夫の母国ブラジルでは黄熱病のワクチンは必須です。
ブラジル人の場合海外旅行で証明書の提出が義務付けられている国が結構あったので驚きました!
日本人が海外旅行をする際に、主に南米・アフリカではこの予防接種が必要となるケースが多々あります。
今日は世界一周経験者のたむらさんに予防接種について聞いてきました。
このページの目次(もくじ)
世界一周:予防接種(ワクチン)の必要性
まず最初に予防接種の必要性について解説します。
「病気を予防するために予防接種が必要なんでしょ?」と思ったかもしれませんが、実はそれだけではありません!!
もう1つの理由とは「予防接種の証明書がないと入国できない国がある」からです。
アフリカや南米などの熱帯地域では国境でパスポートと同様に黄熱病の予防接種証明書が求められることがあります。
こういった理由も含めて、渡航予定の国の情報を事前に調べておく必要がありますね!
世界一周:予防接種(ワクチン)の種類について
予防接種の種類は大きくわけて10種類ほどあります。
黄熱病(yellow fever)
症状…発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐 致死率5%~10%
発症原因 蚊によって媒介されるウイルス性の感染症
A型肝炎(Hepatitis A)
症状…倦怠感
発症原因 食べ物から発症
B型肝炎(Hepatitis B)
症状…肝機能低下
発症原因 血液感染、唾液、体液接触
日本脳炎(Japanese encephalitis)
症状…急性脳炎 致死率20%~40%(100人~1000人に一人の発症率)
発症原因 日本脳炎ウイルスを保有する蚊
狂犬病(Rabies)
症状…発熱(致死率100%)
原因 犬、こうもりなどの哺乳類にかまれて発症
破傷風(Tetanus)
症状…麻痺、窒息
原因 土壌の菌が傷口から感染
ポリオ(Polio)
症状…麻痺、発熱
原因 経口(糞口感染)接触感染
風疹(Rubella)
症状…発熱、発疹
原因 飛沫感染、接触感染
麻しん(Measles)
症状…高熱、発疹、肺炎等
原因 空気感染、飛沫感染
腸チフス(Typhoid fever)
症状…高熱、腹痛
原因 保菌者の便に汚染された食品から感染
世界一周:必要な予防接種(ワクチン)について
今紹介した予防接種のすべてを受ける必要はありません。
行く国によって必要な予防接種とそうでないものもありますし、人によっては幼少期にすでに受けている場合があります。
これは地域別に必要な予防接種をあらわした表になります。
もっと詳しく知りたい方は、厚生労働省検閲所FORTHに詳しい情報が載っているのでチェックしてください。
世界一周:予防接種(ワクチン)の受け方、注意点について
黄熱病など、普段日本で生活するうえであまり必要とされない予防接種に関しては、ワクチンが打てる病院も限られています。
インターネットで「海外渡航 予防接種 地名」などで探すと近くにあるクリニックが検索できると思います。
ちなみにたむらさんがA型肝炎の予防接種を受けた病院は三軒茶屋にある「ふたばクリニック」。14,000円とかなり高額。。。
注意点
ワクチンの種類によっては数回注射が必要になるものがあります。
これは国産ワクチン、輸入されたワクチンによっても違うので渡航スケジュールが決まった段階で、早めの受診をおすすめします。
また狂犬病の場合、予防接種後にかまれた場合も、2回の追加接種が必要になります。これも覚えておきましょう。
また黄熱病に関してはさらに病院の数が少なくなっています。
受けられる日も週に1回と少ないことも多いので、早めに受付をするようにしてください。
「黄熱病 病院 地名」
「黄熱病 検疫所 地名」
で探してみるのがおすすめですよ!
たむらさんが黄熱病のワクチンを受けた病院は八重洲の「公益財団法人日本検疫衛生協会」で、料金は6,000円です。(事前予約必須)
予防接種がない?マラリアの対処法
アフリカなど一部の地域ではマラリアという蚊を媒介とした病気も一般的です。
マラリアにかかると高熱、倦怠感、吐き気などインフルエンザに似た症状が発症し、最悪の場合死に至ります。
過去に日本人の有名なバックパッカー旅ロックさんはマラリアが原因でご夫婦ともに亡くなっています。
薬を処方していても、マラリアを完全に防げるわけではありません。もしマラリアにかかったと思ったらすぐに現地の病院へ行くことを推奨します。
早めに受診し適切な処置を受けるのが最も大事!行ってみたら「あら、あなたマラリアよ」というような軽いケースも多いのです。
世界一周:予防接種を格安で受ける方法
世界一周のための予防接種をすべて日本で受けるとなると、なかなか高額になってしまいます。
タイなら日本の3分の1程度の費用で予防接種できるんですよ♪
Queen Saovabha Memorial Institute(バンコク赤十字病院)
タイのバンコクにバックパッカーの間で有名な「スネークファーム」と呼ばれる病院があります。
実際には蛇園ではなくタイの赤十字病院なのですが、こちらでは日本と比べてかなり安く予防接種が受けられるので人気の病院となっています。
たむらさんもA型肝炎と黄熱病以外の腸チフスや狂犬病などの予防接種はバンコクで受けたそう・・・。
と思ったけど、特に問題なく安く受けられてよかったとのこと!
以下の3ステップで簡単にうけられるんだって!!
Queen Saovabha Memorial Instituteで予防接種を受ける
- 医師と英語で話す
- 自分に必要な予防接種を窓口で購入
- 再び医師のもとへ戻って注射
1日に4種類までの予防接種を受けることができますが、体力に自信がない方は2本までにしておいたほうがいいかもしれません。
ちなみにこの時受けた狂犬病の予防接種は2回目が7日後、3回目が28日後だったため
3回目はベトナムの「ファミリーメディカルプラクティスベトナム」で受けました。
ベトナムのクリニックはタイと比べると少し割高でしたが、日本人の医師の方もいらっしゃるのでおすすめです。
世界一周のための予防接種(ワクチン)まとめ
今回の記事では長期旅行者向けの予防接種についてご紹介しました。
海外旅行保険に加入していたとしても、病気にはかからないのが一番!もしそれが未然に防げるものであればなおさらですね。
世界一周はかなりお金がかかるので、バンコクで予防接種を節約するのもかなりアリだと思います。
楽しい旅行にするため、そして大切な命を守るためにも変にケチらず予防接種は受けておきましょう♪
旅が好きすぎて毎月海外旅行!
お金がなくてもマイルを貯めれば
無料で海外旅行に行けちゃいます
なんと!!マイルを使って
家族で世界一周を実現しました♪
一緒にマイルを貯めて家族旅行!
気になる方は今すぐチェック☆