フィンランド

フィンランドの物価を徹底分析!旅行前に知っておきたい6つの価格《食事・ホテル・乗り物》

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マリ@オハヨーツーリズム
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日本よりも物価が高いと言われているフィンランドですが、実際のところ物価は日本と比べてどうなのか気になりませんか?

実際フィンランドの物価は高いのですが、居住するという点ではあまり日本とは変わりません。

今回はそんなフィンランドの物価について、物のカテゴリー別に調べてみました。

フィンランド留学中のまいさんに力を貸してもらい最新のフィンランド情報をお届けします!

これからフィンランドに訪れる方はぜひ参考にしてみてください♪

フィンランドの物価は日本と比べて高い

フィンランドの物価と税金

消費税は24%と世界的にみてもとても高い水準です。

お店の商品は税込価格で表示されているので、消費税を支払っている実感はあまりありません。

北欧は税金が高く、福祉や教育が無料や格安で受けられるというのはよく知られている話なのでそこまで驚くことはないかもしれませんが、改めて24%という数字をみるとすごいですよね(笑)

それではまず旅行者が気になるホテルの料金から見ていきましょう!

フィンランドのホテル宿泊費の目安

特に日本人旅行者が訪れるヘルシンキのホテル相場を調べてみました。

ホテルのグレードにもよりますが、ヘルシンキの宿泊費は東京と比べて同等か少し安い印象です。

平均で、ヘルシンキの3つ星ホテルなら1泊あたり11,746円、4つ星ホテルなら1泊あたり17,172円が必要です。

高級ホテルが希望なら、1泊あたり平均26,608円でヘルシンキの5つ星ホテルに泊まることもできます。

全体的なホテル相場価格を簡単に説明すると以下のようになりました。(1人1泊の場合)

  • ドミトリー・ユースホステルなど:25ユーロ(約3,000円)〜
  • 普通クラスのシティホテル :100ユーロ(約13,000円)〜
  • 高級クラスのシティホテル :200ユーロ(約26,000円)〜

海外のホテルでは何人宿泊でいくらではなく、「1部屋1泊いくら」という料金体系なので、泊まる人数が多いほど1人あたりの宿泊料金は割安となります

家族で泊まれば宿泊費をさらに安く抑えられそうですね。

ヘルシンキのホテルの価格を
チェックしてみる!

フィンランドの食事・レストランの物価

やっぱり海外に来たら味わいたいのがその土地のもの!

とは言っても伝統料理は家庭料理が主流なので、フィンランド料理のお店はそれほど多くありません。

サーモンスープ、カレリアパイ、トナカイのスープ、そしてシナモンロールは色んな場所で見かけると思うのでぜひトライしてみてください。

カフェの場合

例えば一般的なカフェの場合、写真のようなサーモンとクリームチーズのカレリアパイに紅茶、クッキー1枚で約7ユーロ(約910円)。

ブルーベリーチーズケーキに紅茶で約7ユーロ(約910円)。とだいたい東京と同じような価格帯です。

ファストフード

ファストフードはマクドナルドはもちろん、バーガーキングにSUBWAY、そしてフィンランドオリジナルのHesBergerがありますが料金はやや高額に。

マックのセットも約7ユーロ(約900円)で、世界で4番目に高いと聞きます。上位はほとんど北欧で占めているのだそう。

HesBergerHesBerger

HesBergerでは普通のチーズバーガーにチーズナチョスで、約5ユーロ(約600円)とマックよりはリーズナブルかな?

レストラン

まいさんの住むヨエンスーでは、イタリアンのランチで約13ユーロ(約1400円)~。

平日ディナーで寿司ビュッフェに行った際は16ユーロ(約2080円)だったそうです。

正直、このレベルでこの値段かというクオリティのものも多くあり、グルメな日本人が外食で満足できるかはちょっと怪しいところ…。

また、ヨエンスーのような田舎町でこの価格なので、ヘルシンキやタンペレなど有名観光地はさらに高額になります。

その代わりチップの文化はありません!

フィンランドのスーパーの物価

スーパーは、安くてその国特有の珍しいものが手に入るので、旅行者にとっては魅力的な場所。

フィンランドで代表的なスーパーは下記の3つ。

  1. Sマーケット系列(Prisma)
  2. Kマーケット系列
  3. Lidl(ドイツのスーパーマーケット)

今回は一般的に安いと言われるSマーケット系列の相場で紹介していきます。

生鮮食品

野菜や果物の種類は日本の一般的なスーパーと比べて豊富だと思います。そしてそのほとんどが量り売り。

写真のような計量器が置いてあり、重さを測って値段を確認します。

今回はだいたい1kgあたりの紹介をします。

  • ジャガイモ:0.89〜1.29ユーロ(115〜168円)
  • マッシュルーム:4.95ユーロ(643円)
  • 玉ねぎ:1.29ユーロ(168円)
  • キャベツ:2.29ユーロ(300円)
  • りんご:1.09〜3.89ユーロ(141〜505円)
  • いちご:2.79ユーロ(一パック)(363円)
  • ブルーベリー:4.29ユーロ (一パック)(558円)
  • 豚肉(ブロック):7.05ユーロ(917円)
  • 鶏肉(もも肉):8.50ユーロ(1,105円)
  • 牛肉:8.29ユーロ(1,078円)
  • 牛豚合い挽き:8.23ユーロ(1,070円)
  • ハム:1.50ユーロ〜(195円〜)
  • ソーセージ:1.55ユーロ〜(202円〜)

こうしてみると野菜や果物、お肉は安いですね。海外は自炊をすれば本当に節約できます。

なす、アスパラガス、白菜など野菜の種類によっては値段が高い場合もあります。

乳製品

フィンランドはとにかくヨーグルトの消費量が多いです。チーズの種類もかなり豊富で銘柄によって値段はピンキリ。

いくつかピックアップして料金を紹介します。

  • スライスチーズ:1.45ユーロ(189円)
  • クリームチーズ:1.55ユーロ(202円)
  • カットチーズ:2.25ユーロ(293円)
  • バター:2.79ユーロ(386円)
  • 牛乳:0.89ユーロ(116円)
  • オーツミルク:1.55ユーロ(202円)
  • ヨーグルト(ビッグサイズ):1.75ユーロ(228円)
  • ヨーグルト(4個セット):1.98ユーロ(257円)

日本で買うより少し安いかな?という価格帯。商品やメーカーに左右されるうえ、種類もかなり多様なので自分の好みをみつけてください!

mari
mari
ビーガン食品は日本に比べてかなり安く種類も多いので、最高!

Kマーケットの場合、単価はS系列より高くなりますが、まとめ買いすると安くなります。

主食(パン・米)

パンやイモを主食とするフィンランドですが、お米もそれほど高くない値段で売られています。

フィンランドで好んで食べられるパンも安く手に入るので、レストランは高すぎる…。という方は、ぜひスーパーで名物のパンやパイをチャレンジしてみてください!

フィンランドで人気のカレリアパイフィンランドで人気のカレリアパイ
  • ライ麦パン※:2.25ユーロ/1パック(293円)
  • カレリアパイ※:0.25ユーロ/1個(33円)
  • 食パン:1.89ユーロ/1パック(246円)
  • ルーネベリタルト※:3.39ユーロ/2個入り(441円)
  • シナモンロール※:0.69ユーロ/1個(90円)
  • 白米:3ユーロ程/300g(約390円)
  • リゾット用白米:1.09ユーロ/1kg(141円)
  • スパゲッティ:1.29ユーロ/500g(168円)

(※はフィンランドの郷土料理や名物)

魚のは種類はかなり少なく、ニシンとサーモンがほとんど(笑)

サーモンスープはフィンランドの郷土料理なのでぜひチャレンジしてみてください!

  • サーモン(生食用):17.90ユーロ/500g(2,327円)
  • ツナ缶:1.49ユーロ/1缶(194円)

魚介類は高額なので食べる機会は少なそうですね。

水・ジュースなどの飲料

フィンランドの場合、日本と同様水道水が飲めます。

ヘルシンキなど都会だと少し抵抗があるかもしれませんが、ヨエンスーなどの地方は水がきれいな町としても有名。

多くのフィンランド人が水道水を利用するため、スーパーに売っている水はほとんど炭酸水。間違って買わないよう要注意!

  • ミネラルウォーター:1.79ユーロ/1L(233円)
  • 炭酸水:2.70ユーロ/1L(351円)
  • オレンジジュース(トロピカーナ):3.88ユーロ/1L(504円)
  • コカコーラ:1.45ユーロ/1L(188円)
  • コーヒー(ネスカフェ・インスタント):2.69ユーロ(350円)

金額は日本と比べてやや高め。

コーラなどは、Sマーケットのオリジナルブランドを買うと安く手に入ります。

ビールなどのアルコール類

フィンランド人が大好きなoriginalフィンランド人が大好きなoriginal
  • ビール:2.09ユーロ/1缶(272円)
  • Original(フィンランドで人気のお酒):2.61ユーロ/330ml缶1缶(339円)

アルコールも日本と同等かやや高め。

フィンランドではアルコール度数20%未満のお酒は18歳以上、度数20%以上のお酒は20歳以上と法律で決められています。

20歳以下に見られると身分証明書の提示が求められ、持ち合わせていないと購入できません。日本人は若く見られることが多いのでパスポートは常に携帯しましょう。

また、アルコールは21時以降スーパーで販売しないため、買い出しは早めにすませましょう!

スーパーは手ごろな価格で色々試せるのが醍醐味ですが、お惣菜は値段のわりに味はイマイチかな(笑)。

フィンランドの人気お土産の物価

iittalaイッタラ製品

北欧土産北欧土産

北欧好きなら誰もが知っているブランドiittalaイッタラは絶対にハズせません。

食器などのガラスものは割れてしまうのが心配で、買うのをためらってしまうこともあるかも。

mari
mari
そこでおすすめなのがキャンドルホルダー、ハサミ、布巾などの小物!!

これらのアイテムは小さいので複数買いも大丈夫♪

新品をイッタラのショップで買ってもいいですし、セカンドハンドで掘り出し物を見つけるのも楽しいですよ。正規店ではもう販売されていない型に出会えるかもしれません♪

自宅用にも、プレゼント用にもおすすめです!

ARABIAアラビア製品


イッタラの次におすすめなのが、こちらも定番アラビア製品。

特にマグカップの人気が高く、ムーミン柄は日本でも大人気!ティーマシリーズのマグにムーミンの絵柄が施されています。

専門店も良いのですが、スーパーでリーズナブルにお土産を探してみるのもおすすめ。お手頃価格で購入できるかも!

マリメッコ

フィンランドと言えばマリメッコですよね!バラマキ土産の定番はペーパーナプキン約3ユーロ(390円)。

友達用にも、自分用にも…と、ついついたくさん買ってしまうアイテムです。

服やベットカバーだと80~100ユーロ(10,400〜13,000円)を超えます。

靴下やポーチならお手頃価格の15ユーロ〜20ユーロ(1,950〜2,600円)。

またマリメッコ、イッタラ、アラビアにはビンテージショップがあり、棚落ち品や季節物が格安で売られていることも多いのでチェックしてみてください!

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チョコレート(Fazer)

お菓子のお土産が欲しいならおすすめはチョコレート!一番有名なのが「Fazerファッツェル」というメーカーです。

ヘルシンキ市内を観光するなら、街の中心にあるカール・ファッツェルカフェがおすすめ。

日本の芸者にインスパイアされたGeishaシリーズはいかがでしょう。

板チョコで約2ユーロ(260円)~。美味しいですよ!

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フィンランドの公共交通機関・タクシー料金の値段

バス、地下鉄、タクシーの他、ヘルシンキにはトラムが走っています。

国内の移動はバス、鉄道が一般的で、ヘルシンキからラップランドへの移動は飛行機の方が便利。

バスはゾーン制で、ヘルシンキの場合2ユーロ(260円)~7ユーロ(910円)とゾーンによって料金が変わります。

どの都市にもバス会社のアプリがあり、そこで買う方が1時間2ユーロ(260円)どこでも乗り放題や、定期券のように50ユーロ(6,500円)で一ヵ月乗り放題1DAYパスなどたくさん種類があります。

鉄道はVRを使えば地方都市に手ごろな価格で移動できます。

例えば
ヘルシンキからトゥルク
7.9ユーロ (1,027円)

ヘルシンキからタンペレ
8.9ユーロ (1,157円)

意外と安くありませんか??

フィンランドの有名観光スポットの料金目安

次にフィンランドの有名観光スポットの入場料金の目安を紹介します。

大聖堂・宗教施設

ヘルシンキ 大聖堂ヘルシンキ 大聖堂

フィンランドで有名なヘルシンキ大聖堂(ヘルシンキ)やタンペレ大聖堂(タンペレ)は
入場無料。

サンタクロース ビレッジ(ロヴァニエミ)

入場料は無料ですが、中での買い物や、サンタとの写真を撮ると別途お金がかかります。

ムーミンワールド (トゥルク)

  • 1DAY 36ユーロ(4,680円)
  • 2DAY 46ユーロ(5,980円)

開業時期は夏季で、2022年は6月11日~オープンします。

オンラインチケットは約1割引きで購入可能。

ムーミン美術館 (タンペレ)

  • 大人 13ユーロ(1,690円)
  • 子ども (7−17歳)6ユーロ(780円)
  • 学生 9ユーロ(1,170円)

Koli national park (ヨエンスー)

ヨエンスー近郊の コリ国立公園ヨエンスー近郊の コリ国立公園

国立公園も入場無料。ヨーロッパではハイキングやサイクリングも大人気!

お金をかけずに自然を楽しむのもおすすめです。

フィンランドの物価 まとめ

やっぱり全体的にフィンランドは物価が高いですね!

しかし、長期滞在や留学など「暮らし」を重視するなら大きく節約できるケースもあります。

多くの欧州諸国と同様に多くの場所で学割がきくため学生はぜひ活用してください。

幸福に満ち溢れた国フィンランド。どこへ行っても優しい雰囲気が流れます。ゆったり街歩きだけでも楽しめるのでぜひ、フィンランドを訪れてみてくださいね!

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mari
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