同い年の子供がいる友人親子と一緒に岩手旅行へ行ってきました。
3日目の目玉は世界遺産の中尊寺。ここへ来るのは7、8年ぶりかなぁ。
そして、エリア的に近い厳美渓でかっこう団子の体験。夜はホテルの鍵を失くしたりバタバタと盛りだくさんの1日でした。
このページの目次(もくじ)
子連れ岩手3泊4日旅行記(3日目)
旅のメンバー
- わたし(30代女性)
- あもちゃん(4歳娘)
- 友人(30代女性)
- 友人娘Nちゃん(5歳女の子)
子連れ岩手3泊4日旅行記(3日目)まとめ
福田パンで朝食
3日目の朝はホテル朝食ではなくわたしのリクエストで福田パン。
福田パンは盛岡のソウルフードと言われ、 秘密のケンミンショーで紹介された時から気になっていた店。
創業は1948年と古く、老舗の製パン業者だ。
いまでは東京でコッペパン屋をみることも少なくないが、昔はコッペパンといえば学校の購買とか、コンビニでたまに買うくらいで専門店など全くなかった。
土曜日の朝8時頃で2組の家族が並んでいる。
おお、テレビで見たのと同じ!すごい種類。確か60種類以上あるといってたような…。
てっぱんのあんバター(159円)は決まりとして、あとは何にしよう。
通常サイズより一回り小さい2種類食べられるパンがあったのでポテトサラダとエッグハムカツを購入。
そしてコンビニでは売ってなさそうな夏みかん・マンゴージャムとヨーグルトクリームにした。
お店のおばちゃんもめちゃくちゃノリが良くて、動画撮る?写真は??なんていって手を止めてポーズをとってくれたりサービス心旺盛。
これだけ買っても(+牛乳とコーヒー)約1,000円。つい3日前に7,000円もする朝食を食べたのが信じられない。
あんこやジャムの味はまぁ普通というかよくある大衆的な感じだけど、パンはふっかふかでボリュームが半端ないし、選ぶ楽しみ自体がエンタメになるので本店まで足を運べてよかったと思う。
さすがに4歳とふたりで3つは買いすぎで全然食べきれなかったのが心残り。(次のかっこうだんごがなければいけたんだけど…)
それでは本日の目的地平泉方面へ車を走らせる。今日も素晴らしい天気!だけど暑すぎ…。連日34度継続中。
一関ICを抜けると最初の目的地厳美渓。
厳美渓
名勝・天然記念物の厳美渓。
栗駒山から一関市内へと流れる磐井川の浸食により、ゆっくりと時間をかけて形成された素晴らしい景観。
車を降りた瞬間からため息。
伊達政宗が「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と
賛美したというのも納得の景色。
ただ数分も太陽の下にいると暑くて死にそうなので、とりあえず土産屋に入り作戦会議。
友人が川下りができると言っていたのだけどそのような気配がないので店の人に聞いてみると…
なんと川下りがあるのはここではなく車で30分走らせた猊鼻渓だった。
厳美渓と猊鼻渓…確かに似ている。どおりでいまいち会話が噛み合わなかったわけだ(笑)
そして、子供と川遊びをする気満々だったが、どうやらここでは川遊びは全くできないらしい。
東北生まれで暑さに弱いNちゃんはここで遊ぶのは無理ということでしばし別行動。
郭公(かっこう)だんご
創業明治40年、厳美渓名物「空飛ぶだんご」で知られる「かっこうだんご」。
岩手旅行計画までは全く知らなかったのだけど、フォロワーさんから教えてもらって楽しみにしていた。
現在の店主は5代目。店内の飲食はできないようだが、それは全く問題ない。だって空へ飛ばしたいんだから。
まずは籠に代金をいれて磐井川の手前から対岸にあるお店まで合図を送る。
木槌でかんかんと板を叩けばよいのだが、あもちゃん全然うまくいかず(笑)それでもお店の人がよくみてくれて、気づけばするすると籠が移動。
あっという間に団子とお茶が送り返されてきた!!料金は500円で黒ごま、あんこ、しょうゆの3本セット。
これにはあもちゃん大喜び!最近100円値上がりして500円になったようだけど、600円でも頼む(笑)
こんなの他ではなかなか見られないし、団子がもっちもちのふかふかでちゃんと美味しい。
これは全部食べたら絶対にお昼食べられないな…と思いながらほとんど食べきってしまった。大満足。
食べ終わった後は土産物屋前で涼んでいた友人親子と合流し、水遊びできる公園へ移動することに。
一関遊水地記念緑地公園で水遊び
猊鼻渓へ行ってみたい気持ちも少しはあったけど、午後のメイン中尊寺を考えるとあまり遠出をするのも微妙かなということで近場の公園を探す。
車で15分の場所に大き目の公園を発見したので、ここでしばし涼む作戦。
しかしせっかく到着したのにNちゃんがご機嫌ななめ。
炎天下の遊び場で遊びたいらしいのだけど、みんなは水遊びをしたいというし、色々葛藤があるようだ。
誰かの機嫌が悪いと途端に超絶優等生に変身するあもちゃん。好きにしたらいいよの言葉にしぶしぶ水場に来てくれるNちゃん。
機嫌が悪くてもこんな冷たくて気持ちい良い場所に着いたらそれは遊ぶよね!!
水着に着替えてはしゃぐNちゃんと、終始真顔のあもちゃん。楽しくない?と聞くと楽しいと答えるのでまぁいいか。
しばし冒険を楽しんでいたのだけど、はしゃいでジャンプした時に滑ってしまい、Nちゃん大泣き。
初日はあもちゃん、2日目、3日目はNちゃんが水場で泣きべそ。
すぐそばで見ているし、どこもとても浅瀬なので溺れるような心配はないけど、やっぱり水場は滑りやすく足元も悪いのですぐ怪我しちゃうね(;’∀’)
しばらく泣き止まないので少し心配だったけれどすり傷くらいで大丈夫だった。あもちゃんは自分のリュックに入っているマキロンと絆創膏を持ってくると突然テキパキ。
普段はNちゃんの方がしっかりしていることが多いけど、状況に応じて役割を変えている二人が微笑ましく、頼もしい。
落ち着いたところで車に戻りランチをとることに。
本当は良さそうなお店を探したかったけど、土曜日で待ち時間が長かったり、子供メニューがなかったりでまた機嫌が悪くなるといけないということで隣のイオンに入ることにした。
和ダイニング四六時中一関店でランチ
イオンといってもイオンスーパーセンター(一関店)だったので、飲食店は結構ショボい。
フードコートも特にご当地ものが見つからず、子供たちが食べられそうなチェーン店に入ったのだけど、これ普通に関東にもあるのね。
子供たちは安定のお子様ランチ。わたしは無難におすすめメニューに載っていたカレー。
朝からパンや団子をあれだけ食べているのにカレーは完食できる不思議。ごちそうさまでした。
食後は友人に時間をもらってひとりで中尊寺へ。
あもちゃんがわたしと来たいと言ったらどうするかな~と思っていたが一切そんなことは言わず一安心。
道の駅平泉
わたしが中尊寺を見学している1時間半の間、3人は道の駅平泉で七夕の短冊を書いたり、ジェラートを食べたり楽しんでいたようだ。
幼稚園の短冊にも「はしるのがはやくなりたい」と書いていた。友人曰くここのジェラートはすごく美味しかったとか。
中尊寺
その頃わたしは数年ぶりの中尊寺。信じられないほどの汗を流しながらなだらかな山を登っていた。
平泉の中尊寺は世界遺産《平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群》の構成遺産の1つ。
全部で5つの構成遺産があるのだけど、一番有名なのがこの中尊寺で平泉の一大観光スポットとなっている。
- 中尊寺
- 毛越寺
- 観自在王院跡
- 無量光院跡
- 金鶏山
平泉は、平安時代後期に東北地方一帯を支配した奥州藤原氏の初代藤原清衡が政治・行政の拠点として移り住んだ場所。
地形を生かして寺院や庭園を設計することで、仏国土(浄土)が表現されている国内でも極めて重要な場所だ。
全盛期には、40にも及ぶお堂や塔が立ち並び、京都に次いで全国2番目の大都市だったと聞いて驚きを隠せない。
一説によると当時の人口は京に16万〜30万人、平泉には10万〜15万人とも言われている。
わたしが平泉の出身ならその栄光を知人友人にまき散らしたいほどだけれど、東北出身の友人から平泉自慢を聞いたことがない。
月見坂、弁慶堂を抜け、やっと本堂へ到着。厳かな気持ちで参拝。
一刻も早く冷房のきいた場所へ入りたいところだけど、写真を撮るには絶好の天気だ。
チケットを購入し、久しぶりの金色堂へ。
中尊寺金色堂。仏堂全体で極楽の世界をあらわしておりまさに光り輝く極楽浄土そのもの。
冷房がきいた室内で音声解説が流れるのでわたしも極楽極楽。写真NGなので、この素晴らしさを伝えることができないのが残念だ。
総金箔貼りの建物や仏像に目がいくが、須弥壇
の中には奥州藤原氏四代の遺体まで納められていることも忘れてはいけない。
第四代泰衡は首だけしか残っていないのだけど、日本の権力者で三代にわたってミイラが残っているのは平泉だけらしい。
最後に白山神社、能舞台をぐるりとまわってまたしばしのお別れだ。虫と鳥の声が響き渡る。
駆け足だったけれど、暑いし、音声ガイドも借りられなかったので今日のところは満足。
もっと季節が良い時に何倍もの時間をかけて散歩でもできたら幸せだろうなぁ。
平泉の歴史は全く詳しくないので次回はガイドをつけて1日じっくりまわると心に誓う。
そうそう、あの松尾芭蕉も平泉で2つの句を詠んでいる。
夏草や 兵どもが 夢の跡
五月雨の 降り残してや 光堂
どちらも大変有名な句だが、ここで聞くと芭蕉の気持ちに大変共感できると思う。あぁ、まさにそうだ!と手を打って称えたいような句だ。
俳句も歴史も、やはりその場所で体験しながら学ぶと全く違った味わいがある。
そんな貴重な時間が過ごせたことに感謝。
友人へ降りますと連絡を入れ、迎えにきてもらう。3人と無事合流し、盛岡市内へ。
どうやら高速で事故があったようで、迂回ルート。少し時間がかかったがそれほど大きく時間をロスせずに戻って来られた。
ホテルに着いたら車を止めてチェックインだけすませ夕食へ。今夜は1日目に食べて気に入った盛岡冷麺にする。
向かうは盛岡駅前すぐの有名店の「成楼閣」。
成楼閣で夕食
成楼閣はぴょんぴょん舎と並ぶ岩手の大人気店なので、似たような感じのメニューだと思っていたら、こちらは圧倒的に焼き肉がメイン。
お子様セットなどもないので焼肉セットと冷麺を注文。
こんなに美味しそうな焼肉なのに、寝起きでお腹が空いていないのかあもちゃんがほとんど食べない。
結局大半をひとりで食べることになったのだけど、とても美味しいのでペロリ。
最後は迷った末アイスまで食べた。ここはとても美味しかったので、旅行者におすすめ。子連れならぴょんぴょん舎の方がメニュー豊富。
食後友人親子はコンビニへ、わたしたちはホテルへ向かうため別行動。
今宵のホテルはメトロポリタン盛岡本館。盛岡駅直結で、コンビニが併設していて超便利。
しかしここで問題勃発。成楼閣を出る時点でホテルのルームキーがない。
ホテルからここまでは200メートルくらいなので来た道を隈なく確認しながら戻る。どこにもないので駐車場まで戻って探すが見つからない。
結果的に1時間後、ホテルでカバンを全部ひっくり返して見つかったのだけど、なければ鍵交換に4万円かかりますと言われ震えた。
いつものカードキーなら無料か、有料でも1,000円前後だが、鍵タイプは全て交換になってしまうので本当に大惨事。
いやいや、なくなさければいい話でしょ。という人がほとんどだろうけど、人には得意不得意があって、わたしは失くしものの天才なので死活問題。いやー、見つかって本当によかった。
この間、あもちゃんが本当に心配してずっと一緒に探してくれた。
わたしが元気モリモリの時は駄々っ子になったりするけど、困っている時はいつも優しい。優しさはもちろん、状況把握能力に長けているところに感心。
メトロポリタン盛岡本館
それでは鍵も見つかったので、気を取り直してお部屋紹介。
25平米、広めのツインを選んだ甲斐あり、かなりゆったり。
古さは目立つし、全体的に暗い雰囲気だからリッチモンドの方が良かったけどベッドの大きさはメトロポリタンの方が広い気がする。
最上階の端っこの部屋なのも嬉しい。
ホテルは特に探検するところもなく、子供たちと製氷機に行ったくらい。
交代でお風呂に入り、21時半頃みんなで就寝。
詳しい宿泊記は「子連れホテルメトロポリタン盛岡本館宿泊記」でどうぞ。鍵失くし事件もあったし、リッチモンドの方が好きだったのでリピートはなさそうです。
子連れ岩手3泊4日旅行記(3日目)まとめ
梅雨明け暑さ極まる岩手に全身から汗が吹き出しクタクタでしたが、とてもバランスの良い1日が過ごせて最高の気分。
歴史好き、旅好きのわたしでも中尊寺に行ってみたいと思ったのは30歳を過ぎてからだったので、子供に興味を持たせながら神社仏閣をまわるのはまだまだ先になりそうです。
そもそもわたしの知識が未熟すぎて興味深い話もしてやれないのでしっかり勉強したいです。
岩手で色々食べましたが、冷やし麺好きのわたしとしてはやはり「盛岡冷麺」が有償かな!
それでは最終日お楽しみに~。
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