ドラマVIVANTの影響もあり、砂漠好きのわたしとしては、南ゴビへ行かないわけにはいかないと、夏のベストシーズンに女ふたり旅でモンゴル8泊9日の旅へ行ってきました。
南ゴビへは3泊4日、行きは飛行機、戻りは車で2,000キロ。あとの5日はウランバートルへ宿泊し、市内やテレルジを観光。とても楽しくて一生の思い出になる旅となりました。
ウランバートルでは、少し高級なホテルに泊まりたいと思い、いろいろ探してみたのですが、マリオットやヒルトンなどの外資系ホテルはほとんど進出しておらず、世界的なブランドのラグジュアリーホテルというと、実質シャングリラ1択。
その他の高級ホテルが2万円前後ということを考えると、1泊7万円のシャングリラはかなり高価な部類なので、どんなものかと期待していましたが、結果は全く期待を裏切らない素晴らしいホテルでした。
美しいロビー、規格外のジムに、ショッピングモール直結という抜群のロケーション。モンゴル旅行がちょっぴり不安だという富裕層にも大変おすすめのホテルです。
ビジネスで利用される方も少なくないと思いますので、この記事がホテル選びの参考になると嬉しいです。
それではウランバートル随一の高級ホテル、シャングリラ ホテル ウランバートルの宿泊レビューをぜひ最後までご覧ください♡
このページの目次(もくじ)
シャングリラ ホテル ウランバートル宿泊記
1971年にシンガポールで始まったシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ。
数あるラグジュアリーホテルの中でも、ランクの高いホテルで、日本では東京に1軒あるのみ。
まさかモンゴルにあるとは嬉しい驚きです。
市内の中心ど真ん中にあり、周辺は大学や政府関係のオフィスもある高級感漂うエリアです。
ホテルに隣接する形でシャングリラモールがあるので、ショッピングや食事には困りません。
その他の主要エリアにもアクセスしやすい立地で、観光だけでなくビジネスの拠点としても申し分なし。
接客・サービス
シャングリラの接客・サービスは非常に高く、到着時から素敵なユニフォームに身を包んだスタッフが、しっかりとおもてなししてくれます。
数日間滞在してみて、モンゴル人にはとてもシンパシーを感じました。日本人と似ていて控えめで、静か。それでいて不親切ということもありません。
異国の地でありながら、とても落ち着いた気持ちで過ごせたのは、外見も心の中も何かしら通じるものがあるからだと思います。
シャングリラ ホテル ウランバートル | |
---|---|
住所 | Olympic Street 1, 19, Ulaanbaatar 14241 モンゴル地図 |
電話 | +97677029999 |
施設 | フィットネス、レストラン、バー |
子連れおすすめ度 | |
HP | https://www.shangri-la.com/jp/ulaanbaatar/shangrila/ |
ルームカテゴリー
- デラックスルーム(42平米)
- プレミアルーム(42平米)
- ホライゾン デラックスルーム(42平米)
- ホライゾンクラブルーム インターコネクティング(84平米)
- プレミアルームインターコネクティング(84平米)
- エグゼクティブスイート(84平米)
- エグゼクティブスイートホライゾンクラブルーム インターコネクティング(126平米)
- エグゼクティブスイートプレミアルーム インターコネクティング(126平米)
- スペシャルティスイート(130平米)
- シャングリラスイート(226平米)
一番リーズナブルなお部屋でも42平米という広さで、ラグジュアリーな空間となっています。
最高級のシャングリラスイートは宿泊当時で1泊150万。上がることはあっても決して下がることはないという、限られた人のみが泊まれる特別な客室です。
料金
お値段はハイシーズンだと1泊7万円~。モンゴルの物価を考えるとかなり高額です。9月を過ぎると金額も下がってきて、お手頃価格に。
宿泊時は夏休み真っ最中でしたが、友人とふたりだったので、奮発しました。
スイートルームはホライゾンラウンジが使え、朝食とカクテルタイムの食事とアルコールがこの料金に含まれます。
シャングリラのレストランも充実していますし、外食もそれなりに色々あるので、一般の客室でもいいかもしれません。
シャングリラ ホテル ウランバートル デラックスルーム
それでは早速お部屋に向かってみましょう。
高級感たっぷりの廊下もいいですね。
客室
今回宿泊したデラックスルーム。これまで泊まったウランバートルのどのホテルとも一線を画します。
高級感溢れるインテリアに、広々したベッド、窓からは遊園地が見えました。
バスルーム(トイレ・お風呂)
バスルームも、先進国のラグジュアリーホテルと全く遜色ありません。
しっかりしたバスタブが嬉しい。
アメニティ
シャングリラの爽やかな香りが嬉しい、定番のグリーンのボトル。
歯ブラシなどホテルの定番セットはすべてそろっています。
WiFi・ネット環境
WiFiは快適につながりました。仕事も滞りなくできるレベル。
カフェ・お菓子
ギフトでフルーツをいただきました。毎日食べてばかりで、あまり手をつけられませんでしたが、心遣いがとても嬉しい。
お茶の種類も豊富で、ミネラルウォーターも潤沢においてあります。
冷蔵庫の中身はこちら。
シャングリラ ホテル ウランバートル スイートルーム
シャングリラスイート
特別に200平米超えのシャングリラスイートを見せていただきました。ホテルに1室しかないオンリーワンの客室。
とんでもなく広い!!モンゴルの国賓はきっとこの部屋へ泊まるのでしょう。
シャングリラができる前はチンギスハーンホテルに大統領や首相、日本の皇室まで宿泊していたようですが、かなり設備が古く、このホテルのどこに皇室が泊まったのだろうと大変不思議でした。
シャングリラならどんなセレブが来ても恥ずかしくない、モンゴルを代表するホテルとしてしっかり役割を果たしてくれそうですね。
エグゼクティブスイート
1泊10万円で予約できるエグゼクティブスイート。ハネムーンなど、特別な日なら頑張って出せなくもないお値段。
日本だと、一番下のカテゴリーでも10万円以上するので、スイートルームを体験するには絶好の機会かもしれません。
クラブラウンジもついてくるし、かなりお得だと思います。
シャングリラ ホテル ウランバートル レストラン・バー
シャングリラ ホテル ウランバートルには4つの飲食店があり、どこもインテリアが素晴らしかったです。
わたしたちは、朝、昼、夜とカフェ パーク オール デイ ダイニングで食事をいただく機会があり、他のレストランで食事がとれませんでしたが、他のレストランも週末は大混雑で予約必須です。
ぜひチェックイン時に予約して、足を運んでみてください。
- ナーダム
- カフェ パーク オール デイ ダイニング レストラン
- ロビーラウンジ
- 胡同
ナーダム
ホテル内で一番内装が素敵だと思ったのが、レストランナーダム。
モンゴルでは珍しい、アメリカやイタリア系のメニューが豊富で、とにかく雰囲気が良いです。お酒が好きな人は一杯飲みに来るだけでもいいかも。
カフェ パーク オール デイ ダイニング レストラン
朝食はカフェ パーク オール デイ ダイニング レストランでいただきます。
朝食
モンゴルで宿泊した他のホテルでは、朝食メニューがシンプルであまり種類がありませんでしたが、シャングリラは違いました。
モンゴル料理はもちろん、各国料理が並び、久しぶりに食べる親しんだ味にホッとします。
嬉しかったのは、モンゴルではじめて食べてすっかり気に入ってしまったウルムが置いてあったこと!
ホテルでは食べられないと聞いていたので、嬉しい驚きです。乾燥チーズのアーロールなど、癖が強くて挑戦しづらい料理もビュッフェで一口から試せるので嬉しいですね。
とにかくお肉が人気なモンゴルですが、シャングリラには野菜料理もたくさんあります。
ウランバートル在住者も、朝食やランチをとりに来るのだとか。金額も日本と比べるとずっと安いので、他のホテルに泊まった人も、シャングリラへ朝食へ来るのもいいと思います。
ランチ
同じレストランですが、ランチのメニューがとても好きでした。
モンゴルではスイーツがイマイチなことが多かったのですが、ここのデザートだけは美味しくいただけました。
トウモロコシやかぼちゃのような甘い野菜を食べるのが久しぶりで、普段よりいっそう美味しく感じます。
モンゴルでは1か月分のお肉を1週間で食べたと思う。
ロビーラウンジ
アフタヌーンティーも有名だと聞いたので、予約して行ってきました。ランチを食べすぎてお腹がいっぱいだったので、あまり食べられなかったのが残念。
スイーツはシャングリラとて、このレベルまで限界なのかな?という感じでイマイチ。ランチビュッフェのパンナコッタは美味しかったけど、パティシエが違うのでしょうか。
サンドイッチとドリンクはまぁまぁっだったし、雰囲気も抜群なのでゆっくりした時間を過ごすことができました。
そして、何よりびっくりだったのがお値段。これで3,000円しなかったのです…。東京で食べればふたりで1.5万円くらいはしてしまうので、雰囲気を味わうには悪くないかもしれません。
シャングリラ ホテル ウランバートル館内施設
主な館内施設は下記の通り。フィットネスジムはレジデンスと共同なので、信じられないほど大きく、マシンの充実度に驚かされました。
- フィットネスジム
- プール
フィットネスジム
プール
プールも大変本格的です。ホテルのジムとプールはさほど混んでいないことも多いのですが、レジデンスの人たちが仕事から戻ってくるとかなり混雑するようです。
夕方以降の時間帯を避けて利用されるのをおすすめします。
シャングリラ ホテル ウランバートル ホライゾンクラブラウンジ
シャングリラホテルのホライゾンラウンジは、ホライゾンデラックス以上の客室を予約することで利用できます。
ラウンジ内はとてもゆっくりくつろげる空間で、カードやホテルの特典で使えるものではないため、質が高いことで有名です。
今回はラウンジの利用はしませんでしたが、次回はぜひ利用してみたいですね。
シャングリラ ホテル ウランバートル行き方・アクセス
- チンギスハーン国際空港から車で約1時間(約50キロ)
空港からホテルまでは車で約1時間。渋滞にはまると、2時間、3時間いなってしまうというので恐ろしいです。空港へ出発する時はかなり余裕を持った方が安心。
有名なホテルなので、白タクでも問題なく伝わります。スフバートル広場までも歩いて行けるので、とにかく便利がよかった。
空港からのアクセス方法は「チンギスハーン国際空港⇔ウランバートル市内移動手段別アクセス方法」で詳しく解説しています。
シャングリラ ホテル ウランバートル近隣観光スポット
ウランバートルの主要観光スポットを地図にまとめてみました。中でも必見の有名スポットを一部抜粋して紹介します。
スフバートル広場|旧チンギス・ハーン広場(Сүхбаатарын талбай)
ウランバートルの心臓部とも呼ばれるスフバートル広場は、モンゴル国の歴史と文化を象徴する重要な場所です。
モンゴル人民革命の父であるダムディン・スフバートルの名にちなんで名付けられ、モンゴルの政治・行政の中枢として機能しました。
政府機関をはじめ、国立オペラ劇場や博物館、美術館も集まっています。
ドラマVIVANTのロケ地としても何度も登場したので見覚えがある人も多いかもしれません。
ホテルに戻って再度VIVANTを見て、「あ、ここだ!!」と盛り上がりました(笑)
おしゃれなカフェやレストラン、カシミヤで有名なGOBIカシミヤもスフバートル広場周辺なので、このあたりにホテルをとると便利です。
チンギスハーン国立博物館(Чингис хаан музей)
ウランバートルでどこか1ヵ所、美術館か博物館へ行くとしたら、全員が「チンギスハーン博物館」と口をそろえるほど、人気の博物館。
2022年にオープンしたばかりの9階建ての大きな博物館で、アジアを代表するミュージアムにも選出されるほど、美しい展示や建築は見ごたえたっぷり。
3階から9階まで、階があがるごとに時代が新しくなっていき、モンゴルの歴史や文化が一目でわかる造りになっていました。
博物館の名前から、チンギス・ハーンがメインの展示かと思っていたら、モンゴル帝国以前の匈奴や鮮卑、ウイグルなどかなり幅広い展示が見られとても面白かったです。
学生時代、世界史で学んだ「匈奴」(この言葉を聞いてからいったい何年の時が過ぎたことでしょうか…)あの頃ここへ来れていたらもっと様々なことがぴんと来ていただろうなぁ…。
各時代の民族衣装、貴重な絵画、武器から装身具まで興味深いものがたくさんあり、じっくり見ているとあっという間に数時間経ってしまいます。
ひとつ残念なのが、基本的にモンゴル語の表記しかないこと。QRコードを読み込めば英語の説明が読めるのですが、ネット環境も日本と同等とは言えないためややストレスがかかります。
できれば、日本語ガイドをつけて、じっくり見学したかった!
テレルジ国立公園
ウランバートルから車で1.5時間。手つかずの自然が残るテレルジ国立公園では、乗馬、カヤック、釣り、トレッキングなど、わたしたちが想像するモンゴルのアクティビティを全て体験することができます。
わたしたちは時間の関係で、日帰りでしたが、テレルジに泊まってゲルを体験することもできるし、遊牧民の食文化や暮らしを知ることもできます。
アイラグ(馬乳酒)やお手製のアーロールが出てきたのもここだけだったので、行って良かった!
その他の観光情報は「ウランバートル人気観光地とVIVANTのロケ地|地図付きモデルコース!」で詳しく紹介しています。
シャングリラ ホテル ウランバートルの総評・感想
シャングリラ ホテル ウランバートル、規格外の施設がたくさんあって、大変楽しむことができました。
モンゴルはウランバートルを一歩出ると大自然に放り出されたような、自由爽快な気分になりますが、こうやって都会に戻ってくると、また別の高揚感があります。
隣接のショッピングモールでのお買い物(特にスーパーマーケットが最高!)も楽しいし、歩いて行ける範囲におしゃれなショップやレストラン、カフェもたくさんあります。
今までモンゴルにあまり興味がなかった人も、ちょっとしたリフレッシュや、仕事場として、ぜひ一度遊びに行ってみてほしいです。
ここ最近、アジアのホテル価格もかなり上昇しているので、たまにはビーチリゾートでなく、都会+山岳リゾートもおすすめですよ!
ウランバートル宿泊の際、この記事が参考になりますように!
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