パプアニューギニアの治安は最悪クラスに悪いです。
かなり海外慣れしている。自分の身を守るためにしっかりと調べてから旅行をするのでなければ渡航はおすすめしません。
渡航自体は可能ですが、注意すべきことは山ほどあります。
高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
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今回は、そんな危険いっぱいのパプアニューギニアの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- 現地の感染者数
このページの目次(もくじ)
パプアニューギニアの治安について
外務省の安全情報
2023年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ています。
危険レベルは「十分注意してください」のレベル1。
パプアニューギニアの特徴として、男尊女卑の風潮が強いということが挙げられます。そのためDVや性犯罪が多く、日中であっても女性の一人歩きは危険とされています。
また、首都のポートモレスビー付近では、強盗やひったくり、スリなどが横行しています。警察の人員や予算が不足しているせいで、警察が十分に機能していないという点もあるので、自衛することが大切です。
首都ポートモレスビー,モロベ州レイ市等都市部では,生活困窮者等による金品強奪目的の犯罪が頻発している上,警察機構が人員及び予算不足等の理由で十分機能しておらず,犯罪を抑止出来ていない状況です。性犯罪も増加しているため,十分注意して下さい。
ニューブリテン島東部付近では,今年に入って大きな地震(M7程度)が数回発生していますので,十分注意してください。(海外安全ホームページより)
もちろん必要以上に心配することはありませんが、渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(黒)と死者数(赤)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2023年1月現在、パプアニューギニアの感染症危険情報レベルは1。十分注意(感染症)に引き下げられました!
パプアニューギニアの入国制限については特にありません。
在パプアニューギニア日本国大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
パプアニューギニアでは、失業者や生活に困っている人が多く、犯罪の約60%が首都のポートモレスビーで発生しています。パプアニューギニアでは強盗事件は日本の約75倍、殺人事件は約40倍もの確率で起こっていると言われています。
小さな国にも関わらず、2020年の発表によると殺人は1,073件、性犯罪1,130件、強盗1,045件、窃盗は1,601件起こっています。
パプアニューギニアでは、職を失ったり、生活に困った若者で構成されたギャング団「ラスカル」の存在が大きく、ナイフや銃などを使い、金品を強奪するという事件が後を絶ちません。
スリが最も多く、性犯罪、強盗、車両盗難・カージャック、暴行などさまざまな事件が起きています。トラブルに合わないのが一番ですが、万が一強盗にあったときは、戦わずに金品を渡してしまったほうが良いですね・・。
パプアニューギニアで注意すべき危険エリア
パプアニューギニアとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
空港

わたしが空港を利用したときは何事もありませんでしたが、空港内でも強盗などのトラブルが起きる場合もあるようです。
空港だから安心という訳ではありませんので、荷物の管理などはしっかり行いましょう!
また、空港のまわりに停まっているタクシーもメーターのない個人タクシーが多いので、利用しない方が良いです。ホテルまでの足がないという方は、空港の観光案内のカウンターなどに相談してみてください。
ポートモレスビー

市内全域で警戒が必要です。 日中であっても、徒歩での単独行動は避けましょう!
ポートモレスビーには、セトルメントと呼ばれる不法居住地域が市内になんと70カ所近くも存在します。
セトルメント居住者による犯罪が増加しているので、不法居住地区には、絶対に立ち入らないようにしてください。
セトルメントの近くはラスカルが多く出没するとも言われているので、メジャーな観光スポット以外には不用意に近づかない方が良いですね!
ハイランド地方
ハイランド地方(西,南,東ハイランド州,ジワカ州,ヘラ州,エンガ州及びチンブ州の計7州)は、部族社会の伝統や慣習が色濃く残っている地域です。
部族間の衝突もが頻発しているので、用事がない限り近づかない方が良いと思います。
部族対立のトラブルのひとつに、道路の交通遮断があります。
道路上に大木や岩を置いて、道を通れなくすると何とも原始的なトラブルですが、交通が遮断され移動が困難になってしまう場合があるので注意が必要です。
パプアニューギニアで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
スリや置き引き、窃盗が横行しているので、気をつけましょう。強盗事件は日本の約75倍と言われているほど頻繁に起きています。
荷物をたくさん持っているとはひったくりに狙われやすいので、なるべく軽装で出かけるようにした方が良いです。万が一、事件に巻き込まれたりした場合には、荷物や金品より自身の安全を第一にするようにしましょう!
外務省の海外安全ホームぺージに書いてあるように、所持品を奪われても抵抗しないようにしてください。
個人タクシーは危険
パプアニューギニアのタクシーはメーター装着が義務付けられてはいるのですが、個人タクシーはメーターが無い場合が多いので、料金を交渉しなければなりません。
土地勘がない旅行者だと高い料金をふっかけられるのはもちろん、タクシー運転手とグルになった強盗団に金品を強奪される可能性もあるので、個人タクシーには乗らない方が良いです。
空港⇔ホテルの移動なども、宿泊施設の専用車に送迎をお願いしたり、空港の観光センタ―で信頼できるタクシー会社のタクシーを呼んでもらうようにしましょう!

わたしが観光でタクシーを利用したときは、VIPタクシーを予約しました。
ドライバーも紳士で、超快適に移動できたのでパプアニューギニアで観光をするなら、VIPタクシーやツアーを使ったほうが良いと思います。
公式リンクポートモレスビー市内 半日観光ツアー<英語ガイド/昼食付き>
写真撮影に注意

空港や街中で民族衣装を着たパプアニューギニア人に出会うこともあると思いますが、勝手に写真撮影するのはNG。写真撮影に対してお金を要求される場合があります。
許可を取らずに勝手に撮影してしまった場合、金銭を巡るトラブルに発展する可能性があるので、警備員や現地ガイドなど、現地事情に詳しい人に撮影がOKかどうか聞いてからにしましょう。
また、お葬式のときに顔に泥を塗る習慣があるそうです。
日本人からすると「なんの催しだろう??」と不思議に思いますが、そういった場面に出くわしたときに勝手に写真撮影をしてしまうとトラブルになる可能性があるので要注意です。
部族間の争いに注意

パプアニューギニアの人々は、自分の部族の誇りを大切にしています。法律や社会のルールより、自分の故郷の掟に従って行動することも。
そのため、部族間での対立などが大きなトラブルへと発展する場合もあります。
一見、旅行者だから関係なさそうと感じますが、当事者とは全然関係のない人たちまでトラブルの巻き添えとなってしまうことも少なくないようです。
日本人とは感覚が違うので、予測できないようなことからトラブルに発展することも。現地の人が多い場所やディープなエリアには足を踏み入れないのが鉄則です。
パプアニューギニアで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ポートモレスビーにも安全なホテルがあります。いくつかの有名な高級ホテルはセキュリティがしっかりしており、ホテルのスタッフ一丸となって守ってくれているという安心感がありました。
外務省の海外安全ホームページでは、
いわゆるバックパック旅行といわれる個人手配旅行者に適した宿泊施設はありません。宿泊に際しては,警備がしっかりしているホテルをおすすめします。さらに,そのようなホテルであっても必ずしも安全とは言えませんので,施錠を確実に実施し,来訪者のためドアを開ける時には開ける前に必ず相手を確認する等の注意が必要です。(外務省の海外安全ホームページより)
と注意喚起をしています。
パプアニューギニアではホテル選びがとても重要になると思います。ケチらず口コミをよく読んで慎重に選んでくださいね!
現金を大量に持ち歩かない

パプアニューギニアではホテルやレストラン、大きなスーパー、コンビニなどではクレジットカードでの支払いができます。
ローカルなレストランや屋外マーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、強盗やひったくりが多いので持ち歩く現金は最小限にとどめておきましょう。
カメラやスマホ、貴重品などを持ち歩くときは、十分に警戒してください。
パスポートや使わない現金は、セキュリティのしっかりしたホテルのセーフティーボックスなど安全な場所に保管しておきましょう!
また、パプアニューギニアにはチップの習慣がないそうです。少額であっても、チップ(現金)を渡すとたかりや襲撃の対象になってしまうので、避けた方が良いでしょう。
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに
観光で外出するときには、なるべく目立たないような服装をがベター。
日本のようにあまり華やかな恰好をしていると目をつけられやすいです。なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
一人歩きは昼でも夜でも避ける
先ほどから何度も書いてしまっていますが、昼間も夜もパプアニューギニアでの単独行動は避けましょう!女性はタクシーの一人乗りも危険です。
海外慣れしていない方はあまり訪れない国とは思いますが・・。気を付けるに越したことはありません。
パプアニューギニアで女子旅をするなら気をつけておきたいこと

正直言って、パプアニューギニアでの女子旅はあまりおすすめできません。
前述したとおり、男尊女卑の風潮が根強い地域なので性犯罪が頻繁に起きています。海外安全ホームページでも、女性の単独行動は避けるよう明記されているので十分注意する必要があります。
パプアニューギニアで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

パプアニューギニアでそもそも子連れ旅行をする人がいるの??という感じですが、わたしやwakabunさんのような特殊な家庭もあるかもしれませんので注意事項をお伝えします(笑)
わたしたちは治安の悪さが目立つポートモレスビーへ2泊しました。ホテルはショッピングモール直結で、街歩きは全くなし。
せっかくなので民族を見学しに行きたいという気持ちがあったものの、子連れということでとりあえず無理せず無難なリゾート旅に。。
そんなに面白くはないかもしれないけど、大人だけの旅よりさらに安全第一です。
ショッピングモールでは多くの人に声をかけてもらい子供たちも喜んでいました。
モールのドアにセキュリティがたくさん立っている以外は全く危険な雰囲気は感じませんでした。
パプアニューギニア旅行前に準備すべきはWi-Fiと海外旅行保険
パプアニューギニア旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
Wi-Fiレンタルでネット環境を整える
何か困ったことが起きたとき、ネットが使えると安心感が違います。
海外では無料でWi-Fiを使えるスポットもありますが、いざという時のために海外Wi-Fiのレンタルをしておくことをおすすめします!
友達がスリにあった時、ネットが使えて本当に助かりました・・・。道に迷ったり、危険情報をチェックするためにもネット環境を整えることはとても大切です。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
エポスカードはなんと年会費無料で海外旅行保険が自動付帯されています!年会費無料のクレジットカードの中でも補償額が高く旅好きなら絶対持っておくべき1枚。
疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
---|---|---|
疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
賠償責任 | 携行品損害 | 付帯 |
2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。

パプアニューギニアの治安まとめ
実際最も治安の悪いと言われているポートモレスビーに2泊してきましたが、体感的に、安全だと言われている場所での観光は問題なくできるレベルだと感じました。
確かに犯罪の発生率が高い国ではありますが、こんなに人懐っこい国も久々だなぁというくらいみんな親切。
下記の準備をしっかりとして旅行にのぞみましょう。
危険だと言われていることはせず、変に冒険心を出さなければ人懐っこくて優しいパプアニューギニア人のことが大好きになると思います。
くれぐれもお気をつけて旅行を楽しんでくださいね!!
パプアニューギニアをもっと知る
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ポートモレスビーでぜひ泊まっていただきたいのがThe Stanley Hotel & Suites!!
安全最優先でセキュリティの高いホテルを探しました。ショッピングモール直結、とっても広いプールもあるので子連れでの旅行にもピッタリ!
外は鉄格子がすごくてやっぱり危険な街なんだなと感じることもありましたが、ショッピングモールへ遊びに出かけたりとても便利で楽しかったです。
朝食も充実しており、ファミリー、カップル共におすすめできるポートモレスビーのおすすめ高級ホテルです。
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