
これでは27回往復しないといけないのでお金も80万円をこえてしまいます。PP単価は15.84円。
東京(羽田)-石垣のフライト(プレミアム旅割使用)
一方、東京から一番通い石垣のフライトかつプレミアムクラスを利用した場合、片道で3,460PPも獲得することができます。
往復で6,920PPですから、7回ちょっと往復すれば5万PP貯めることができますね。
空席がある日でチェックすると28,990円だったので、1PPあたり8.37円お金がかかったことになります。
このPP単価をなるべく安く、効率的にするため、修行僧は日々ルートの検索と計算に勤しんでいるんですね。。
わたしも勉強してるだけで頭の中がグチャグチャになってきたよ・・・( ;∀;)
PP単価は8円を基準に、それより安ければ優秀と考えられているようで、修行には約40万~50万円必要だと言われています。
無計画にただ沖縄往復を繰り返しているだけだと、60万円以上かかってしまうことも・・・。
計算も計画もしたくない人が効率的に修行する方法
「SFC 修行」「JGC 修行」で検索すると、いくらでもルートが出てきます。
計算が苦手だし、ややこしい話は苦手!というあなたは過去の修行僧の人気ルートと何も考えずにコピーして搭乗してください(笑)
ポイント計算は本当に難解です。
単純に距離(遠ければ遠いほどポイントが貯まるというわけではない)で計算できないということを知った時には悲しくなりました。
- 実際の距離
- 行き先(国内は2倍:アジア/オセアニアは1.5倍)
- 利用するエアライン
- 運賃の種類(プレミアムクラス125%-150% 特割75% またはそれ以下)
- 利用する航空会社(提携航空会社かどうか)
- 持っているJAL/ANAカードの種類
特に運賃の種類と金額を見比べながらポイント計算をしていると、すぐに混乱してしまいます。
わたしの場合は実際に2017年にマイル修行を達成したwakabunさんに直接会って疑問を解決することができました。
実際に修行を始めている人、解脱した人に教えを乞うのが一番です。近くに修行僧がいない場合はブログやSNSを活用してしっかり情報を集めましょう!
次回詳しく説明していきますが、このマイル修行大きく旅費を節約する方法があるんです。
そのためには無料で陸マイルをたくさん貯めておく必要があるので、こちらのブログを読み直してマイル取得の準備をお願いします!
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さなえさんコメントありがとうございます!またどこかでお会いできるのを楽しみにしております♪