ソフィアの見どころは市内中心に固まっていますが、快適な旅のためには地下鉄やバスの乗りこなしができるととても便利です。
特に我が家は小さな子供がいるので徒歩で長時間あるくのは大変！今回はブルガリアの公共交通機関や移動方法についてご紹介したいと思います。
各公共交通機関の乗り方は日本と少し違う部分があり最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばとっても簡単！
それでは、ブルガリアの公共交通機関（地下鉄・バス・トラム・タクシー）の乗り方や料金、注意点などを徹底解説します！
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このページの目次（もくじ）
ブルガリアの公共交通機関
ブルガリアの公共交通機関、移動手段は基本的に以下の5つ。
- トラム
- バス
- トロリーバス
- 地下鉄（メトロ）
- 鉄道
市内の移動ならそれにタクシーが加わり、さらに中、長距離の鉄道やレンタカーがブルガリアでの主な移動方法です。
もちろん飛行機を使った国内線も利用価値大ですが、ここでは多くの日本人が使用するであろう主な手段を解説していきたいと思います。
英語表記が少なく、分かりづらいところも多いので、あらかじめ買い方・使い方をマスターしておきましょう！
公共交通機関のチケットの買い方
チケットは共通で、トラム、トロリーバスの停留所の切符売り場、もしくはキオスクで購入可能。
値段1回券が1.6Lv(約99円)、10回券12Lv(約740円)となっています。
この回数券は地下鉄では使用はできず、さらに他人とシェアをすることはできません。
また、エドノドエヴナ・カルタと呼ばれる1日乗車券は4Lv(約247円)で購入可能。
切符はブルガリア語でбилетと言います。
乗車の度に切符を購入するのは結構しんどいので、10回券や1日乗り放題がおすすめです。
ブルガリアのバス・トラム・トロリーバス
トラムは、市内各地に路線を張り巡らせているので、使いこなせれば観光に非常に便利。
バス、トラム、トロリーバスは三つとも乗車時に壁についている黄色い打刻機に切符を通すことで、打刻することができます。
打刻を忘れていた場合、たとえ切符を持っていても40Lv(約2400円)の罰金を払わなければならないので気を付けて！！
ブルガリア語でトラムはтрамвай、トロリーバスはТролейбусと言います。
ブルガリアの地下鉄
1号線を使えば空港まで直結でとても便利です。
また、バスやトラムとは異なり乗車時に改札に切符を通すことで利用可能となっており、打刻忘れをすることはありません。
地下鉄のチケットの買い方
地下鉄の改札前には自動販売機があったので挑戦してみました。コインを持っていたのでとても簡単でした！
①英語を選んで、1回券かそれ以外か選びます。
わたしは《SINGLE CARD》1回券を購入しました。
②現金かキャッシュカードか選択。
③金額を確認し、現金で支払いました！簡単！！
④チケットを受け取り改札を通りましょう。
地下鉄の乗り方と注意点
地下鉄の駅では上の写真のような改札があります。日本のように改札にチケットを通して改札を通りましょう。
ベビーカーや荷物が多い場合は、通り抜けできるドアがあるので端の方を探してみてください。
日本のようにどこにでもエレベーターがあるわけではないので、助けがないと結構きついです。
地下鉄の駅は英語表記もあるので、旅行者が一番使いやすいのは地下鉄かな。
公共交通機関を使う際の注意点
大きな荷物(60cm×40cm×40cm以上)を持ち込む場合は追加チケットが必要です。
大きなスーツケースがあるなら、空港への行き帰りはチケットを2枚使いましょう！
また、車内で乗車券を購入することはできません。事前に必要な分を購入しておきます。
さらに、始発は5時～6時頃、最終が22時30分～24時頃であるにも関わらず、切符売り場・キオスクの営業時間は7時30分～18時30分であることが多いので気を付けて。
営業時間内に必要な分の切符を購入しなければいけないので不便ですね・・・。
さらに、ブルガリアはキリル文字が基本。バスやトラムには英語表記がないこともしばしばあるので、目的地のキリル文字をメモしておくと便利です。
ブルガリアの鉄道
ブルガリアでは本数は少ないものの、各都市を結ぶ鉄道が発達しています。
列車の種類は長距離、快速、普通と3種類あり、それぞれ地方都市まで路線が整備されています。
発車時刻もそこそこ正確で、大幅に遅れたから予定が狂った！なんてことはほぼありません。
窓口で切符を買うことができますが、長距離列車と国際列車にはブルガリア国鉄のホームページより予約が必要です！
鉄道を使うときの注意点
鉄道は本数が少ないため、一つの電車に人が集中します。
切符売り場には行列ができ、間に合わずに次まで待つ、ということになりかねません。
時間には余裕を持って行動しましょう。
また、列車はコンパートメント形式で、1等車が6人がけ、2等車は8人がけが基本。
2等車は1等車に比べ混雑することが多いです。
ブルガリアのタクシー事情＆使える配車アプリ
ブルガリアのタクシーは車体が黄色、もしくは緑色をしています。
そして、メーターを細工したり、法外な値段を要求してくる、所謂「詐欺タクシー」が横行しているのだそう。
旅行中にタクシーの利用は10回弱。
正規のタクシーにはフロントガラス、後部ドアのガラス、助手席ダッシュボード上に値段表が書いてあります。
しかし、紛らわしいことに大手OKスーパートランス社のロゴや電話番号を真似たタクシーも数多く走っているのでなかなか判別が難しい・・・。
心配な方は、タクシーを利用する際にはタクシー会社と電話番号を控えておいたほうがいいかもしれません。
どこの国でも共通ですが、基本的に観光客を狙って話しかけてくるドライバーにはついていかないようにしましょう！
強いて言うならソフィア駅のタクシーが怪しそうな雰囲気でした。
詐欺か不認可のものと思っておくとトラブルを回避できる可能性がアップします。
タクシーの乗り方・初乗り料金
ブルガリアのタクシーは日本のタクシーと同じで、メーター制となっていますが会社ごとに値段が異なります。
一例になりますが、
- 初乗り料金は大体0.7〜0.9Lv(約43円〜約55円)
- 空港から市内までだと大体15〜20Lv(約920円〜約1200円)
中には50Lv(約3,100円)を請求してくる詐欺タクシーもいるので注意が必要です。
タクシーは公共施設でタクシー乗り場に止まっているものを捕まえることもできますし、日本と同じで流れのタクシーを拾うことも可能です。
配車アプリは「TaxiMe」が一般的
世界的に有名なUberは残念ながらブルガリアでは使うことができません…。
しかし、「TaxiMe」というブルガリアの配車アプリがあります！
使い方はUberと同じで、アプリをダウンロードし、乗車場所・降車場所を設定すると配車してくれるというものです。
以前、ブルガリアで料金でタクシー運転手と揉めた日本人男性が、運転手に首を絞められ荷物を強奪される、という事件もありました。
値段交渉の必要ない配車アプリは重宝します。
ブルガリア公共交通機関まとめ
公共交通機関のチケットが共通なため、コツさえ覚えればとても簡単に移動ができてしまうブルガリア。
キリル文字になかなか慣れず最初は苦戦すると思いますが、下準備をしっかりしておけば大丈夫です！
ブルガリアのお国柄か、手を差し伸べてくれる若者が多くて本当にありがたかったです。
そんなほっこり優しいブルガリアを、公共交通機関を使って満喫してくださいね♪
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