日本人にとって全く馴染みのない中東アラビア半島にあるオマーン。オマーンの観光大使になるつもりで2週間まわってきました♡
実は中東諸国の中でも観光業にとても力を入れているので、想像以上に旅行がしやすい国です。
せっかく旅行に行くならベストシーズンがいいですよね。
旅行会社に質問すると「オマーンのベストシーズンは冬」と回答されると思います。
なぜなら
- 日本のような四季はなく
- 冬以外は暑すぎて街歩きがきつい
という理由から。
当ブログ「オハヨーツーリズム」では、《観光に向いているベストシーズン》と《旅費の安さから見たベストシーズン》など様々な視点でベストシーズンを解説していきます。
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
持ち物については「オマーン旅行に必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ながら準備をどうぞ!
このページの目次(もくじ)
オマーン旅行ベストシーズンの考え方
冒頭でお伝えした通り、一般的にベストシーズンといえば気候やイベントを考慮して語られることが多いでしょう。
バーレーン(だけでなくアラビア半島を中心とした中東の多くの国)のベストシーズンは間違いなく冬の季節です。
中東旅行の経験があまりない時代に9月の中東旅行を計画したことがありました。
平均気温が40度を超え、体感は50度近く1分歩いただけで死にそうに…。
ショッピングモールだけで時間をつぶす、夜だけしか街歩きしないという人以外は、夏の旅行はおすすめできません。
3月になるとかなり日差しが強くなり、日本の夏に近い気温になります。
冬は気候が良い分、中東のベストシーズンに入りますのでホテルの料金は跳ね上がります。
また中東旅行で絶対に忘れてはいけないのがラマダン(断食)のシーズン。
日中は飲食店が開いておらず、思ったような観光ができなくなるため、スケジュール頭に入れておく必要があります。
ここからさらに詳しく掘り下げて解説していきます。
オマーン旅行が最も安くなる時期
物価の高騰が恐ろしい海外旅行。
残念ながら学生やバックパッカーが旅行するには厳しい状況ですが、比較的料金が安く手配できる時期というとざっくりこんなところ。
- ローシーズンの『7月・8月』と『ラマダン』期間中は普段よりお手頃
- 過ごしやすいシーズンかつ航空券が安い『1月中旬~2月』もおすすめ
少しでも安く済ませたいなら、まめに情報をチェックするのが肝心です。
パックツアーの場合
「とにかく旅費を抑えてリーズナブルに旅行したい」という方におすすめなのが、ローシーズンの7月・8月とラマダン期間中!
夏が一年の半分以上を占めるオマーンですが、最も暑い7月・8月のツアー料金や宿泊代などはやはりお手頃となります。
ただしサラーラを除いて!!モンスーン気候のサラーラはこの時期湾岸諸国の富裕層がたくさん遊びに来るのでホテルの値段が高騰したり、そもそも部屋がとれないなんてこともよくあります。
また、後述しますがラマダン中も何かと行動が制限されますので、旅行シーズンとしてはローシーズンです。
これは、オマーンに限ったことではありませんが、下記の期間はツアー料金が高騰します。
- 年末年始
- GW(ゴールデンウィーク)
- 夏休み、お盆休み
- 秋の連休
個人旅行(航空券)の場合
航空券に関しては、1月中旬~2月と4月、10月頃に安くなります。大型連休の間にあたる時期と新年度・新生活が始まる時期。
航空券を自分で用意する場合は、1月中旬~2月くらいがおすすめ。比較的過ごしやすい気候である上に、リーズナブルに航空券を購入できる時期です
航空券の情報をまめにチェックするのがおすすめ
旅行にかかる値段は、航空会社や出発する曜日などによって金額が変動するので、一概には言えません。大切なのは、まめに情報をチェックすること!
できるだけ安く旅行をしたいなら、複数の旅行代理店の情報を比べたり、安い航空券が出ていないか、まめに情報収集をしてみましょう。
格安航空券を探すなら「エクスペディア」
格安航空券を取るのに有名な比較サイトのひとつにエクスペディアがあります。
航空券を予約した後ホテルも検索でき、対象ホテルが最大15%OFFになるのでわたしも何度か利用しました。
以前は中東といえばアジアの経由便が圧倒的に安かったのですが、コロナ以降かなり高騰しており、格安便は減ってしまいました。
また、エアトリの航空券アプリは検索しやすさ抜群。
わたしも電車や料理の待ち時間などの隙間時間にポチポチして、安いチケットはないか、良さそうな行先はないか探しています。
会員登録せずに検索できるのでぜひ試しに使ってみてください。
航空券/飛行機チケットの予約なら エアトリ
AirTrip Corp.無料posted withアプリーチ
繰り返しになりますが、まめに検索して航空券の相場感覚を養っておくことが、一番の節約に!
ホテルを安く予約するなら「booking.com」
毎日のようにホテルの料金が変動し、ホテルによってその落差もまちまちなので「ホテルが安い時期」というのは一言では言い表せませんが、よほど空いている時期でなければ、早ければ早い方が低価格でいいホテルが選べるというのは旅のセオリー。
直前でガクンと料金が下がることもあるので、何とも言い難いものの、人気宿はすぐに売り切れてしまうので、やはり早めにおさえておくことをおすすめします。
わたしは中東のホテルの場合は大抵、Booking.comで探します。
他のホテルサイトと比較し、色々検証してみた結果、取り扱いホテルの数と値段が最安になることが多かったのでおすすめです。
もちろん日本語で簡単に予約できるので、難しいことはありません。100泊以上予約してきましたが、一度もトラブルになっていないのでご心配なく!
オマーンベストシーズンは冬(11月半ば・12月・1月・2月・3月前半)
オマーンを快適に観光できる時期というと、11月半ば~12月頭、3月前半がベストシーズン!
オマーンは見どころが点在しており車や徒歩で移動することが多いですが、気温が高すぎると、とにかく歩くのがしんどい・・ということにもなりかねません。
オマーンの冬の中でも、11月半ば~12月頭、3月前半は晴れの日が多く、気候が穏やかな日が多いので観光にはちょうど良い時期と言えます。
ちなみに、夏(4月~10月)はとにかく暑く湿度も高いので、街歩きは相当体力を消耗します。
オマーンの降水量は大変少ないのですが、シーズン的には冬に降ります。しかし、日本の梅雨のようにずっと降っていることはありません。
暑さが抑えられる冬(11月~3月)全体を観光シーズンと言ってもよいのですが、曇りが少ない11月半ば~12月頭、3月前半がやはりベストシーズンと言えそうです。
ちなみにサラーラなど南部のドファール地方はモンスーン気候なので7月~9月は雨季、カリーフと呼ばれアラブ諸国の避暑地として賑わいますよ!
- 晴れが多く気候が穏やかな11月半ば~12月頭、3月前半がベストシーズン
- 暑さが抑えられる冬(11月~3月)全体も観光シーズン
オマーンの夏(3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月)
オマーンの夏は長く、湿度も高いため、とても暑いです。
感覚的には、3~4月は日本の真夏。5〜7月は超猛暑日、8〜11月が真夏というくらいで考えておいた方が良いですね。
5月~9月頃には50度になることも少なくありません。
日焼け止め、帽子、薄手のストールなど紫外線対策を絶対忘れないようにしてください!
その他サングラスや日傘などもお忘れなく!
しかし室内は18度にセットされたエアコンで震えるほど寒くなります。日によって夜には涼しくなり、日中の気温差がありますのでご注意を。
わたしはイスラム諸国を旅行する時は、真夏でもTシャツではなく、薄い長袖の服を着ています。
また、薄い長袖のパーカーやストールなどを持参すると便利!砂漠地帯ではスカーフを巻いていると砂が髪につくのを防いでくれますよ♪
麻の羽織物もおすすめです。
平均最高気温は31度~40度、平均最低気温は20度〜30度。
オマーンの冬(12月・1月・2月・3月)
この時期は過ごしやすく、日中の平均気温は25度前後。冬と言っても春くらいの気温と考えておけばOKです。
最大で30度、最低で15度となっているので、涼しい格好と少し暖かい格好の2種類のパターンがあると良いと思います。
冬に雨が降ることはありますが、雨がずっと降っていることはありません。
しかし、日本に比べて格段に紫外線は強いので、冬でもしっかりと紫外線対策をするのがいと思います!
平均最高気温は23度~30度、平均最低気温は14度〜20度。
オマーン旅行を避けたほうが良い時期
ラマダン(断食月)
ムスリム(イスラム教徒)が大半を占めるオマーンでは、毎年ラマダンの月に人々は日中断食を行います。
この時期、日没後にムスリムたちは家族で集まり、みんなでご馳走を食べます。
日中、普通の街中のレストランは閉まっていますし、旅行会社によってはツアーを催行しないこともあるので、オマーンを訪れるべきタイミングではありません!
とはいえ、高級ホテルや観光地の周辺では、外国人向けに営業しているお店があったり、マクドナルドなどテイクアウトのみ可能な所もあります。
ですが、おおっぴらではなくムスリムの目に触れないように隠れて飲食するような感じですし、街中では例え水であっても、飲食はできません。
しかし、ラマダン中はモスクで日没の断食明けの食事(イフタール)が無料で配られたり、レストランでも特別メニューがあることもあります。
イスラム暦は太陰暦のため毎年11日ほど早倒しになりますので、近年は春~秋にラマダンが来ていますが、どんどん時期がずれていきます。
オマーンに限らずイスラム圏の旅行を計画している方は必ずチェックしてくださいね!
イスラム諸国を旅行する時の情報やアドバイスも詳しく記事にしてみましたのであわせてチェックしてみて下さい♪
オマーンの年間平均気温・降水量
ここではオマーンの年間平均気温と年間降水量をご紹介します。
オマーンは砂漠気候。夏は大変暑く、雨はほぼ降らない砂漠特有の気候です。沿岸部では海洋性気候が加わり、湿度は高めに。
冬(11月~3月)は20~30度で、比較的過ごしやすいですが、砂漠の特徴で夜は結構冷え込みます。
また、乾燥していて日差しも強いため、年間を通して日焼け止めなど紫外線対策は必要です!
オマーンに滞在する予定が決まったら、次にチェックしておきたいのはどんな洋服を着ていくのか。
わたしのおすすめは現地で浮かない恰好をすること!日本人らしい恰好をすると意外と目立って犯罪に巻き込まれやすくなることも。
次の記事でおすすめコーデについて詳しく解説しているので、旅行前にぜひ読んでみてください。
オマーンのイベント・祝祭日
オマーンでは、太陽暦による休日と、イスラム暦(太陰暦)による休日が併用されています。
ラマダンの紹介の際に説明したように、イスラム暦は毎年11日程早出しになりますので、ここでは参考までに2023年のスケジュールをご紹介します。
1月1日 | 新年 |
4月21日~22日 | ラマダン明け休暇(イード・アル・フィトル) |
6月27日 | 巡礼休暇 |
6月28日~7月2日 | 犠牲祭(イード・アル・アドハー) |
7月19日 | イスラム暦新年 |
11月18日 | オマーン国祭日(前国王誕生日) |
ラマダン明け休暇(イード・アル・フィトル)
イード・アル・フィトル(ラマダン明け休暇)と犠牲祭では人々は新しい服を着て、日の出の後にお祈りに行きます。その後お互いに挨拶をしたり、親戚の家を訪ねます。
新しい服がない場合は、清潔な服を着て街へ出かけます。
犠牲祭(イード・アル・アドハー)
一番大きなイベントである犠牲祭ですが、人々は羊を屠ります。
犠牲祭とは、動物を生贄として捧げアッラーに感謝の気持ちを伝えるためのお祭りです。
旧約聖書に出てくるイブラーヒーム(アブラハム)がアッラーへの忠誠心として息子であるイスマーイール(イサク)を生贄にささげようとしたことに由来しています。
イブラーヒームとイスマーイールはアラブ人の先祖であり、お祈りの中にも彼らに感謝する文言があります。
街中で大量の羊が屠られますが、道に大量の血が流れているため人によっては苦手に感じてしまう光景かもしれません。
わたしは羊が屠られる瞬間は見てられず、いつも家の一番奥で耳をふさいで聞こえないようにしていました(笑)
しかし、街の中心部に関してはこれらはあまり見られる光景でなく、花火大会やライブなどのエンターテイメントが多く催されます。
オマーンをもっと楽しむ
現地ツアーに参加する
わたしはほとんどの時間をプライベートツアーを使って過ごしました。
マスカットだけであれば個人旅行でも十分ですが、オマーン人やオマーンで働く外国人と話すのはとても楽しいし、沢山質問をすることで中東への理解がさらに深まりました。
連絡先も交換し、今でも時々やりとりするほど。オマーンではぜひローカルとの交流を楽しんでください。
わたしはattomantoursにお世話になりました。
おすすめホテル
オマーンはとても治安が良いので、特に泊まってはいけないエリアというのはありません。しかしマスカットでホテルを探すならQurm付近のホテルが一押しです。
わたしはクラウンプラザ(一押し)、インターコンチネンタル、Wマスカットに宿泊しました。ロケーションが素晴らしく目の前がビーチです。
市街地から離れますがアルブスタンパレスリッツカールトンがマスカットで最高のホテルだと思います。
もう少し安いホテルがよければ日本食レストランが入っているファラジホテルが老舗で日本人に人気です。
最高級ホテルリッツカールトンアルブスタンパレス
今まで泊まった中でも5本の指に入るほど豪華絢爛なリッツカールトン。
アラブサミットのためスルタン肝いりで建てられたとあって、壮麗で気品あふれるホテル。
夢のような滞在ができるので、ぜひ1日ホテルでゆっくりしたいですね!
観光の注意点
オマーンはアラブ諸国の中でも旅行者を積極的に受け入れており、治安も悪くありません。
また、いくら治安のよいオマーンでも海外旅行保険は絶対に必要です。
スリや強盗はいなくても、食事や気候が合わず体調を崩すということもあり得ますし、交通事故のリスクは日本より高いです。
どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前に保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
またイスラム諸国を旅する際の注意点もぜひ目を通しておきましょう!
旅行の準備は「オマーンに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
オマーンのガイドブックは恐ろしく少ないのであまり選択肢がありません。
地球の歩き方1択といってよいでしょう。
他の国もしかりですが、ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
内容は充実しているとはいえませんが、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
わたしはオマーンを知るための55章も購入し、読み込みました。
「エリア・スタディーズ」にはファンも多く、旅という捉え方だけではなく学びとしてオマーンに行く予定がない人でも面白く読めると思います。
オマーン旅行ベストシーズンまとめ
オマーンは中東の中でも外国人を特に多く受け入れているので、中東旅行をしたことがない人が初めに訪れるエリアとしてぴったりだと思います。
1年間の中で観光ができないことはないですが、夏の暑さは非常に厳しいので冬(12月~3月)に行くことをおすすめします♪
それでも一度は夏の暴力的な暑さ(笑)やイスラム文化を味わえる『ラマダン』シーズンの旅行を体験しておくと、色んな意味で忘れられない体験になるかも知れません。
ぜひ、いろんな季節のオマーン旅行を楽しんでみてくださいね!
オマーンで観光地を満喫するなら
現地ツアーの手配がおすすめ
手配旅行や同行の相談も承ります♪
オマーンを隅々まで旅したわたしが旅行の
コーディネートをお手伝い
信頼できる現地ツアー会社を紹介します