日本人に大人気のタイ。一言でタイといっても様々なエリアがあり、場所によっては違う国かと感じられるほど多様な文化を楽しむことができます。
首都のバンコクでは活気ある東南アジアの熱気に驚かれるかもしれません。
ビーチが好きならプーケットやクラビなど美しいビーチや海水浴を楽しめます。
タイをぐるっとまわるなら1ヵ月あっても足りませんが、多くの人が5日から1週間の休暇でバンコクまたは+1都市の滞在になるのではないでしょうか。
この記事では世界中旅してまわった旅ブロガーのわたしと、バンコク在住のYUKIさんがタイで行くべきおすすめの都市を存分に紹介したいと思います。
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このページの目次(もくじ)
旅ブロガーおすすめタイで絶対行くべき人気観光都市おすすめ12選
①バンコク(Bangkok)
タイの首都バンコクは、都会的でクールな一面と東南アジア的なエネルギッシュな一面の両方を持つ魅力的な都市です。
見どころや楽しみ方も多種多様で、定番の寺院巡りやマーケットから始まり、ナイトクラブ、バイクタクシー、ホテルステイなどあらゆる人にフィットした遊びが見つかります。
定番観光スポットである3大寺院(ワットプラケオ、ワットアルン、ワットポー)は、初めてのタイ旅行なら絶対に外せない場所。
時間が許せば、ぜひワットパクナムへも足を延ばしてほしい。
近年フォトジェニックな場所として、脚光を浴びているお寺です。
サイケデリックで幻想的なワットパクナムの仏塔は、タイならでは!たとえタイトなスケジュールだったとしても行く価値あり。
東南アジアらしいプチプラアイテムを探したり、ローカルフードを満喫するならナイトマーケットがおすすめ。
バンコクには複数の人気ナイトマーケットが点在していて、観光客だけでなく地元の若者たちも集まります。
旅程に土日が含まれるなら、チャトチャックウィークエンドマーケットはマスト。
お土産物やトレンドアイテムが何でも揃う、世界最大規模のマーケットです。
都会的なバンコクを楽しむなら、バンコクの中心であるサイアムやチットロムのデパートを巡るのも良いのですが、おすすめはアイコンサイアム。
高級ブランドショップや人気レストランが軒を連ねるデパートで、とにかく内装がゴージャス!
日本のデパートとは一味違う、豪華絢爛でダイナミックなデザインに驚きを隠せません。
施設内のICONCRAFTは2フロアに渡ってタイの名産品や工芸品などが並ぶお店。
ここでしか買えない素敵なタイアイテムがお目にかかれます。
バンコクの人気観光地や見どころについては「バンコク人気観光地と見どころ|地図付きモデルコース!」で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
②アユタヤ(Ayutthaya)
アユタヤはバンコクが首都になる前にタイの中心として栄えた都市。
建都されたのは1350年で、17世紀の初め頃には国際貿易都市としても繁栄していきます。
417年間にも及ぶ長い歴史のあるアユタヤ王朝でしたが、1767年、ビルマ軍からの攻撃により、街は破壊されてしまいます。
お寺や仏塔、仏像なども次々と壊され、戦争の悲しさを感じる場所でもあります。
今でもその遺跡群は当時の姿のまま残されているものが多く、1991年にはユネスコ世界遺産として登録。
丸一日あっても足りないくらい大規模な遺跡群に、当時のアユタヤ王朝の繁栄を実感することでしょう。
遺跡には頭の無い仏像や、ビルマ軍から破壊されたまま残されている仏塔や城壁からは、戦いの壮絶さが伝わってきます。
遺跡群には象と触れ合える施設もあり、タイの王道的な観光やアクティビティを一度に楽しめます!
バンコクから車や鉄道で日帰りでもアクセスできるため、バンコク観光と併せて訪れる旅行者の多い都市です。
③カンチャナブリ(Kanchanaburi)
Kanchanaburiはバンコクから西へ約150キロ離れた場所にあります。
映画「戦場に架ける橋」の舞台となった泰緬鉄道やクウェー川鉄橋は多くの観光客が訪れるカンチャナブリのハイライト的なスポット。
第二次世界大戦中に造られた、タイとミャンマーとつなぐ鉄道で、この建設には日本軍も関わっていたようです。
周辺にはその歴史をまとめた資料館や日本に縁のある施設も複数存在しており、バンコクからの日帰り観光地としても人気のスポットです。
中心部から足を延ばすとエラワン国立公園やサイヨーク国立公園などがあります。
美しい自然に触れることができるため、キャンプやトレッキング目的の観光客も多くいます。
④スコータイ(Sukhothai)
タイの北部の南端に位置するスコータイの名前は「幸福の夜明け」を意味しています。
1238年にタイ最初の王朝が開かれた都市で、タイの古典様式や文字、文学などが生み出された都市とされています。
スコータイ遺跡群はユネスコ世界遺産にも登録されていて、見応えも十分。
アユタヤ遺跡とはまた違った趣があり、タイの起源を随所で感じることができます。
バンコクからは約440キロなので日帰りは難しいですが、歴史や建築が好きな人に大変おすすめです。
⑤チェンマイ(Chiangmai)
タイ第二の都市であるチェンマイはバンコクから北へ約700キロ。
かつてはラーンナー王国の首都として栄え、その歴史は現在のバンコクよりも古いのです。
日本で言うと京都のようなだと例えられることがよくあります。
チェンマイ市街地には至る所に古いお寺があり、市内散策でたくさんのお寺を巡ることができます。
かつて都があった名残から、市の中心部に今もまだお濠と城壁、門が残されています。
文化・建築・食の面では隣のミャンマーや、タイとミャンマーの国境付近で生活する少数民族の影響を受けている部分が多く、滞在中はその違いを実感できるでしょう。
同じタイでありながら、バンコクとはまた違った一面を多く感じる事ができるため、タイに住む外国人の方でもファンの多い都市です。
市街地はのんびりした素朴な空気が流れていて、ローカル色溢れる市場はもちろんの事、お洒落なカフェや雑貨屋さんが多いのも魅力。
山の方へ行けばサファリパークやトラと触れ合えるタイガーキングダムなどがあり、子連れにも大人気!
また、映画「塔の上のラプンツェル」のモデルとなったと言われるお祭り「コムローイ祭り(ロイクラトン祭り)」があるのがチェンマイを始めとする北部の都市。
毎年旧暦12月の満月の夜に開催されるこのお祭りは、死ぬまでに一度は見たい絶景として、世界中から多くの旅行者が参加します。
⑥チェンライ(Chiangrai)
チェンマイの隣にあるチェンライはタイ最北の都市。ミャンマー・ラオスと隣接しています。
チェンマイと同じくラーンナー王国の一部となっていた場所なのですが、実はチェンライにラーンナー王国の最初の首都があったのだとか。
チェンライの名所には、白いお寺(ワット・ロンクン)と青いお寺(ワット・ロンスアテン)があります。
しかし、最も格式高いと言われているのが、ワットプラケオ。そう、バンコクのワットプラケオにあるあの有名なエメラルド仏は、実は1436年にチェンライで発見されたんです!
また、郊外にはメコン川とルアック川との合流点であり、ミャンマー・ラオスと3か国の国境が交わる地点「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」と呼ばれる地域も。
豊かな自然が残る山岳地帯は、バケーションで訪れるタイ人も多く、山岳リゾート地としての一面も持っています。
⑦パタヤ(Pattaya)
タイの東部チョンブリー県にあるパタヤは、バンコクから日帰りで行けるビーチとして人気があります。
バンコクからは車で約2時間とほど近く、中心エリアではビーチ沿いのカフェやレストランで新鮮なシーフードを楽しめます。
プーケットなど南部のビーチと比較すると海の美しさはそれなりですが、小さいエリアにグルメ、ショッピング、キッズ向けアクティビティ、ナイトスポットなどがぎゅっと凝縮されているので、子連れでも気軽に訪れやすい都市です。
20年前に訪れたときは、あまりにも売春婦やストリップショーが多く辟易したのですが、最近はかなりおしゃれなカフェやレストランも増え、若い女の子が訪れるにも楽しい場所へ変わりつつあります。
⑧ホアヒン(Hua Hin)
ホアヒンはバンコクから南へ200キロ程離れた、プラチュワップキーリーカン県の北部にあるエリア。
「石の頭」という意味があるホアヒンは、浅瀬から顔を出す大きな岩の姿が由来で、ラーマ7世が名付け親と言われています。
王室の保養地としても知られているホアヒンは海沿いでのジェットスキーなどのマリンアクティビティは禁止。
しかし、ビーチで乗馬体験ができるなど、他のリゾート地ではなかなか見られない一味違ったアクティビティが楽しめるでしょう。
ナイトマーケットもたくさんあるので、海だけでなくプチプラ雑貨やローカルフードのショッピングもおすすめです!
⑨プーケット(Phuket)
タイの人気リゾート地プーケットは、タイ南部のアンダマン海に面する島で、その面積はタイ最大。
「アンダマン海の真珠」と例えられるその美しさに魅了され、多くの観光客が世界中から訪れます。
島内にはたくさんのビーチがあり、中でも人気なのがパトンビーチ。
美しいビーチでマリンアクティビティが楽しめるほか、ショッピングやグルメの選択肢も豊富。
ビーチから離れ、旧市街まで足を延ばすと、そこはカラフルでレトロな街並みが魅力のプーケットタウン。
この一帯は市のポルトガル様式で建てられたタウンハウスが並んでおり、近年お洒落なカフェや雑貨屋が増えているフォトジェニックスポットとなっています。
中華系やマレー系のタイ人が多いことから、マレー風タイ料理やムスリム料理のお店もたくさんあり、バンコクとは一味も二味も違ったタイグルメを満喫できます。
旅程の長い場合は後述のピピ島などを訪れるアイランドホッピングツアーも人気があります。
⑩ピピ島(Koh Phiphi)
プーケット島からフェリーで約2時間の距離にあるピピ島は、6つの島から構成されています。
タイ有数のダイビングスポットとして知られるピピ島は、周りをサンゴ礁に囲まれ、美しいラグーンを持ったまさに楽園と呼ぶにふさわしいエリアです。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台となったことで知られる「マヤ・ベイ」は、ピピ島からチャーターボートで訪れることができるため、マヤ・ベイ訪問を含めたシュノーケリングツアーはピピ島で最も人気のアクティビティです。
昨年までは環境保全の観点から閉鎖されていたマヤ・ベイは2022年から上陸可能となっており、益々多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
プーケット島内のビーチでも十分美しさを実感できるのですが、ピピ島周辺の海の透明度は別格!
アンダマン海周辺地域の旅行であれば絶対に訪れたい場所です。
⑪クラビ(Krabi)
バンコクから南へ約790キロ離れた場所にあるクラビはパンガー湾を挟んでプーケットと向かい合うように位置しています。
大きくそびえ立つ石灰岩や熱帯林が手つかずのまま残されている、秘境感の漂うビーチリゾート。
その独特の地形から、ロッククライミングの聖地として世界中のロッククライマーから支持されています。
多様なマリンアクティビティが楽しめるプーケットとは対照に、クラビでは環境保全の観点からジェットスキーなどのマリンスポーツは禁止!
そのため、プーケットと比較すると少し落ち着いた大人のビーチリゾート感が漂っているのが魅力。
ビーチから少し離れた郊外には青く輝くエメラルドプールという池があり、こちらも感動的な美しさです。
⑫サムイ島(Koh Samui)
スラータニー県にあるサムイ島はバンコクから南へ約750キロ。タイで3番目に広い面積です。
島全体がヤシの木で覆われていることから、「ココナッツ・アイランド」の愛称を持っているのだとか。
島の大きさや観光スポットの規模感的には前述のリゾート地に劣る部分はあるかもしれませんが、大自然と調和した、落ち着いたリゾートムードを満喫できる島です。
タイをもっと楽しむ
タイベストシーズンは11月~2月
タイのベストシーズンは11月~2月の乾季。
この時期は雨が降らず空気がカラッとしているので、外歩きでの観光に最適です。
朝晩は20℃前後になる日もあり、日本の春や秋の気候に似ているかも。
一方で大気汚染が最もひどくなる時期でもあります。鼻炎や肌が弱い人はしっかり対策をしておきましょう。
毎年10~11月頃の満月の日に行われるロイクラトン祭りは、チェンマイの方で無数のランタン(コムローイ)が上げられることで知られています。
年末年始のカウントダウンイベントも人気!バンコクの街の至る所で花火があがり、日本では味わえない半袖でのカウントダウンが楽しめます。
ガイドブック
タイ関連の書籍を20冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全560ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
バンコクはもちろん、世界遺産スコータイ、古都チェンマイ、プーケットなどのリゾート地まで網羅しています。
巻頭では、「タイでしたいこと30」をテーマにプランの提案がされていて、計画の立案に役立ちそう♪
ぼったくりや詐欺被害も多いタイではガイドブックをよく読みこんで対策をとることを強くおすすめします!!
また、kindle版のみ分冊版があるため、バンコクにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
チケットサイトを活用する
海外旅行をお得に楽しむならチケットサイトの活用がとってもおすすめ!
東南アジアの娯楽施設やツアーに関しては
公式または日本語に対応している下記の3つの代理店で買うのがかなり一般化しています。
- 楽天トラベル観光体験(日本)
- KKday(台湾)
- Klook(香港)
いくつかを組み合わせて使うもよし、どれか好きな会社をひとつ選んで他のチケットを手に入れるもよしこの記事を参考に検討してみてください。
わたしは日本語で購入できる、割引やポイントが貯まる、いちいちIDを作るのが面倒という理由で公式を利用することはほとんどありません。
【KKday
当サイト限定クーポンで5%割引】
クーポンコード『5OFFOHAYO2023』
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(予約は2025年3月31日まで)
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現地ツアーに参加する
タイは比較的治安もよく個人旅行でも十分楽しめますが、バンコク以外は電車やバスなどの公共交通機関があまり発達していません。
地方ではトゥクトゥクやソンテウなど現地の乗り物を活用したり、Grabやレンタカーなどで移動するのが主流です。
しかし、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
各都市の主要観光地なら、日本語ガイド付きのツアーも色々揃っているベルトラがおすすめ!
また英語でもよければ、GetYourGuideのツアーの種類がかなり豊富でおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
バンコクの治安は東南アジアの中では比較的良い方ですが、スリやボッタクリなど、旅行者を狙った軽犯罪は日常茶飯事です。
旅行者の多い観光地周辺や人の多い繁華街エリアは注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は1万円以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
タイで絶対行くべき人気観光都市まとめ
タイには魅力的な観光スポットがたくさんあります。
バンコクだけ行くのはもったいないので、ぜひ日帰りで行けるアユタヤやパタヤ、旅程を延ばしてチェンマイやプーケットなど、その他の都市にも足を延ばしてみてください。
どの都市も比較的宿もリーズナブルでとても楽しめると思います。
東京⇔タイの航空券はエアアジアが1番安いです。個人旅行が好きならエクスペディア
で一括検索がおすすめ!!往復たった3万円の激安でバンコク行きのチケットをとりました♡
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ♪
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
タイはホテルが安いのででぜひ泊まっていただきたいおすすめホテルがたくさんあります!!バンコクなら私の一押しはマンダリンオリエンタル!!
辻 仁成さんの小説『サヨナライツカ』を読んでからずっと行きたいと憧れており実際に足を運んだ時は大感激。超人気でいつも予約でいっぱいなので早めにチェックしてみてください。
コスパを求めるならマリオット ホテル ザ スリウォン。清潔感のあるお部屋で家族連れにもとってもおすすめ。
プールも素敵で帰りたくなくなります・・・。各国の高級ホテルに泊まったけれど、バンコクのコスパの良さはまだまだ健在!
タイは治安がよくない地域もあるので安宿はやめて高級ホテルを楽しみましょう♪