「イラン」と聞くと、イスラム国のテロやアメリカとの対立など危険なイメージがするという方も多いかもしれませんね。
日本のメディアで知りえる情報だけだと危険!治安悪い!というイメージを持って当然だと思います。
たしかに、退避勧告が出ているエリアもありますが、イラン人は親日家の人も多く、楽しく旅ができたという意見がほとんど!
当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなイランの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
- イランで起こる犯罪手口
- イランの危険エリアと安全対策
- イスラム諸国を旅する上で気を付けたいこと
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このページの目次(もくじ)
イランの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは全土で危険レベル1以上となっています。
2020年1月3日にイランのソレイマニ革命部隊司令官が殺害され、米国との緊張が高まっています。
また、注意しなければならないのが、イラクやアフガニスタン、パキスタンとの国境近く。危険レベルが3~4に設定され渡航をやめるよう勧告が出ています。
そして、イランと言えばやはり気になるのは「テロ」ではないでしょうか。
2017年6月7日,首都テヘラン市内の国会事務所内や同市近郊のイマーム・ホメイニ廟周辺において,複数の武装グループによる銃撃や自爆攻撃によりイラン人18人が死亡,約50人が負傷するテロ事件が発生し,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を発出しました。ISILは,シーア派国家であるイランに対する明確な敵対意思を依然として有しており,上記テロ事件後も,ISILの思想に感化された分子の拘束やイラン国内でのテロを企図していたISIL傘下のテロ・グループの解体が相次ぐなど,イランにおけるISILの動向は,引き続き予断を許さない状況にあります。(外務省海外安全ホームページより引用)
犯罪データ
イランでは、犯罪件数などの統計が公表されていません。
そのため具体的な犯罪データを見ることができないのですが、海外安全ホームページによると、「報道などを見る限り、一般犯罪は慢性的に発生しているものとみられる」だそうです。
日本人が被害に遭ったケースとしては、強盗(現金やスマホ、貴重品など)やひったくり、スリ、空き巣などがほとんどなようです。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、イランは147位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
イランで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引き・ひったくりに注意
イランで実際にあったスリや置き引き、ひったくりなどの犯罪をご紹介します。
- タクシーに乗車中、車が故障したと言われて,そのまま車中の荷物を持ち逃げされる。
- わざとお金を落とし、拾ってあげている間に財布などを盗まれる。
- 記念撮影を頼まれ、カメラで写真を撮ってあげている隙に貴重品を盗まれる。
- 歩行中にオートバイや車で接近してきてバッグなどををひったくられる。
スリというと、人が多く混雑している場所でいつのまにか盗まれていた・・というのを想像しがちですが、こちらの注意を引いている間にサッと盗んでいくという手口も多くあります。
写真を撮ってあげたり、物をひろってあげたりと親切心が仇となってしまうこともあるので、十分気を付けましょう。
タクシーのボッタくりに注意
イランのタクシーは日本のタクシーと違い、ほとんど事前交渉で値段が決まります。メーター制のタクシーが少ないので、旅行者とみるとぼったくり価格をふっかけてきます。
インドなどぼったくりが横行している国と比べるとそこまで悪質ではありませんが、トラブルを防ぐためにも、紙に数字を記入してやりとりするなど、交渉した金額を記録しておくのがおすすめです。
写真撮影に注意
イランでは写真撮影を固く禁じられれているエリアがあります。
- 女性及び礼拝中のイスラム教徒、宗教行事(事前に了承が必要)
- 空港、駅・鉄道、港湾、橋
- 軍事施設、国境地帯、政府関係施設
- 各国大使館・大使公邸
撮影禁止区域でカメラを持っているとカメラを没収されたり、警察に連れていかれることがあります。
実際に日本人が、メフラバート国際空港周辺で、空港の外観を撮影していたところ、治安当局ぶ拘束されたという事件が発生しています。
写真を撮影した小型タブレットやパスポートなどを押収されて、国外退去処分まで発展したので、気を付けましょう!
デモ・集会に注意
イランでは抗議デモや集会に対する取締まりが厳しいです。
なんとなくその場に居合わせただけであっても取り締まりの対象とされ、逮捕や拘束されてしまうこともあるので、デモや集会を見かけたら、速やかに離れましょう。
海外安全ホームページやたびレジなどでもデモの情報をチェックできるので、おでかけの際は参考にしてみてください。
飲酒は外国人であっても禁止
イランは厳格な禁酒国。いかなる場所・場合においても飲酒は禁止です。
他のイスラム諸国では、外国人向けのホテルやレストランで一部アルコールが提供されているという場合もありますが、イランは外国人にも例外はありません。
イランで安全に過ごすために知っておきたいイスラムの教え
イランは厳格なイスラム国家。文化・宗教の違いから思わぬところでトラブルに発展することがあります。
かなり日本とは「感覚」が違いますし、外国人旅行者と言えど、取り締まりの対象にもなります。短期の旅行とはいえ、「郷に入っては郷に従え」だと思いますので、具体的な例をご紹介します♪
男女が握手するのは禁止
仕事の場面を含めて、男女が公衆の面前で握手をすることは禁止!
知らないとやってしまうこともあると思います。外国人旅行者といえど、取り締まりの対象になる場合があるので注意しましょう。
また、テニスコートや海水時浴場などの施設も男女別。家族であっても男女一緒に楽しめないという決まりもあるようです。
女性・男性ともに肌の露出を控える
イランでは就学年齢以上の女性は、外国人や異教徒であってもヒジャブとよばれる頭髪を隠すためのスカーフと身体の線を隠すためのコートの着用が法律上義務付けられています。
短期旅行者であっても女性が外出するには、必ずヒジャブを着用しなければなりませんので注意が必要です。
。
男性も、肌を露出させることは好ましくないとされています。
半ズボンやタンクトップなどの袖のないもので外出することは禁止されているので注意しましょう!
西洋音楽、恋愛・性をテーマとした映像・書籍の禁止
短期の旅行で音楽や映像、書籍でトラブルになることは少ないと思いますが、一応ご紹介しておきます。
基本的にポップス及やロック、欧米的な踊りやリズム感のある曲は、聴くのも演奏するのも禁じられています。また、女性が単独で公の場で歌唱することもNG!
恋愛・性をテーマとした映像や女性の肌が過度に露出した映像・写真、そのような写真が載っている書籍の持ち込みもNGです。
イスラム教のならわしに配慮する
モスクなどを見学する方も多いと思いますが、礼拝している人の前を横切ってはいけません。
ラマダン(イスラム教の断食月)期間中は、屋外や公共の場所での飲食や喫煙を控えましょう。
知らないと「どうして??」と疑問に思うことばかりですが、宗教上の理由なので配慮する必要があります。
関連記事日本人ムスリムが伝授!イスラム諸国を旅する際の注意点
イランで犯罪にあわないために気をつけたい5つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
現金を大量に持ち歩かない
アメリカとの関係悪化のため、クレジットカードが使えません。
ATMでキャッシングすることもできないため、USドルまたはユーロを用意し、現地で両替しましょう。
ですが、イランの通貨は通貨の桁数が大きいため、多めに両替するとびっくりするような札束になってしまいます・・。
あまり大量の現金を持ち歩くとスリや強盗犯に目をつけられかねませんので、使う分だけ持ち歩くようにしましょう。
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
こちらの注意を引いて、スリや置き引きを狙っている可能性もあります。
派手な服装はせず荷物は少なめに
前述したとおり、肌を露出するような恰好や派手な服装はNGです。女性はヒジャブの着用が必須なので、用意する必要があります。
暑い国なのでノースリーブにショートパンツといったような服装になりたい気持ちにはなりますが、トラブルの元になりますので気を付けましょう。
夜間の一人歩きは避ける
親日の国ということもあって夜間でも比較的安全に過ごせますが、女性の一人歩きはやめたほうが良いです。
加えて、夜間は男性と二人きりにならないにしたり、暗い道や人通りの少ない道は通らないようにしましょう。
イランで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
イラン女子旅で特に注意すべきことはナンパ。
イランへ女子旅、ひとり旅をする女性はかなり少数なのでとても目立ちます。
イスラム圏にありがちですが、女性だけの旅の場合男性が声をかけてくる頻度が高め。
危険度は低いものの、既婚者や高齢者でも気軽にナンパしてくるので性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
イランで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
イラン人は子供が大好きなので、子供と一緒に旅をすれば楽しさも倍増すると思います。治安面で子連れだからといって気を付けたいことは特にありません。
夏場の気温はかなり上がるので熱中症対策だけは忘れずに!
基本的には車移動なので、ベビーカーを使いたい場合は車に積みやすいものを使うのがおすすめです。
イラン旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
イラン旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
何か困ったことが起きたとき、ネットが使えると安心感が違います。
海外では無料でWiFiを使えるスポットもありますが、いざという時のために海外WiFiのレンタルをしておくことをおすすめします!
友達がスリにあった時、ネットが使えて本当に助かりました・・・。道に迷ったり、危険情報をチェックするためにもネット環境を整えることはとても大切です。
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イランの治安まとめ
イランはモスクなどの見どころも多く、親切な人が多いあたたかい国です。
かなり日本とは文化が違うので戸惑うかもしれませんが、イスラム教を尊重してルールを守れば大丈夫!
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