旅の楽しみと言えば美味しいものを食べるという人も多いのではないでしょうか？わたしもその一人です！
ルーマニア料理は日本人にはあまり馴染みがない料理ですが、ロシア、ギリシャなどの影響を受けており、どの料理も絶品。
正直期待よりも遥かに美味しくてびっくりしました。前菜、メイン、デザートに至るまで手を抜かないルーマニアの美味しい食事に舌鼓をうっていただきたいと思います♪
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このページの目次（もくじ）
ルーマニアで絶対食べたい人気料理15選
まずは前菜からご紹介していきます。
サラタ デ ビネテ（Salata de vinete）
焼きナスをつぶしてマヨネーズを加えて煮たペーストです。日本人にはピンときませんが一応サラダなのだとか。
パンに塗って食べます。中東のフムスやババガヌージュのような感じでわたしはとっても好きな味でした！
ルーマニアのスーパーで見かけたナスビはとっても大きかったので、作りやすいだろうなー。
日本の小さなナスだといくつも皮をむかなければならないので手間がかかりそうな予感がします。
ムラトゥーリ（murături）
ルーマニアのピクルスルーマニアで街歩きをしていると、とにかくよく見つけたのがピクルス！とにかく野菜が大きくてわたしの想像を超えていました。
注文した時には残念ながら出てこなかったのですがカリフラワーをつけている家庭がとても多くてぜひ挑戦してみたかったな～。
レストランで頼むとボリュームがすごいので覚悟して下さい。かなりジューシーで食べごたえがある日本とは一味違ったピクルスです。
チョルバ・デ・ブルタ（ciorbă de burtă）
ルーマニア料理 チョルバ・デ・ブルタチョルバとはルーマニアの代表的な料理で具沢山のスープのこと。特別な酢（bors）を入れるので少し酸味があります。
田舎風の煮込みスープで入れる具によっていろんな種類がありますが、ルーマニアのド定番というとチョルバ・デ・ブルタでしょう。
ミノ（牛の胃）、野菜、および特別な骨から作られ、ニンニクをたっぷり入れて最後に酢で味付けします。
スープには辛い唐辛子もぴったり！内臓系が苦手なわたしは勇気を出して注文しましたが、あっさりしていて臭みもなく意外と大丈夫でした♪
ルーマニア料理 チョルバ・デ・プイciorbă de puiはチキンのスープ、ciorbă de perisoareは肉団子のスープのこと。
それではお楽しみのメイン料理！！どれも本当に美味しくてほっぺたが落ちそうでした♡
ママリーガ（Mamaliga）
ルーマニア料理 ママリーガルーマニアの代表的な主食の一つで、レストランでも家庭でも必ずメニューにのります。イタリアで料理でポレンタと言えば聞いたことがあるでしょうか？
サルマーレや肉料理の付け合わせとして盛られることが多く、トウモロコシの粉に牛乳とバターを練りこんで煮たもの。
冷めると美味しくないのであたたかいうちにどうぞ！
味が単調で結構お腹にたまるので苦手な人も多いもののぜひ一度は挑戦して欲しいメニュー。高級店で食べたものはとっても滑らかですごく美味しかったです。
サルマーレ（Sarmale）
ルーマニア料理 サルマーレロールキャベツとサワークリームを一緒に煮込んだもので、少し酸味があります。
日本と違って酢漬けキャベツやブドウの葉を使っているので、かなり柔らかくキャベツより肉が主役の料理。
中の具材は米、ひき肉、細切れの玉ねぎ。キャベツで包んで十分に蒸し煮して作っているため見た目よりも手間と時間がかかります。
家庭ではクリスマスなど特別な日に出されることが多く、地方だけでなく家庭ごとに味が全然違うのだそう。
ミチィテイ（Mititei）
ルーマニア料理 ミチィティ香辛料のよく効いた豚や羊肉で作るトルコ風ミニハンバーグと言われています。
・・・が、わたしにとっては完全にソーセージ。
ひき肉を香草などのスパイスと合わせ、太めの肉棒にして炙り焼きにしてあるというので変皮なしソーセージと思っておいた方が味が近いかも。
街角の屋台でも売られていて、ビールととてもよく合うお味！
シャオルマ（Shaorma）
シャオルマギリシャ系料理の定番メニューで、トルコではケバブ、ギリシャではギロピタ、ルーマニアではアラブ料理名で呼ばれています。
ファーストフードで薄切り肉、フライドポテト、スライス玉ねぎ、トマト、ピクルスなどをピタという薄いパンで円錐状に包んでそのまま持ちながら食べます。
イスラム圏で必ず食べるソウルフード。とっても美味しくて子供も好きな味。
シュニッツェル（Snitel）
シュニッツェルオーストリア系料理で、薄く伸ばした肉にころもをつけて揚げたもの。肉の種類により鶏肉、牛肉、豚肉のシュニッツエルとも呼ばれます。
薄切り肉のカツだと思っていればOKでボリュームがあって特に男性から大人気！
シュニッツェルも基本的にハズレがないので注文に迷ったらぜひ食べてもらいたい一品です。
トキトゥーラ（Tochitura）
ルーマニア料理 トキトゥーラ豚肉や牛肉を角切りにしてソースを絡めたシチューです。
とっても濃厚でお店によってかなり味が違うのですがブラショフで食べたものがめちゃくちゃ美味しくて忘れられません・・・！！
日本でも同じ味が食べられるならぜひ行きたいです。何日も煮込んだビーフシチューやカレーのような食べごたえがありこれだけでおなかいっぱいに。
グヤーシュ（Gulach）
ハンガリー系料理のルーマニア版。パプリカで味付けした野菜と牛肉のシチューです。
トランシルヴァニアでよく食べられる料理なのでブラショフのレストランで探してみてください！
ハンガリーのグヤーシュほどスパイスは効いていないので子供でも食べられると思います。お店によっても味が違うので色々試してみるのをおすすめします。
バルスアラキュート（Varza a la Cluj）
ハンガリーやオーストリア料理に近い味わいで、ひき肉の上にザワークラウト（発酵キャベツ）がのっていてオーブンで焼いたもの。
普通にザワークラウトを食べるより食べやすくかなりボリュームたっぷり！サルマーレが大丈夫なら十分食べられる味だと思います。
ムサカ（Musaca）
ギリシャ系料理のムサカ。ルーマニアの場合はポテト、ナス、キャベツなどの野菜がたくさんと豚肉が層になっていることが多いです。
絶妙な焼き加減で子供も大好きな味。
ムサカって色々な国で食べられますよね♡それほど人気の美味しい料理ってことなのでしょうね！
それではデザートとおまけで街中で食べられる軽いスナックメニューをご紹介します。
パパナッシ（Papanasi）
ブラショフ地方のデザートの定番です。
チーズ、小麦粉、卵を混ぜて揚げたドーナツにチェリージャムとサワークリームをたっぷりのせて見るからにカロリーが高そうですがクリームがそれほど甘くないので意外と全部食べられます。
とはいえ太るのは確実なので、1つ頼んで仲良く3人でわけました（笑）
コゾナック（Cozonac）
ルーマニアの菓子パンコゾナッククリスマスの時期とあってスーパー、パン屋さんいたるところで見かけたのがコゾナック！
クリスマスやイースターに特別に食べられる菓子パンで、くるみやケシの実のペースト、レーズンなどのドライフルーツがたっぷりと練りこまれています。
もともと家庭料理が自慢のルーマニア。お店で買うより自家製のコゾナックが一番美味しいのだとか♡
かなり大きいので見つけたら旅の序盤に買って食べ進めていった方がいいかもしれません。
ツイカ・パリンカ
おもにマラムレシュ地方で造られる果実の蒸留酒でアルコール度数はなんと30度～50度！ものによっては60～70度もあるらしいので聞いてるだけで倒れそうです（笑）
お酒の弱いわたしはもちろんチャレンジしていませんが、自家製の果実酒はルーマニア人の大好物。寒い国ではこのようにアルコール度数の高いお酒が本当によく飲まれていますね。
ツイカは洋ナシ、パリンカはプラムから造られています。
その他ルーマニアで食べたもの
ブカレスト中央市場で食べた巨大ソーセージ最後に、料理名がわからなかったり特別ルーマニア料理ではないけれどとても美味しかったものをご紹介しておきます。
ブカレスト市内のレストランで食べたマッシュルームのチーズ焼きキノコ類は味がギュッとしてとっても美味しかったし、
ブカレストホテルの朝食で食べたチーズとにかくチーズが安くて朝ごはんから夕食まで何度食べたことか・・・。
シギショアラのレストランで食べた焼カマンベールチーズ焼カマンベールチーズ頼んだらこんなに出てきたよ・・・！！
旅の道中ふらっと素敵なお店に入るのも楽しみですよね！
でもわたしが今回特に美味しかったなぁと感動したのはガイドさんに教えてもらったお店だったりガイドブックに載っているような有名店でした。
適当な店に入ってもはずれがないのがルーマニアの素晴らしさではあるものの、ぜひ何度かは絶品レストランへ足を運んでみることを強くおすすめします。
ルーマニア人気料理まとめ
ルーマニアは農業大国、その料理は日本ではあまり知られていませんが本当にめちゃくちゃ美味しかったです。
3歳の娘とルーマニアを周りましたがどんな料理も大人と一緒に美味しくいただきました。
伝統的な料理や周辺国から伝わった料理まで様々で、それぞれの都市をまわる度に新しい味の発見があります。
レストランではとてもボリュームがあり食べきれないことが多く全部平らげるのはむしろ失礼で、料理が少なかったのかと心配されます。
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