トルコは魅力的な世界遺産が多く、中東の中でも人気のある国です。
ですが、近年イスラム国によるテロ事件が発生しているので、渡航に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、日本ではありませんので注意すべきことは沢山あります。
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事トルコ旅行クレジットカード選び方
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当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなトルコの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- イスラム諸国を旅する上で気を付けたいこと
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このページの目次(もくじ)
トルコの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年1月現在、外務省の海外安全ホームページで一部の地域に危険情報が出ています。
イスタンブールは危険レベル1ですが、シリア・イラク国境付近では危険レベル3-4。渡航を取りやめるよう注意喚起されています。
2022年11月13日、観光客で賑わうイスタンブール中心部のイスティクラル通りで6名が死亡、80名以上が負傷する爆弾テロ事件が発生しました。
トルコ治安当局は、同テロ事件はクルド労働者党(PKK)によるものと断定し、テロ組織関係者の摘発に注力しています。
2017 年 1 月 1 日未明に、年越しを祝う外国人で賑わっていたイスタンブール
のナイトクラブで発生した銃乱射事件以降、イスタンブールにおいて大規模テロ
事件は発生していませんが、治安当局はテロ対策オペレーションを連日のように
実施し、テロ組織関係者の摘発に注力しています。
油断することなく、常日ごろから警戒心を高めるとともに、慎重な行動を心が
け、事件事故に巻き込まれないよう十分に注意願います。(海外安全ホームページより引用)
また、2023年1月21日にスウェーデンで起こったコーラン焼却事件をきっかけに、トルコと欧州の間で緊張状態が続いています。
在トルコアメリカ大使館等は、イスタンブール等におけるテロ発生の可能性について警告しており、在イスタンブールの一部欧州諸国の総領事館では、窓口業務が一部停止されています。
もちろん必要以上に心配することはありませんが、渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
犯罪データ
トルコ警察は2007年以降犯罪統計を公表していません。
そのため直近の統計データではありませんが、一般犯罪(約78万5,000件)の中でも約半数は、窃盗事件。
殺人や強盗などの凶悪犯罪は発生率だけでいうと、日本の3倍以上となっています。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、トルコは147位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
トルコで注意すべき危険エリア
トルコとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
イスタンブール
ギュルハネ公園からトプカプ宮殿周辺
旧市街の人気スポットでもある「トプカプ宮殿」ですが、ギュルハネ公園からトプカプ宮殿に周囲に伸びる城壁沿いの通りを夜間歩くのは危険です。
通り沿いでは過去に、女性が性犯罪に巻き込まれる事件が多発しています。
ヴァレンス水道橋周辺
ヴァレンス水道橋の周辺は、人通りが多い場所ですが、夜~早朝はめっきり人通りが少なくなります。
閑散とした時間帯にひったくりや強盗などの事件が多発している場所なので、バックをたすきがけしたり、後ろから近づいてくるオートバイなどに十分注意してください。
エミノニュ広場周辺
いつも外国人旅行者で賑わっている広場ですが、ニセ警官やぼったくりをしようと企んでいる人も多くいる場所です。
私服警官だと名乗り、財布やパスポートの提出させて、貴重品を盗んだりするケースも後を絶ちません。まずは相手の身分を証明するものを確認するようにしましょう。
イスティクラル通り
イスタンブール最大の繁華街である、「イスティクラル通り」
いつでも人ごみの絶えない場所なので、スリやひったくり、置き引きが多く発生しています。
貴重品は肌身だなさず持つようにしましょう。レストランでトイレや支払いなどでちょっと席を立つというときも、貴重品を忘れずに持って行きましょう。
トルコ東部と東部国境地帯
治安上、一番気を付けたいのがトルコ東部と東部国境地帯。
ここはシリアやイラク、イランとの国境に面している地域で一時期はニュースでも頻繁に報道された地域です。
シリアへの密入国やシリア難民の避難ルートになっているので、はっきり言って治安が悪いです。日本人が多く訪れる観光スポットがあるわけではないので、あまり近づく方はいないかもしれませんが、行くことはおすすめできません。
公共交通機関
トラムなどの公共交通機関は、時間帯によってかなり込み合います。
混雑した場所ではスリや旅行者狙いの痴漢がいるので、注意してください。
トルコで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
トルコでは、旅行者を相手にしたスリや置き引きなどが多発しています。
- レストランでトイレに立った時や長距離バスの途中休憩で降りた時に
座席や車内に置いていた荷物を盗まれる - 写真を撮って欲しいと頼まれ、カメラをのぞき込んでいる隙に、足下に置いていた荷物を盗まれる
- 人混みや電車内で、ポケットやカバンから財布を抜き取られた。
- 複数人で取り囲んで話しかけられたり、物を売りつけられている間に金品を抜き取られていた。
どの事例をみてもわかるように、犯人はターゲットの隙を狙っています。
観光スポットに夢中になっていたり、お店を探したりしているときなど、他のことに集中している時は身の回りの物への注意が薄れてしまいますので、気をつけましょう。
タクシーのボッタくりに注意
トルコでは流しのタクシーによるぼったくりが少なくありません。
現地の道路事情を知らないであろう旅行者に「ここは一方通行だ」などと言ってわざと遠回りし、高額な料金を請求されたとうケースもあります。
また、いつの間にかメーターの料金表示が消されていて不当な額を請求されたり、おつりをごまかされたりという場合も。
できるだけ、流しのタクシーは利用せず、必ずホテル前やタクシー乗り場にいるタクシ
ーを利用するようにしましょう。
詐欺やぼったくり店に注意
クレジットカードの二重請求
クレジットカードを機械に差し込み、暗証番号を入力しても「うまく決済できな
い」と言われて、繰り返し入力させられたり、他のクレジットカードでも決済をさせられた。後日確認すると何重もの支払いをさせられていた。
まず、信頼できるお店で買い物をしましょう!そして、クレジットカード利用限度額の残りを把握しておくことも大切です。
十分決済できるはずなのに、店側が「決済できない」と言ってきた場合は、現金払いにした方が良いかもしれません。
ぼったくりバー
スルタンアフメット地区やタクシム地区(特にイスティクラル通り)を一人で歩いていたら、若者から親しげに声を掛けられ、会話がはずみ仲良くなった。
その後、「自分の知っているいい店があるから一緒に飲みにいこう」と誘われ、連れて行かれた。
いざ支払いになると、数十万円相当の金額を要求されたため、支払いを渋ったら別室に連れて行かれ、大柄・強面の男達に囲まれてしまい、支払わざるを得なかった。
とにかく、知らない人や執拗な客引きには相手をしないことが大切です。
しかも、実際に飲食をしている様子やお金を払う様子が店内のカメラなどで撮影されている場合が多いようで、「被害に遭った」と訴えても相手にされないことが多いんだとか・・。
デモに注意
トルコは、市街地でデモが起こることが多いです。
2015年の治安関連法令の改正後、警察の取り締まりが厳しくなりました。
デモの内容にかかわらず、放水や催涙ガスなどでで容赦なく鎮圧に当たることが多いので、デモを見かけたらすぐその場を離れましょう!
セクハラ・性犯罪に注意
トルコにおいて、特にセクハラ・性犯罪は頻繁に報じられており、タクシー運転手が手を握る、足を触るなど、性的嫌がらせに及ぶケースがあります。
タクシーは、女性は単独乗車をできるだけ避け、男性であっても助手席には座らないようにして下さい。
また、夕食に誘われお祝いだといって酔っぱらわせホテルに連れ込まれたという報告もあります。
トルコで安全に過ごすために知っておきたいイスラムの教え
トルコは観光大国なのでイスラム圏の中でかなり寛容な国ではありますが、文化・宗教の違いから思わぬところでトラブルに発展することがあります。
イスラムの基本的な考えや風習は念のため目を通しておきましょう。
女性をじろじろ見てはいけない
基本的に女性は人目に触れないようにというのが、イスラム教の考え方。
全身を覆うアバヤと呼ばれる黒いドレスに頭にヒジャブと呼ばれるスカーフをかぶり髪の毛を隠しています。
神秘的な雰囲気なのでついつい見つめたり、写真撮影したくなったりするかもしれませんがすべてNG。
特に女性の写真を撮る場合はどんな場合も絶対に許可をとりましょう。モスクでは外国人でも肌の露出は禁止です。
女性・男性ともに肌の露出を控える
イスラム圏の人たちは肌の露出が少ない洋服を身に着けることが多いです。
女性はミニスカートやホットパンツ、ノースリーブ、へそ出しなど露出の高い服装は控えましょう。
実際には欧米からの駐在や旅行者も多く、そこまで気にすることはないと言いますがイスラム諸国を旅する基本情報として知っておいた方が良いでしょう。
イスラム教のならわしに配慮する
モスクなどを見学する方も多いと思いますが、礼拝している人の前を横切ってはいけません。
ラマダン(イスラム教の断食月)期間中は、屋外や公共の場所での飲食や喫煙を控えましょう。
知らないと「どうして??」と疑問に思うことばかりですが、宗教上の理由なので配慮する必要があります。
関連記事日本人ムスリムが伝授!イスラム諸国を旅する際の注意点
トルコで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
現金を大量に持ち歩かない
クレジットカード(VISA、MASTERなど)は、ホテルや大都市の専門店、旅行者向けのお土産店で使用可能です。
現地の屋台やローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、あまり大量の現金を持ち歩くとスリや強盗犯に目をつけられかねません。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるトルコで得する人気クレジットカードランキング
安全な地域でホテルを予約
イスタンブールに宿泊するなら、治安が良く交通の便が良い「旧市街(スルタンアフメット地区)」がおすすめ!
ブルーモスクやトプカプ宮殿などのイスタンブールの有名スポットが近いのでとても便利です♪
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
トルコではあまりにいろんな人から話しかけられるので、相手にしているときりがありません。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
もちろん会話を楽しみたいなら永遠に話し相手が見つかる楽しい国でもあります。
派手な服装はせず荷物は少なめに
国籍を問わず多くの観光客、現地に滞在にしている外国人女性もセクハラの被害にあっています。
外国人が多く開放的なイメージのあるトルコですが、声をかけられるのも面倒なので胸元の見える服装や短パンなど肌の露出が多い服装は避けるようにしています。
※モスクなどの宗教的な施設でも露出が激しいと入場できないことがあります。
トルコでは以前、「わたしの服装にかまうな」というデモが起こりました。宗教や文化上、好きな服装を楽しめない女性たちが、タンクトップやショートパンツ姿で行進しました。
トルコは性犯罪が少なくない国ですが、どちらかというと女性が無防備に出歩いているのが悪いという考え方や、性犯罪被害者を差別する考え方が根強いと言われています。
また、わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
基本的に夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
薄暗くなった頃に、ひったくりや強盗ぼったくりバーのしつこい客引きにあったというケースが後を絶ちません。
道に詳しくない人は、極力タクシーを使った方がいいでしょう。
トルコで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
ナンパに注意
トルコで日本人女性はかなりモテます。
といっても遊びで誘ってくる男性がほとんどなので、特に女子旅や女性のひとり旅を予定されている人は十分警戒してください!!
- 日本語や英語で親しげに話しかけられ、日本の話題などで盛り上がり、夕
食に誘われた。アルコール度数の強いお酒を飲まされて、気がついたらホテルに連れ込まれていた。 - 食事後に車でホテルへ送っていくよと言われ、そのまま人気のない場所
へ連れて行かれて、乱暴されてしまった。
日本語がわかるから安心、親切にしてくれたから安心という訳ではありません。外国で知らない人についていくのはあまりにリスキーです。(日本でもですねw)
そして、トルコでは露出した格好が良しとされません。
どちらかというと、「女性が無防備な恰好で出歩いているのが悪い」という考え方をするトルコ人男性が少なくないので、露出は控えめに。
危険度は低いものの、既婚者や高齢者でも気軽にナンパしてくるので性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
恋愛詐欺
また恋愛詐欺も多発しています。
「運命の出会いだ」「結婚しよう」といわれ付き合った後、金銭を要求されたりする旅行者が少なくありません。
トルコで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
トルコは子供好きな人が多く、子連れで歩いていると親切にしてくれる人が多いです。
食事も食べやすい料理がたくさんあるので子連れにおすすめの旅先ですよ!
イスタンブールはかなり混雑しているのでベビーカーはおすすめできません。持ち運びしやすいものが良いでしょう。
トルコ旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
トルコ旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。
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海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
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トルコの治安まとめ
歴史的にも地理的にもアジアとヨーロッパのつなぎ目であり、現在も宗教・経済・政治・文化といったあらゆる面で混沌とした暗い部分を隠し持っています。
それが魅力とも危険ともなっているのかもしれません。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
治安に不安は残りますが、テロはイスタンブールを中心に起こっているので、カッパドキアやパムッカレに直接向かうなど首都を避けて観光するのも一つの手!
最新の治安情報を必ずチェックして、安全に楽しんできてくださいね!
トルコをもっと知る
東京⇔トルコの航空券は中東経由が1番安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復6万円台のチケットがみつかります。
わたしはカタール航空でドーハを経由するチケットをとりました♡好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ♪
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
トルコでぜひ泊まっていただきたいのがホワイト ハウス ホテル イスタンブール!!
内装がまるでお姫様の寝室の様な感じです!また泊まりたい♪
口コミ評価も抜群で、アヤソフィア、ブルーモスク、グランドバザールなどの多くの観光スポットから徒歩圏内です!!