南紀白浜で宿泊先に選んだのは知る人ぞ知る「ホテル川久」
あまりにもすべてが規格外で、久しぶりにワクワクが泊まらないステイとなりました。
ハード面が素晴らしすぎて、ソフト(サービス面)が追い付いていないと感じられる点もありましたが、それを差し引いても一度は泊まってみたい類をみないホテルと言えるでしょう。
高級ホテルですが子連れの利用も多く見られました。周辺の敷地も含めお部屋も広いので子供は大喜び。家族にもおすすめできます。
このページの目次(もくじ)
南紀白浜温泉ホテル川久
南紀白浜温泉 ホテル川久は、1991年に開業したリゾートホテル。
元々は1942年に創業の「旅館川久」という昭和天皇も宿泊された由緒ある旅館でした。
1989年”世界の数寄屋ホテル”を目指して全面建て替えを決行。現在のホテル川久として生まれ変わります。
建築家永田雄三氏監修の下、2年の歳月をかけて造り上げられたホテル川久は、中国・ヨーロッパ・イスラム・そして日本と世界各地の技術が集結された唯一無二の建築物となりました。
バブルの絶頂期を容易に想像できる豪華絢爛な存在感から、「バブル時の遺産」とも呼ばれているとかなんとか。
400億で建設し、5年で破綻。その後30億で買い取られたという話も壮大すぎて意味が分からない。
開業当時は2,000万円の会員権を持つ人のみに利用が許された特別な場所でしたが、現在は一般人にも開放されそれなりの金額(庶民でも頑張れば泊まれる)で利用可能。
館内には国内外の著名な作家の貴重な芸術作品が数多く展示されており、去年美術館としてもオープンしています。
ホテルでシャガールやダリが見られるというのは驚愕。
これまでのラグジュアリーホテルが霞むほどの豪華さでした。
細部までこだわった日本最高峰のホテル。ホテル好きにはぜひ泊まって欲しいです!!
白浜温泉ホテル川久 | |
---|---|
住所 | 和歌山県西牟婁郡白浜町3745地図 |
電話 | 0739-42-3322 |
料金 | 宿泊最安値20,000円〜 |
施設 | フィットネス、レストラン、バー |
子連れおすすめ度 | |
HP | http://www.hotel-kawakyu.jp/ |
旅のメンバー
- わたし(30代女性)
- フェニー(30代男性)
- あもちゃん(4歳娘)
ルームカテゴリー
- サザンスイート(69-70平米)
- モダンジャパニーズスイート(80-90平米)
- カワキュウスイート 洋室(80-90平米)
- カワキュウスイート 和洋室(80-90平米)
- ロイヤルスイート(112-122平米)←今回宿泊したお部屋
- タワースイート 洋室(151-168平米)
- タワースイート 和洋室(151-168平米)
- プレジデンシャル メゾネット(180平米)
- プレジデンシャル メゾネット・ペット(180平米)
- プレジデンシャル スパ・スイート(180-247平米)
- プレジデンシャル メゾネット・ジャグジー(274平米)
ホテル川久の客室は全室スイート!最低でも70平米なので我が家と同じくらいの広さがあります(笑)
料金
お値段は1泊40,000円~とおそらくこのエリアで最も高級なホテル。
他のホテルとかなり金額差が大きくて迷っていたのだけど、ふるさと納税の返礼品(ふるなび)で泊まれると知って踏み切りました。
わたしたちは朝夕食付、大人2名幼児1名で81,000円で予約。人生で一番高い宿泊になったと思います。
ホテル川久フロント・ロビー
ホテル川久の館内の内装や展示品は本当に素晴らしかった!
客室には館内の見どころをまとめた紙も置かれているので、これを見ながら館内散策を行うのも楽しそう!
展示品にはシャガールや横山大観、ダリなど、名だたる作家の作品がずらり。
ホテル川久の開業30周年を機に、川久ミュージアムとして再始動。宿泊客以外の一般公開もおこなっています。
チェックイン
ホテルに到着したのは14時過ぎ。
客室は15時以降に入出可能ということなので、チェックインを済ませたら時間までティータイムといきましょう。
ここはお城かな…。ビューティーアンドビーストが脳内再生されます。
ラウンジにウェルカムスイーツとドリンクが用意されていました。
スナック類はたいしたものがありませんがカップもとても素敵だし、アルコールもあり。
ほっと一息ついたらもう15時前。いやー、優雅な時間だわ。
お部屋を少し散策してビーチに行こう。
ホテル川久の客室
お部屋は603「慧」という名前がついています。
こんな重厚な扉初めてかも。ロイヤルスイートのお部屋は軽く110平米をこえています。
ロイヤルスイート・603「慧」
入ってびっくり半端ない広さ。ここでダンスでも躍るつもり?
左手には景色を楽しむだけにつくられたようなお部屋。
そして寝室。
目の前はオーシャンビューが広がり、自分がとんでもない富豪にでもなったような錯覚を起こします(笑)
フェニーも絶句。あもちゃんは大喜びで走りまり客室を探検していました。
寝室の奥にこんな隠し部屋も。マイホームを作るなら…子供の頃誰しもが夢見た小さな書斎。
ここまででトイレ、バスを除いて4部屋もありました。
バスルーム(トイレ・お風呂)
洗面はダブルボールで明るい雰囲気。
ストライプ模様がいまいちお部屋とマッチしていない気もするけど、シチリアでもイメージしたかな?
オーシャンビューのバスルームもとても素敵ですが、川久の温泉はとんでもなく素晴らしいのでお部屋のお風呂は使わず。
アメニティ
アメニティは写真の通り。スキンケアはドクターシーラボでした。
WiFi・ネット環境
客室では無料WiFiが利用できますが、ちょいちょい途切れるので快適とは言い難いです。なんでだろう。
カフェ・お菓子
客室に置かれていたお菓子「かげろう」とお茶。美味しくいただきました。
ホテル川久レストラン・バー
ホテル川久には3つの飲食店があります。
- メインダイニング&グリル フォルナ―チェ
- イゾラベラ(創作フレンチ)
- ロビーラウンジ ミュゼ
朝食と夕食はメインダイニング&グリル フォルナ―チェを利用。
「王様のビュッフェ」の名の通り、かなり上質なビュッフェで大満足。死ぬほど食べた…。
夕食
普段ホテルで夕食をとることは少ないのですが、今回朝夕食付のプランしかなかったのでホテルの名物「王様のビュッフェ」をいただきました。
18時ごろに行くと既にメインダイニングが満席(写真は翌日朝一で撮ったもの)で、ロビーラウンジを利用することに。
小さな子供が一緒でこんな離れた席になると想像以上に不便。まわりの宿泊客からも結構文句が聞こえてきました。
ビュッフェの内容が良かっただけに、残念ポイント。3部制にするとか、なんとかやりくりできなかったのかな~。
ビュッフェは本当に素晴らしかった。
品数、メニュー、味のバランスが良く、ビュッフェにありがちな「見た目だけで味が伴わない」ものはありません。
わたしが食べたのは刺身、寿司、カレー、ステーキ、天ぷら、松茸の土瓶蒸しなど!!
牛肉だけは安価なものが苦手で家ではめったに食べませんが、十勝牛のステーキが美味しくてお代わり。
ホテルのカレーも買って帰りたいほど美味。松茸の土瓶蒸しも人気で飛ぶように出ていました。
子供が喜びそうなチーズフォンデュやピザコーナーもあり、好き嫌いが多い人でも絶対何かしら食べるものはある上質ビュッフェ。
あもちゃんは寿司と刺身をお代わり。ビュッフェでこのクオリティの寿司を食べたのは久しぶり。いや、初めてかも。
揚げたての天ぷらも美味しかったな~。また食べたい。
和歌山らしいクエの造りや梅干しまであり、地のものも堪能します。
さらにデザートもこの豪華さ!!!
美味しそうなものは全てとりました(笑)
あもちゃんの誕生日旅行だし、今日はカロリーのことを考えない!!
日本人で良かった。を噛みしめる夜。
最後にクレープシュゼットの実演があり、宿泊客を巻き込んで大盛り上がり!
とても楽しい夕食でした。ごちそうさまm(__)m
朝食
朝食もフルビュッフェ。
朝から北海道ばりの海鮮。新鮮で美味しい。市場より美味しかったかも。
目の前で握ってくれるおにぎりやすき焼きもありました。
お米が美味しいわ。
ご飯のお供。
和歌山でよくみかけた太刀魚。
子供の大好きなパンプキンスープ。
冷菜、サラダ、パンなど洋食も種類豊富。
なかなか頻繁に来られる場所ではないとわかりつつ、また誰かを連れて来たいビュッフェでした。
ホテル川久館内施設
館内施設は下記の通り。
- 川久ミュージアム
- 温泉サロン ROYAL SPA・悠久の森
- 室内プール 風車
- サウナ・水風呂
- 女性専用エステサロン Re-quie(レ・クイエ)
- 煉瓦造りのワインセラー
- 茶室 三四庵
- ショップ 白兎
その他にも館内そのものがアートなので人の少ない時間にゆっくり散策してみましょう♡
美しい寄木細工や数千年前のビザンチンモザイク画。
川久ミュージアム
宿泊者は無料で楽しめる川久ミュージアム。通常入館料は一般 1000円(税込)高校生・大学生 800円(税込)。
時間が許せば館内で流れているドキュメンタリー映像もぜひ。
温泉サロン ROYAL SPA・悠久の森
温泉サロンには2つの異なるコンセプトの温泉があります。
緑豊かな癒しの演出が魅力の「悠久の森」と、オーシャンビューが楽しめる「ロイヤルスパ」。
どちらも本当に素晴らしく感動しました…。写真よりずっと高級感があります。
ただ温泉を楽しむだけでなくアート空間にいるかのような体験ができるなんて…!
営業時間
朝5:00-10:30
夜13:00-24:00
日ごとに男女入れ替え制となっているので、夜と朝の2回利用すれば1泊でも両方楽しめます。
それぞれ全く雰囲気が違うので、めんどくさがらず両方体験して欲しい!!
室内プール 風車
- 営業時間 9:00-22:00
- 利用料金 1,100円/1室
サウナ・水風呂
- 営業時間 9:00-22:00
女性専用エステサロン Re-quie(レ・クイエ)
- 営業時間 15:00-22:00
メニューなどの詳細は公式HPをご確認ください。
煉瓦造りのワインセラー
中世ヨーロッパの図書館をイメージして造られたというワインセラー。
ヴィンテージワインやアンティークのワインツールなど、ワイン好きにはたまらない貴重な品々がずらり。
1日1回、約30分のワインセラー見学も実施しています。
- 見学時間 16:30-17:00(約30分)
- 利用料金 4,000円
茶室 三四庵
一般見学はできませんが、お茶会などで外部の人も利用できる茶室もあります。
ショップ 白兎
- 営業時間 7:30-21:00
ホテル川久近隣施設
ホテルを拠点に下記の観光スポットへ行きました。タクシーとバスで行ける範囲なので参考にしてください。
- 白良浜
- エネルギーランド
- アドベンチャーワールド
- 三段壁
- 千畳敷
- とれとれ市場
遊び場は言わずもがなですが、三段壁と千畳敷が想像以上に良かった…!!
お金もたいしてかかりませんし、子供と自然体験(地学の旅育にも♡)できるのでとてもおすすめ。
とれとれ市場近くの海鮮寿司とれとれ市場はパッとしなかったので奮発して美味しいもの食べましょう♡
ホテル川久行き方・アクセス
- JR 白浜駅から車・無料マイクロバスで約10分
空港からはタクシーを利用し、2,000円かからないくらいですぐ着きました。安い!!
鉄道の場合、最寄りの白浜駅から徒歩でのアクセスは難しいので、予約不要の無料マイクロバスかタクシーを利用しましょう。
マイクロバスを使う場合、白浜駅からは13:55-17:50まで約1時間おきに1本、ホテル発は9:55と10:45発の2本が運行されています。
また、JR大阪難波 難波OCAT前から有料のシャトルバスもあり。(事前予約制)
運行スケジュールは変更になる可能性もあるので、最新情報は公式HPからご確認ください。
ホテル川久の総評・感想
料金は非常に高額でしたが、食事とハード面を鑑みると納得でした。
反対にこのホテルが1万円や2万円で宿泊できるとなると意味不明な感じもするのである程度の金額をキープしていけるよう頑張っていただきたいですね!
ソフト面についてはもう少し改善の余地もありそうですが、かなりの田舎なのでまたそれもそれで良さのような気もしてきました。
わたしのような旅行関連の仕事をしている人や発信者はぜひ一度は泊まるべきホテルだと思います。
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