書きかけの旅行記が山ほどあり、書き終わる気配すらないけれど、今は70歳の父と過ごした19日間にものぼるヨーロッパ旅行の記録を残しておきたい気分だったので、少しずつ書き始めることにする。

プロローグは自分語りが少々長めなので、さっさと旅行記を読みたい人は次章(いつできるか不明)から読んでください。

70歳父とゆくフランス・スペイン旅行記|プロローグ

父と母とわたしと旅行

母とはわたしが大学生の頃からいろいろなところへ旅行をした。

母と一緒に乗船した北欧バルト海クルーズ2017年 母と一緒に乗船した北欧バルト海クルーズ

母はそれほど旅好きな人という訳ではなかったが、わたしが連れて行きたかったり、娘の世話で来てほしかったりで、アジアやヨーロッパなど10ヵ国以上は一緒にまわったと思う。

父は普通の会社員で、退職するまで全ての長期休暇は湯布院映画祭に使っていたので、ふたり旅はもちろん、家族旅行すらほとんど記憶にない。

これまで父とふたりで旅行をするという発想自体がほとんどなかった。多くの人たちと同じように、行くなら当たり前に両親セットという感じで考えていた。

ところが、体力や予算の関係もあって、母はもう十分行きたいところへは行ったから、もうこれからはそんなに海外旅行派行かなくてもいいということで、突然父とのふたり旅が浮上したのだ。

父親と娘がふたりで旅行をするというのは、自分のまわりで聞いたことがない。探せばどこかにはいるのだろうけど、相当レアな気がする。

そもそも仲が良くない、という人はもちろん、仲はいいけど旅行をするというのは想像できないとか、休みがとれないとか、色々あるだろうけど、とにかく父と娘はふたり旅に出ないものなのだ。

この記事を読んで、2週間はさすがに無理だけど、1泊、2泊くらいなら父と旅行してみようかなと思ってくれる人がひとりでもいると嬉しい。そんな人がいたら、ぜひブログやSNSのDMで報告してください。めちゃくちゃ喜びます!!

ブログをはじめたきっかけ

そもそもわたしがブログを始めたきっかけは、自分の旅を記録しておきたいということだった。

正直なところ、自分が一番の読者であればそれでいいくらいの気持ちだった。(このあたりのことは長々と自己紹介の記事で書いている)

フォートラベルという古くからある旅行サイトで、素敵な旅行記を読むたびに「自分もこんな風に旅の記録を残しておきたい」と思いながら、忙しくてなかなか実行できず、ずっともどかしい気持ちでいたのだ。

実際数回旅行記を書いてみたこともあったが、旅行記にも才能が必要なようで、憧れの人たちのように旅を綴ることはできなかった。

だから違う形で記録を始め、旅行記という形式ではないけれど、自分のブログに思い出を保存することにした。

ブログをはじめてわりとすぐに会社を退職し、旅を仕事することにしたので、書き記す時間もあり、それ自体も楽しかった。自分はもちろん、色々な人に読んでもらえることも嬉しかったし、過去に行った場所や思い出が、ブログを読み返すことで蘇ることも幸せだった。

ラオスへ家族旅行ラオスへ家族旅行

振り返れば、書き残した文章がどれほどわたしを支えてくれてきたかと思う。

旅の変遷とブログ

はじめの数年は、幼い娘との旅が中心で、万が一自分が急逝してしまったときに備え、娘に残しておきたいメッセージをいくつも書き記していた。

娘と二人旅 ゴッホが療養していたフランス サン=レミ=ド=プロヴァンス娘と二人旅 ゴッホが療養していたフランス サン=レミ=ド=プロヴァンス

生後半年で海外旅行をスタートさせた娘も、もう9歳になり、旅行の記憶もしっかりしてきたので、ここ数年はそれほど娘を意識して記事を作成することはなかったかもしれない。

残しておきたいメッセージは直接伝えられるようになったので、インスタグラムでリール(ショート動画)や写真を残し、ブログの代わりとして活用するようになった。

しばらくはひとり旅にもハマり、ヨーロッパや中東などあちこち旅をした。

人生で5本の指に入るほど素晴らしかったサウジアラビア アルウラーの屋外カフェ人生で5本の指に入るほど素晴らしかったサウジアラビア アルウラーの屋外カフェ

小さい子供がいるのに自由にひとり時間を過ごせる喜びはひとしおだった。プレゼントに何が欲しいか聞かれたら、「ひとり時間」と答える母親や父親は山のようにいるだろう。

ひとりで行きたい場所に行って満足したら、今度は両親と3世代の思い出を作っておきたくなった。

60代、70代になった両親と一緒に、あと何度旅に出られるだろうか。心と身体が“まだ元気”でいられる時間は、想像以上に短いのかもしれない。

自分と夫の両親、それぞれヨーロッパ2週間の旅を計画した。

2023年夏 北イタリア&南フランス旅2023年夏 北イタリア&南フランス旅

ちょっとした体調不良や疲れはあったけれど、それでも行って良かったと何度も思い返せるような、素晴らしい思い出ができた。

2023年冬 南イタリア周遊2023年冬 南イタリア周遊

父と二度目のふたり旅

ルーアンのシンボル大時計台父とはじめての二人旅 ルーアンのシンボル大時計台

そして、今年は父の念願だったサンセバスチャン旅行。

父とは数年前に一度だけフランスふたり旅をしており、二度目の旅になる。

父は食べることが大好きで、かねてよりグルメの街サンセバスチャンに行ってみたいと話していて、できれば食の豊かな秋を満喫したいとも言っていた。

そして、この度わたしと父のスケジュールが合致し、長年の夢がかなって旅の計画が固まった。

はじめは2週間弱の予定で、サンセバスチャンからボルドーへ北上し、周辺の街をまわったあとにパリへ行って帰るつもりだった。

ところが、せっかくだからスペインも行ってみようか、だったらアンダルシアも周りたいということになり、気づけば19日間とかなりの長さになってしまった。

旅行直前にわたしはわりと重い帯状疱疹にかかり、後遺症も残っていた。

父もそこそこ高齢になっているので、わたしにはめずらしく比較的のんびり過ごす旅だったが、これはこれでなかなかおもしろく、今はもちろん、父が亡くなった後もずっと思い返せるような良い旅になったと思う。

しかしながら記憶力に自信があったのは遠い昔の話。最近のわたしはボケ老人レベルの脳みそで、30年も覚えておく自信なんて全くない。

せっかくこんな仕事をしているんだし、なんとか主要な部分だけでもブログに書き記すことができればと考えている。

はてさて、この旅行記を書き終える日は来るのだろうか。自分でもよくわからないけれど、リハビリも兼ねて完成することを願う。

では、ここから旅が始まる。

70歳父とゆくフランス・スペイン旅行記まとめ

今年はわたしも、家族も立て続けに病気になったり、ブログがハッキングされたりとわりと散々な1年で、特に後半戦は無気力なことも多かったのだけど、こうやって久しぶりに自分のことを書いていると頭の中が整理されてきて活力がわいてきた。

行った都市をまとめる作業も楽しいけれど、段々とAIに浸食されているのを肌で感じているし、いつまでも浸食されない紀行文という分野にシフトしていくのも悪くないのかも。

とはいえ、旅行記は全くお金にならないのであくまで趣味の範囲なんだけどね。えへ。

いつまでも書き終わらない気がするので、続きが読みたいという読者の方がいれば、SNSに続き書いてよ~とDMください。はげみになります!

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