日本の約9倍の国土面積を持つインドは、そのエネルギッシュで少しアブノーマルな香りのするイメージから、バックパッカーをはじめとした多くの外国人旅行者が訪れます。
一度訪れるとハマってしまう程、不思議な魅力のあるインドではどんな移動手段が一般的なのか気になりますよね!
インドの交通機関はリキシャ(三輪タクシー)、バス、鉄道、タクシーとなっています。
基本的に公共交通機関の乗り方は一昔前の日本と同じようなイメージで大丈夫ですが、日本ではほとんど見かけないリキシャも・・・!
旅行前に公共交通機関の使い方を知っておくだけでスムーズに移動ができるはずなので、今回は、インドの公共交通機関の使い方や注意点について解説します♪
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インドをもっと知る
このページの目次(もくじ)
インドの公共交通機関はかなり日本と違う
インドの交通機関は日本との違いが大きいと感じました。
乗車率が200%近い大混雑の電車はテレビで見た事がありましたが、日本の感覚で街へ出るとビックリする事ばかり!
日本にはないリキシャ(三輪タクシー)という乗り物の利用はとても新鮮だったし、タクシーに乗って移動する際は渋滞時のクラクションの量に驚いたりもしました。
インドの「リキシャ(三輪タクシー)」
インドの方々の足として広く使われているのが「リキシャ」という3輪の乗り物です。
リキシャには前にいる方がペダルを漕いで進むものと、自動車やバイクのように自動で進むものの2種類があり、デリーなど繁華街でよく見かけるのは自動で進む「オートリキシャ」の方です。
タイでは「トゥクトゥク」、スリランカでは「スリ―ウィラー」という名前で広く知られています。
スピードはもちろんオートリキシャの方が速いのですが、普通のリキシャは比較的狭い道も走ってくれるので、奥まった路地の方へ行きたい時なんかにとても便利です。
リキシャ料金の目安・支払方法
リキシャの料金は基本的には事前交渉制で決まります。
オートリキシャはメーターを乗せていますが、メーター制で走っている真面目なリキシャは0に等しいです。笑
運転手に行き先を告げて価格交渉スタートとなりますが、インドに慣れてない外国人旅行者には、とんでもない値段をふっかけてきてぼったくられる可能性大!!!
運転手の言い値の半額ぐらいを提示して、強気に交渉を進めましょう。
降車時にとんでもない値段をふっかけてきて、利用してしまった手前払わなければいけない雰囲気に追い込んできます。
リキシャの乗り方
リキシャ・オートリキシャは流しのものもありますが、道端に止まっているものに話しかけた方が焦らずに価格交渉が出来て良いでしょ
う。
運転手さんに行き先を伝えると運賃を伝えてくるので、価格交渉をして納得がいけば乗車します。
運賃は目的地に到着した際に支払います。
リキシャ利用時の注意点
リキシャはちょっとした距離の移動時に使うのには大変便利な乗り物なのですが、色々とトラブルもつきものなのが難点。
リキシャ利用時に注意すべきポイントをまとめました。
- 価格交渉は乗車前に!
- 旅行会社や宝石店に連れて行かれる事があっても毅然とした対応で断る!
- 運転が荒いので、カメラや携帯電話を落とさないよう注意!
外国人旅行者を見ると、何の悪気も無くぼったくってくるのがインドスタイル。笑
乗車時の価格交渉もそうですが、外国人向けの高額サービスや商品を扱うお店に連れて行かれるというトラブルも頻発するので、嫌な事にはハッキリ「No!」と言いましょう。
また、リキシャはタクシーのように窓やドアが無い上に運転が荒いので、乗車時の風景を取りたいとカメラを出す場合は何かの拍子に落とさないように注意しましょう。
ストラップなどを付けておくと安心かも!
インドの「バス」
インドの方々が通勤や通学、ちょっとした移動に使う手段として「バス」があります。
運賃が安い為、リキシャよりも利用率が高く、ラッシュ時は超満員になることもしばしば。
満員電車では痴漢が多発する事例も多くあり、旅行者にはあまりお勧めできない乗り物ではあるのですが、最近では女性専用のバスも出てきていて、少し利用のハードルが下がったように思います。
日本のバスとの大きな違いですが、まずドアが開いたまま走ります・・・!!
バスの料金・支払方法
バスの料金は、バスの車内にいる車掌さんへ手渡します。
行き先を告げると運賃を教えてくれるので、小銭を渡してチケットを受け取りましょう。
路線バスの走る短距離であれば運賃は数十ルピーです。
街を跨いで走る中・長距離の場合はバスターミナルの窓口で事前にチケットの購入も可能です。
中・長距離バスの場合はオンラインでのチケット予約専用アプリもあるのですが、現地の電話番号が必要になるので、外国人旅行者の利用はあまり現実的ではないかも。
バスの乗り方
短距離の路線バスの場合はバス停で待っていて、目的のバスに乗って運賃を支払うという一般的な方法です。
行き先は英語で書かれているものが多いのですが、心配な場合は乗車前に運転手さんに確認しましょう。
中・長距離バスの場合は市街中心地のバスターミナルから乗車可能です。
バスターミナルの場所と出発時刻の確認の為にも、チケット購入の際に事前に訪れておくと安心かもしれません。
バスに乗車する際の注意事項
繰り返しますが、インドはみなさん運転がかなり荒いです。
たまに乗客がまだ乗りきっていないのに走り出してしまうという、日本では考えられないようなこともあります( ゚Д゚)・・・!!
現地の人は慣れているのでなんてことないですが、わたしたち日本人が無理にこれに合わせようとすると大変危険。
その上満員の車両の中ではスリや痴漢などをはたらく方が居るので、色々な点に意識を向ける必要があります。
座席が指定されている寝台バスなどでも悪事を働く人はいるので、女性だけでバスに乗る場合は「女性専用バス」を利用する事と、寝ている時も貴重品は肌身離さず持っておく事は徹底しておくことをおすすめします。
インドの「鉄道・電車」
インドでは一部の都市で地下鉄が走っていて、路線も多くとても便利です。
出来て日が浅いので、車内や施設も比較的小綺麗で、インド旅行初心者の大きな味方になってくれる事間違いなし!
その他都市間を移動するのに最も一般的な交通手段として鉄道があります。
飛行機に比べて安い運賃で移動できるという事もあり、地元インドの方々の足としてだけでなく、旅行者の都市間の移動手段としても広く利用されています。
車体はお世辞にも綺麗とは言い難いですが、レトロな車両は意外と機能的で快適です。
窓から入ってくる風や、目の前を流れていくインドの綺麗な景色はどこかノスタルジックな気分にさせてくれ、旅のテンションが高まる事間違いなしです。
インドの地下鉄(メトロ)
インドの都市、デリー、コルカタ、ジャイプール、ベンガルール、ムンバイでは市内の移動に地下鉄(メトロ)を利用できます。
リキシャのように価格交渉の必要が無い地下鉄は、旅行者にとっては安心できる交通機関です。
地下鉄は開業してそこまで期間が経っていないので、「ここはインド?」と驚いてしまうような綺麗さがあります。
地下鉄のチケット購入方法
地下鉄のチケットは駅の窓口で購入します。
運賃は数十ルピーと大変安く、当たり前ですがぼったくられる心配もありません。
行き先を告げた後、運賃を払ってチケットを受け取るというとってもシンプルなもの。
地下鉄のチケットは「トークン」と呼ばれるオセロの駒のような丸いものです。
地下鉄の乗り方
地下鉄の乗り方は日本と変わりません。
電車が来たら乗るだけです。
女性専用車両もありますので、女性の方も安心して電車に乗る事が出来るのが嬉しいですね。
デリーの地下鉄で使えるお得なカード
インド・デリーの地下鉄では旅行時に活用できる2種類のカードがあります。
- トラベルカード
- ツーリストカード
トラベルカードは、日本でいうSUICAやICOCAのようなプリペイド式のカードです。
最大1,000ルピーまでチャージして使うのですが、利用時に運賃が10%割引になるのが魅力。
次にツーリストカードは、地下鉄の全ての線が乗り放題になるカードです。
有効期限が1日と3日があり、有効期限内であれば上限なく地下鉄を利用できるのがポイント。
どちらもカード発行時に50ルピーのデポジットがかかりますが、地下鉄中心に移動を考えている方は活用した方がスムーズに移動できると思います。
中・長距離鉄道
中・長距離を移動する場合は飛行機を活用する方も多いですが、飛行機に比べてはるかにコストを抑えられる鉄道も人気があります。
インドの方々の利用が多い為、事前予約なしに当日乗り込む一般車両は旅の上級者でも少々ハードルが高いのですが、エアコン付きの1,2等車であれば安心して活用する事が出来るでしょう。
鉄道の座席の種類・チケット購入方法
インドの鉄道はエアコン付きの1~3等車とエアコンなしの1~3等車の6つのタイプに分かれています。
エアコン付きの1等車は3,4名が入れる鍵付きの個室になっているので、複数名で長距離移動の旅をする時におすすめです。
チケットの購入方法はオンライン予約か、駅の窓口での購入となります。
ただ、以前は現地で使えるSIMがあればオンライン予約が出来たのですが、現在はオンラインでチケットを購入する場合は支払いにインドで作ったクレジットカードやインドの銀行口座からの振り込みができなければならないので、旅行者には無理になってしまいました。
窓口で購入する場合、主要駅なら外国人対応をしてくれる窓口があるのでそちらを利用すれば比較的スムーズです。
予約なしでも乗車できるエアコンなしの2,3等車もあるのですが、これらの車両は乗車率100%を大幅に超えるぎゅうぎゅうの満員!
30分くらいなら旅の思い出に乗ってみるのもエキサイティングで楽しいかもしれませんが、トラブルに巻き込まれる可能性もあるのであまりおすすめはしません…。
中・長距離鉄道の乗り方
いうまでもありませんが、自分の列車が来たら乗るだけです。
ただし、インドの電車は来るギリギリまで到着ホームが確定しない場合もあるので、大きい駅程注意が必要。
電電車が来たら、この電車で間違いないか駅員さんや他の乗客に確認をした方がいいと思います。
インドの「配車サービス・Uber・Ola」
旅行者に朗報なのが、ここ数年の間で利用者が急増している配車アプリ、UberやOlaです。
リキシャやタクシーを利用する際の面倒な価格交渉をカットしてくれるため、旅行時のストレスが大幅に軽減します!
デリーやジャイプールなどの都市部が中心のサービスですが、年々サービス範囲を拡大していてどんどん使い勝手が良くなっています。
Uber・Olaの支払方法
支払方法は事前に登録しているクレジットカードか現金払いを選択できます。
わたしはたいていクレジットカード払いにしますが、時々現金の支払いを求められることがありました。
Uber・Olaの乗り方
使い方はシンプルで、現在地、目的地を入力し希望の車種を選択することができます。
選べる車種にはオートリキシャやオートバイもあり、目的や距離に応じて好きなものを選ぶことができます。
近くを走ってない時や渋滞時間は多少待たされることもありますが、事前に出発したい時間が分かっていれば、予約もできるので利用すると良いでしょう。
またいずれも出発地と目的地を入力する際に大まかな予算を予め教えてくれるので、ぼったくられることもありません。
インドでは現在Olaの方が利用率が高いと言われていますが、Uberに比べてシステムダウンの頻度が高いのだとか。どちらを利用しても大差ないので、両方のアプリを入れておくとシステムの不具合が出た場合にも対処可能です。
インドの公共交通機関まとめ
インドの交通事情は日本とまるで違いおもしろいですよね!
外国人を見るなり騙そうとしてくるインド人は多く、一昔前だと乗車前の運賃の交渉だけでかなり疲弊してしまうなんてこともよくありました、
しかし最近ではUberやOlaなどの便利な配車アプリが登場して、以前よりも少し快適に旅行を楽しめるようになりました!
エネルギッシュな国、インドで驚きと発見がいっぱいの旅を楽しんでくださいね!
インドをもっと知る
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インドでぜひ泊まっていただきたいのがタージ系列のホテル。ここではニューデリーのタージパレスをご紹介します。
インドはワンコインから1,000円も出せば泊まれるホテルがたくさんあります。私も実際にそんなワンコインホテルに宿泊し、最終日奮発して泊ったのがタージ系のホテル。本当にインドなの!?と目を疑いました(笑)
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