言わずと知れたローマの観光名所、トレビの泉。
おそらく多くの日本人が映画「ローマの休日」を見てトレビの泉や真実の口へ行ってみたいと思ったことでしょう♪
しかし、ただただコインを投げて帰ってくるのではもったいない!トレビの泉は建築、噴水、彫刻が一体となり、壮大な物語を繰り広げる大舞台。
実際に、生身の人間は舞台上に登場しないものの、壮麗な舞台装置、彫刻で登場する人々(神々)、刻々と変化する光、歴史と神話のストーリー、観客席と鑑賞者と、その様はまさに泉を超えた劇場なんです。
今回そんな素晴らしいトレビの泉を、少し深く理解できるよう詳しく解説していきます!
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このページの目次(もくじ)
トレビの泉の基本情報
トレビの泉建設の歴史
トレビの泉は、先ほどご紹介した通り、背後の建築と彫刻、噴水が見事に一体化して美しさを演出しています。
現在の姿になったのは、18世紀。教皇クレメンス12世がコンペを開催し、建築家のニコラ・サルヴィが選ばれ、設計を担当しました。
サルヴィは当時30代前半でしたが体が弱く、土台まで制作が進んだところで死去します
その後、ピエトロ・ブラッチが制作を進め、1762年にトレビの泉は完成。
ローマには古代ローマの時代から残る噴水が212個残っていますが、噴水は躍動的な演出が特徴のバロック式のものが多く、トレビの泉もその中の一つ。
トレビの泉水源
実際にトレビの泉を訪れるとその造形美に圧倒されます。そして流れる水の色の美しさにも注目してください♪
ローマにはなんと紀元前より水道がひかれていました。
多くが初代皇帝アウグストゥスの右腕として活躍したアグリッパが紀元前19年に引いたヴィルゴ水道(ヴィルジネ水道)からですが、この水道は何度か破壊と再建が繰り返されています。
日本や他国では水を消毒や循環させて使用される場合が多い中、天然の綺麗な水を使用しているので、塩素などの臭いもせず、さらに心地よさを感じることができます。
FENDI(フェンディ)によるトレビの泉大規模修繕
そんなトレビの泉ですが、2013年から2015年まで、FENDI(フェンディ)の支援により、3億円以上の資金を費やした大規模な修復工事が行われました。
大理石はもともと汚れやすい性質を持ちますが、工事後、真っ白な姿を取り戻し、美しさが蘇りました。
2016年にはFENDIのファッションショーがトレビの泉で開催されています。
トレビの泉の見どころ・レビュー
中央部
トレビの泉中央には、海の神ネプチューンが馬に引かれた「貝殻の馬車」に乗ってる様子が表現されています。
ネプチューンの両隣には女神がおり、ネプチューンの両下脇にいる暴れ馬とそれを制止しようとする者の見事な動きはまさにバロック式の傑作。
ネプチューンの足元から流れる水は3層の段となっており、遠近感を演出しています。
コイン投げとコインの枚数
「トレビの泉にコインを投げたら、再びここに戻ってくることができる」というのは広く知られたおまじないで、枚数によって意味が異なるとされています。
- 1枚投げ入れると、「もう一度ローマへ戻ってこられる」
2枚だと「愛する二人が結ばれる、永遠の愛」
3枚だと「別れられる、離婚できる」
んて言われているので、ぜひその時の気分で試してみてください。
イタリア人に聞いたコインの投げ方は、親指をくいっと曲げてコインをのせ、それを親指ではじく、という方法。肩越しに投げるといいですよ♪
トレビの泉「愛の水」
トレビの泉の右側に、小さな水飲み場があり、その水を恋人や夫婦で飲むと永遠に別れない、という話もあります。
その名もL’acqua dell’amore(=愛の水)。
元々トレビの泉は石炭を含まない、ローマで最も美味しい水と言われていました。
その水が飲み水として利用されていた時代、女性が戦場に赴く恋人に、この水を汲んで飲ませ、使用したコップを割り、共にこれから幸福になるようにと願掛けをしたそうです。
トレビの泉が舞台の映画
トレビの泉、ローマに行く前に必ず観ておきたいのが「ローマの休日」!!
古い映画なのに、今見てもとっても胸がキュンとする大好きな映画です。オードリーヘップバーン可愛すぎる…。
その他にもフェデリーコ・フェリーニ監督の「甘い生活」。「トレヴィの泉で二度目の恋を」「ローマでアモーレ」なんていかがでしょう??
観たことのある場所に実際降り立った時胸が高鳴ります。ぜひ映画を観て気分を盛り上げてみてください♪
トレビの泉の口コミ・レビュー
口コミの数も2024年3月現在40万件と、他の観光地とは数が違います。ブラジル人夫も日本の次にイタリアが好きだと言っていました。
イタリアは世界中から愛された国なのかもしれません。
此処は何時行っても大混雑です。一番人気前に行くだけでも大変ですが、やはり一度は見るべきものです。
美しさと建物に彫られた彫刻の力強さとの対比が見事です。建物の彫刻をはじめとした、装飾はヨーロッパの伝統とはいえ、やはり素晴らしいもので、アジアや日本にはない文化だと思います。
至るところにある、何気ない彫刻や彫像が、心に刻み込まれているのかもいれませんね。日本の木での仏教建築の対比にあるものだと思います。(Googleレビュー)
トレビの泉の営業時間・所要時間
トレビの泉の営業時間
トレビの泉は24時間見ることができます。
夜にはライトアップされ、昼間とは全く異なる表情を見せるので、昼も夜も立ち寄ることをおすすめします。
ローマの主要な交通路線は、朝5時半〜24時までの運行。
トレビの泉の所要時間
立ち止まって鑑賞する程度であれば10分ほどで全体を見て終われますが、腰掛けてじっくり細部まで眺めるのであれば、30分はほしいところ。
世界中から多くの旅行者が集まっているので、人を観察するのもおもしろい♪
トレビの泉の行き方・アクセス
メトロで行く
最寄駅は、地下鉄A線バルベリーニ(Barberini)駅。歩いて10分弱で到着します。
他の主要観光地と同様に「fontana di trevi(トレビの泉)」との案内が駅名と共に書かれています。
駅からはトリトーネ通りをまっすぐ進み、パネッテリア通りを入って沢山のアイスクリーム屋さんを眺めながら、イン・アルチョネ通りと交わったところで右折して直進していくと見えてきます。
バスで行く
バスで行くなら、トリトーネ通りにあるバス停、トリトーネ(トレビの泉)Tritone(Fontana Di Trevi)で下車しましょう。バス停からは徒歩5分。
バス路線62, 53, 63, 160, 71, 85, 83, 492, 52, C3, N4, N5, N12, N25
トリトーネ通りからパネッテリア通りに入る交差地点の近くにバスは停まるので、そこからパネッテリア通りに入っていき、イン・アルチョネ通りと交わったところで右折して直進していくと、トレビの泉が見えてきます。
トレビの泉の治安・注意事項・子連れで気をつけたいこと
トレビの泉の治安
ご存じの通り、ローマの治安はあまりよくありません。
旅行者の多い場所であれば、それほど危険ということはありませんが、テルミ二駅周辺やヴィットリオ・エマヌエーレ広場周辺は移民やホームレスが多く、多くの旅行者がスリや強盗に遭遇しています。
トレビの泉の周辺は朝から夜まで観光客でいっぱいで、警察もいるので、怖い思いをすることはないと思いますが、スリが多発しているため、荷物にはかなり気を付けておかないと危険です。
ローマでブランドや高級品を購入した後はメトロは使わずタクシーでホテルに戻るか、ショッピングバッグに入れ替えて移動することを強くおすすすめします!!
スリ対策の基本
このエリアに限った話ではありませんが、イタリア旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
特にホテルの立地は身の安全を確保する意味で超重要。
わたしがローマで宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
金銭的に余裕があるのであれば、ヴェネト通り周辺に素晴らしい高級ホテルがたくさんあります。
テルミニ駅周辺や郊外の安宿は危険なのでおすすめしません。安い=理由があるため口コミをしっかり読んで予約してくださいね!
海外旅行保険に入る
ことイタリアに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、イタリアへ何度も渡航しているわたしですら、何度もスリに狙われました。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品補償が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
トレビの泉のまとめ
トレビの泉はナヴォナ広場に匹敵するぐらいの規模の大きなスポットで、様々なアングルからその美しさを堪能することができると思います。
アングルだけでなく、恋人と愛の水を飲んで願掛けしたり、コイントスをしてみたり、近所のアイスクリームショップを楽しんだり。
過ごし方は沢山あり、時間帯によっても異なる光景を目の当たりにできるので、ぜひ何度も足を運んでみてくださいね!
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