アイルランドの治安は概ね安定しており、ヨーロッパの中でも治安のよい国だと言えます。
社会福祉制度が充実していることが、その要因のひとつかもしれません。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、注意すべきことは沢山!
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事アイルランド旅行クレジットカード選び方
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当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなアイルランドの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
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このページの目次(もくじ)
アイルランドの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年2月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険レベルは日本と同じく0です。
ヨーロッパの中では治安の良いアイルランドですが、失業率の上昇や移民の増加などにより、犯罪発生件数は増加傾向にあります。
夜も全然出歩けるのですが、酔っ払いはそれなりにいるので絡まれるかもしれません(笑)海外ですし、夜間に不用意に出かけたりするのは控えましょう。
また、ヨーロッパは近年テロの脅威にさらされています。
これまで、アイルランドでテロに巻き込まれた日本人はいませんが、2018年には北東部ダンドーク市で、日本人が刺殺されるという痛ましい事件も発生しています。
過剰に怖がる必要はありませんが、何かあった時に備えて渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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犯罪データ
外務省の情報によると2022年の犯罪総件数は約18万件であり、前年比で約12%増加しました。
アイルランド中央統計局の発表によると、2023年の第三四半期までの犯罪件数は例年と比較して増加しており、窃盗は約1万件増加の72,340件で、恐喝や暴行・傷害などの犯罪も増加しています。
一方で詐欺は減少傾向にあるのですが、10,629件と依然として高水準をキープしています。
特にダブリン市内やその近郊では、若者グループによる外国人を狙った暴行・恐喝事件等が複数発生しており、過去には日本人も被害に遭っているため、外務省の安全ページでも注意喚起されています。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、アイルランドは3位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
アイルランドで注意すべき危険エリア
アイルランドとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
ダブリン国際空港
外務省からの情報は出ていませんが、空港はどの国も旅行者を狙ったスリや詐欺が横行しています。
治安の良いアイルランドも例外ではありませんので、到着してから市内へ移動する際は気を付けて行動しましょう。
駅やバス乗り場などの交通機関
旅行者が多く集まるバス、電車の乗り場や車内は、スリがたくさん!!
プロのスリ集団が出稼ぎに来ているという話もあるので、注意してください!
本来は治安が良く夜間に出歩いてもよいのですが、用事もないのにフラフラするのはやめましょう。日本人は目立つのでターゲットになりやすいのは事実です。
ダブリン中心部
アイルランドで最も犯罪率が高いのは首都のダブリン。人が多く集まる場所が危険なのは仕方ありません。
ダブリンは、街の中央エリアを流れるリフィー川を挟んで北と南にわかれています。
まずざっくり覚えておくべきなのが、北は治安が悪く、南は治安が良いということ。
もちろん南にいるから安心、北にいるから危険という訳ではありませんが、バスターミナル、レストラン、買い物後の道ばたなどあらゆる場所でスリなどの被害が報告されています。
数自体はヨーロッパの中でかなり少ない方ですが、貴重品には気をつけましょう!
サマーヒル(Summerhill)・シェリフストリート(Sheriff Street)
リフィー川の北側に位置する、市内中心部のストリートやその一帯。
このエリアは過去に殺人や発砲事件などが報告されており、スリや置き引きなどの軽犯罪も多発しています。
パブやバーなども複数あり、酔っぱらいもそれなりに多く、ドラッグの売買、ギャング同士の抗争などもあるエリアです。
深夜の一人歩きなどは避けるべきスポットと言えます。
トーマスストリート(Thomas Street)
ダブリンを代表する観光スポットのひとつであるギネスビール工場(ギネスストアハウス)のすぐ近くにある通り。
この通りは公営住宅が多く立ち並んでいて、低所得層が多く住むエリアです。
その為、学校へ行かずに働いている子供や若者たちが多かったり、昼間から酔っ払っている人やドラッグの使用者も多いと言われています。
ただでさえ目立つアジア人がお洒落で綺麗な格好をしていると一目で観光客とわかってしまい、スリや強盗などに遭う危険性が高まりますので、興味本位で路地裏を散策するなどの行為はやめておきましょう。
アイルランドで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例・手口
スリ・置き引きに注意
アイルランドで起きている犯罪のほとんどが窃盗などの財産犯です。百歩譲って取られるだけならまだ良くて、窃盗の際に暴行などの気概を加えられる可能性もあります。
スリや置き引きの発生率が高い場所は、大都市の人が集まる場所、バス乗り場や駅などの公共交通機関です。
- デパートで買い物した後ぶつかってきた男に財布を盗まれた
- バスターミナルでショルダーバッグをひったくられた
パブでの酔っぱらいに注意
アイルランドと言えばやはりアイリッシュパブ!
せっかくなので夜もパブをハシゴして楽しみたいですよね。
しかし、パブが多くお酒が好きな人が多いということは酔っぱらいも多いです。
フレンドリーで気さくな方も多いので、現地の人と楽しく話しながらお酒を嗜む分には問題ありませんが、中にはお酒が入りすぎると喧嘩っぱやくなってしまう人や、女性に対して下心を出してくる人もいます。
泥酔状態になっている人など、ちょっと面倒臭そうな人に絡まれた場合や、違和感・危険を感じた場合は、スッと距離を置いてその場から立ち去るようにしましょう。
スマホ泥棒
ヨーロッパで増加しているスマホ泥棒。アイルランドの首都ダブリンでも増加傾向にあります。
路上でスマホを見ている際にどこからともなく現れた自転車の若者にスマホを盗まれてしまうという犯罪です。
歩きスマホをしない事はもちろんですが、バス停や路上のベンチなどであってもスマホを見る際は周りに注意を払ってから取り出しましょう。
肩や首からかけられるストラップを盗難防止の為に付けておくのもおすすめです。
アイルランドで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ダブリンは中心部以外は郊外となるので、パリやローマのようにそれほど観光スポットが多いわけではありません。
おそらく長期滞在される方は少ないと思うので、せっかくなら立地がよく観光しやすい場所を拠点としましょう!
多少宿泊費があがっても数日と割り切って人気エリアで予約されることをおすすめします!
それではわたしのおすすめのホテルをご紹介します♪特にケンピンスキーはぜひとも宿泊していただきたいとても素晴らしいホテル。
- ザ・メリオンホテル(最高級ホテル)
- ザ・モリソン・ダブリン・キュリオコレクション・バイヒルトン(高級ホテル)
- アカデミープラザホテル(安宿)
現金を大量に持ち歩かない
アイルランドでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いがほぼできます。
犯罪者は現金が欲しいため、現金所持者を物色しています。支払い時に怪しい人がいるときは、財布内を他人から見られないようにしたり、財布をしまう場所を見られないよう警戒しましょう。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限にしておきましょう。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるアイルランドで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに
ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかもしれません。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
関連記事アイルランド旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
夜間でも治安のよいアイルランドですが、夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ふたり以上でワイワイ飲んで食事を楽しむのはよいですが、ひとり旅で何かトラブルがあると大変です。
ドラッグやマリファナも日本とは比べ物にならないほど手に入りやすく、酔っぱらった若者に絡まれるなんてこともあるかもしれません。不必要な外出は避けるようにしましょう。
アイルランドで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
アイルランドの女子旅で特に注意すべきことは夜遊びです。
治安もよく、夜遅くまでバーが賑わうダブリン中心部には、とにかく酔っ払いが多く、ナンパされる確率も高まります。性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので立ち入らないようにしてください。
アイルランドで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
アイルランドに子連れで旅行する方はあまり多くないと思いますが、昼間の観光などは子連れでも楽しめるスポットがたくさんあります。
他のヨーロッパ諸国と比べてテロの脅威が少なく、治安も良い、それでいてヨーロッパの雰囲気を存分に感じることができる。
訪れてみればきっと好きになること間違いなし!ぜひ家族旅行を検討してみてくださいね♪
アイルランド旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
アイルランド旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。
キャンペーンページからお申し込みいただくと1,000円割引で申し込めます。
※4000円以上の申込みで割引対象
海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
クレジットカードは、磁器不良で使えない場合や、盗難や紛失に備えて絶対に複数枚必要です。
さらに、複数枚持っているとそれぞれのカードに付帯している海外旅行保険の補償額が合算されるので、無料のクレジットカードは何枚あっても損がありません。
ゴールドカードの中でも海外旅行に強い航空会社系のクレジットカードは1枚持っておくと一生使える旅の相棒になってくれるでしょう。
当サイトでは
☑年会費15,000円程度
☑海外旅行保険自動付帯
☑VISAもマスターも選択可能
☑マイルも貯まる
航空系のクレジットカード
のいずれかをメインに、
わたしのイチオシカードである、年会費無料エポスカードを組み合わせて持つことをおすすめしています。
エポスカード(VISA)
まず、絶対に外せないのが年会費永年無料のエポスカード。
エポスカードというとファッションビルのマルイのイメージですが、実はこのカード海外旅行好きのあいだでは有名なカードです。
年会費が一切かからないにも関わらず、海外旅行保険が付帯。
他社の年会費無料クレジットカードと比較してみても、保険適用の条件も、補償額も、エポスカードが使いやすさ抜群なので、すべての旅行者の方におすすめです。
海外旅行保険は利用付帯。
利用付帯というと使いづらいイメージがあるかもしれませんが、エポスカードの保険は利用条件がゆるめで利用しやすいのでおすすめです。
ツアー料金や電車・バス・タクシーなど移動に関する支払いをエポスカードでおこなうだけで自動的に保険が付帯されます。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
270万円 | 200万円 | 3,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
3,000万円 | 20万円 | 100万円 |
携行品損害の補償額20万円は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。クレジットカードを複数枚持って50万円以上は欲しいところです。
キャッシング枠ありで審査を通れば、海外キャッシングも問題なく使えますし、ブランドはVISAなので使えずに困ることもほぼありません。
もしまだ持っていないのであれば、今すぐ申し込みをお忘れなく。
航空系のクレジットカード
航空系カードをANAにするか、JALにするかは完全に好みで選んで問題ありません。
マイル目的で発行する場合のそれぞれのおすすめカードは以下の通り。
ANAカード(VISA・Mastercard®・JCB)
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- ANAマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
---|---|---|
JCB / VISA Mastercard® |
15,400円 | 1.0% |
もう1枚のおすすめは、マイルの貯まるANAカード。
「ANAの飛行機が好き、マイルを貯めていきたい、マイルを使っていつかビジネスクラスに乗ってみたい」という人にはANAのクレジットカードをおすすめします。
入会キャンペーンをやっていることが多いので、年会費の安い一般カードでも初年度は一気に5万マイル貯まることも…!!
とはいえ一般カードとゴールドカードでは搭乗時の獲得マイルや還元率に大きく違いが出るため、メインカードにするならゴールドカードのANAカード(ワイドゴールドカード)がイチオシです。
海外旅行保険は自動付帯。
カードを持っているだけで保険が適用になります。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
150万円 | 150万円 | 最高5,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
2,000万円 | 50万円 | 100万円 |
これ1枚で補える部分も多いですが、ここに年会費無料のエポスカードを組み合わせて補償額をアップさせると安心感が増します。
エポスカードと同様に、キャッシング枠ありで審査を通れば、海外キャッシングも問題なく使えます。
JAL CLUB Aゴールド(VISA・Mastercard®・JCB)
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- JALマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
---|---|---|
JCB / VISA Mastercard® |
17,600円 | 1.0% |
JAL CLUB AゴールドはJALを含むワンワールドのマイルを貯めたいならイチオシのカード。
かつてのわたしのメインカードです。
JAL CLUB Aゴールドも入会後のJAL便初搭乗で5,000マイル、翌年以降も毎年最初の搭乗で2,000マイルがもらえます。
加えて、空港でカードラウンジの利用やJAL CLUB Aよりも手厚い海外旅行保険の補償額が魅力。
海外旅行保険は自動付帯。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
300万円 | 300万円 | 5,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
1億円 | 50万円 | 400万円 |
ここに年会費無料のエポスカードの補償をプラスするとかなり安心感が増します。
JAL CLUB Aゴールドの年会費(17,600円)と比べるとその差はわずか1,650円。
- 通常年会費11,000円
- ショッピングマイルプレミアム年会費4,950円
- 合計15,950円
(JAL CLUB Aゴールドの場合はショッピングマイルプレミアムが自動付帯のため、同等のマイル還元率1%でマイルを貯められます)
年会費たった1,650円の差で海外旅行保険の補償額がグッと手厚くなるので、そこにメリットを感じるならJAL CLUB Aゴールドがおすすめです。
下記のボタンから公式サイトに飛んだら、「JAL CLUB Aゴールド」のタブをタップして申し込んでください。
アイルランドの治安まとめ
アイルランドに旅行した日本人は口をそろえてとても治安が良く安全で気に入ったといいます。
こんな風に言い切れるのはヨーロッパでは稀なこと。パリやロンドン、アムステルダムの方がよっぽど危険です!
わたしのおすすめを最後にまとめます。
ヨーロッパを感じたいけどスリなどの犯罪が多い地域は心配という方にはおすすめできます♪
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