みなさん世界遺産は好きですか?わたしは大好き(・∀・)!!
世界遺産ハンターではありませんが、認定されている場所はやはり見ごたえがありますね。
オマーンには5つの世界遺産があり、2週間の旅行で実際に足を運んできました。
- バハラ城塞(1987年)
- バット、アル=フトゥム、アル=アインの考古遺跡群(1988年)
- 乳香(フランキンセンス)の土地(2000年)
- オマーンの灌漑システム、アフラジ(2006年)
- カルハットの都市遺跡(2018年)
日本は25件もあるので、比べるととても少ないと感じるかもしれませんが世界遺産が1件もない国もたくさんあるんです。
今回の記事ではオマーンの5つの世界遺産についてご紹介していきたいと思います♪
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
このページの目次(もくじ)
死ぬまでに絶対行きたいオマーンの世界遺産
バハラ城塞
オマーン北部のアフダル山麓にあるバハラ城塞。12世紀から15世紀にこの地をおさめていた部族、Banu Nebhanによって建設が進められました。
海から攻め込むペルシア人や砂漠の民ベドウィンからの侵略を防ぐため日干しレンガを使い、増改築を重ね、完成したのはなんと約1000年後の16世紀のこと。
バハラ砦はオマーンを代表する要塞で全長は約12kmもあり、万里の長城のよう。
城壁を網羅する監視塔の数は実に132で、いかに敵からの侵入を恐れていたかうかがえます。
世界遺産のバハラ城塞をはじめ、ルスターク城塞、オマーン最高傑作と言われたジャブリン城、アイン・アットワラの温泉も近くなのでニズワを拠点に散策してみてください。
オマーンのベストシーズンは、11月半ば~12月頭、3月前半!
オマーンの冬の中でも、11月半ば~12月頭、3月前半は晴れの日が多く、気候が穏やかな日が多いので観光にはちょうど良い時期と言えます。
ちなみに、夏(4月~10月)はとにかく暑く湿度も高いので、街歩きは相当体力を消耗します。
さらに詳しい気候について知りたい方ベストシーズンの記事をご覧ください。
ニズワからはバス、車で40分弱。
バット、アル=フトゥム、アル=アインの考古遺跡群
聞きなれない地名なのでズラッと並べるとわかりにくですが、マスカットの西に位置する3つの古代都市、ネクロポリスが2つ目の世界遺産。
もともとはBatが推薦され、状態の良かったAl-Khutm、Al-Aynを含めて登録されました。
まだかつてこの地にあったMagan国は、紀元前3000年ごろからアフダル山地で銅の採掘を行い、メソポタミアと交易することで富を得ていました。
バットでは7つの記念碑的な石の塔が発見されています。
- Bat(ネクロポリス)
- Al-Khutm(アル=フトゥムの塔)
- Al-Ayn(ネクロポリス)
乳香(フランキンセンス)の土地
乳香とは「真の薫香」の意味を持ち、クレオパトラやシバの女王も好んだといわれています。
別名フランキンセンスとも呼ばれ、わたしも好んで使うアロマのひとつ。
ドファール地方にある世界遺産の街サラーラ近隣には4つの場所が登録されており、いずれも1日~2日で見学可能です。
- シスルのウバール考古遺跡(紀元前2-3世期)
- ホール・ルーリの考古遺跡と自然環境(紀元前1世期)
- アル=バリードの考古遺跡(紀元前1300年 – 前300年)
- ワジ・ダウカの乳香公園
サラーラで1日ガイドをつけて周るのが効率が良いでしょう。どれか1つ行くならアル=バリードの考古遺跡がおすすめ。
フランキンセンスの国土博物館があり、オマーン全体の歴史についても学ぶことができますし、フランキンセンスの木も近くで見られます。
オマーンのベストシーズンは断然冬の時期ですが、南部のサラーラに関してはモンスーン気候のため夏(カリーフ)の滞在もおすすめできます。
カリーフにはオマーンより熱帯気候のアラブ諸国から、避暑地として多くの旅行者がやってきて町は大賑わい。
ハイシーズンのためホテルは高騰している可能性大なので早めの予約がマスト。
オマーンの灌漑システム、アフラジ
aflajとは falajの複数形で、オマーンやアラブ首長国連邦周辺にある地下水路を利用する灌漑システムのことを指します。
オマーン国内には生活用水や農業用水の供給のために3000以上のファラジが存在し、紀元前から使用されていたと言われています。
3000のうち世界遺産に登録されたのが下記の5ヵ所。
- Falaj Al-Malki(最大級)
- Falaj Al-Katmeen
- Falaj Daris(最古)
- Falaj Al-Muyasser
- Falaj Al-Jeela
特に5ヵ所にこだわらず、マスカット近くのファラジを見学するだけでも面白いと思います。
どうしてもここへ行ってみたいなら、ファラジ・ダリスとカトメーンが人気の観光都市ニズワから近いので見学しやすくおすすめ。
実際に見るといかに生活に根付いているかよくわかります。
どこまでも続くファラジを見ているとまるで歴史の1ページを歩いているかのような気分に。
カルハットの都市遺跡の土地
オマーンの東海岸、SurとTiwiの間にあるのがカルハットの都市遺跡。
11~15世紀に繁栄した港で、ホルムズ王国によって統治されており、東アジア、インド、中国、東南アジアとアラビア半島の交易の要所でした。
16世紀初頭にポルトガルから攻撃を受けた後放置され廃墟となってしまい、現在も写真のようにメンテナンス中。
看板や説明書きもないので当時の姿に想いを馳せるのみ。
付近は立ち入り禁止になっておりたいした見学はできません。
オマーンをもっと楽しむ
現地ツアーに参加する
わたしはほとんどの時間をプライベートツアーを使って過ごしました。
マスカットだけであれば個人旅行でも十分ですが、オマーン人やオマーンで働く外国人と話すのはとても楽しいし、沢山質問をすることで中東への理解がさらに深まりました。
連絡先も交換し、今でも時々やりとりするほど。オマーンではぜひローカルとの交流を楽しんでください。
わたしはattomantoursにお世話になりました。
おすすめホテル
オマーンはとても治安が良いので、特に泊まってはいけないエリアというのはありません。しかしマスカットでホテルを探すならQurm付近のホテルが一押しです。
わたしはクラウンプラザ(一押し)、インターコンチネンタル、Wマスカットに宿泊しました。ロケーションが素晴らしく目の前がビーチです。
市街地から離れますがアルブスタンパレスリッツカールトンがマスカットで最高のホテルだと思います。
もう少し安いホテルがよければ日本食レストランが入っているファラジホテルが老舗で日本人に人気です。
最高級ホテルリッツカールトンアルブスタンパレス
今まで泊まった中でも5本の指に入るほど豪華絢爛なリッツカールトン。
アラブサミットのためスルタン肝いりで建てられたとあって、壮麗で気品あふれるホテル。
夢のような滞在ができるので、ぜひ1日ホテルでゆっくりしたいですね!
観光の注意点
オマーンはアラブ諸国の中でも旅行者を積極的に受け入れており、治安も悪くありません。
また、いくら治安のよいオマーンでも海外旅行保険は絶対に必要です。
スリや強盗はいなくても、食事や気候が合わず体調を崩すということもあり得ますし、交通事故のリスクは日本より高いです。
どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前に保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
またイスラム諸国を旅する際の注意点もぜひ目を通しておきましょう!
旅行の準備は「オマーンに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
オマーンのガイドブックは恐ろしく少ないのであまり選択肢がありません。
地球の歩き方1択といってよいでしょう。
他の国もしかりですが、ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
内容は充実しているとはいえませんが、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
わたしはオマーンを知るための55章も購入し、読み込みました。
「エリア・スタディーズ」にはファンも多く、旅という捉え方だけではなく学びとしてオマーンに行く予定がない人でも面白く読めると思います。
オマーン世界遺産まとめ
オマーンの世界遺産は聞きなれない場所ばかりだと思いますが、他の国と比較しても歴史の豊かさも感じ何とも言えないワクワク感や神秘性があります。
比較的まわりやすい場所も多いので、ぜひ旅程に加えてみてください♡
一生で一度の特別な体験として自分の足で中東の地を歩いてみてはいかがでしょうか。
オマーンで観光地を満喫するなら
現地ツアーの手配がおすすめ
手配旅行や同行の相談も承ります♪
オマーンを隅々まで旅したわたしが旅行の
コーディネートをお手伝い
信頼できる現地ツアー会社を紹介します