みなさんはマルタという国をご存知でしょうか?
日本人にはまだまだマイナーなマルタですが最近は新たな語学留学先として人気が出てきているようです!
とっても素敵な国だったので次回は少しのんびりした日程で再訪したいなぁ。
このページの目次(もくじ)
マルタ共和国基本情報 子連れ旅行や治安は大丈夫?
子連れおすすめ度 | ★★★★★ |
ベビーカーおすすめ度 | ★★ |
海外初心者向け | ★★★★★ |
ショッピング | ★★★ |
食事 | ★★★ |
物価の安さ | ★★★★ |
わたしがマルタという言葉を初めて認識?したのは高校生の時に読んだ村上春樹の小説「ねじまき鳥クロニクル」に出てくる加納クレタとマルタ姉妹から。
マルタ島とクレタ島。なんとなくずっと頭の片隅にはあったものの、渡航先としてはそれほど優先順位が高くなく長年未訪の地でありました。
場所はイタリア、シチリアの南。チュニジア、リビアの北に位置します。
マルタ共和国の首都はバレッタ。欧州屈指の天然港グランドハーバーを一望することができ、中世の雰囲気を存分に味わうことができます。
またマルタは非常な小さな国。大都市が存在しないからでしょうか、全体的に時間の流れがゆったりしており、子供への視線もとてもあたかかく感じました。
気になる治安ですが、マルタの治安はとても良く欧州でも特に安全な国の一つといっていいでしょう。
マルタも坂が多く石畳の道が多いのでベビーカーはあまりおすすめできません。
MSCファンタジア地中海クルーズ・バレッタでの過ごし方
要塞都市バレッタの港の景観が見事というのは事前情報で知っていました。
地中海クルーズの場合、素晴らしい港のオンパレード!他の港の景色もすごいのですが、やはりバレッタは唯一無二の存在です。
4人の中でマルタを一番気に入ってたのは夫のフェニーでした。要塞都市バレッタの堅牢な雰囲気は男性ファンも多いだろうなぁ。
旧市街全体が世界遺産に登録されているので、どこを見渡しても中世の雰囲気を感じることができます。
ジェノバに続き、観光バスで名所をグルっと周ってみることにしました。
マルタの観光名所を網羅するホップオン・ホップオフバスという2階建てのオープンバスで出発♪
日本語のオーディオガイド付でしたが、変な翻訳(笑)でもないよりマシですね。マルタの歴史について知識を深めることができました。
うちのマンションには全く合わないので購入は見合わせましたが、取っ手一つみてもかわいいアンティークがたくさんあって歩いているだけで楽しい!
バレッタ一番人気の観光地「聖ヨハネ大聖堂」
バレッタの市街を散策するなら絶対に訪問すべきはずせない場所が「聖ヨハネ大聖堂」
マルタはカトリックの国なので、どの教会の内部も豪華に装飾されています。しかし聖ヨハネ大聖堂の内部は、他の教会とは一味違い、格段に華やかなんですよ!
身廊の両側には、騎士の出身地の言語別にプロヴァンス、フランス、イタリア、オーヴェルニュ、アラゴン、イングランド、ドイツ、カスティーリャ=レオンの8つの礼拝堂があります。
約400枚のモザイク画で埋め尽くされた床もとても有名ですが、これは墓石なんだそうです。
教会を出ると見晴らしの良いパノラマが広がり、のんびとした気分。
少し小腹が減ったので、11時オープンのジェラート屋さんが開くのを5分前からみんなで待ちます(笑)
作りたてだというジェラートをいただきました。
日本語のオーディオガイドもあるので時間がある方は、絶対解説つきで周ってみてくださいね!理解が深まり記憶に残るのでおすすめです。
その後しばらくブラブラ歩き、地元客で賑わうローカルレストランへ。お値段はリーズナブルだったけど味はイマイチだったかな。
帰りのバスが全然予定通り来なくて乗船時間に間に合うかどうかドキドキでした。
バスは何台か通るものの「会社が違う」「満員だ」という理由でいくつか見送り、他のツアー客も憤慨していたような・・・。
バスを利用の際には自分がどの会社のバスに乗って来たか十分確認するようにしてください!
どこに行っても小舟がたくさん。眺めてるだけでウキウキしてきますよね!
短い滞在時間で全然時間が足りませんでした!マルタの旅行記はこれで終わり。ここから少しだけマルタの歴史を解説していきます。
マルタ共和国の侵略と独立の歴史
マルタはフェニキア、カルタゴ、ギリシャ、ローマ、オスマン帝国など、数多くの国から攻められ侵略された歴史をもちます。
城塞都市バレッタの基礎を築いたのも「マルタ騎士団」。その後は1798年にナポレオンの侵攻により領土を奪われフランス、1800年からはイギリスにも支配されるという過酷すぎる運命・・・。
イギリス連邦をはずれ完全独立といえるのは1979年のこと。ついこの間のことなんですよね。
国土を持たない国マルタ騎士団
一般的に国が成立するためには「領土、国民、主権」が必要だといわれています。
しかしながらマルタ騎士団は1798年、ナポレオンによって領土を奪われてしまいました。土地がないなら国もないというのが常識です。
そんな常識を覆してしまうような「国家」を作ったのがマルタ騎士団!
領土を喪失しているため国土がないにもかかわらず、国家としての承認を受け、なんと国際連合にオブザーバーとして参加しているんです。
しかも、マルタ騎士団は世界の約94か国と外交関係を持っているとか。残念ながら日本はマルタ騎士団を国として承認しておらず、外交関係もありません。今後承認するってこともなさそうかな・・・
マルタ共和国まとめとわたしが旅に出るきっかけ
いかがでしたでしょうか?なかなか魅力的な国なのでみなさんの渡航のきっかけになさってくださると嬉しいです。
旅にでるきっかけっていくつかあると思いますが、わたしの場合
『好きな小説家やトラベラーが良かったと言っていたから』というのもよくあるパターンのひとつ。
今回の船旅でも村上春樹の『遠い太鼓』を持ち込みイタリア・ギリシャの旅行記を楽しみました。4travelでお気に入りの旅人の旅行記を読むのも大好きです。
自分と趣味のあう旅人がみつかれば、次の旅先を探すのがグッと楽になりますよ!ああ、次はギリシャ行きたいな(・∀・)
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海外旅行前に要チェック!