セルビアの治安は概ね安定しており、ヨーロッパの中でも安心して旅行できる国の1つです。
1990年〜1999年頃は物価高騰による不況で、治安が不安定になったりしていましたが、そこから20年以上の月日が経った現在は安定しており、問題なく観光できます。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、注意すべきことは沢山!
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事セルビア旅行クレジットカード選び方
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当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなセルビアの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
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このページの目次(もくじ)
セルビアの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年3月現在、外務省の海外安全ホームページではコソボ東部との国境付近の一部地域のみレベル1(十分注意)が出ていますが、その他の地域はレベル0です。
外務省の海外安全ホームページによると、コソボ東部との国境付近の地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)では、一部のアルバニア系住民とセルビア系住民との間で緊張状態が継続しています。
現在の治安は概ね安定していますが、コソボとの関係は緊張状態が続いているので、引き続き注意が必要です。
また、2015年以降より中東からの難民が増え、これが長期化する事による治安の悪化が懸念されています。
とは言え、首都のベオグラードを始めとする多くの地域では、夜間の外出や女性の一人歩きも問題なくおこなえるので、他のヨーロッパ諸国と比べても安心して観光を楽しむことが出来るでしょう。
これまで、セルビアでテロに巻き込まれた日本人はいませんが、渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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犯罪データ
少し古いデータになりますが、2017年のセルビア全体のデータでは、1年間で窃盗事件は約4万件、暴力事件は約3,000件で、殺人による逮捕件数は86件でした。
同じ年の他のヨーロッパ諸国と比較すると低い結果ですが、日本よりは高い犯罪発生率となります。
特に多い窃盗事件にはスリや置き引きなども含まれているので、旅行者は特に注意が必要です。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、セルビアは65位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
セルビアで注意すべき危険エリア
セルビアとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
駅やバス乗り場などの交通機関
旅行者が多く集まるバス、電車の乗り場や車内は、スリがたくさん!!
ベオグラード市内は特に多く、外務省からも注意喚起が出ている程なので、注意してください!
本来は治安が良く夜間に出歩いてもよいのですが、用事もないのにフラフラするのはやめましょう。日本人は目立つのでターゲットになりやすいのは事実です。
クネズミハイロバ通り・カレメグダン公園
ベオグラードを代表する観光エリアですが、こちらでもスリや置き引きの被害が多発しています。
人混みの中で知らないうちにバッグを開けられて、現金のみを抜き取られる手口が多いようです。特に観光スポットでは、普段気を付けている人でも所持品から意識が離れやすくなってしまうので、犯人にとっては絶好の犯行スポットとなってしまいます。
日本人の被害も報告されているので、貴重品の管理には十分気を付けましょう!
チャイナタウン(ノヴィ・ベオグラード・ブロック70)
長いヨーロッパの旅では日本の味が恋しくなることもあるかと思いますが、そんな想いを中華料理で和らげようと考える人も多いでしょう。
ノヴィ・ベオグラードのブロック70には中華系のレストランや商店が多く集まっていて、すごく活気があり、中華料理店も多いです。
しかし、このエリアは路地を一歩入ると梱包材やごみなどが散らばっていて、お世辞にも清潔と言えない雰囲気。
衛生面であまり安心が出来ないエリアですし、夜間は人通りが少なくあまり雰囲気が良くないので、できれば行かないのが吉。
セルビアで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例・手口
スリ・置き引きに注意
セルビアで起きている犯罪のほとんどが窃盗などの財産犯。大使館の情報によると、日本人旅行者も被害にあっています。
スリや置き引きの発生率が高い場所は、大都市の人が集まる場所、バス乗り場や駅などの公共交通機関です。
- デパートで買い物した後ぶつかってきた男に財布を盗まれた
- バスターミナルでショルダーバッグをひったくられた
交通事故に注意
セルビアでスリの次に気をつけなくてはいけないのが交通事故です。
実はセルビアで1年に報告される交通事故の件数は、窃盗被害の件数よりも高いんです。
セルビアは法律や道交法違反に対する取り締まりがまだまだ緩い為、スピードの出しすぎや信号無視などの危険な運転をするドライバーが非常に多いです。
また、車優先の意識が強い為、日本の様に歩行者優先の感覚で歩いていると、危ない目に遭う可能性があります。
信号機のない横断歩道が多く、歩行者の為に停止してくれる車も少ないので、どうしても道を横断しなければならない時は極力歩道橋を使うなどの工夫は必要かもしれません。
フーリガンに注意
サッカーはセルビアでとても人気のあるスポーツで、地元クラブの熱狂的なファンも多いです。
数あるクラブチームの中でも人気なのが「パルチザン」と「レッドスター」で、両チームには熱狂的過ぎて試合後に暴徒化してしまう、フーリガンが一定数います。
フーリガンはフーリガン同士で揉めるだけでなく、周りの人に危害を加えたり、公共物を破壊したりする人もいるので、サッカーの試合によって出来ている人だかりなどには極力近づかないようにしましょう。
仮にセルビアでサッカー観戦をする予定にしている方も、危険な雰囲気を察知した場合はすぐに会場から離れるようにすることをおすすめします。
セルビアで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ベオグラードは小さな街です。パリやローマのようにそれほど観光スポットが多いわけではありません。
おそらく長期滞在される方は少ないと思うので、せっかくなら立地がよく観光しやすい場所を拠点としましょう!
多少宿泊費があがっても数日と割り切って人気エリアで予約されることをおすすめします!
現金を大量に持ち歩かない
セルビアでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いができるお店が増えています。
犯罪者は現金が欲しいため、現金所持者を物色しています。支払い時に怪しい人がいるときは、財布内を他人から見られないようにしたり、財布をしまう場所を見られないよう警戒しましょう。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるセルビアで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに
ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかもしれません。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
関連記事セルビア旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
夜間でも治安のよいセルビアですが、夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ふたり以上でワイワイ飲んで食事を楽しむのはよいですが、ひとり旅で何かトラブルがあると大変です。
特にベオグラードの中心部から少し離れた場所は夜間の人通りが少なく、雰囲気も暗いです。
不必要な外出は避けるようにしましょう。
セルビアで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
セルビアの女子旅で特に注意すべきことは夜遊びです。
治安もよく、夜遅くまでバーが賑わうタリンの繁華街では、酔っ払いが増えてナンパされる確率も高まります。性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので立ち入らないようにしてください。
セルビアで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
セルビアに子連れで旅行する方はあまり多くないと思いますが、子連れや妊婦にとても優しい国なので、子連れ旅行はしやすいと思います。
訪れてみればきっと好きになること間違いなし!ぜひ家族旅行を検討してみてくださいね♪
セルビア旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
セルビア旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。
キャンペーンページからお申し込みいただくと1,000円割引で申し込めます。
※4000円以上の申込みで割引対象
https://ohayotourism.com/serbia-wifi/
海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
クレジットカードは、磁器不良で使えない場合や、盗難や紛失に備えて絶対に複数枚必要です。
さらに、複数枚持っているとそれぞれのカードに付帯している海外旅行保険の補償額が合算されるので、無料のクレジットカードは何枚あっても損がありません。
ゴールドカードの中でも海外旅行に強い航空会社系のクレジットカードは1枚持っておくと一生使える旅の相棒になってくれるでしょう。
当サイトでは
☑年会費15,000円程度
☑海外旅行保険自動付帯
☑VISAもマスターも選択可能
☑マイルも貯まる
航空系のクレジットカード
のいずれかをメインに、
わたしのイチオシカードである、年会費無料エポスカードを組み合わせて持つことをおすすめしています。
エポスカード(VISA)
まず、絶対に外せないのが年会費永年無料のエポスカード。
エポスカードというとファッションビルのマルイのイメージですが、実はこのカード海外旅行好きのあいだでは有名なカードです。
年会費が一切かからないにも関わらず、海外旅行保険が付帯。
他社の年会費無料クレジットカードと比較してみても、保険適用の条件も、補償額も、エポスカードが使いやすさ抜群なので、すべての旅行者の方におすすめです。
海外旅行保険は利用付帯。
利用付帯というと使いづらいイメージがあるかもしれませんが、エポスカードの保険は利用条件がゆるめで利用しやすいのでおすすめです。
ツアー料金や電車・バス・タクシーなど移動に関する支払いをエポスカードでおこなうだけで自動的に保険が付帯されます。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
270万円 | 200万円 | 3,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
3,000万円 | 20万円 | 100万円 |
携行品損害の補償額20万円は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。クレジットカードを複数枚持って50万円以上は欲しいところです。
キャッシング枠ありで審査を通れば、海外キャッシングも問題なく使えますし、ブランドはVISAなので使えずに困ることもほぼありません。
もしまだ持っていないのであれば、今すぐ申し込みをお忘れなく。
航空系のクレジットカード
航空系カードをANAにするか、JALにするかは完全に好みで選んで問題ありません。
マイル目的で発行する場合のそれぞれのおすすめカードは以下の通り。
ANAカード(VISA・Mastercard®・JCB)
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- ANAマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
---|---|---|
JCB / VISA Mastercard® |
15,400円 | 1.0% |
もう1枚のおすすめは、マイルの貯まるANAカード。
「ANAの飛行機が好き、マイルを貯めていきたい、マイルを使っていつかビジネスクラスに乗ってみたい」という人にはANAのクレジットカードをおすすめします。
入会キャンペーンをやっていることが多いので、年会費の安い一般カードでも初年度は一気に5万マイル貯まることも…!!
とはいえ一般カードとゴールドカードでは搭乗時の獲得マイルや還元率に大きく違いが出るため、メインカードにするならゴールドカードのANAカード(ワイドゴールドカード)がイチオシです。
海外旅行保険は自動付帯。
カードを持っているだけで保険が適用になります。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
150万円 | 150万円 | 最高5,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
2,000万円 | 50万円 | 100万円 |
これ1枚で補える部分も多いですが、ここに年会費無料のエポスカードを組み合わせて補償額をアップさせると安心感が増します。
エポスカードと同様に、キャッシング枠ありで審査を通れば、海外キャッシングも問題なく使えます。
JAL CLUB Aゴールド(VISA・Mastercard®・JCB)
- 海外旅行保険自動付帯
- 好きなブランドを選べる
- JALマイル貯まる
- 海外キャッシング対応
ブランド | 年会費 | マイル還元率 |
---|---|---|
JCB / VISA Mastercard® |
17,600円 | 1.0% |
JAL CLUB AゴールドはJALを含むワンワールドのマイルを貯めたいならイチオシのカード。
かつてのわたしのメインカードです。
JAL CLUB Aゴールドも入会後のJAL便初搭乗で5,000マイル、翌年以降も毎年最初の搭乗で2,000マイルがもらえます。
加えて、空港でカードラウンジの利用やJAL CLUB Aよりも手厚い海外旅行保険の補償額が魅力。
海外旅行保険は自動付帯。
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
疾病治療 | 傷害治療 | 傷害死亡 |
---|---|---|
300万円 | 300万円 | 5,000万円 |
賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
1億円 | 50万円 | 400万円 |
ここに年会費無料のエポスカードの補償をプラスするとかなり安心感が増します。
JAL CLUB Aゴールドの年会費(17,600円)と比べるとその差はわずか1,650円。
- 通常年会費11,000円
- ショッピングマイルプレミアム年会費4,950円
- 合計15,950円
(JAL CLUB Aゴールドの場合はショッピングマイルプレミアムが自動付帯のため、同等のマイル還元率1%でマイルを貯められます)
年会費たった1,650円の差で海外旅行保険の補償額がグッと手厚くなるので、そこにメリットを感じるならJAL CLUB Aゴールドがおすすめです。
下記のボタンから公式サイトに飛んだら、「JAL CLUB Aゴールド」のタブをタップして申し込んでください。
セルビアの治安まとめ
セルビアに旅行した日本人は口をそろえてとても治安が良く安全で気に入ったといいます。
ヨーロッパを存分に味わえるけれど、ヨーロッパの人気国(パリやロンドン、アムステルダム)などと比較して危険を感じる事も少ないので、海外旅行初心者にもおすすめできる国のひとつです。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
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