ヨーロッパの北西部に位置するイギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで構成された立憲君主制国家。
そのためロンドンなどの大きな街では、各国の料理がいただける美味しいレストランがたくさん!
旅の醍醐味の1つであるグルメですが、イギリス料理の評判は良くありません。
実際にイギリス料理というと、フィッシュアンドチップスを真っ先に思い浮かべる人も多いはず。
サンデーローストやコッテージパイ、イングリッシュ・ブレックファストなど伝統的な料理や食文化がありますが、フレンチやイタリアンのようなインパクトのある料理はありません。
一方で、イギリスへ来たら誰もが体験してみたいものとして、アフタヌーンティーがあります。
美味しい紅茶とスコーン、そしてクロテッドクリームは、イギリスを代表する食べ物として知られており、イギリス観光の合間のひと休みにおすすめです!
壮大な歴史をもち、伝統を大切にするイギリスは、ヨーロッパでも有数の観光大国。
ロンドンをはじめ、オックスフォード、コッツウォルズ、ストーンヘンジなど魅力的な観光名所がたくさんあります。
またロンドン郊外には、世界的なベストセラーとなった「ハリー・ポッターシリーズ」のアミューズメントパーク「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン」もあり、新しいイギリスの観光スポットとしておすすめです!
イギリス周遊に役立つよう、各都市の特徴と見どころをまとめました。
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このページの目次(もくじ)
旅ブロガーおすすめイギリスで絶対行くべき人気観光都市おすすめ11選
①ロンドン(London)
イギリス観光といえば、首都ロンドンを外すことは絶対にできません。
どこに行こうか迷うほど有名観光名所が溢れており、時間をたっぶりとって観光を楽しみたいところ。
ロンドンのランドマークであるタワーブリッジをはじめ、バッキンガム宮殿やビッグベン、ウェストミンスター寺院、セントポール大聖堂、大英博物館、ロンドン塔など見どころが満載です。
またお買い物好きの方には、老舗高級百貨店ハロッズやリバティプリントで有名なリバティ百貨店は外せません!
お時間に余裕のある方は、ロンドン郊外にあるハリー・ポッターのアミューズメントパーク「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン」がおすすめです。
ハリー・ポッターファンなら、絶対に一度は訪れたい場所ではないでしょうか。
ロンドンから約1時間で行くことができ、日帰りで楽しめます。
②ウィンザー(Windsor)
ロンドン郊外にあるウィンザーは、ロンドンから電車で約1時間弱のところにあり、日帰り旅行が楽しめる街。
ロイヤルタウンと知られるウィンザーの一番の見どころは、なんといってもウィンザー城。
城内の見学はもちろん、バッキンガム宮殿で有名な衛兵交替式がウィンザー城でも見ることができます。
ウィンザー城内にあるセントジョージ礼拝堂には、歴代10人の国王が眠っています。
他にも王立公園のウィンザー・グレートパークやロイヤル・ウィンザー競馬場、エールビールの醸造所が見学できるウィンザー・アンド・イートン・ブリュワリー、イギリス屈指の名門校イートン・カレッジもあり、気品に満ちた街並みが楽しめます。
③オックスフォード(Oxford)
イギリス東部にあるオックスフォードは、イギリス最古の大学の街として知られています。
約40校のカレッジが点在し、街の人口の5分の1ほどを学生が占める大学都市で、歴代イギリス首相や世界各国の政治家、ノーベル賞受賞者、作家などを輩出しています。
ロンドンから西に約80kmの場所に位置し、電車で気軽に行くことができるため、日帰り観光地として人気です。
歴史的建造物が建ち並ぶオックスフォードには、オックスフォード大学をはじめ、映画「ハリー・ポッター」のロケ地として有名なクライスト・チャーチやボドリアン図書館、ニュー・カレッジなど、ハリー・ポッターファンには見逃せない観光スポットも満載です。
またオックスフォード近郊にも魅力的な観光地があり、お時間に余裕のある方は、元イギリス首相ウィンストン・チャーチルの生家であるブレナム宮殿、世界遺産の街バース、巨石建造物が集まるストーンヘンジなどへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
④エディンバラ(Edinburgh)
スコットランドの首都エディンバラは、日本人にはあまり馴染みのない街ですが、街全体が世界遺産に登録されています。
ロンドンに次いで観光客が多く、旧市街と新市街が織りなす美しい街並みが特徴です。
見どころは、断崖絶壁に建つエディンバラ城。スコットランド王歴代の居城で、難航不落な城として知られています。
エディンバラの中世の街並みを楽しみたいのなら、新市街の東端にあるカールトン・ヒルがおすすめです。ネルソン記念碑のある展望台からは、エディンバラの大パノラマを堪能することができます。
毎年8月には、夏の一大イベントである「ザ・ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー」がエディンバラ城のエスプラナード広場で行われます。
伝統衣装を着たスコットランド軍楽隊のパレードで、バグパイプの演奏や花火の打ち上げ、プロジェクションマッピングなど多彩なプログラムが繰り広げられます。
今や世界中から観光客が集まる夏の風物詩になっており、この時期に合わせてエディンバラを訪れるのもおすすめです。
⑤コッツウォルズ(Cotswolds)
コッツウォルズはイングランド中央部に広がる緑豊かな丘陵地帯で、北はストラットフォード・アポン・エイボンから南のバーズまでのエリアを指します。
イギリスを代表する美しい田園風景が見られることから、「ハート・オフ・イングランド」と呼ばれ愛されています。
日本人にも非常に人気のある観光スポットで、まるでおとぎの国に来たかのような世界が広がります。
美しい小さな村が数多く点在しますが、その中でも一番人気は、14世紀に建てられた石造りのコテージ「アーリントン・ロウ」が建ち並ぶバイブリー。
ウィリアム・モリスが「イギリスで最も美しい村」と称えた村です。
そしてもう1つ、「リトルヴェニス」の愛称で親しまれているボートン・オン・ザ・ウォーターもおすすめです。
夏の暑い日には、村を流れるウィンドラッシュ川の浅瀬で水遊びをする子供を多く見かけます。
ほかにもストウ・オン・ザ・ウォルド、バーフォード、レイコックなど魅力的な村がたくさんありますが、コッツウォルズは交通の便が悪く、村も離れているため、いくつかの村を訪れる場合には、ある程度時間に余裕をもって行くことをおすすめします。
⑥ストーンヘンジ(Stonehenge)
イギリス南部のソールズベリー平野にある環状列石の巨石群ストーンヘンジは、未だ多くの謎に包まれた巨石群遺跡です。
ユネスコの世界遺産に登録されたイギリスを代表する先史時代の遺跡で、紀元前3,000~2,500年頃に作られました。
ストーンヘンジがどんな目的で作られたのかは、さまざまな説があるものの、未だ謎に包まれたまま。
見どころは、巨大な石が積まれた環状列石の巨石群と立石のヒールストーン。
夏至の日にはヒールストーンの延長線上から太陽が昇り、ストーンヘンジの中心にあるオルターストーンを照らすように設計されているのだとか。
ストーンヘンジから北に約30㎞離れたところには、ストーンヘンジと共に「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」として世界遺産に登録されたエーヴベリーもあります。
ストーンヘンジと同様、巨石が円形状に置かれた遺跡で、ストーンヘンジより約1000年後の紀元前3000年頃に作られました。
古代遺跡に興味のある方は、ストーンヘンジとエーヴベリーを合わせて観光するのがおすすめです。
⑦リヴァプール(Liverpool)
リヴァプールはイギリス北西部に位置する海商都市。
ビートルズの生まれ故郷として有名な街で、サッカーのリバプールFCの本拠地でもあります。
旧市街には歴史的建造物が多く残り、世界遺産にも一度登録されましたが、都市開発により歴史的景観を損ねたという理由で、残念なことに世界遺産から抹消されています。
とはいえ、観光地としては根強い人気を誇っており、毎年世界中からたくさんの観光客が訪れます。
リヴァプールの観光名所は、ほとんど徒歩でまわれるエリアに集中しているので、一日あれば十分見てまわることができます。
見どころは、リヴァプールのシンボルともいえるリヴァプール大聖堂やサッカースタジアムのアンフィールド、ビートルズ専門の博物館のビートルズストーリー、自然史博物館のワールド・ミュージアムなど。
またビートルズの生誕の地でもあるリヴァプールには、ビートルズゆかりのスポットがたくさん!
ジョン・レノンの銅像やパネル、ビートルズグッズのショップ、ビートルズがよく訪れていたパブや演奏をしていたキャヴァーン・クラブなど、ビートルズファンにはたまらない街です。
⑧マンチェスター(Manchester)
ロンドン、バーミンガムに次ぐイギリス第3の都市マンチェスター。
ロンドンからマンチェスターまで電車で約2時間〜2時間30分で行くことができます。
マンチェスターといえば、サッカーのマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの本拠地として有名です。
見どころは、マンチェスター大聖堂、マンチェスター市庁舎、ジョンライランズ図書館、国立科学産業博物館、ジョン・ライランズ図書館、国立フットボールミュージアムなど。
マンチェスターの観光名所は、市内にコンパクトにまとまっているため徒歩でまわることができ、半日から1日あれば十分観光できるので、ロンドンから日帰り旅行も可能です。
⑨バーミンガム(Birmingham)
ロンドンの北西約180kmに位置するバーミンガムは、産業革命期に鉄工業で急速に発展した工業都市。
当時、輸送手段として運河が使われていましたが、鉄道の発展と共にその役目は終わりを告げました。
その後、運河の活性化が取り組まれ、現在はバーミンガム観光の中核に位置づけられています。
ナローボートに乗って運河クルーズをしたり、運河沿いの散歩も人気です。
運河沿いにはお洒落なパブやレストラン、ショッピングエリアもあり、街散策が楽しめます。
他にも見どころとして、産業革命期の労働者の集合住宅「バーミンガム・バック・トゥ・バックス」、ジョニーデップ主演の映画「チャーリーとチョコレート工場」のモデルとなった「キャドバリーワールド」、ジュエリー製造の歴史が学べるジュエリー・クォーター博物館などがあります。
ところでバーミンガムは、インドやパキスタンからの移民が他都市に比べて多く、インド料理のクオリティが高いことで知られています。
バーミンガムを訪れたら、ぜひインド料理を味わってみてくださいね。
ロンドンからバーミンガムまで電車で約2時間。ロンドンから日帰りで行くこともできます。
⑩カンタベリー(Canterbury)
イギリスの南東部にあるケント州の街カンタベリーは、「リトル・ヴェニス」と称される美しい街。
イギリスらしい美しい景観が有名で、小さな運河を下るミニボートクルーズも人気です。
この小さな街には、なんと3つの世界遺産があります。
1つは、イギリス国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂。
街の中心部に位置し、かつてキリスト教布教の拠点として非常に重要な役割を果たした大聖堂です。
そしてイギリス最古の教会で知られる聖マーティン教会とベネディクト修道院の聖オーガスティン修道院もまた世界遺産に登録されています。
かつて城壁に囲まれていたカンタベリーには、7つの門がありました。
ウェストゲートタワーは現存する中世の市門で、門の上からはカンタベリーの街を一望することができます。
カンタベリー小さな街なので、半日もあれば街歩きを十分満喫することができますよ!
⑪湖水地方(Lake District)
イギリス北西部に位置する湖水地方には、湖水地方最大の湖「ウィンダミア湖」をはじめ、16の大きな湖と無数の小さな湖が点在します。
水と緑が織りなす美しい景色が見どころで、日本人観光客にも大人気!
ピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターがこよなく愛した場所で、湖水地方の文化的景観が世界遺産にも登録されています。
ピーターラビットのゆかりの地である湖水地方には、ピーターラビットの世界に浸れるスポットがたくさんあります。
ボウネス・オン・ウィンダミアにあるザ・ワールド・オヴ・ビアトリクス・ポター(The World of Beatrix Potter)は、ピーターラビットのテーマパークになっており、子供から大人まで楽しめる場所。
またホークスヘッドにある「ビアトリクス・ポター・ギャラリー(Beatrix Potter Gallery)」では、ビアトリクス・ポターの絵本の原画のスケッチや水彩画、遺品などが展示されています。
ピーターラビットの舞台となった場所で有名なニアソーリー村には、ビアトリクスが晩年を過ごしたヒル・トップ・ハウスもあり、見学することができます。
ピーターラビットファンにとっては、まさに聖地ともいえる場所です!
イギリスをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
イギリスのベストシーズンは夏。
気温は上がりますが、湿度が低いため過ごしやすく感じます。
また日照時間も長く、晴れの日が続くため旅行に最適です。
ただし7月と8月はヨーロッパの人たちの夏休み休暇と重なるため、ヨーロッパ各国から観光客が押し寄せ、航空券やホテルの値段が高くなります。
ガイドブック
イギリス関連の書籍を20冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全632ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
イギリスで絶対行くべき人気観光都市まとめ
イギリス観光というと、すぐにロンドンを思い浮かべる方も多いかと思いますが、イギリスには魅力的な街がたくさんあります。
また本場のパブやアフタヌーンティー巡りなど、イギリスならではの体験ができる場所もあり、観光と合わせて楽しめます。
せっかくイギリスに来たのなら、ロンドンだけではなく、イギリスの美しい風景に出会えるカントリーサイドへもぜひ足を延ばしてみてください。