アンドラ親子旅|11泊12泊旅行記5・6日目【スペイン・フランス】
8歳の娘とふたりで11泊12泊のスペイン(バルセロナ)&アンドラ&フランス(オクシタニー)の旅へ。
5日目はスペインからアンドラへ向かう。
アンドラ親子旅|11泊12泊旅行記5日目|バルセロナ→アンドラへ
バスの予約はお昼少し前なので、午前中はホテルでゆっくりして、バルセロナ最後の食事(朝食)に出かけることにしよう。
今朝は5時半まで眠れたし、娘も20時半から6時までぐっすりだったので一安心。
どうせ8時までカフェはあかないので、おむすびをひとつずつ、韓国のりと一緒に食べて、ハーブティーをいれ、葛根湯とビタミンのタブレットを飲んだ。
そして、私は出発まで少しだけ仕事をして、娘は宿題とお絵かきタイム。
まだ誰も起きていない時間の、とても平和で静かな時間。
ベーカリーで朝食
8時半頃、ホテルすぐそばのベーカリーでサンドイッチとスムージーの朝食をとる。
バルセロナVilla Bakeryバルセロナは健康志向の人が多いのか、フルーツジュースやサラダ、ビーガンメニューなどヘルシーなカフェやレストランの選択肢が多い。
バルセロナVilla Bakeryベーカリー隣のカフェもかなり素敵な雰囲気だったが、パンはパン屋の方が美味しいだろうと考えてVilla Bakeryというベーカリーに決めた。
バルセロナVilla BakeryVilla Bakeryのスタッフもみな優しく、ニコニコとしているので朝から気分がいい。
バルセロナVilla Bakery予想通りサンドイッチはとても美味しく、あっという間にたいらげてしまった。
ホテルに戻って、手早く荷造りを終わらせる。もうこれまでに何百とやっていることなのでそれほど時間はかからない。
バルセロナからアンドラへ出発
これから向かうアンドラ公国は、ヨーロッパに6つあるミニ国家のひとつ。
アンドラの他には、バチカン市国、サンマリノ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モナコ公国があり、私にとっては最後の未踏の国、娘にとっては4つ目の訪問国となる。
アンドラへは鉄道が運行しておらず、バルセロナまたはフランスのトゥールーズから片道3.5~4時間かけて車かバスで行くという手段しかない。
鉄道と違い、バス乗り場はうまく見つけられないこともあり、乗車できるまでいつもひやひやする。
本数が少なく、絶対に乗り遅れるわけにはいかない時は、事前に下見をすることもあるほど、ヨーロッパのバス乗り場は私にとって難解なのだ。(Googleマップで明確に示してくれないほか、人に聞いても解決しないことが多い)
今回もホテルのスタッフに聞いてみたが、こんなバス停は聞いたことがないと言われてしまった。
アンドラ行きのバスは主にバルセロナの2ヶ所から出ており、多くの旅行者は北駅(Estación de Autobuses Barcelona Nord)を利用するらしい。
私はアンドラからフランスのトゥールーズ行きのバスと同じ会社で予約したため、どうやらかなりマイナーなバス停を選んでしまったようだ。
公式ページで場所が確認できたので問題ないとは思うが、ミスするとリカバリーが面倒なので少し早めにホテルを出よう。
Uberを呼ぶと2分ほどで到着し、バス停までは16ユーロだった。タクシーもあちことで走っているし、バルセロナでは移動に困るということが全くなく、とても便利だった。
バスを待っている間、鳥の糞を踏んでいることに気づいて(しっかりシミになった)、一瞬最悪な気分になったけれど、娘が優しく励ましてくれたので、持ち直す。
バルセロナからアンドラ行きのバスバスは時間通りに到着し、人数分のチケットを確認するとすぐに出発した。
事前情報によると、山道がかなりきついらしく、車酔いしやすい人にとっては地獄の道になるらしい。私も娘も強い方ではないので、酔い止めを持参しておいた。
バルセロナからアンドラ行きのバス娘にも「この道は酔いやすいらしいから、早めに寝た方がいいよ。」とアドバイスすると、出発すぐに帽子をかぶって5分後にはスヤスヤと眠りに落ちた。
娘のバス酔いセット気分が悪くなったとき様のビニール袋も設置していて、随分手際がいい。娘もアンドラで訪問国は38ヵ国目になる。
私が勝手に連れまわしているだけなのだけど、今のところ旅行は大好きだというのでとても嬉しい。
バスの中は広くて快適だった
バルセロナを出発するとあっという間に田舎道になり、気づけばこんな景色に。
私もウトウトしていたので、気分が悪くなる暇もなくあっという間に到着だった。
アンドラ・ラ・ベリャ
滞在するのはアンドラの首都、アンドラ・ラ・ベリャ。
レンタカーでもない限り、ここより北のエリアを散策する人はあまりいないだろう。
何人かの旅行記を読んだけれど、例外なく、中心地を数時間散策したか、1泊してのんびりしているかのどちらかだった。
アンドラ公国はスペインとフランスの国境、ピレネー山中にあり、国家元首はスペイン司教とフランス大統領という不思議な独立国。
もともと免税国として有名で、消費税は0%だったが、今は4.5%と少し上がったようだ。それでもヨーロッパの消費税というと、15~20%が当たり前なので、大変低いことに変わりはない。
もともとは朝一でバルセロナを出発し、アンドラで数時間過ごした後、フランスへ抜ける旅程を計画していたが、調べてみると、アンドラのホテルはスペインやフランスと比べて随分と安く、とても快適そうなので、1泊してゆっくり過ごすことにした。
バス停からホテルまでは10分もかからないのだが、山のホテルあるあるで、ゆるやかな登坂になっているため、スーツケースを引いて登るのは少ししんどい。
いつもの大きなスーツケースだったら、迷わずタクシーを使うところだ。今回は荷物も少ないし、娘も歩けるというので少し息を切らしながらホテルへ向かった。
私は本当に坂道や階段が苦手なので、すぐに息を切らしてしまうが普通の人なら全く問題ないと思う。
ユーロスターズ アンドラ
ユーロスターズ アンドラホテルは80ユーロもしなかったと思うが、スイートルームにアップグレードしてくれていて大変快適だった。
ユーロスターズ アンドラ ジュニアスイートバルセロナで80ユーロなんて、ホステルくらいしか選択肢がない。
ユーロスターズ アンドラ ジュニアスイート気づけば14時半。荷物を置いたらランチへ行くことにしよう。ホテルスタッフにおすすめを聞いて、歩いてすぐそばのRestaurant Cafè l´Isardへ向かう。
ホテルの詳しいレビューは「ユーロスターズ アンドラ宿泊記ブログ」でどうぞ。
Restaurant Cafè l´Isard
全体的に人の少ないアンドラだったが、この店は客入りがよく、かなりの座席が埋まっていた。
子供は見当たらたなかったし、高級感のある雰囲気なので料金もかなり高いのではないかと心配したが、デザートつきランチコースがなんと19.5ユーロと大変リーズナブル。
きのこのスープは大変美味しく、ボリュームも満点。味はパーフェクトとは言えないけれど、この金額なら申し分なしでコストパフォーマンスは抜群だった。
こどものランチは12ユーロ。チキンが焦げて美味しくないというので一口食べてみたが、焦げてるいないは関係なくパサパサして旨味がない。
断然大人メニューがお得だし味もいいので、シェアするかアラカルトを頼めばよかった。
せっかくなのでチーズケーキとカフェも。
ケーキはまずまず。やはりフランスで食べるのには及ばない。しかし、これで33ユーロは本当にありがたかった。
念願の1ヵ国新規国滞在が叶ったし、スペインやフランスと比べてかなり安上がりだ。
このまま観光に出ようか迷ったけれど、まだ少し体調がすぐれないので一度ホテルで休むことにする。
16時から2時間半ほど眠り、身体はだいぶ回復した。娘はその間に宿題をすませ、余った時間でのんびりYoutubeを楽しんでいたらしい。本当に手がかからなくなった。
大きくなったらなったなりの悩みは出てくるけれど、日に日に成長する姿を感じる。
アンドラ観光
時間は18時半を過ぎたが、まだまだ9月のヨーロッパは明るい。少しコーヒーでも飲みたくて旧市街の入り口にあるSantagloria Coffee & Bakeryへ。
店内は半分ほど埋まっており、みな甘そうな菓子パンを食べている。
美味しそうなキャラメルラテがあったので注文したら、写真とは全く違うものが出てきた。
パンはあまり美味しくなかったけれど、寝起きにほっと一息つき、元気が戻ってくる。
サン エステヴェ教会(Sant Esteve d’Andorra la Vella)アンドラはそれほど見どころが多くないので、この辺りをまわるだけなら1時間もあればよさそうだ。
まずはベーカリーを出て目の前にあるサン・エステバ教会。12世紀に建てられたロマネスク様式の建物で、旧市街のシンボルとも呼ばれる由緒ある教会。
サン エステヴェ教会(Sant Esteve d’Andorra la Vella)バルセロナやトゥールーズで散々豪華な教会を見てきたので、物足りなくはあるけれど、内部に飾られている壁画は13世紀頃のものも残っているとても貴重なもので、カタルーニャ国立美術館でも一部が展示されているのだそう。
アンドラの郵便ポスト教会の近くにはアンドラの有名な郵便ポスト。アンドラには郵便局がなく、町で見かけるポストはスペインとフランスのポストの2種類だ。
旅行記を呼んでいると、ここからハガキを送っている旅人がたくさんいた。
私はというと、年賀状は15年以上も前にやめてしまい、手紙は全く書かなくなってしまった。
子供が生まれる前までは、手紙の代わりに長文のメールなどを送ったものだが、そういえばここ最近全く書いても、もらってもいない。
LINEなどで気軽に短文がやり取りできるようになったが、長文のお便りはまた格別に嬉しいものなので、たまには書いてみるのもいいかもしれない。
Sergi Mas Balaguer《コントラバス・ダンス(Ball del Contrapàs)》旧市街を散策していると目に入ってきたかわいい彫刻。
このあたりの飲食店もいい雰囲気で、早い時間でもアルコールを楽しむ人たちでにぎわっていた。
カサ・デ・ラ・バル(Casa de la Vall)世界で最も小さく、最も古い国会だというサ・デ・ラ・バル。1580年建設、アンドラの伝統的な石造りの建築様式。見るからに頑丈そう。
カサ・デ・ラ・バルからの眺め目の前には奇妙な男性の像。
ニースのマセナ広場にもたくさんいるんだけど、フランス人ではなく、バルセロナ出身の現代アーティストジャウメ・プレンサの作品ということだった。
虎ノ門ヒルズや香川の男木島にも彼の作品があるようなので、もし見かけたら思い出してみてほしい。
ここから元来た道を引き返し、アンドラで最も有名な「ダリの時計」を見に行ってみよう。
サルバドール・ダリの代表作、溶けた時計の彫刻「時間の貴族(La Noblesse du Temps)」
今回、時間があればバルセロナからフィゲラスのダリ美術館へ行きたかったのだが、3日間ではバルセロナを周るのがやっとで、地方への遠征はかなわなかった。
ダリは日本でもかなりの人気があるが、ヨーロッパでもあちらこちらで特別展が開催され、フランスやオランダ、スペインなど色々な場所で作品を楽しむことができた。
19時半を過ぎるとあたりはだんだんと薄暗くなり、気温も下がってきた。
Pyrénées Andorraに入っている巨大スーパーマーケットでオレンジジュースと水、移動中に食べるポテトチップスを買ってホテルに戻る。
自分が今どこにいるかわからないほどの広さだったが、買い物客はとても少なく、経営を心配するほど閑散としていた。
ホテルに戻って明日の準備を少しだけして、今夜も早めに眠りについた。
アンドラ親子旅|11泊12泊旅行記6日目|アンドラ観光
何度か夢を見ながら目覚めたのは5時半。昨日しっかり休んだので、体調はかなり回復している。
娘も20時過ぎには寝たはずなので、6時になったら起こすことにしよう。シャワーを浴び、着替えをして、私は1時間だけ仕事、娘は宿題とお絵かきタイム。
アンドラの朝食
7時半になったらホテルを出て、ベーカリーへ朝食を取りに向かう。ついでに街の端まで行ってみることにした。
多くの店は閉まっているが、人通りはそこそこあり、治安面で不安な要素は全くない。
狙っていたベーカリーはかなりの席が埋まっていて人気ぶりがうかがえる。店員はスペイン語しかできないけれど、指差しで買い物できるので問題なし。
ただ肝心のパンはというと、悪くはないがレビューほどのレベルではなく、まずまず。
まぁ、午後にはフランスについて美味しいパンを山ほど食べられるから良しとしよう。
ハムとチーズの小さなサンドを2つと、エッグタルト、パンオショコラ。飲み物はミルクとコーヒーにオレンジジュースを朝食にとった。
街を端から端まで移動したけれど、とにかく商店街が続き、最後に教会があるだけ。
それほど面白いものはなかったけれど、ふたりで「なぞなぞ」や「しりとり」をしたり、ウォールアートを探したりして朝からしっかり歩いた。
途中めについたSuper Uでガスパチョとフルーツを買い、最後に街を見渡せる展望台へ行ってからアンドラを発つことにした。
アンドラ展望スポット
旧市街を少し外れ、山側へ向かうと簡単なトレイルコースがある。
10分もあれば上まで行けるのだが、思ったより傾斜がきつく、3分で息が切れてしまった。
途中ネコがたくさん出てきて娘はご機嫌。私は息が苦しくてそれどころではないが、娘が励まして、時々背中を押してくれる。
なんとか登りきると、澄んだ美しい水が流れ、素晴らしい景色を見ることができた。
体調もイマイチだったし、スーツケースの空きがなく買い物もできないしで、あまりやることのなかったアンドラだったが、この景色が見れただけでも来てよかったと思う。
帰りは地元のおじいさん数人とすれ違った。年寄りが元気に散歩している中、ひとりだけ息が切れてなんと情けない。
ホテルに戻ると荷物をまとめ、チェックアウト。12時出発のバスに乗り込み、アンドラを出発。
さすがにもう来ることはないだろから、ほんの少しだけ寂しいけれど、いい思い出ができた。
あれだけバス酔いを心配していたのに、いつの間にかふたりとも眠ってしまい、気づけばフランスに入国。
バラ色の街トゥールーズに到着したのは15:30ぴったりだった。
アンドラ親子旅|11泊12泊旅行記5日目
今日の1枚。
頑張って登った先にアンドラの絶景が待ってたよ!!
10分程度だけど息が上がってめちゃくちゃ疲れた
猫が何匹もいて、水と空気が澄んでて、私より足腰強いおじいとおばあがいるきれいなとこでした
が、さすがにもう来ることはないんだろうな
グッバイアンドラ!! pic.twitter.com/6qL8479KgP
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈ (@makiro77) September 25, 2024
いつか行こうと思ってからどれくらいの時が経っただろうか。
かつて196ヵ国制覇を夢見ていた私にとって、ミニ国家は結構な宿敵。
モナコやバチカン以外はどこもアクセスが悪いので、なかなか全制覇することが難しかったが、ようやくヨーロッパのミニ国家をすべてまわることができた。
アフリカやカリブ海制覇はいったんあきらめてしまったが、これからもヨーロッパとアジアくらいはできる限りすべての国を周りたいと思う。
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