サウジアラビアと言えば、イスラム教の聖地メッカとメディナがあることで有名ですね。
メッカは死ぬまでに一度拝みたいけれど、イスラム教以外は立ち入れないので入信するしかないのかな?
リヤドにジェッダ。土地の名前は聞いたことがあるけれど、いったいどんな街なのだろう。
そんな長年夢見たサウジアラビアに10日間旅してきました。
実際行けることになり調べてみると、サウジアラビアの観光資源は想像以上に豊かでした。
また、治安もよくどこへ行ってもスマホアプリで移動、決済と他の先進国とほとんど変わりありません。
玄人好みの場所だと思っていたら、そんなことはなく、日本人旅行者にもおすすめできる国のひとつとなりました!
今回は《サウジアラビアの人気都市について実際に旅したわたしの体験》からおすすめの都市をご紹介していきたいと思います!
サウジアラビア政府観光局の方にもお世話になり、おすすめの場所も沢山教えていただいたので、どこよりも詳しいサウジアラビアの記事が出来上がったのではないかと感動しております・・・!!
それではスタート♪
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このページの目次(もくじ)
旅ブロガーおすすめサウジアラビアで絶対行くべき人気観光都市おすすめ13選
サウジアラビアを周遊するには10日から2週間は必要です。
そんなにたっぷり時間がとれない人が多いと思うので特におすすめ度の高い場所に☆をつけました。
あまり知っている地名がないので行く前はどこに行けばいいか悩みましたが、実際に行ってみるとどこもそれぞれの良さがあり、好みが分かれそうだと感じました。
☆は知名度と行きやすさも考慮しているため、☆が☆☆☆に劣っているということでもありません。
最新のテクノロジーが気になる、自然が見たい、古い建物がある場所を散策したい。
ぜひこの記事をご覧になり、自分だけの旅程をたててみてください。
①ジェッダ(Jeddah)☆☆☆
メッカの巡礼の玄関口であるジッダは、かつて小さな漁村でした。
イスラム教が普及し、聖地メッカへの巡礼が増えたことにより街を整備し、巡礼者の中継地点として栄えました。
現在は、首都リヤドに次ぐサウジアラビア第2の都市で、経済・金融・貿易の中心都市となっています。
たくさんの高層ビルが建つジッダですが、2014年にユネスコの世界遺産に登録された歴史地区があります。
そのアルバラド地区には、木製の飾り窓「マシュラビーヤ」が特徴的なイスラム建築の古い建物が残っており、600を超える歴史的建造物や歴史ある36のモスクなど、昔ながらの街並みが広がっています。
また、当時の建物を再現した博物館では美しい建築物を楽しむことができ、タイムスリップしたような気分になります。
②メッカ(Makkah)
サウジアラビアの宗教上の首都といえるメッカは、イスラム教第一の聖地。
預言者ムハンマド(マホメット)が生誕した地で、ここには世界最大のモスク「ハラム・モスク」があります。
世界最多の13本のミナレットとアラビア語で「聖なるモスク」を意味するマスジド・ハラームがあり、マスジド・ハラームの中心にあるカーバ神殿は、イスラム教における最高の聖地とされています。
神殿は「キスワ」と呼ばれる金の刺繍が施された黒い布で覆われています。
毎年多くの巡礼者を集めているメッカですが、残念ながらイスラム教徒以外が立ち入ることはできません。
写真は友人や現地で知り合った人たちに譲ってもらいました。
③タイフ(Ta’if)☆
サウジアラビア西部の都市タイフは、標高1500メートルの高地に位置し、避暑地として知られています。
夏になると、サウジアラビアの政府機能が首都リヤドからタイフに移動し、夏の首都と化します。
かつてはアブドゥルアズィーズ王の王宮だったシュブラ宮殿は、現在博物館になっており、中を見学することができます。
またタイフは「バラの都」としても知られており、800以上のバラ園があります。
ローズオイルやローズウォーターなどバラを使った製品が有名で、お土産にもぴったりです!
④メディナ(Medina)☆☆
サウジアラビア北西部に位置するメディナは、メッカに次ぐイスラム教の第2の聖地。駅に降り立った瞬間から興奮を隠せないほど、人と熱気に溢れた場所です。
預言者ムハンマド(マホメット)は、メッカで異教徒たちから迫害を受け、622年にメディナに聖遷(移住)しました。
そこでイスラム共同体「ウンマ」を形成し、メディナは第2の聖地として発展を遂げます。
632年、ムハンマドはメディナで生涯を閉じました。
「預言者のモスク」として知られるアル・マスジド・アン・ナバウィには、ムハンマドの墓廟があります。10本のミナレットがあり、世界で2番目の数となります。
ちなみにモスクの大きさとミナレットの数は、メッカのハラム・モスクとメディナのアル・マスジド・アン・ナバウィ・モスクを越えることは許されていないのだそう。
ほかにもメディナには、ムハンマドが初めてのモスクの礎石を据えたといわれるクバー・モスク、623年に建てられた歴史あるキブラタイン・モスクなどがあり、毎年たくさんの巡礼者が訪れます。
実際に訪れると驚くほど観光地化されています。日本でいうところの浅草寺のような感じでしょうか。
もっと感極まって泣いている人などいるのかと想像していましたが、みなさんウキウキしながら楽しそうに巡礼されているようで、とても驚きました。
⑤マダインサーレハ(Mada’in Saleh)☆☆☆
預言者サーレハにちなんで「マダイン・サーレハ(サーレハの街)」と呼ばれるこの一帯には、かつて古代都市が栄えた場所。
現在のヨルダン西部を中心に栄えた遊牧民のナバテア人が、紀元前1世紀から紀元1世紀頃マダイン・サーレハに隊商都市を築きました。ナバテア文明の遺跡としては、ヨルダンのペトラ遺跡に次ぐ規模を誇ります。
「岩だらけの場所」を意味するアル=ヒジュルは、2008年に「アル=ヒジュルの考古遺跡」としてサウジアラビアで初めてユネスコの世界遺産に登録されましたが、アル=ヒジュルの古代都市は神の怒りに触れて消滅したという伝説があることから、地元の人たちからは呪われた場所と信じられています。
(昔はそういうこともあったようですが、地元の人に聞いてみると何それ?といった感じでローカルの旅行者も沢山いました)
4つの大きな墓地や装飾が施された94もの墓石群、神殿、用水路、貯水槽などが良い状態で残れされており、考古学的にも重要な遺跡となっています。
⑥アルウラー(AlUla)☆☆☆
山と広大な砂漠に囲まれているアルウラーは、かつて香料の交易路として重要な都市でした。
日本ではマダイン・サーレの拠点としてサラッと紹介されているだけでしたが、街中がグランドキャニオンのようで素晴らしい山岳リゾートです。
水と風の侵食により、何百万年もの歳月をかけて形成されたエレファント・ロック(ジャバル・アル・フィル)やアーチ(レインボー)ロックと呼ばれる岩層、風邪と砂によって形成されたザ・ダンシング・ロックスなど、自然が作り出した岩層、峡谷、断崖などが見どころ。
またアルウラー・ヘリテージ・ビレッジでは、約2000年前の泥を焼いて作られたレンガと石造りでできた800戸に及ぶ家々を見ることができます。
⑦リヤド(Riyadh)☆☆
サウジアラビアの中央部に位置する首都リヤド。
サウジアラビアの建国者アブド・アルアジーズ・イブン・サウードによって王国を再興され、リヤドに首都がおかれました。
1931年に石油が発見されてから急速に発展し、都市化が進みます。
リヤドの中心部にはキングダムセンターをはじめ、高層ビルが建ち並びまるでニューヨークのよう。
近代化しているとは聞いていても実際に足を運ぶとその姿に驚きました。サムライをイメージした外国人が東京に来て驚くようなものでしょうか。
超高層ビルから望む夜景が素晴らしく、贅沢な時間を過ごすことができます。
リヤドの旧市街には、観光名所として知られるマスマク城塞もあります。
リヤド近郊には世界遺産に登録されているディルイーヤもあるので、少し足を延ばして観光してみてはいかがでしょうか。
⑧ディルイーヤ(Dir’iyah)☆☆
ディルイーヤはサウジアラビアの首都リヤド郊外にある街。
サウード王家の本拠地で、1744年から1818年までの第一次サウード王国時代、首都だった場所です。
1811年から1818年にかけて勃発したオスマン・サウジ戦争の終わり、ほぼ1年にわたる包囲の後に降伏。
侵略軍のリーダー、イブラヒム・パシャがディルイーヤの破壊を命じ、サウード王国は滅び、ディルイーヤは廃墟と化しました。
再び覇権を取り戻したサウード家はディルイーヤに戻ることなくリヤドへ都を築きます。
街の中心であったツライフ地区には、サアド・ビン・サウード宮殿やサルワ宮殿、イマーム・モハンマド・ビン・サウード・モスクなどの都市遺跡が残っていることから、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。
開発が完了し、入り口部分はテーマパークのようになっていて、かなりおしゃれです。夜になるとダンスやライトアップなど体験も増えてくるので、日が沈む時間~夜にかけての訪問が特におすすめ!
⑨アブハ (Abha)☆
サウジアラビアの南西部に位置するアブハは、標高2,000mを越える高原都市で、避暑地として人気の高い街です。
見どころは、アブハの歴史地区であるアルナスブ地区。
アルナスブモスクやアルラクフ建築と呼ばれる独特の建物を見ることができます。
アル・スーダ国立公園からはケーブルカーに乗ることもでき、アブハの景色が楽しめますよ!
⑩リジャル・アルマ(Rijal Almaa)☆
サウジアラビア南西部に位置するアシール地方の小さな村リジャル・アルマは、約1,000年の歴史を誇る村で、廃墟と化した要塞のような石群があります。
見どころである玄武岩を使った独特な建築様式の建物は、木製のカラフルなドアや窓が特徴で、現在は博物館として公開されています(これはしょぼいです)。
リジャル・アルマはアブハから約45㎞離れた場所にあるので、アブハーの観光と合わせて日帰りで楽しめます!
村人は住んでおらず、観光地化されてしまっているのが少し残念ですが、イエメン国境付近の村として、イエメンを感じられる場所。
ぼったくりタクシーしか捕まえられず、滞在が短くなってしまったのが残念でした~。悔しい~。
⑪ジザン (Jizan)☆☆
ジザンは、サウジアラビア南西部にある紅海に面した港湾都市。
肥沃な土壌をもち、野菜やトロピカルフルーツなどの農業が盛んに行われています。
ジザンから約40㎞の沖合には、手つかずの自然が残るファラサン諸島があります。
自然保護地域であるため、さまざまな野生動物や海洋生物が生息しており、ダイビングスポットとしても有名。
ファラサンで過ごすには最低1泊2日必要。フェリーの運航が少ないので、計画的に準備しましょう!
⑫ダンマーム (Dammam)☆
サウジアラビア東部にあるダンマームは、かつては小さな漁村でした。
1938年に石油が発見されると、ダンマームは瞬く間に大都市へと変貌しました。
見どころは、世界最大の原油生産量を誇る国営石油会社サウジアラムコによって建てられたアブドゥルアジーズ王世界文化センター。
巨大な建物には、石油博物館をはじめ、劇場、映画館、図書館、展示ギャラリーなどが入っています。
また、広大なスーク歩きも楽しいです。夜中まで女性も子供も沢山出歩いており、買い物を楽しんでいました。
他にも白い砂浜の美しいハーフムーンベイやコーニッシュと呼ばれるウォーターフロントなど、魅力的なスポットが点在しています。
⑬ホフフ(Hofuf)☆
サウジアラビア東部に位置するアハサー地方は、世界最大のオアシス地帯。2018年にユネスコの世界遺産に登録されたアハサー・オアシスがあります。
アハサー・オアシスでは、昔から涌き水を活かしてナツメヤシをはじめ、アラビア半島では珍しい米の栽培がされてきました。
新石器時代までさかのぼる考古学的遺跡が発見され、周囲には洞窟のほか、アハサー・オアシスの南には世界最大級の規模を誇るルブウアルハーリー砂漠、西にはダハナー砂漠もあります。
拠点となるのはホフフ。オスマン帝国によって支配されていた時代もあり、トルコ風の建築物が見られます。
サウジアラビア主要都市モデルルート・コース
地図を見ると、西と東に主要都市が固まっているのがわかります。
1日~2日
時間がなければ、東エリアのリヤドとディルイーヤで最低1泊2日から観光は可能。
ただ、新しい街なので、古い街並みを楽しみたいなら、人工的な雰囲気にがっかりするかもしれません。
ドバイと同様に、最新のテクノロジーや、エンタメを楽しむなら大いにありだと思います。
3日~4日
サウジアラビア人に聞くと声をそろえて、アルウラー、マダインサーレハのエリアがいいと言います。
わたしもそれには大賛同で、異世界(火星にでも)に迷い込んだかのようなスケールの大きい景色を堪能できます。
グランドキャニオンやヨルダン、モロッコあたりの砂漠エリアが好きな人には大変おすすめ。
サウジアラビアに来たらぜひ足を運んでほしいエリアです。
5日~7日
1週間程度あれば、リヤドもジェッダも行けます。巨大都市ではありますが、それほど見どころは多くないので、1泊程度でも問題ありません。
リヤド、ジェッダにプラスして、メディナとアルウラー、マダインサーレハがおすすめ。
大都市が好みでないなら、リヤド、ジェッダは飛ばしてホフフやジザーン、リジャルアルマなど組み合わせてもいいかもしれません。
サウジアラビアをもっと楽しむ
現地ツアーに参加する
わたしはほとんどの時間を個人旅行でまわりました。幸いなことにリヤドとジェッダ近隣に友人がいたので、わからないことがあればすぐ相談できたのが大きかったです。
場所によっては、ツアーの利用が大変おすすめです。サウジアラビア人やサウジアラビアで働く外国人と話すのはとても楽しいし、沢山質問をすることで中東への理解がさらに深まりました。
連絡先を交換して、今でもやりとりできる人が数人います。サウジアラビアではぜひローカルとの交流を楽しんでください!
おすすめホテル
最高級ホテル ザリッツカールトンリヤド
今まで泊まった中でも5本の指に入るほど豪華絢爛なリッツカールトン。リヤドとジェッダのホテルで最高のおもてなしを受けました。
もともと本当に王家のパレスだったとあって、調度品の高級感も半端ありません。
宿泊料金が高いので、アフタヌーンティーや朝食の利用でもいいと思います。ぜひ観光スポットのひとつとして足を運んでみてください!
もう少し手ごろなホテルがよければ、フォーポインツ バイ シェラトン リヤド カルディアがおすすめ。
日本人商社マンの御用達ホテルの様で、沢山の日本人に会いました。30年通っている人も、ここが使い勝手が良いとほめていました。
観光の注意点
サウジアラビアはどこも治安がよく危ないと感じることは全くありませんでした。
治安の心配はほとんど気にせず大丈夫だと思いますが、サウジアラビアはカードが使えるお店が大半なので、念のため大金は持ち歩かないようにしましょう。
治安についての詳細は「サウジアラビア治安・コロナ危険情報旅行者が注意すべき7つの事と危険スポット」をご覧ください。
海外旅行保険は必要
また、いくら治安のよいサウジアラビアでも海外旅行保険は絶対に必要です。
スリや強盗はいなくても、食事や気候が合わず体調を崩すということもあり得ますし、交通事故のリスクは日本より高いです。
どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前に保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
そのほかクレジットカードについては「サウジアラビアで得する人気クレジットカードおすすめ」の記事で詳しく解説しています。
旅行の準備は「サウジアラビアに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
サウジアラビアのガイドブックは恐ろしく少ないのであまり選択肢がありません。
地球の歩き方1択といってよいでしょう。
他の国もしかりですが、ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
内容は充実しているとはいえませんが、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。(ただサウジの場合は古すぎて役に立たないのが正直なところ)
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
わたしはサウジアラビアを知るための55章も購入し、読み込みました。
「エリア・スタディーズ」にはファンも多く、旅という捉え方だけではなく学びとしてサウジアラビアに行く予定がない人でも面白く読めると思います。
サウジアラビアで絶対行きたい人気観光都市まとめ
サウジアラビアを調べれば調べるほど、素晴らしい場所がどんどん出てきてもっともっと深く知りたくなりました。
世界地図をご覧になっていただければ一目瞭然で、サウジアラビアの国土は意外と広いんです!
なんと日本の6倍ですから、それは名所がたくさんあって当然ですね!
わたしはベストシーズンの2月に旅をしました。今回時間足りずに見れていないものもあるので、またいつか再訪したいです。
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