みなさん世界遺産は好きですか?わたしは大好き(・∀・)!!
世界遺産ハンターではありませんが、認定されている場所はやはり見ごたえがありますね。
サウジアラビアには6つの世界遺産があり、10日間の旅行で実際にいくつか足を運んできました。
- アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)(2008年)
- ディルイーヤのツライフ地区(2010年)
- メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダ(2014年)
- サウジアラビアのハーイル地方の岩絵(2015年)
- アハサー・オアシス、進化する文化的景観(2018年)
- ヒマー文化圏(2021年)
日本は25件もあるので、比べるととても少ないと感じるかもしれませんが世界遺産が1件もない国もたくさんあるんです。
今回の記事ではサウジアラビアの6つの世界遺産についてご紹介していきたいと思います♪
このページの目次(もくじ)
死ぬまでに絶対行きたいサウジアラビアの世界遺産
アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)
サウジアラビアの北西部に位置するアル=ヒジュルの考古遺跡は、2008年に登録されたサウジアラビア初の世界遺産!
アル=ヒジュルとは、「岩だらけの場所」を意味します。
現在のヨルダン西部を中心に栄えた遊牧民のナバテア人が、紀元前1世紀から紀元1世紀頃に築いた隊商都市で、ナバテア文明の遺跡としては、ヨルダンのペトラ遺跡に次ぐ規模を誇ります。
この一帯は、預言者サーレハにちなんで「マダイン・サーレハ(サーレハの街)」とも呼ばれていますが、アル=ヒジュルの古代都市は神の怒りに触れて消滅したという伝説があることから、地元の人たちからは呪われた場所と信じられているとか。
(昔はそういうこともあったようですが、地元の人に聞いてみると何それ?といった感じでローカルの旅行者も沢山いました)
4つの大きな墓地や装飾が施された94もの墓石群、神殿、用水路、貯水槽などが良い状態で残れされており、考古学的にも重要な遺跡となっています。
訪問するなら冬がおすすめ!
サウジアラビアの冬の中でも、11月半ば~3月前半は晴れの日が多く、気候が穏やかな日が多いので観光にはちょうど良い時期と言えます。
夏(4月~10月)はとにかく暑く湿度も高いので、街歩きは相当体力を消耗します。3月でも陽射しがかなりきついので、日傘があると安心。
さらに詳しい気候について知りたい方ベストシーズンの記事をご覧ください。
ハイシーズンのためホテルは高騰している可能性大なので早めの予約がマスト。
ディルイーヤのツライフ地区
ディルイーヤはサウジアラビアの首都リヤド郊外にある街。
サウード王家の本拠地で、1744年から1818年までの第一次サウード王国時代、首都だった場所です。
オスマン・サウジ戦争によってサウード王国は滅び、ディルイーヤは廃墟と化しましたが、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ツライフ地区には、サアド・ビン・サウード宮殿やサルワ宮殿、イマーム・モハンマド・ビン・サウード・モスクなどの都市遺跡が残っています。
リヤドからのアクセスも良く、有名観光スポットのひとつ。
開発が完了し、入り口部分はテーマパークのようになっていて、かなりおしゃれです。夜になるとダンスやライトアップなど体験も増えてくるので、日が沈む時間~夜にかけての訪問が特におすすめ!
メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダ
メッカの巡礼の玄関口であるジッダは、かつて小さな漁村でした。
イスラム教が普及し、聖地メッカへの巡礼が増えたことにより街を整備し、巡礼者の中継地点として栄えました。
現在は、首都リヤドに次ぐサウジアラビア第2の都市で、経済・金融・貿易の中心都市となっています。
たくさんの高層ビルが建つジッダですが、2014年にユネスコの世界遺産に登録された歴史地区があります。
そのアルバラド地区には、木製の飾り窓「マシュラビーヤ」が特徴的なイスラム建築の古い建物が残っており、600を超える歴史的建造物や歴史ある36のモスクなど、昔ながらの街並みが広がっています。
また、当時の建物を再現した博物館では美しい建築物を楽しむことができ、タイムスリップしたような気分になります。
サウジアラビアのハーイル地方の岩絵
サウジアラビア中北部に位置するハーイル地方には、2015年にユネスコの世界遺産に登録された岩絵があります。
中東で最大規模といわれており、アラビア半島が砂漠化していった1万年におよぶ生活様式の変遷を伝えています。
岩絵は、「大いなる砂」と呼ばれるネフド砂漠に囲まれた2つの街にあります。
1つはジュッバにあるジャバル・ウンム・シンマン(Jabal Umm Sinman)遺跡。
岩絵から、この地が砂漠化する前は水の豊かなオアシスだったことが分かります。
もう1つはシュワイミスにあるジャバル・アル・マンジュール遺跡とジャバル・ラアト遺跡。
1万年前からの人類や動物の岩絵が残っています。
アハサー・オアシス、進化する文化的景観
サウジアラビア東部に位置するアハサー地方は、世界最大のオアシス地帯。2018年にユネスコの世界遺産に登録されたアハサー・オアシスがあります。
アハサー・オアシスでは、昔から涌き水を活かしてナツメヤシをはじめ、アラビア半島では珍しい米の栽培がされてきました。
新石器時代までさかのぼる考古学的遺跡が発見され、周囲には洞窟のほか、アハサー・オアシスの南には世界最大級の規模を誇るルブウアルハーリー砂漠、西にはダハナー砂漠もあります。
ヒマー文化圏
ヒマー文化圏は、サウジアラビア南西部の山岳地帯に位置します。
アラビア南部を結ぶ貿易とメッカ巡礼の主要ルートで、たくさんの人々が訪れ、さまざまな碑文を残しています。
碑文には、ムスナド文字、アラム文字、ナバテア文字、初期アラビア文字、ギリシャ文字などの古代文字が刻まれており、動物や狩猟の様子を描いた岩絵も残されています。
また3000年以上前に掘られた井戸も残っており、隊商路であったヒマーは、重要な水源であったことが分かります。
保存状態も良く、2021年にユネスコの世界遺産に登録されています。
サウジアラビアをもっと楽しむ
現地ツアーに参加する
わたしはほとんどの時間を個人旅行でまわりました。幸いなことにリヤドとジェッダ近隣に友人がいたので、わからないことがあればすぐ相談できたのが大きかったです。
場所によっては、ツアーの利用が大変おすすめです。サウジアラビア人やサウジアラビアで働く外国人と話すのはとても楽しいし、沢山質問をすることで中東への理解がさらに深まりました。
連絡先を交換して、今でもやりとりできる人が数人います。サウジアラビアではぜひローカルとの交流を楽しんでください!
おすすめホテル
最高級ホテル ザリッツカールトンリヤド
今まで泊まった中でも5本の指に入るほど豪華絢爛なリッツカールトン。リヤドとジェッダのホテルで最高のおもてなしを受けました。
もともと本当に王家のパレスだったとあって、調度品の高級感も半端ありません。
宿泊料金が高いので、アフタヌーンティーや朝食の利用でもいいと思います。ぜひ観光スポットのひとつとして足を運んでみてください!
もう少し手ごろなホテルがよければ、フォーポインツ バイ シェラトン リヤド カルディアがおすすめ。
日本人商社マンの御用達ホテルの様で、沢山の日本人に会いました。30年通っている人も、ここが使い勝手が良いとほめていました。
観光の注意点
サウジアラビアはどこも治安がよく危ないと感じることは全くありませんでした。
治安の心配はほとんど気にせず大丈夫だと思いますが、サウジアラビアはカードが使えるお店が大半なので、念のため大金は持ち歩かないようにしましょう。
治安についての詳細は「サウジアラビア治安・コロナ危険情報旅行者が注意すべき7つの事と危険スポット」をご覧ください。
海外旅行保険は必要
また、いくら治安のよいサウジアラビアでも海外旅行保険は絶対に必要です。
スリや強盗はいなくても、食事や気候が合わず体調を崩すということもあり得ますし、交通事故のリスクは日本より高いです。
どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前に保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
そのほかクレジットカードについては「サウジアラビアで得する人気クレジットカードおすすめ」の記事で詳しく解説しています。
旅行の準備は「サウジアラビアに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
サウジアラビアのガイドブックは恐ろしく少ないのであまり選択肢がありません。
地球の歩き方1択といってよいでしょう。
他の国もしかりですが、ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
内容は充実しているとはいえませんが、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。(ただサウジの場合は古すぎて役に立たないのが正直なところ)
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
わたしはサウジアラビアを知るための55章も購入し、読み込みました。
「エリア・スタディーズ」にはファンも多く、旅という捉え方だけではなく学びとしてサウジアラビアに行く予定がない人でも面白く読めると思います。
サウジアラビア世界遺産まとめ
サウジアラビアの世界遺産は聞きなれない場所ばかりだと思いますが、他の国と比較しても歴史の豊かさも感じ何とも言えないワクワク感や神秘性があります。
比較的まわりやすい場所も多いので、ぜひ旅程に加えてみてください♡
一生で一度の特別な体験として自分の足で中東の地を歩いてみてはいかがでしょうか。
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