オーストリアはヨーロッパの中でも比較的治安が良く人気の旅行先のひとつ!
「音楽の都」とも呼ばれる首都ウィーンは、ベートーヴェンやモーツァルトなど、多くの作曲家が住んでいた街としてあまりに有名です。
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事オーストリア旅行クレジットカード選び方
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当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなオーストリアの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
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このページの目次(もくじ)
オーストリアの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険レベルは日本と同じ0。比較的治安の良い国といえるでしょう。
ヨーロッパというと、テロの影響を懸念される方も多いと思います。オーストリアでは、今のところ、イスラム過激派組織等によるテロ事件は発生していません。
だからと言って絶対に「安全」という訳ではありません。
従来,オーストリアにおけるイスラム過激派の活動は,勧誘,宣伝,資金獲得等が主たる目的であって,直接的なテロの脅威は低いものと考えられてきました。しかしながら,過去にはオーストリアに所在する国際機関がテロの標的となった例もあること,また,オーストリア当局によれば,シリア,イラクにおけるイスラム過激派組織に参加するいわゆる「外国人戦闘員」の帰還者が国内に数十名いること,さらにインターネット等を通じて自己過激化した者によるローン・ウルフ型のテロに対する脅威も現実のものとなっていること等を踏まえれば,今後,オーストリアがテロの標的になる可能性も否定できません。当局は,イスラム過激派の脅威を重視して捜査等を行っています。(海外安全ホームページより引用)
外務省のホームページにあるように、オーストリアも標的にされたという過去もあります。
もちろん、必要以上に恐れることはありませんが渡航前には、たびレジなどから最新の治安情報やテロに関する情報を入手しておくことを忘れずに行いましょう!
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犯罪データ
オーストリアの治安状況は概ね良いとされますが、スリや置き引きなどの窃盗罪が頻繁に発生している状態です。
2022年2月に発表された2021年度の犯罪統計は、オーストリア国内で約42万件(人口約896万人)の犯罪が報告されていて、前年比で5.3%減少しています。
治安が良いとはいえ、日本と同じ感覚で行動すると被害に遭いかねません。特に、有名観光スポットやたくさんの人が集まる空港、駅、混雑した公共交通機関の車内などは細心の注意が必要です。
また、近年夜間に駅のトイレなどで女性が性犯罪に巻き込まれるというケースが増えてきているそうなので、夜間の一人歩きや人通りの少ない場所を避けるようにしましょう。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、オーストリアは5位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
オーストリアで注意すべき危険エリア
オーストリアとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアや有名スポットごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
ウィーン
中央駅
ウィーン中央駅は新しく明るい雰囲気の駅ですが、誰でも入れる駅の待合室やフードコートには、列車に乗るわけでもないのに座り込む人の姿も目立ちます。
東欧各地からのゲートウェイになっているため、東欧各地から外国人の行き来も多い場所です。
やはり中央駅などの人が多い場所はテロの標的にもなりやすいので、要が済んだら速やかに離れたほうが良いと思います。
ウィーン西駅
中央駅と同じく、多くの人が利用する西駅。
駅前には環状道路グーテルが通っていますが、夜間の歩行は十分注意しましょう。この道路沿いには、売春宿なども点在していますし、細くて暗い路地も多いです。
もし、知らない人に話しかけられても無視を決め込み、立ち止まって相手をしたりしないようにしましょう!
ウィーン国立歌劇場(オペラ座)周辺
オペラ座周辺にはダフ屋がいます。
相場やシステムがよくわからない旅行者を相手に、本来の価格の倍以上の値段をふっかけてきたりします。チケット自体も本物なのか怪しいので絶対に買わないように!
また、ニセ警察官もうろついているとの情報があるので、声をかけられても速やかにその場を離れるようにしましょう。
シェーンブルン宮殿
オーストリアの中でも人気のある観光スポット「シェーンブルン宮殿」。
ピークシーズンになるとかなり混雑するので、スリや置き引きに十分注意しましょう!旅行者と一緒に多くのスリも出勤しているはずです。
なるべく荷物を減らし、貴重品の管理には十分配慮する必要があります。
ウィーン市立公園
ヨハン・シュトラウスの像があるウィーン市立公園。
公園内のごく一部ですが、ホームレスのたまり場となっています。特に旅行者大してに危害を加えるなどということはありませんが、お互いに嫌な思いをしないためにも無暗に近づいたりしないようにしましょう。
ザルツブルク
ザルツブルクの治安はおおむね安定しており、問題なく観光できますが、駅周辺は麻薬密売者やホームレスがいるので、特に夜間は注意してください。
オーストリアで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
- レストランやカフェで食事や会話に夢中になっている隙に足下や椅子に置
いたバッグや椅子の背もたれにかけたバッグを置き引きする。 - ビュッフェ式レストランで椅子にバックを置いて食事をとりに行っている間
にバッグを置き引きする。 - 空港やホテル、両替などの手続き中の手荷物を置いた一瞬を狙って置き引きする。
- お店や観光中など他のものに夢中になっていときに貴重品をスリ取る。
- 地下鉄の車内で数名の集団に囲まれ、時間や場所などを尋ねられている間に鞄から貴
重品をスリ取る。 - 地下鉄やトラム等に乗車時に、身体を後ろから押すと同時にズボンの後ろポケ
ットやカバンから財布を盗む。
上記のように一瞬の隙を見て、荷物を盗んでいく輩が後を絶ちません。
また、スリ・置き引きはグループで行動し、一人が被害者に声をかけて注意をそらしている間に犯行に及ぶというケースが目立ちます。
ケチャップ強盗に注意
すれ違いざまに服にアイスクリームやケチャップファンデーションなどをかけて、被害者の注意が服の汚れに向いている隙に財布や貴重品を盗む「ケチャップ強盗」も発生しています。
グループで犯行に及んでいるケースが多く、ケチャップをかける役と被害者を心配する役(「ケチャップが服についていますよ!」などと知らせる役)に分かれて手際よく手荷物を盗んでいきます。
服の汚れが気になるとは思いますが、その場で対応するのはNG!声をかけてきた人から離れ、ホテルのロビーなどの人目のある場所に移動してから汚れを確認しましょう。
ニセ警察官に注意
警察官と自称するニセ警察官が、麻薬捜査や偽札事件の捜査をしていると言い、所持品をみせろと要求してくる事件が発生しています。
警察官の指示に従ってパスポートや財布を見せてしまうと、財布を調べるふりをして現金や
クレジットカードの情報を盗まれたりしてしまいます。
その場では応じず、近くの警察署か日本大使館で対応するなど要求に応じないようにしましょう。
デモに注意
オーストリアではたびたびデモが行われています。
デモに巻き込まれて良いことはあまりありません。関係なくてもその場にいただけで弾圧の対象にされてしまうこともあるので、なるべく近寄らないようにしましょう。
オーストリアで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ウィーンでは治安も良く、交通の便が良い、リング内やリング周辺、ウィーン中央駅周辺がおすすめです♪
特にリング内のケルントナー通りは歩行者天国で人通りも多いので、オペラ鑑賞などで夜遅くなっても安心してホテルに戻れますよ!
それではわたしのおすすめのホテルをご紹介します♪特にホテル ザッハーはぜひとも宿泊していただきたいとても素晴らしいホテル。
- ホテル ザッハー (最高級ホテル)
- シュタイゲンベルガー ホテル(立地抜群大人気ホテル)
- ホテル カイザーリン エリザベート(モーツァルトが宿泊)
現金を大量に持ち歩かない
オーストリアでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
もちろん現地の屋台やローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるオーストリアで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに
ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかも。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
基本的にヨーロッパの夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
メインストリートを一歩曲がると怪しい路地に紛れ込んでしまったりすることも。道に詳しくない人は、極力タクシーを使った方がいいでしょう。
オーストリアで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
オーストリアの女子旅で特に注意すべきことは夜遊び!
イタリア人やスペイン人のようにたくさん声をかけてくるような人は少なめですが、知らない人についていくのはやはり危険!
2017年はウィーン市内地下鉄駅で女性がレイプされる事件が起こっています。夜間によく知らない異性と二人きりになるのは危険な行為です。
夜間の一人歩きや人通りの少ない場所を避けるようにしましょう。
オーストリアで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
オーストリアは芸術の街。小さい子連れで旅をするのも楽しいですが、個人的には美術館やコンサートをゆっくり鑑賞できないのでちょっともったいないかな・・・。
家族旅行を検討されるなら少なくとも小学生以上がおすすめ。
素晴らしい公園もたくさんあるので、街歩きとグルメメインなら家族旅行も楽しいと思います!
オーストリア旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
オーストリア旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
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海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
[治安クレカ]
オーストリアの治安まとめ
オーストリアで発生する犯罪の多くは、窃盗罪です。
気のゆるみで手荷物を盗まれてしまうと言うことが多いので、しっかり気を付けていれば安全に旅行できるはず♪
わたしのおすすめを最後にまとめます。
オーストリアをもっと知る
東京⇔オーストリアの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のウィーン行きチケットも見つかりました。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便もおすすめです♪
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ウィーンでぜひ泊まっていただきたいのがホテルザッハー!!
1876年創業の歴史あるホテルは間違いなくウィーンのNo1ホテルと言えるでしょう。
ウィーン国立歌劇場が目の前で、カールスプラッツまで徒歩2分という最高の立地。
お値段は張りますが、オーストリア最高級のホテルで特別な滞在を約束します。