オマーンへ行かないか。そう連絡をもらった時はなんとなく行けないような気がしていたのだけれど、話しを聞くうちにどんどん興味が出て1年10ヵ月ぶりに海外へ行くことを決めました。
オマーンは日本人にとって未知の国。
いまわたしが行ったところで、すぐに収入につながることはないだろうけれど「オマーンを日本人に紹介する」という役割を担ってみるのもおもしろそうだと思ったのです。
これから14日間にわたる旅行記を作成し、少しでもみなさんがオマーンに行ってみたいなという気持ちになってもらえると心の底から嬉しいです。
2日目は1日マスカット観光。シェラトンの朝食からスタートし、ドルフィンウォッチングに参加。100頭以上のイルカが見られて最高でした!!
午後はアムアージュやマトラスーク、ショッピングモールをまわりオマーンの物価を体感しながら買い物も楽しみ、Wホテルでひと時のセレブ気分を味わいました。
このページの目次(もくじ)
オマーン女ひとり旅|13泊14日旅行記2日目|マスカット
Sheraton Oman Hotel(シェラトンオマーンホテル)
1日目はかなり深く眠りにつき、朝陽と共に目覚める。んー、今日もマスカットの街は美しい。
朝いちばんに朝食会場のCourtyardへ。
なぜか和を感じるレストラン(笑)まだ誰もいないので心置きなく写真が撮れる。
アジア人の朝は早いが、ヨーロピアンはゆっくり。その後もビジネスマンくらいしか来なかった。
中東らしいコールドミールがいっぱい!最高!!
はじめは中で食べようかなと思ったんだけど、やっぱり外が気持ち良いので移動。
なんと贅沢な朝食。オマーンというより沖縄にいるような感じ。不思議。
食後はフロントスタッフに相談してホテル内を案内してもらうことに。
オマーンのホテルスタッフはどこもとても親切で、ブロガーだというととても喜んでくれる。名刺作っておいてよかった。
素敵なティーサロン。
ここは写真映えするな。
とか考えながらグルグル。
なんと日本画が飾ってあるスペースを発見。嬉しい。
この後プールやスパも紹介してもらい、待ち合わせの9時に出発。毎日すごく良いホテルに泊まっているのに滞在時間が短いのが残念。
ホテルの詳しいレビューは「シェラトンオマーンホテル(Sheraton Oman Hotel)宿泊記」をご覧ください。
ドルフィンウォッチング(Marina Bandar Al Rowdha)
渡航前からすすめられていたドルフィンウォッチング。
え、オマーンでドルフィンウォッチング??日によってはクジラも見られるって??
もう何もかも初体験で驚きである。Marina Bandar Al Rowdha(マリーナバンダルアルロウダでいいのかな…)という港からクルージングするというので車で向かう。
ドライバーはスルタン。
彼もまた、イブラヒムと同様「何かあればなんでも言ってね!とにかく楽しんで」と迎えてくれた。
毎日ドライバーが変わると思っていたら結局サラーラへ行くまでずっとスルタンが担当だった。
インド人のイブラヒムと比べると英語に少し不安があるので、お互い完璧に意思疎通をはかるのは難しかったけどお調子者で、気の良い人で毎日ちょいちょいケンカしながらとても仲良くなった。
ドルフィンウォッチングのクルーズ船が集まる港へ到着。
とっても景色が良いので車を停めてもらって写真を撮る。
昨日もこの道通ったな。地図を見るとMarina Bandar Al Rowdhaはリッツカールトンのちょっと手前みたい。
通常はシュノーケリング込で25OMR(約7,500円)のところ、今回は日本人に紹介するための取材と言うことで15OMR(約4,500円)にディスカウントしてくれた。
ドルフィンウォッチングは最高だったし、わたしは結局シュノーケリングしなかったけど、込だったらかなり安いと思うのでめちゃくちゃおすすめ。
海はとてもきれいで、最高の天気。オマーンの何が良いって天気がほぼ晴れなのがいい。短い旅行で雨ばかり降ったら困るもの。
港めっちゃいいーーーー!!!自撮りにまだ慣れずぎこちない顔(笑)だけど本当に嬉しい。
結構ウニが沢山見えた気がするんだけど、スルタンに聞いたら「何、それ知らない」と全然興味がなさそうだった。
後日別のガイドが国外に輸出しているようなこと言ってたけど結局良くわからずじまい。
英語力が足りないので、ウニをなんていうかわからない。Google翻訳を使うと「sea urchin」と書いてあるけど全くピンとこなかった(笑)
はじめはひとりで参加する予定だったのだけど、席が空いているからドライバーも一緒にどうぞと言ってくれ、なぜかスルタンも同行することに。
オマーンは何事もフレキシブルでいい。
午前中ずっと一緒にツアーを楽しんだおかげで短期間で仲良くなれてよかった。船内には水とお菓子、行かなかったけれどトイレもあるので安心。
わたしたち以外にはヨーロピアン夫婦、インド人家族2組と乗組員がいて20人弱で出発。
ヨーロピアン夫婦はおそらく60歳は過ぎていると思うのだけど、身体には沢山傷があって、おそらくこれまでふたりで色んなアドベンチャーを経験してきたのだろうと推察された。
ふたりは別々の場所で景色を楽しんだり、時々近づいて話したりとても良い感じで、あー、わたしも子育てが落ち着いたら夫婦でこんな旅がしたいなぁとぼんやりと考えていた。
船がスピードを上げ、ポイントに着くとイルカの大群が目の前に飛び込んでくる。
今までもイルカを見に行ったことはあったけれど、レベルが違う。何十頭いるんだろう。
1時間の間に100頭以上は見れたはず。これはすごい。
いや、なんで本当に、今まで全く知らなかったんだろう。
波に揺られながらみなが興奮してイルカに釘付けだった。ショボいですが動画もアップしたのでぜひご覧ください!
遠くに大きなグループも見えるし、何頭かすぐ近くを伴走してくれてかわいすぎるんだもの。
船はそこそこ揺れたけど、比較的船酔いしやすいわたしでも大丈夫だったから、よほど弱い人以外は酔い止めを持ってれば大丈夫かな。
これはオマーンに来たらぜひ体験してもらいたいアクティビティのひとつ。
30分くらい観察したかな…?また元来た道を戻る。
帰りは昨日行ったアラム宮殿やフォートを海側からゆっくり眺めるコース。
昔敵軍が攻め込んできたときはこんな眺めだったんだろうなーとか想像してしまう。
今は平和で良かったねー。フォート本当にかっこいいな。
いちおうお菓子もらってみたけど美味しくなさそうなので食べなかった。
船を降りると、え!シュノーケリング行かないの??と驚かれたけど水着持ってきてないんだ(笑)また次の機会に。
ランチは港のすぐ横にあるおしゃれなレストランでフィッシュアンドチップス。
友人ナセルにおすすめしてもらったBEER BUTTERのフライがなくて普通の注文。
スルタンに一緒に食べようと誘ったけど、彼は食事に米かパンを求めるタイプらしく断られた(笑)
フライはとても美味しかったけどツーリスト価格。レモンミントをつけて7OMR(約2,000円)くらいしたかな。
普段なら絶対こんな高級なもの食べないけど、1年のストレスを全て吐き出すべくやりたいことは全部やる、買いたいものは全部買う。の精神で(笑)
マスカット市内観光
食事を終えたらまたマスカット市内へ。2日間でここへ来るのは3回目(笑)
ベストスポットなのだろう。
オマーンはモスクが沢山あって目が潤う。
Wマスカットホテル(W Muscat Hotel)
いったん荷物を置きに本日の宿Wマスカットへ。
日本も大阪にWがオープンしたのでご存知の方も多いかもしれない。
マスカットのWもとにかくド派手。フロントにはパリスヒルトンみたいな雰囲気のセレブとかモデルや俳優っぽい人しかいない。
当然キャスト(スタッフ)もイケイケ。
日本でもちょっと怯んだけど、マスカットは日本の比にならないほど場違い感があった。
チェックイン時のウェルカムギフトはカードゲーム。1枚引いて出たものがもらえる。
わたしはショップの20%割引をゲット。結局使わなかったし、他に何があるのかわからないけど遊び心があってとても良い。
他のホテルも真似したらいいのに。
お部屋はファビュラスルームへアップグレード。
Wらしく派手だけれどとっても素敵でテンションが上がる!!!
いやーこの配色と柄と、アラビアっぽいデティールたまらん。
目の前に広がるのは海。お隣は後日泊まるインターコンチネンタルで、徒歩圏内にロイヤルオペラハウスもある。
ホテルの詳しいレビューは「Wマスカットホテル(W Muscat Hotel)宿泊記」をご覧ください。
一通り写真を撮ってベッドにドボン。しかしまだホテルでゆっくりするのももったいないのでお出かけ。
アムアージュ(Amouage)
スルタンに頼んで向かったのはオマーン唯一?のブランドである香水AmouageのVisitor Centre。
世界一とも言われる最高級ブランドのAmouageは国内外から最高評価を受けていると知り、これは行かねばと思ったわけ。
美しく整備されたお庭から中へ向かうとあら、こんな美術館みたいな展示が!!
ちょっと見学したいのだけど、と名刺を出したところ事前にマーケティング部門への連絡が必要だったようで工場の撮影はNG。
また後日再訪して欲しいと言われたけれど、そこまででもないので大丈夫ですと断り、撮影OKの場所だけ撮らせてもらった。
1983年からの歴史を辿り、パッケージや香りの変遷について説明してもらう。
どれもこれも上品でゴージャスな香り。
Amouageの女性用殿堂入りベストセラーはHONOUR WOMAN。これは後日空港で小さいものを購入した。
一番小さな安いものでも12,000円以上するし、100mlになると36,000円~42,000円ほど。
ひゃー、こんな高い香水買ったことないから怯む。
でもビジターセンターもスタッフもとても素敵だったし足を運んでよかった。
全ての香りを試せるので、興味がある方はぜひ。
Amouageの人気TOP3の香りと成分の説明ついては「世界一の香水アムアージュAmouage徹底ガイド!オマーン土産おすすめ6選」で詳しく解説しています。
シティセンター(City Center)
Amouageのあとは、そばにあるショッピングモールシティセンターへ。
物価を掴むためにスーパーとセレクトショップを散策したい。
スルタンは車で待っているというので、駐車場所を写真でパシャ。駐車場って全然どこに停めたか覚えられないけどこうやって表示があるから助かる。
大きなお店では入店時に必ずワクチンパスポートの確認あり。スマホに写真を入れておいて見せればよいのでたいして煩わしくもない。
モールはとてもきれいだけど、ドバイやその他の国と同じで外国ブランドばかりなのでおもしろみはたいしてなかった。
子供服ものぞいてみたけど、日本で買うのと変わらないかちょっと高いくらい。
ただ、インターナショナルブランドの表記が全てアラビア語なのには萌え。
これだけ色々揃っていれば駐在者も暮らしやすそうだけれど実際はどうなのだろう。
40分ほどグルグルまわって車へ戻る。スーパーのカルフールは撮影禁止だったのでこっそり1枚だけ。
スーパーは大容量で安い。日本であまり見かけないローズウォーターなどの取り扱いがかなり充実していた。
マトラスーク(Mutrah Souq)
昨日に続きマトラスークへ。
今日は絶対買い物する!最近アクセサリーが好きで、できれば石付きの指輪を購入したい。
一歩足を踏み入れるとフランキンセンスの香りが漂いエキゾチックな気分に。
こういうのも好きだけどさすがに日本でつけるには洋服と合わなすぎるかな。
マトラスークでみつけたカレンダー。絶対いらないのに欲しい。
シルバーの小物がやたら目につく。
シルバーのリングはオマーンの伝統的なデザインらしい。迷ったけど買わず。ひとつくらいあってもよかったな。次行ったら買おう。
最近はだいたいスーク(市場)へ行っても冷やかしだけで何も買わないことが多い。
雑貨は小さい物ならいいけど、大きいと部屋が雑多になるので玄関に置けないものとお気に入りを除いて大半処分した。
今日もやたらとパシュミナ、カフタンドレスをすすめられるがひたすら指輪をチェック。
子供服は1枚2-300円くらいで山ほど売られていたから、物価は高くなさそう。
今回の旅のお守りにマトラスークで真ん中の指輪を買いました?
大切にする pic.twitter.com/j7KTLinQUo
— マリ@子連れ旅ブロガー オハヨーツーリズム (@makiro77) December 13, 2021
10店舗ほどまわってこれに決めた!
他の店は20-30OMRだったけど、この店はそもそも良心的で12OMR(約3500円)。スルタンもいいんじゃないと言っていたので値切らず即決。
長く使えますように。
溢れる物の波に流されながら異国情緒をたっぷり満喫し帰路へ。
ちなみに手前がいわゆるツーリスト向けの雑貨が多く、奥に子供服や食料品、ゴールドスークも。
Wマスカットホテル(W Muscat Hotel)
さて、ホテルに戻って来て一仕事。
やはりWは夜が似合う。ネオンギッラギラで圧がすごい。ここにもスルタンの写真が2枚。
ツーリストからすると違和感すごいけど、どこのホテルもあるからすぐ顔を覚えられる。
ひとりでバーへ行ってシーシャでも。と思ったけど、ひとりだと落ち着かないのでぐるっとまわってスタッフと少し会話をし部屋に戻ることにした。
中はガラガラだったけれど、外のテラス席?は大賑わい。
部屋からの景色も最高。今日行った場所をメモしたり、明日行く場所を予習。
ひとりは時々寂しいけど時間に余裕ができるし、ローカルと話すことも増えるのでオマーンのように人懐っこい国民性の国を訪ねるのは悪くない。
今日は指輪も買えたし、ドルフィンウォッチングもとても楽しかったし良い日だったな。
翌日の朝食を沢山食べるために夕食はパス。
この後もだいたい1日2食で朝食+遅めのランチかディナー+スナックという感じだったので帰国時はマイナス1kgとうまく調整できてよかった。
オマーン女ひとり旅|13泊14日旅行記2日目|マスカット
段々とマスカットの様子が掴めてきた2日目。
お店の店員はほとんどが移民で、意外とオマーン人と接する機会が少ないこともわかりました。
モールやブランドは日本と品質も値段もそう変わらないので、わざわざオマーンで買うならやっぱり特産物のフランキンセンスや香水、アクセサリーかな。
明日はそろそろもっとローカルなお店で食べたい。
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