ヴェネツィア、アマルフィ、ピサと並び、中世イタリアの4大海港都市のひとつであったジェノバ。
コロンブスの出身地としても知られ、「母を訪ねて三千里」の舞台として覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
サッカーやパスタソースも知名度が高いので、都市の名前は知っているという人が大半だと思いますが、旅行で行くとなるとどこへいけばいいのかあまりピンときませんね。
今回の記事では、クルーズ寄港地でもあるジェノバに2度滞在したわたしが、ジェノバの見どころやおすすめスポットを詳しく紹介していきます。
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このページの目次(もくじ)
- ジェノバの観光情報
- ジェノバで絶対行くべき人気観光スポットおすすめ16選
- フェラーリ広場(Piazza Raffaele de Ferrari)
- ジェズ・エ・デイ・サンティ・アンブロージョ・エ・アンドレア教会(Chiesa dei Santi Ambrogio e Andrea)
- ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)
- サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo)
- コロンブスの家(Casa di Colombo)
- ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリの邸宅群(Le Strade Nuove e il Sistema di Palazzi dei Rolli)
- 赤の宮殿(Musei di Strada Nuova -Palazzo Rosso)
- 白の宮殿(Palazzo Bianco)
- ドーリア・トゥルシ宮(Palazzo Doria Tursi)
- スピアナータ・カステッレット(Spianata Castelletto)
- 王宮(Palazzo Balbi Durazzo Reale)
- サンティッシマ アヌンツィアータ教会(Santissima Annunziata del Vastato)
- ポルト・アンティーコ(Porto Antico)
- ジェノバ水族館(Acquario di Genova)
- 海洋博物館(Galata Museo del Mare)
- ボッカダッセ(Boccadasse)
- ジェノバで泊まりたいおすすめホテル
- ジェノバで絶対食べたいおすすめグルメ
- ジェノバで絶対買いたいおすすめ土産
- ジェノバの行き方・アクセス
- ジェノバの治安
- ジェノバをもっと楽しむ
- ジェノバで絶対行きたい人気観光スポットまとめ
ジェノバの観光情報
おすすめ観光の周り方
イタリアは歴史と美術、教会など、世界遺産の宝庫。観光スポットは星の数ほどあります(世界遺産の数は堂々の世界1位!)。
ジェノバはローマやフィレンツェと比べると地味に感じるかもしれませんが、海沿いの美しい景色に旅人は魅了されてしまうでしょう!
特にクルーズからの景色は、大変すばらしく忘れられないものになりました。
ジェノバのハイライトといえば、世界遺産にも登録されているストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ。
ガリバルディ通りをはじめ、カイローリ通り、バルビ通りなどを総称して、「Strade Nuove(新しい道)」と呼び、そこに建つゴージャスな貴族の邸宅群「ロッリ」を見学できます。
徒歩で観光もいいですし、バスでグルっとまわってみるのもおすすめです。
気になる所要時間は美術館やショッピングにどれだけ時間を使うかによって変わりますが、半日から1日観光するのが一般的でしょうか。
近郊のポルトフィーノや、ボッカダッセで、ビーチ遊びを楽しむのもおすすめ。このあたりまで足を延ばすなら、もう半日プラスで欲しいところ。
イタリア旅行は行きたい場所が多すぎて、駆け足になってしまう日本人が多いのですが、1泊できれば少しゆったりと滞在できます。
海岸線の街はどこも素晴らしく、ふらりと途中下車したくなる場所ばかりです。自分が想定しているより、ほんの少しゆったりと旅の計画を立ててみましょう。
詳しい場所の解説は後半で。ぜひ地図を参考に色々周ってみてください!
↓観光地とおすすめホテルをチェックしました
シティパス
ジェノバで使えるシティパスを調べました。公共交通機関を含む24時間、48時間、72時間有効のパスがGetYourGuideで販売されていました。
その他、市の公式ページによると、時期によって(わたしが確認した時点では7月日18~9月30日)ジェノバミュージアムカードが発売されることもあるようです。
現地ツアーに参加する
基本的にはすべて徒歩で移動できるジェノバですが、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
日本語で予約できるベルトラでジェノバの現地ツアーを調べてみましたが、1つしか見つからなかったので、わたしがよく利用しているGetYourGuideでも探してみました。
ベルトラの現地ツアーは出発前に日本語で予約できる上に価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
近隣の観光スポット
周辺の主な都市は下記の通り。
- チンクエテッレ
- ミラノ
- トリノ
- ピサ
- モナコ
イタリアの定番観光都市をマップでまとめたので位置関係の把握に利用ください。
ジェノバで絶対行くべき人気観光スポットおすすめ16選
フェラーリ広場(Piazza Raffaele de Ferrari)
ジェノバの中心にあるフェラーリ広場は、ジェノバ観光の拠点となる場所。ジェノバへ来たら、まずはここから観光をスタートしてください!
ジェノバ総督公邸であったドゥカーレ宮や旧証券取引所のボルサ宮、オペラ座など、歴史的建造物に囲まれた美しい広場です。
広場の中心にはフェラーリ広場のシンボルともいえる大きな円形の噴水があり、フォトジェニックなスポットとして大人気!
フェラーリ広場 | |
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住所 | Via Balbi, 10, 16126 Genova GE 地図 |
行き方 | ブリニョール駅から徒歩約14分 プリンチペ駅から徒歩約22分 |
ジェズ・エ・デイ・サンティ・アンブロージョ・エ・アンドレア教会(Chiesa dei Santi Ambrogio e Andrea)
ガイドブックにすら載っていない、ごくありふれた教会だと思っていたら、なんと主祭壇はルーベンスが手掛けたというので行ってみました。
1604年の作品《キリスト割礼》。
『新約聖書』「ルカによる福音書」2章に、イエス・キリストが生まれてから8日目に、割礼を施すときが来たので幼児をイエスと名づけたと記されているそうです。
その他《聖イグナシオの奇跡》と共に、ルーベンスファンの聖地として知られているようですが、それでなくとも美しいクーポラや天井画は一見の価値あり。
街の中心でアクセスも良いので、ぜひお立ち寄りください。
ジェズ・エ・デイ・サンティ・アンブロージョ・エ・アンドレア教会 | |
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住所 | Via di Porta Soprana, 2, 16121 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約1分 |
時間 | 10:30-19:00 |
定休 | なし |
料金 | 無料 |
HP | https://www.regione.liguria.it/homepage-cultura.html |
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)
フェラーリ広場にあるドゥカーレ宮殿は、 1339年以来、ジェノバ共和国の総督公邸だった場所です。
ドゥカーレ宮殿といえば、ヴェネツィアのイメージでしたが、ジェノバもなかなかのものです。
16世紀後半には要塞として役目を果たし、ジェノヴァ共和国終焉以降、行政本部や法廷として使われました。
現在は、議会や展示会などに使われ、図書館や資料館、レストラン、カフェを併設した複合施設となっています。
ドゥカーレ宮の一部は、一般開放されているので見学することができますが、普段入れない会場への入場ができる展覧会やイベント開催時はとくにおすすめです!
ドゥカーレ宮殿 | |
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住所 | Piazza Giacomo Matteotti, 9, 16123 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約1分 |
時間 | 9:00-19:00、最終入場18:00 夏季の週末に延長営業あり |
定休 | なし |
料金 | 展覧会による(8~15ユーロ程度) |
HP | https://palazzoducale.genova.it/ |
チケット | ジェノバシティパス |
サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo)
ジェノバのドゥオーモと呼ばれるサン・ロレンツォ大聖堂は、白黒の大理石でできたしましま模様のファサードが特徴的。
モダンな雰囲気が漂っていてとっても素敵!
入口に鎮座する2匹のライオンも大迫力!
教会の名前にもなっているサン・ロレンツォ(キリスト教の聖人ラウレンティウス)もお見逃しなく。
中に入ると美しいステンドグラスと鮮やかなフレスコ画が目に飛び込んできます。
有料にはなりますが、地下にある宝物館に、「最後の晩餐」で使われたといわれる聖杯(Sacro Catino)が展示されています。
最新の研究では、9世紀から10世紀のイスラム工芸品ということが判明したそうですが、かつての英雄たちもこれを本物と信じて聖杯を取り合ったと想像するだけでワクワクしてきます。
サン・ロレンツォ大聖堂 | |
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住所 | Piazza S. Lorenzo, 16123 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約4分 |
時間 | 9:00-12:00、15:00-18:00 |
定休 | 日曜日 |
料金 | 地下宝物館6ユーロ |
HP | https://www.visitgenoa.it/cattedrale-di-san-lorenzo |
コロンブスの家(Casa di Colombo)
大航海時代にアメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブスは、定説ではジェノバ出身といわれています。
ダンテ広場にはコロンブスの生家があり、ジェノバの人気観光スポットのひとつ。
現在の建物は18世紀に復元されたもの。2階建ての素朴でこじんまりとした石造りの家なので、うっかり見逃してしまいそう!
現在は博物館になっており、コロンブスの航海にまつわる貴重な資料が展示されています。
近くにはフェラーリ広場やソプラーナ門もあるので、合わせて観光を楽しんでみてください。
コロンブスの家 | |
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住所 | Via di Porta Soprana, 16121 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約2分 |
時間 | 10:00-18:00、10:00-19:00 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人3ユーロ、18歳以下無料 |
HP | https://www.museidigenova.it/it/casa_di_colombo |
ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリの邸宅群(Le Strade Nuove e il Sistema di Palazzi dei Rolli)
「ストラーデ・ヌオーヴェ」は新しい街路という意味で、ジェノヴァ共和国が要職にあるお客様を迎えた際に、もてなすように指定したお金持ち(貴族)の邸宅が並んでいるエリア。
この邸宅をまとめて「パラッツィ・デイ・ロッリ(ロッリの邸宅群)」と呼びます。
赤の宮殿、白の宮殿、ドーリア・トゥルシ宮などの重要な建物は、現在ストラーダ・ヌオーヴァ博物館として一般公開されています。
レ・ストラーデ・ヌオーヴェはY字状の街路からなり、レ・ストラーデ・ヌオーヴェとその街路にある42宮殿が世界遺産の対象。
一歩裏道に入ると売春婦がたくさん立っていて異様な雰囲気なので、不用意に立ち寄らないようにしましょう!
赤の宮殿(Musei di Strada Nuova -Palazzo Rosso)
赤の宮殿は17世紀後半に建てられたブリニョーレ・サ-レ家の邸宅で、赤を基調とした外観が特徴的。
寝室は暖房をきかせなければならないので、かなり天井が低くなっていて時代背景を感じます。
これでもかといった豪華な装飾だけれど、鏡張りで落ち着かない寝室。
その他、グエルキーノの《クレオパトラの死》やヴェロネーゼの《ホロフェルヌスの頭を持つユデット》などの名画が展示されています。
赤の宮殿 | |
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住所 | Via Garibaldi, 18, 16124 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約8分 |
時間 | 9:00-18:30 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人9ユーロ、18歳以下無料(共通チケット) |
HP | https://www.museidigenova.it/en/strada-nuova-museums |
白の宮殿(Palazzo Bianco)
白の宮殿は1530年から1540 年にかけて建設され、現在は17世紀から18世紀にかけてのイタリア絵画を集めた市立美術館となっています。
代表作品のひとつ、ルーベンスの《ヴィーナスとマルス venere e marte》。
ルーベンスはジェノバへ何度も訪れ、「Palazzi di Genova」という名前の画集も出版しています。
1年前、ベルギーでたっぷり鑑賞したので、再会が嬉しい。
また、ジェノバでカラバッジョの作品が見れるのも白の宮殿だけ。ウフィツィのあとにこれが見られるとは幸せです!
その他、ヴァン・ダイク、メムリンク、フィリッポ・リッピの祭壇画なども必見です。
白の宮殿 | |
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住所 | Via Garibaldi, 11, 16124 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約8分 |
時間 | 9:00-18:30 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人9ユーロ、18歳以下無料(共通チケット) |
HP | http://www.polomusealetoscana.beniculturali.it/index.php?it/190/museo-di-san-marco-firenze |
ドーリア・トゥルシ宮(Palazzo Doria Tursi)
16世紀にグリマルディ家の邸宅として建てられたトゥルシ宮は、現在市庁舎として使われており、その一部が美術館になっています。
陶器やコイン、タペストリーなどの展示が楽しいです。
なかでも1番の見どころは名器「イル・カンノーネ(大砲)」の展示エリア!
ジェノバ出身のバイオリニスト、パガニーニの遺品で、他人へ「譲渡、貸与、演奏をしない」ことを条件に寄贈したまさにお宝。
現在は約束は反故にされ、至るところに貸し出されて、記念コンサートなどで演奏されています。
トゥルシ宮 | |
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住所 | Via Garibaldi, 11, 16124 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約8分 |
時間 | 9:00-18:30 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人9ユーロ、18歳以下無料(共通チケット) |
HP | http://www.polomusealetoscana.beniculturali.it/index.php?it/190/museo-di-san-marco-firenze |
スピアナータ・カステッレット(Spianata Castelletto)
天気が良ければ、ジェノバの絶景が楽しめる穴場、スピアナータ・カステッレットが超おすすめ!
有料のエレベータを使って一気に上までのぼれるので、体力がない方でも安心です。
街を見下ろせる大パノラマで記念撮影すれば、旅の思い出に!
スピアナータ・カステッレット | |
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住所 | Spianata di Castelletto, 16124 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約15分 |
王宮(Palazzo Balbi Durazzo Reale)
ジェノバの王宮「バルビ・ドゥラッツォ・レアーレ宮」は、17世紀にステファノ・バルビの邸宅として建てられました。
1824年には、サルデーニャ王国のサヴォイア王家の所有となります。
現在は博物館となっており、美しい家具などの調度品が展示されており、豪華絢爛です。
王宮の最大の見どころは、贅を尽くした「鏡の間」。
かのナポレオン・ボナパルトもこの邸宅に魅了されたひとり。
内装を手がけたのは、ジェノバ出身のドメニコ・パローディで、華やかな貴族たちの暮らしぶりを垣間見ることができます。
王宮 | |
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住所 | Via Balbi, 10, 16126 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約16分 |
時間 | 9:00-19:00(水~土)、13:30-19:00(火)最終入場18:30 |
定休 | 日・月・火 |
料金 | 大人10ユーロ、18歳未満無料 |
HP | https://palazzorealegenova.cultura.gov.it/orari-e-biglietti/ |
サンティッシマ アヌンツィアータ教会(Santissima Annunziata del Vastato)
ジェノバで最も美しい教会と呼ばれるサンティッシマ アヌンツィアータ教会は、1228年に礼拝堂として創建され、何度か増改築をして、現在の姿になりました。
Santissima は最も神聖な、Annunziataとはお告げと言う意味で、同じ名前の教会がフィレンツェにもあります。
新約聖書で有名な受胎告知に捧げる教会として知られ、天井や壁には聖母マリアに関するフレスコ画が多く飾られているのが特徴です。
教会内部はバロック様式、ファザードは新古典様式でため息がでるほどの美しさ。
第二次大戦で空襲の被害に遭いながらも、圧倒される内部の装飾は健在。教会好きには必見のスポットです。
サンティッシマ アヌンツィアータ教会 | |
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住所 | Piazza della Nunziata, 4, 16124 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約13分 |
時間 | 7:30-19:30 |
定休 | なし |
料金 | 無料(寄付推奨) |
HP | https://www.basilicaannunziatadelvastato.it/ |
ポルト・アンティーコ(Porto Antico)
ポルトアンティーコ(旧港)はジェノバの名建築家、レンゾ・ピアノ氏により1992年のEXPOの為に再開発されたウォーターフロント。
水族館、博物館、ショッピングモール、レストラン、ホテルなど、様々な施設が集まる活気ある観光スポットで、とっても気持ちいいのでおすすめです!
初めてのジェノバはここにクルーズで寄港し、観光を楽しみました。
ポルト・アンティーコ | |
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住所 | Calata Falcone e Borsellino, 111, 16128 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約8分 |
ジェノバ水族館(Acquario di Genova)
ポルトアンティーコ内で一際目を惹くジェノバ水族館は1992年、ジェノヴァ国際博覧会(コロンブスの新大陸発見から500年を記念して開催)に合わせて建設されたイタリア最大の水族館。
ヨーロッパの中でも最大級で、見どころは、「パディリオーネ・チェターチェイ(クジラ目のパビリオン)」と呼ばれるイルカのコーナー。
トンネル水槽になっており、愛らしいイルカたちの姿をさまざまな角度から見ることができます。
33,000平方フィートの敷地内には70の展示水槽、400種類、1万5千匹以上もの魚が飼育されており、地中海に生息する海洋生物についても学ぶことができて楽しいです。
毎年120万人もの来場者ということですが、日本の有名水族館に比べるとショーは全く充実していないので期待しすぎないように(笑)
あくまで、このエリアの海洋生物を見学したい人におすすめです。
海洋博物館(Galata Museo del Mare)
海洋都市に来たら訪れたいのが、海洋博物館!
復元された船や停泊する潜水艦、当時の遺物が展示されたジェノバで人気の施設です。
ロッテルダムでも子供と一緒に海洋博物館へ行きましたが、わたしたち日本人も島国で、海とは比較的慣れ親しんでいるので想像以上に楽しめました。
海洋博物館 | |
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住所 | Calata Ansaldo De Mari, 1, 16126 Genova GE 地図 |
行き方 | フェラーリ広場から徒歩約16分 |
時間 | 10:00-18:00(火~金)最終入場1時間前 10:00-19:00(土・日・祝)夏季は月曜日もオープン |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人16ユーロ、子供(7~17歳)12ユーロ |
HP | https://galatamuseodelmare.it/ |
チケット | ジェノバシティパス |
ボッカダッセ(Boccadasse)
カラフルな街並みが可愛いボッカダッセは、古くから漁業が盛んな村でした。
フォトジェニックな街並みが人気を集め、ジェノバと合わせて観光する人がたくさんいます。
ジェノバからボッカダッセへは、海岸沿いに整備された「コルソ・イタリア」と呼ばれる遊歩道を歩いてアクセスすることができます。
4㎞程の距離なので、晴れた日は波風を感じながら海岸沿いを歩くと気持ちがいいです。
バスを利用すれば20分程で行くことができますよ。
ジェラート店を食べたいなら、Amedeo。レストランなら絶品魚料理をぜひ召し上がれ!
ボッカダッセ | |
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住所 | Piazza Nettuno, 5r, 16146 Genova GE 地図 |
行き方 | ブリニョール駅から31番または42番のバス |
ジェノバで泊まりたいおすすめホテル
わたしがジェノバでおすすめしたいホテルを3箇所ピックアップ。
↓有名観光地との位置関係はこんな感じ
ジェノバのメイン駅は2つあります、東側のブリニョール駅、西側のプリンチペ駅どちらを拠点にしたいか決めて選ぶといいと思います。
イチオシはグランド ホテル サヴォイア
ジェノバを代表とする老舗ホテル、グランド ホテル サヴォイアはプリンチペ駅目の前という最高の立地。
駅を降りたらすぐに荷物を置いて出かけられるのもヨーロッパ旅行では大きな利点になります。
1897年創業当時の雰囲気があり、クラシック好きなわたしの好みドンピシャ。
テラスからの眺めも最高なので、予算が許せばぜひ検討してみてください。
季節がいい時期なら、海沿いのNH コレクション ジェノバ マリーナも、ジェノバらしくとても素敵だと思います。
街の中心にあるホテル ブリストル パレスは、どこへ行くにも便利で口コミ評価も抜群です。
わたしが好んで利用するヒルトン、マリオットグループはなかったので、比較的お値段も手ごろで、駅近だったホテル ブリニョールへ泊まりました。
(ヴェネツィア、ニースで奮発したので、ジェノバでは少し節約です笑)
ジェノバで絶対食べたいおすすめグルメ
古くから他国との交流が盛んだったジェノバは、新鮮な魚介料理(イワシやタコ、イカ料理をよく見かけました)をはじめ、パスタ、フォカッチャなどが食べられます。
ジェノバ近郊はイタリア一のバジル生産地で、新鮮なバジルを使ったジェノベーゼパスタは世界的にも有名ですね。
フォカッチャもジェノバ発祥と言われ、街にはフォカッチャ専門店があるほど。
普通のフォカッチャにバジルのペーストを付けて食べたり、甘い玉ねぎが乗ったフォカッチャや濃厚なチーズフォカッチャもおすすめです。
クルミソースのパンソティ(Pansoti in salsa di noci)は、今回の旅ではじめてお目にかかった料理。
ニンニク、マジョラム、パルメザンチーズにクルミソースが混ざり合ったソースに手作りのラビオリが絶品で、わたしはジェノベーゼよりパンソティのファンになりました。
ファリナタはひよこ豆で作られたガレットのような薄いパンケーキ。お隣フランスのニース名物ソッカとほとんど同じ料理。
ジェノバで絶対買いたいおすすめ土産
老舗菓子店
ジェノバの旧市街地にある、創業1780年の老舗のお菓子屋さん「Pierto Romanengo fu Stefano:ピエトロ・ロマネンゴ・フ・ステファノ」
船乗りが航海中にでも食べられるように考案されたフルーツの砂糖漬けFrutta Candita:フルッタ・カンディータが大変人気。
イタリア食材
その他にはイタリアといえばパスタ!オリーブオイル、パスタ、パスタソースなど次から次へと買いたいものオンパレードでスーツケースの空き状況とにらめっこしながらお買い物を楽しみました。
ジェノバの行き方・アクセス
イタリア国内の移動は鉄道が主流です。
バスもありますが、このあたりの海岸線は鉄道旅にぴったり!絶対に鉄道での移動がおすすめです。
ジェノバのメイン駅は2つあり、東側のブリニョール駅、西側のプリンチペ駅は鉄道で6分、歩いて30分以上離れているため、ホテルの場所と駅を間違えないよう注意しましょう!
鉄道で行く場合
イタリアは定刻に出発することが少なく、数十分遅れは当たり前。あまりギチギチにスケジュールを組まないよう余裕を持っておきましょう!
- IC:インテルシティ(特急)
- RGV:リージョナルベローチェ(急行)
- REG:リージョナル(普通)
- FB:フレッチャビアンカ(特急)
- FR:フレッチャロッサ(新幹線)
- FA:フレッチャルゼント(新幹線)
主要駅からの移動時間を簡単にまとめました。
- ミラノからICで約94分
- トリノからICで約120分
- ピサからICで約150分
- ニースからICとTERで3時間
イタリアは4~12才が子供料金で大人料金の半額。大人と一緒に乗車することで割引や無料になるチケットもあります。
人気の路線は、直前だと高額になるので、スケジュールがある程度決まっているなら早めの予約をおすすめします。
ジェノバの治安
ローマやミラノなどの大都市と比べると、昼間の街歩きをしている限り、治安面にそれほど心配はありません。
しかし、イタリアの中でも治安の悪い場所として知られ、一本路地を入っただけで雰囲気が変わったり、売春宿もたくさんあるので、ひとり旅の場合は気を引き締めて観光してください。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。物売りから声をかけられることも何度かあり、ドキッとしました。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ヨーロッパに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、何度もヨーロッパ渡航しているわたしですら、スリに狙われたことは一度や二度ではありません。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
公式サイトエポスカード
そのほかクレジットカードについては「イタリアで得する人気クレジットカードおすすめ」の記事で詳しく解説しています。
ジェノバをもっと楽しむ
ベストシーズンは春
イタリアのベストシーズンは春から夏にかけて。
6月に入ってくると段々と暑くなってくるので、春から夏が本格的に始まる前が最高の季節です。
6月~9月のジェノバは暑いですが、日本と比べると随分カラッとしています。
ヨーロッパ旅行のハイシーズンで、遅くまで明るく、観光にたっぷり時間をかけらるのも魅力。
フィレンツェやボローニャなどの内陸部はグッと気温が上がるので、セットで周るなら北イタリアか、西に抜けて南仏で過ごすのがおすすめです。
ガイドブックは持ってて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
イタリア関連の書籍を20冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全616ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
ローマやミラノ、フィレンツェ以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
イタリアのハイライトはもちろん、電車の種類から伝統料理やおすすめの土産まで、様々な分野で詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、ジェノバにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
ジェノバで絶対行きたい人気観光スポットまとめ
ジェノバに来たらぜひ足を運んでいただきたいおすすめの場所を紹介しました。
行きたい場所が多すぎて、時間との戦いでしたが満足のいく旅ができました。
ジェノバは営業時間が短い場所が多いので、短期の滞在だとかなり忙しなくなってしまいます。
ぜひ少し時間に余裕をもってゆったりと街歩きを楽しんでくださいね!
街歩きが楽しジェノバ。ぜひハイシーズンの滞在を検討ください♡