念願だった7年ぶりのパリへ出かけてきました。大学時代に訪れたはじめてのヨーロッパがフランス。
それ以来フランスに恋すること約20年。7度目のフランス、6度目のパリは最高で、またひとつ人生の宝物が増えたような気がします。
おにちゃんと思い付きで始めたフランス旅行記ブログももうすぐ2周年を迎え、毎月5万人に読まれるブログへ成長しました。
そして、2度のイタリア旅行で未訪だったフィレンツェへ3泊4日。あまりに刺激的で、特別な時間をすごすことができ家族に感謝感謝です・・・!
随分前に書き上げていた旅行記ですが、コロナ問題があまりに深刻なためアップ時期をずらしました。内容はあえて変えていません。
出発時点(2月)ではヨーロッパより日本の方が危険ではないのかなというような状況で武漢以外のロックダウンはありませんでした。
不快に思われる方もいるかもしれませんが、これもわたしの仕事のひとつなので公開することにしましたm(__)m
日程 | 8日間でまわってきた場所 |
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旅行記 前書き |
《出発前・前書き》パリ・フィレンツェ女子ひとり旅 |
1日目 旅行記 |
マルシェ/ バスティーユ広場 / マレ地区/ヴォージュ広場/ ラス・ドゥ・ファラフェル / ノートルダム大聖堂 / パリ植物園 / サンジェルマンデプレ教会 / ラデュレ / サンシュルピス教会 |
2日目 旅行記 |
モンマルトル / サクレクール寺院 / テルトル広場 / ラ・メゾン・ローズ / 壁抜け男 / ムーラン・ド・ラ・ギャレット / ジュテームの壁 / カフェ・デ・ドゥ・ムーラン / ムーランルージュ / モンマルトル墓地 / 日本人街(1区・2区)/ パサージュ / オペラ座 / マドレーヌ寺院と界隈グルメショップ / ハイブランド巡り / ヴァンドーム広場 / オテル・リッツ / ショパンの家 / チュイルリー公園 / ルーブル / ラデュレ / 凱旋門 / シャンゼリゼ通り / 86 Champs / monoprix |
3日目 旅行記 |
トロカデロとエッフェル塔 / フォトツアー / オルセー美術館 / ロダン美術館 / アンヴァリッド(ナポレオンの墓)/ 奇跡のメダイユ教会 / ボンマルシェ / シティファルマ |
4日目 旅行記 |
ヴェルサイユ宮殿 / マルシェ / コンコルド広場 / オランジュリー美術館 / サントシャペル / パリ雑貨巡り/ ピカソ美術館 / べーアッシュヴェー / ポンピドゥー国立近代美術館 |
5日目 旅行記 |
ブブロン村 / モンサンミッシェル / パリ夜景ツアー |
6日目 旅行記 |
モンパルナス墓地 &タワー / アクリマタシオン庭園 / ルイ・ヴィトン財団美術館 / ピエールエルメ / オペラ座 / ルーブル美術館 |
7日目 旅行記 |
コンシェルジュリー / ケ・ブランリー美術館 / トロカデロ広場 / ボンマルシェ / ジャックマールアンドレ/ファーマシーモンジュ |
8日目 旅行記 |
サントゥスタッシュ教会 / マルモッタンモネ美術館 / 有名ショコラティエ巡り / ギャラリーラファイエットとプランタン / パンテオン |
このページの目次(もくじ)
パリ・フィレンツェ女子ひとり旅《10泊12日旅行記前書き》
出発前の心境
はじめての長期出張。
2週間前から、とんでもなく楽しみにしている反面、家のことが心配になったり、現地でアジア人差別があると聞いては不安になったりと落ち着かないスタートだった。
そういうわけで普段の旅の準備とは比べ物にならないくらい慎重に準備をした。
10日間家をあけるので、父の飛行機の手配、不在中にあもちゃん(娘)が楽しめるよう子供自転車を注文、生活用品もできるだけ不足がないよう購入し、普段は前日か当日にサッと用意する荷物も数日前から着手。
パリ、フィレンツェとヨーロッパの中でも特に治安が悪い地域(ここではスリと盗難を心配)にひとりで滞在するので荷物はできるだけ少なく、そして仕事を快適に進められるようものすごく気を使った。
わたしの周りの旅慣れている友人なら、いやいや、フランスとイタリアくらいで何をそんなというくらい厳重な準備だ。
ホテルは安宿エリアは避け立地重視、普段ひとり旅で泊まるのは1,000円くらいの(ヨーロッパなら3、4,000円)ところをもったいないけれど1万円以上するホテルに決めた。
飛行機はマイルを使ってビジネスクラスを用意。これも到着後疲れを残さずすぐに仕事できた方が良いかなと思ったから。
夫や友達とふたりで旅をするのと、ひとりまたは娘と旅をするのでは本当に心持ちが全く違う。
あもちゃんと2人なら絶対に何かあってはいけないと慎重になるし、1人の時も同様、何かトラブルがあって今後の旅に支障が出てはいけないから少しやり過ぎなくらい準備しておく。
家族3人の旅行は本当に気楽。
車が事故に遭おうが、飛行機が落ちようが3人一緒なら仕方ないと思える。
きっとフェニーは全然そんなことなく、家族を守らなきゃと緊張しているだろうけど。
フランスブログのこと
そして今回の出張のメインはフランス旅行記ブログのブラッシュアップ。
おにちゃんとブログをスタートさせて2年。それなりに手入れてきたが、お互いメインブログが忙しく片手間だった感は否めない。
100記事をこえ、そろそろ本格的に手直しする時期に来たと感じていた。
だってまさかの毎月5万人に読んでもらえるメディアに育っていたのだから。
出発の10日前にはおにちゃんを山口から呼び寄せ、2人でお台場のホテルに籠もって1泊2日ずっと打ち合わせと作業をした。
はじめてのブログ合宿は本当に楽しかった。
わたし達のブログに足りないもの、やるべきことを整理し、何度も話し合って理想の形を洗い出した。
ブロ友おにちゃんのすごさ
おにちゃんの細やかさはわたしと雲泥の差である。
たとえば、フランス旅行記ブログに使われるメトロの駅だけでもこんなエピソードがある。
まず話し合ったのはメトロの番号を、1号線にするか1番線にするか。
こういうのはわたしは本当にどっちでも良いのだけど、おにちゃんにかかればそうはいかない。
なんとなく決めることも稀にあるが、たいていの場合根拠を探して決めていく。
わたしが打ち合わせに持ってきたガイドブックを6冊分も眺めて大半のガイドブックが号線を使っていたので号線を採用することにした。
駅名は赤文字に統一することが決まった。しかしその後、すべての駅が赤い文字であるのは違和感があると言い出した。
メトロの公式カラーは紺色で、各メトロには東京と同じで1号線は黄色、2号線は青という風に色が振られているのだ。
さすがに番線ごとに色を変えるのは大変なので紺にしてみようとなった。
実際やってみると、青い文字はリンクにみえてしまう。色んな青を試したが、やはり赤に戻すことにした。
それからフランス語表記の駅名に日本語のみのルビを振る。
2度め以降に出てくる駅名は黒で統一するルールに決まった。
駅ひとつだけでこの調子なので本当に時間がかかるが、出来上がった1つの記事は本当にわかりやすく、自慢の記事に仕上がった。
わたしだけでは到底こんなことはできないし、おにちゃんの凄さを目の当たりにして本当にプロ意識を感じた1日だった。
ちなみにヒルトンお台場、景色もめちゃくちゃきれいでとても仕事が捗るのでお仕事でラウンジを使いたいならクラブフロアの利用をおすすめします。
出発前の仕事整理
合宿後もそのままの熱量で10日間仕事に没頭した。
合宿中に間に合わなかった記事の整理(整理は最も苦手で極力やりたくない)をし、4日間でどれだけパリをまわれるかモデルルートをいくつも作った。
営業時間、所要時間をシミュレーションし、短時間で効率よくまわるため個人ガイドも手配。
不在中、オハヨーツーリズムの毎日更新が滞らないよう準備するのも大変だった。
そんな中、ひどい花粉症が始まり、コロナの影響で予定していた仕事の勉強会や打ち合わせがなくなり、日本にいるより現地で過ごした方がいいのでは?と思い立った。
そしてフェニーに相談して出発を3日早めることに。
滞在が3日増えればまわれる場所も格段に増える。常にわたしを尊重し、協力してくれる夫と結婚して本当に良かったと涙が出た。
今回マイルを使ったにもかかわらず、渡航費はおそらく30万円近くになると思う。
現地でお土産レビューのため、色々グッズを買わなければいけないし、マカロンやチョコレートの食べ比べ、美術館の入館料など物価の高いフランスでは結構な出費になりそうだ。
そして実はフランス旅行記ブログはほとんど収益が発生していないので本気で見直さなければいけない。
旅ブログはわたしにとても合っているし大好きな仕事だけれどはじめは赤字覚悟でスタートしなければいけないし労働時間と全然割に合わないとなと最近よく思う。
好きでなければ絶対無理だなぁ。
そう、わたしはこんな面倒なことも全部ひっくるめて本当にブログが好きだ。おにちゃんもきっと同じ気持ちだと思う。
こういうことやってる時間が本当に楽しい。
2週間で10冊以上のガイドブックを読み、新しいYouTuberも見つけ、旅やブログのヒントをたくさんもらった。
わたしたちのフランス旅行記ブログがこれから格段によくなることがはっきりとイメージできている。
これから誰かがパリを旅行する時、1番役に立つブログだなと思ってもらえるよう、わたしはパリに通い続けたい。
そんな気持ちでの出発だったことを未来の自分へのメモとして記しておいた。
子供を置いて海外へ行くことについて
わたしは自分の立場を決めている。3歳を10日間も放っておいて母親失格と言われようが全くそんな風に思わない。
わたしの子育ての最終目標は《わたしがこの世からいなくなっても娘が自分の力で幸せを感じられる子供に育てること》だ。
これだけは本当に揺るぎない。だからわたしが明日死んでも少なくとも経済的に生活に支障がなく過ごせるようずっと準備してきた。
マンションは分譲でわたしの名義だし、最低限の保険もかけているし、夫はわたしがいなくても家事育児を十分にこなせるだろう。
シェアメイトの協力もあるし、両親もいつでもサポートすると言ってくれる。
わたしを批判する人の気持ちはもちろん理解できないわけではない。
《母不在》というパワーワードが《かわいそう》というイメージに繋がるのはわからなくもない。
子供はやっぱり母親が1番だし、実際どれくらい寂しい思いをしているか正確には分からない。
旅先から電話するといつも元気そうだけれど本心はどうなのだろう。(帰国後、保育園のお友達がいたから全然寂しくないとキャッキャ言っていたけど本当の答え合わせは大人になってから)
だからと言ってわたしに何ができるだろう?家族のために尽くし、自分を犠牲にして後から文句を言う??そんなのは絶対に嫌。
もしも夫や娘から直接、旅を控えてくれと相談されたらその時は真剣に向き合おうと思う。
わたしも譲らなければいけないラインがあるのは百も承知。
それにしても男性が長期出張、それどころか数年単位で単身赴任しても何も言われないどころか、大変ねぇ、立派ね。と思う人もいるというのに、母親の場合たかだか数日の不在で批判されるのは本当に悔しい。
子供がかわいそうという人には、わたしよりもさぞかし子供を大切にされてるんでしょうね。と言い返してやりたい(実際はそんなことできるわけないので心の中だけ・・・笑)。
わたしは現在フリーランスなので娘が病気になったらいくらでも一緒にいてやれる。
シェアメイトがいるので家事の時間が一般の母親よりかなり少なく平日に遊んでやれる時間も多い。
その他食事、睡眠時間、習い事などわたしのできる範囲で十分気を配っているので本当に我が家のことは放っておいて欲しいし、自分のご家庭に集中して欲しい。
勘違いされている人が多いのだけど、わたしはとても打たれ弱いし、批判されても行動を変えないだけで傷つきはするのだ。
だからこそ自分へこうやって何度も何度も言い聞かせている。
《自分は間違っていない、わたしは精一杯できる範囲で良い母親である、誰よりも娘を愛しているし最大限のことはやる》
言い聞かせないと不安になる日もある。そんな時は夫に泣きついて励ましてもらう。
でもできないことはできない。旅に出ない、好きを仕事にしない。と明るく元気な自分ではいられないかもしれないから仕方ない。
人間は誰しも傷つきやすく弱い。普段SNSやブログでは弱さを見せるのは意識して避けているし、ネガティブなことも極力書かないようにしている。
でも実際のところ裏側はみんなと同じで、わたしも不安だし傷つくし、人の目はやっぱり気になる。
37歳のわたしは頑張ってはいるけれどまだまだ人間的に未熟でいまだ成長過程だ。
この旅がまた大きく成長する一歩だと信じている。家族に負担をかける分、精一杯、めいいっぱい楽しんできます!
パリ・フィレンツェ10泊12日女子ひとり旅帰国後まとめ
コロナでヨーロッパ締め出し前に、何事もなく無事に帰国できました。
出発時は全く予想もつきませんでしたが、たった半月でフランスもイタリアも入国できなくなるとは本当に驚いています。
今回はかなり個人的な心境をつづった記事なので、不愉快になられる方もいらっしゃるかもしれませんが、誰かへ向けたメッセージというより自分への応援メッセージという位置づけなので受け流していただけると幸いです。
どちらかというと子育てに疲れ、行き詰まっている世のご両親へ、子供と少し離れてみても大丈夫だよ。
たまには息抜きしようよ・・・。という意図で想いをお伝えできているならばこの上なく嬉しいです。
また1日ごとの長い長い旅行記を書いているところなので、ご興味があれば続けて読んでくださると嬉しいです!
- 《出発前・前書き》パリ・フィレンツェ女子ひとり旅
- 《1日目》パリ市内観光・マルシェ/バスティーユ/マレ/教会巡り
- 《2日目》パリ市内観光・モンマルトル/オペラ/シャンゼリゼ
- 《3日目》パリ市内観光・フォトツアー/オルセー/ロダン/アンヴァリッド/ボンマルシェ
- 《4日目》ヴェルサイユ宮殿/サントシャペル/美術館巡り
- 《5日目》日帰りモンサンミッシェルとパリの夜景ツアー
- 《6日目》パリ市内観光・モンパルナス/ルイヴィトン財団/エルメ/オペラ座/ルーブル
- 《7日目》パリ市内観光・コンシェルジュリー/ケブランリー/イエナ/ジャックマールアンドレ
- 《8日目》パリ市内観光・サンスタッシュ/マルモッタン/ショコラティエ/百貨店/パンテオン