オマーンへ行かないか。そう連絡をもらった時はなんとなく行けないような気がしていたのだけれど、話しを聞くうちにどんどん興味が出て1年10ヵ月ぶりに海外へ行くことを決めました。
オマーンは日本人にとって未知の国。
いまわたしが行ったところで、すぐに収入につながることはないだろうけれど「オマーンを日本人に紹介する」という役割を担ってみるのもおもしろそうだと思ったのです。
これから14日間にわたる旅行記を作成し、少しでもみなさんがオマーンに行ってみたいなという気持ちになってもらえると心の底から嬉しいです。
3日目はWホテルの素晴らしい朝食からスタートし、マスカットの主要観光スポットスルタンカブースグランドモスクとオペラハウスへ。
昨日ポーチを失くしてしまい、それを探し回っていたのでたいしたことはできませんでしたが楽しい1日でした。
夜はマスカットナンバー1ホテル、アルブスタンパレスリッツカールトンへ。
このページの目次(もくじ)
オマーン女ひとり旅|13泊14日旅行記3日目|マスカット
Wマスカットホテル(W Muscat Hotel)
3日目も目覚めは早く6時ごろには身支度をし、6時半に朝食会場へ向かう。
わぁ、と思わず声が出るような華やかなレストラン。
様々な種類の料理が美しくディスプレイされどこから食べようか迷ってしまう。
わたしの大好きな冷菜もWオリジナルにアレンジされていて見た目も素敵。
パンコーナーはなぜだかブルーのライトで照らされていた(笑)
どこで食べるか迷ったけど今日もテラス席へ。
いろんなタイプの席があるのだけど、ひとりで広い場所に座るのも味気ないので端のふたり席へ。
ドリンクはレモンミントとカフェラテを注文。
んーこれぞホテル朝食!
朝からたっぷりのフルーツと野菜と、中東ならではの冷菜とパンと食べる。
ここで卵や肉類を食べてしまうとランチやディナーに響いてしまうので、こういう食事が2週間毎日、朝食の定番だった。
アジアに比べるとフルーツはそこまで美味しくないんだけど、ザクロはすごく甘酸っぱくてよかった。
とても可愛かった甘めのパンをラテと一緒に。
いやー、最高だったー。また来たい。
ホテルの詳しいレビューは「Wマスカットホテル(W Muscat Hotel)宿泊記」をご覧ください。
部屋に戻って荷造りをすませる。名刺とサブのクレジットカード、替えのネックレスをいれたポーチを紛失していることに気づく。
あぁ、久しぶりにやってしまった。わたしは元々かなり忘れ物、落し物が多くて荷物が増えるとだいたい何か置いてきてしまうのだ。
最近はミニマルに過ごすことが増えて、そういうこともかなり減っていたのだけど今回は2週間と長旅だし、全部車移動で気が抜けていたのか恐れていたことが起きてしまった…。
ドライバーのスルタンと合流し、どうすればよいか相談すると、「昨日マトラスークで持っているのを見たからとりあえず指輪を買ったお店を行ってみよう」ということになった。
マトラスーク(Mutrah Souq)
お店でポーチは出してないけどなぁ…と思いながら再訪すると、店主はわたしを覚えていて君は財布からカードを出して払っただけで他に何も持っていなかったよと言った。
記憶を辿ると最後に名刺を出したのはアムアージュだったから、アムアージュかもと思い何度も電話したが一向につながらず、結局アムアージュにも出向くことになった。
気落ちしているわたしにラクダのバッグをプレゼントしてくれたスルタン。優しさに感動していたのも束の間、この5分か10分の間に駐禁を切られてしまった。
どうやら駐車場が全然空いていなかったので、すぐ終わると思って駐禁エリアへ停めたらしい。よく見るとPolice Car Onlyと書いてあった。
彼はプロのドライバーだし、わたしは現地のことは何もわからないので100%スルタンが悪いのだけど、わたしのためにスークへ寄ったのだし、バッグを買ってくれたのもあって「いくら?わたしが払おうか?」と聞いてみた。
10OMR(約3,000円)だととても悲しそうな顔をして本当は払って欲しそうだったけど「さすがにそれは…」というので半分はどう?と言うとありがとうと答えた。
今これを書いていて思い出したのだけど、結局その後5OMR払っていないのでまた次回会うことがあれば思い出話でもして渡そう。
スルターンカブースグランドモスク(Sultan Qaboos Grand Mosque )
わたしの落とし物のせいで遅くなったが、今日のハイライトモスクへ急がねば。
服装チェックはかなり厳しめ。着丈が長いスカートを履いていたけどさらに下へずらすように指示された。
もちろんスカーフも必須。巻き方はきっちりでなくても許された。
手首足首が隠れるくらいの服装推奨。男性ももちろん露出NG。帰国後調べて分かったが、長さが足りない場合は2.5OMRでアバヤのレンタルが可能だそうだ。
入り口にはオーディオガイドも用意されていたが英語のオーディオを聞き取る自信がなくパス。2か3OMRだったと思う。
目の前に見えるのがモスク。庭も素晴らしいが暑いのであまりウロウロする気に慣れずモスクへ向かう。
高くそびえるミナレットの高さは90メートル。残り4つのミナレットは45.5メートルに及ぶ。
イスラム教は5という数字を大切にしており、イスラム教の5つの柱(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)を表現している。
そもそもミナレットは1日5回の礼拝(サラート)の呼びかけとなるアザーン(イスラム圏で聞こえてくる礼拝への呼びかけ)を流す場所。
しかし実際はモスクの外観をデザインする役割も果たし、モスクと並んでその美しさを際立たせる存在だ。
まずは女性用の礼拝所から見学。
礼拝時は隣の人との距離がかなり近くなるため、男性と女性では礼拝所が異なったり、同じ礼拝所でも1階と2階、後方と前方などわかれているのが一般的。
わたしなら男性の礼拝堂が立派なのズルい!と思ってしまいそうだけど、ムスリムの女性たちは本音ではどう思っているのだろう。
今はまだいいけど、将来的にそんな問題も孕んでいる気がしなくもない。
細かな装飾が美しいが、解説が欲しい。オーディオガイド借りればよかったなと少し後悔していたところ、ボランティアガイドが声をかけてくれた。
ほらほら、ゆっくりしているとメインホールのドアが閉まってしまいますよ。と言って彼はホールまで案内してくれ、そのまま男性用礼拝堂の解説をしてくれた。
色とりどりの花と青空に映える白のコントラストが素晴らしい。
白で街を統一するって勇気のいることだと思う。
その決意を感じるほどオマーンはどこへ行って(政府の目がかかっている場所は)もゴミひとつ落ちておらず清貧を保っている。
旅行者は11時までしか見学できないらしいのにわたしが到着したのはなんと10:20。それは大変、急がないと。
ここは洗面所。祈りの前は必ず手足顔を洗って身を清める。身体を清めるのにも順番があるのだけど忘れてしまった。
わたしのようにパッと洗うのではなく時間をかけて汚れを洗い落とす。
メインホールへ一歩足を踏み入れるとため息の連続だった。
建築を担当したのはイラク建築の第一人者Mohammed Saleh Makiya。
ドバイのヒルトンホテルやチュニスのアラブ連盟本部を手掛けた大御所だ。イラク建築といえば新国立競技場建設の際にZaha Hadidがコンペで1等に選出されたことが大きなニュースになった。
イラクでは長らく建築家という職業は必要とされておらず、調べてみるとなかなか困難な人生を歩んできたようだった。
床から天井までどこもかしこも素晴らしいのだが、一番の見どころはこの素晴らしいペルシャ絨毯だろう。
2001年建設当時は世界第1位の大きさを誇ったペルシャ絨毯。その面積はなんと4,343平米。重さは21トン。
イランで600名の女性が4年かけて製作し、最終的にここでつなぎ合わせたのだという。
絨毯には28種類の草木染めが使用され大理石とモザイクの天井とマッチしている。
絨毯のうっとりするような美しさもすごいし、ここで毎日、毎週礼拝している人がいるのに、こんなに綺麗なままなのもすごいし、4年間600名もの雇用を生み出したスルタンカブースもすごいな。
と色々情報渋滞。
そして絨毯の次に目を見張るのがドイツのfaustig社製シャンデリア。
照明の数は1122個にも及び、長さ14メートルと規格外の大きさで圧倒されてしまう。
こんなにも写真の撮りがいがあるものもそうそうないので、見上げて沢山撮ってしまった。
わたしの宝物の一つだ。
使用されているスワロフスキーロイヤルオペラハウスと同じくオーストリアから輸入したもの。
ドアや壁に使われているチーク材はミャンマーから。
どれだけの時間をかけて彫られたのだろう。
ここでも何人もの職人が働いたのだろう。
そして、色合いがなんともたまらないミフラーブ。
ミフラーブとはモスクの正面にあるキブラ壁(メッカの方向を示している)に設置された窪みのこと。
礼拝の祈りの言葉はコーランの最初の章から始まる。
美しすぎるアラビア文字 pic.twitter.com/UUcyVdIefh
— マリ@子連れ旅ブロガー オハヨーツーリズム (@makiro77) December 13, 2021
بِسْمِ اللّهِ الرَّحْمـَنِ الرَّحِيم
Bi-ismi Allāhi al-raḥmāni al-raḥīm
ビスミッラーヒッラハマーニッラヒーム
慈悲深く慈愛あまねき神の御名(みな)において
ビスミッラーはムスリムにとって大切な言葉のひとつで、何かを始める時にこの言葉を口にする。
例えば食事を始める前だといただきますの代わり、お祈りの前、勉強や仕事の前、旅立ちの前、生き物を屠殺する前など。
QUEENのヒット曲「Bohemian Rhapsody」にも使われているので聞いたことがある人も多いかも。
想像もできないほど気の遠い仕事だっただろう。
ガイドのおかげでなんとか基本情報を掴みながら見学できた。
本当はもっと時間をかけてじっくり見たかった。ポーチを失くしたのが本当に悔やまれる。
ガイドのムハンマド(だったかな)がインフォメーションセンターでアラビアコーヒーとデーツをどうですか?というのでいただくことにした。
オマーンへは仕事で?と聞かれたので、そうそう、このモスクのことも記事にします。というと、イスラムに関する日本語書籍もくれた。
入って来た門は既に閉められてしまっていたので遠回りして車へ戻る。
1時間足らずのわずかな時間だったが来れて良かった。マスカットで見学可能なモスクは2つ、サラーラに1つあるので、ぜひどこかで足を運んでみて欲しい。
関連記事スルタンカブースグランドモスク行ってきた!行き方・料金・見どころ徹底ガイド
スルターンカブースグランドモスク | |
---|---|
住所 | Sultan Qaboos Grand Mosque, Muscat 地図 |
時間 | 8:30-11:00 |
定休 | 金曜日(ムスリム礼拝のため) |
モスク見学のあとは今回のツアーコーディネートを担ってくれたツアー会社へ挨拶へ。
AlMahaレンタカー
今回この旅を計画してくれたのは3年前に知り合った日本で旅行会社を経営している岸さんと岸さんの友人、日本在住のオマーン人ナセル。
ナセルが現地の旅行会社AlMahaレンタカーに連絡をとり、彼らが日本へオマーンを宣伝するため一肌脱いでくれた。
AlMahaレンタカーは2500台の車を保有しており、グループ内にツアーを手掛けるattomantoursや建設業など多岐に展開してる大企業だ。
優秀なインド人が多く働いており、時間にルーズになりがちな中東においてAlMahaの担当者が遅れてくることや返信が遅れることは1度もなかった。
旅行の2週間前から頻繁に連絡をとっていたイブラヒム、そしてExectiveDirectorのラヒマンのおかげでとても快適で楽しい旅行ができた。
「今回のツアー、本当にありがとう」と伝えると、
ラヒマンは、「ナセルとは20年来の友人で、マリはシスターだから、よろしく頼むと言われている。任せて。」と答えた。
ナセルとは1度しか会ったことがないのに、よくシスターだと紹介できるものだと少しあきれながらもとても嬉しかった。
日本では多くの人が失敗を避けるし、自分の信頼を傷つけたくないから容易に人を紹介し合ったりしない。
だからこそトラブルも少ないし、より信用できるのは事実だけれど、ビジネスライクすぎると感じることもなくはない。
日本から持ってきた手土産を渡し、彼らができること、わたしに期待することなど意見を交換し打ち合わせは終了。
この打ち合わせが終わるころから、そろそろ真面目に英語を勉強しないとやばいと感じ始めた。
日常会話は問題のだけれど、仕事となると全然レベルが足りない。
落とし物探しとランチ
打ち合わせが終わったら、アムアージュへ落とし物がないか行ってみることにした。
結局なかったし、その後シティセンターでも聞いてみたが情報がなかった。
日本だとあってもなくても連絡してくれるけど、結局きちんと伝わているのかもよくわからず、午前中から時間の無駄遣いをしているようで気分が落ち着かない。
もう14時をまわったのでそろそろランチにしよう。
そう言ってスルタンがローカルのレストランへ連れて行ってくれた。
正にこういうのが食べたかった!オマーン料理のシュワとビリヤニ、マトンを注文。
料金は1.8~3OMRだから、500円~1,000円くらい。日本の定食屋くらいの値段設定。
座って手で食べるオマーニースタイル。ボッロボロにこぼしたけど、味は良い!
お腹も減っていたし、スルタンも自分のマトンをすすめてくるのでおなかいっぱいに。
レストランスタッフはレバノンから来ている好青年。ごちそうさま!
食事の後はオペラハウスへ。
ロイヤルオペラハウスマスカット(王立歌劇場)
ナセルからオペラハウスの隣のオペラギャラリアで友人が働いているから行ってみるといいよと言われていたので探してみたのだけど、聞いていた電話がつながらず結局わからなかった。
ロイヤルオペラハウスはモスクや他の王宮と同じ白で統一された外観だが、大理石が使われ一際輝いてみえた。
駐車場から入り口まで続く回廊は絶好のフォトスポット。
ランプもアラビックな雰囲気でとても素敵。
入場料は3.15OMR(約950円)。
スルタンは駐車場で待つというのでいったんお別れ。
よくわからずチケットを購入したのだけど、どうやらツアーが付いてくるらしい。
一歩足を踏み入れるとそこは夢の舞台。はぁ、オマーンって本当にすごいな。ヨーロッパにでも来たみたい。
モスクとはまた違ったテイストの美しさ。西洋とイスラムが融合した唯一無二のデザイン。
4年の歳月をかけて用意された木彫りは優雅のひとこと。
天井は17世紀に建設されたオマーンの代表作と言われるジャブリン城がモチーフらしい。
ここで写真を撮って待っていると中でツアーが始まっているから一緒に参加してと呼ばれた。
ホール内には2組のグループにわかれてツアーが行われていた。この日は人が少なくて全部合わせても10人ちょっとだったかな。
ツアーの所要時間は10分~15分らしいのだけど、わたしが到着したら3分くらいで終わってしまった。
さすがに短いですよね。とまた始めから案内してくれることに。
いったんホールを出て展示された楽器についての解説が始まる。
劇場内に飾られた古い楽器の数々はイギリスやフランス、各国からスルタンへ送られたもの。
ロイヤルオペラハウスは2001年前国王スルタンカブースの命によって計画が建てられ、2007年から4年かけて建設。
初演は「トゥーランドット」で、煌めくシャンデリアはオーストリアのスワロフスキー製。
2階も見ますか?というのでお願いすることに。
2階からの眺めも素晴らしい。
ところどころにオマーンの部族を描いた絵画も飾られ、各部族の結婚や慣習の様子も垣間見える。
どちらから?と聞かれたので日本ですと答えるとガイドはとても喜んで、兄がアニメが大好きで、僕もよく見るので少し日本語がわかります「行くぞー!!」と日本語を話してくれた。
年長者とは日本製品の質の高さが素晴らしいと話が弾むし、若い人たちとはアニメの話題で盛り上がる。
わたしたちはオマーンと聞いても何もピンとこないのに、いくら存在感が薄まったとはいえ日本はまだまだ世界に知られている。ありがたいことだ。
最後に写真を撮ってツアー終了。今度は絶対夜にオペラかコンサートを観に来よう。
ステージの料金は演目により、無料~15OMRからスタートし、高い席だと300-400OMR(約9-12万円)になることもあるらしい。
オペラハウスの基本情報や見どころは詳しく別の記事に書いたのでぜひ読んで欲しい。
関連記事ロイヤルオペラハウスマスカットへ行ってきた!行き方・見どころ・所要時間徹底ガイド
ロイヤルオペラハウスマスカット | |
---|---|
住所 | Royal Opera House Al Kharjiyah Street مسقط OM، 103 地図 |
時間 | 8:30-17:30 |
定休 | 金曜日 |
HP | https://www.rohmuscat.org.om/en/Pages/default.aspx |
アル ファラジホテル(Al Falaj Hotel)
オペラハウスの後はもう1つ打ち合わせ。
マスカット、RuwiにあるファラジホテルのGMを紹介してもらえることになった。
ファラジホテルはマスカットで2番目に古い(1番はMutrah Hotel)老舗ホテル。
なんとこのホテル日本食レストラン「TokyoTaro」が入っていて、日本人御用達のホテルだとか。
今は残念ながら日本人シェフがいないが、キリンビールも置いてあるしレストランは日本の居酒屋そのもの。
改装したばかりの客室を見学。
とてもきれいだし、1泊8,000円前後なのでかなりお値打ち。シェラトンの半額以下だから観光中心ならファラジホテルで十分すぎるほど。
口コミもとても良いし、限られた予算で快適に過ごすならとてもおすすめ。
1階のティーサロンで打ち合わせ。日本のプロダクトがいかに素晴らしいか熱を持って語ってくれたのが印象的だった。
若い人は違うかもしれないけど、ある程度の年長者からは今もなおMADE IN JAPANに絶大な信頼があることが伝わってくる。
先人に感謝。
この立地と料金で子供達が遊べるプールもあるのは最高。
ここでももう少しわたしが英語が話せたら…と数回考えるタイミングがあった。頑張れわたし(笑)
アルブスタンパレスリッツカールトン(Al Bustan Palace, a Ritz-Carlton)
落とし物探しのせいで予定していた国立博物館に行けなかったのが悔やまれるが後半予定のない日が1日あるのでそこでリカバリーしよう。
18時少し前に楽しみにしていたリッツカールトンへ到着。さすがに1泊5万円以上のホテルに寝に帰るだけはもったいないので、明日の朝までホテルを満喫することに。
到着後扉をあけると思わずWow!!とスルタンに声をかけるほ煌びやかなフロントロビーがお目見え。
いやはやこれはすごい。感動的。
まさにスルタンパレスの名に相応しい豪華絢爛なホテルだった。
今年ナンバーワンラグジュアリーホテルは川久かと思ってたけどここだったか…
アルブスタンパレスアリッツカールトン
マスカットナンバーワンホテル pic.twitter.com/IjWp3uHuss
— マリ@子連れ旅ブロガー オハヨーツーリズム (@makiro77) December 14, 2021
フランキンセンスが焚かれ、良い香りが漂ってくる。
チェックインをすませ、部屋へ案内してくれるスタッフにホテルを少し案内してくれないかと聞いてみた。
「もちろん!」と笑顔を弾ませてくれた彼女はキルギスタン出身だった。
荷物を置くために客室へ向かう。80平米もあるエグゼクティブマウンテンビュースイートへアップグレード。
ひとりではもったいないくらい広い。
キッズアメニティの様子が知りたくて、子供と泊まると言っていたので(実際はひとりなのだけど)、こんなに可愛い飾り付けまで用意してくれていた。
ウェルカムギフトも盛りだくさん。
素敵なチョコレート2箱(翌日食べたけどとても美味しかった。)にフルーツの盛り合わせ。
子供用のちょっとしたお菓子。
素敵なお部屋をありがとう。とお礼を言って、エレベーターを降りて階下へ向かう。
地下はちょっとしたアーケードになっていて、土産物屋やコンシェルジュセンター、ATMがある。
レストランを抜けるとこの景色。朝はもっと素晴らしいので楽しみにしてくださいとのこと。
彼女はこの職場が大好きで、同僚もみんな最高だし、毎日この景色を見られて幸せだと嬉しそうに話してくれた。
ホテルのメインレストランAL KHIRAN KITCHENに、ビーチ目の前のBEACH PAVILION BAR & GRILL。
どれもとてもおすすめですと言ってロビーへ戻る。
それにしてもロビーのクリスマスツリーはの存在感がすごい。圧巻である。
生演奏も始まり、とても良い雰囲気だった。彼女にお礼を言って一度客室に戻る。
それにしても広い。早く湯船に浸かりたかったけれど、ジャズバーでウェルカムドリンクが飲めるというので化粧を落とす前に行ってみることにした。
AL MAHA JAZZ LOUNGEは本当に素敵で、ピアノの生演奏もやっていたが、なんと客はわたしひとり。
ウェルカムドリンクはめちゃくちゃオシャレなジャズバーで? pic.twitter.com/6nLElv6lnp
— マリ@子連れ旅ブロガー オハヨーツーリズム (@makiro77) December 14, 2021
ゆっくりしても良かったけど冷房が効きすぎていて寒かったので演奏が終わったタイミングで部屋に戻る。
年齢的にはもうとっくの昔に大人なのだけど、この1、2年で大きくライフスタイルが変化したので、やっと実年齢に追い付いてきたような感じがする。
ひとりで海外へ行って、その国一番のホテルに泊まってジャズバーで1杯。なんて昔のわたしには想像もできない。
コロナは憎いし、本当にひどい1年だったが、間違いなく様々なことが変化し、そのいくつかはわたしにとても良い影響を及ぼしたと思う。
眠る前に少しだけ散歩し、うっとりするようなライトアップを眺めながら波音に耳を傾けた。
夢みたいだなぁ。
今でもまだ夢のようだったと思う。
部屋に戻るとターンダウンが行われていて、ベッドにはTamrahのデーツ。タムラが一番美味しいと聞いていたので試せて嬉しい。
確かにとても食べやすくてお土産におすすめなのも納得だ。
お風呂に入ろうとアメニティをチェックするとなんとアムアージュ!オマーンを代表する香水ブランドのアメニティを使えるとは嬉しい。
幸せいっぱいの中、ラグジュアリーな香りを身に纏いながら眠りについた。
ホテルの詳しいレビューは「リッツカールトンアルブスタンパレス(A Ritz Carlton Hotel Al Bustan Palace)」をご覧ください。
オマーン女ひとり旅|13泊14日旅行記3日目|マスカット
マスカット3日目はわたしの落とし物のせいでバタバタとした1日でしたが、沢山の予定をこなして、充実した時間を過ごすことができました。
Wマスカットからリッツをはしごし、日中はグランドモスク、オペラハウスととにかく1日中エレガントなものを見続けて夢のような1日。
子供と一緒に旅行するのはそれはそれで別の楽しみがあるのだけど、ひとりで大人の旅をするというのも滅多にないことなので、心からその時間を楽しみました。
わたしはひとり旅デビューがとても遅く、34歳の時に韓国へ1泊2日で行ったのが始まりでした。
それからあちこちひとりで出かけるようになり、ひとり旅の楽しさを知りました。
もし興味があるならぜひ一度体験してみて欲しいです。明日からはついにマスカットを出て内陸部へ!全く違う景色の連続で驚かされた1日になりました。
前日の記事を読む2日目ドルフィンウォッチング、アムアージュ、Wホテル
翌日の記事を読む4日目ルスターク、ナハル、ジャバルシャムス
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