タイのお隣の国「ラオス」は、隣接するミャンマーやカンボジアと併せて訪れる観光客が多い国。
お世辞にも大都会とは言えない国ではありますが、東南アジアならではの、のんびりとした空気感を味わうには最適の国です!
ラオスの首都であり最大の市街地でもあるビエンチャンでもその雰囲気は同じようなもので、公共交通機関と言える乗り物の種類も日本と違ってとても少ないです。
今回は、ラオスの公共交通機関(バス・タクシー・その他ちょっとマイナーな乗り物)の乗り方や料金、注意点などを徹底解説します!
ラオスをもっと知る
このページの目次(もくじ)
ラオスには電車がない?日本とは違うラオスの交通事情
ラオスの国内には鉄道の駅が1つしかありません。
国内唯一の駅である「タナレーン駅」は、ラオスとタイを結ぶ国際鉄道で、タイから陸路で国境を超える為に利用する鉄道です。
首都のビエンチャンをはじめとする大きな都市でも電車は走っておらず、流しのタクシーを見かける事も少ないので、市内の移動は必然的にバスや徒歩となるでしょう。
その他にもトゥクトゥクやバイクタクシーなど、珍しい乗り物を目にするのが日本とは違って新鮮なのではないかと思います。
ヴィエンチャンを中心に書きましたが、ルアンパバーンも似たような感じで車、トゥクトゥクを活用しました。
ラオス・ビエンチャンの路線バス
ビエンチャンの市街地を移動する手段としてメインとなるのは路線バスです。
バスの路線は従来使われていた旧路線と新たに加わった新路線の2通りあり、それぞれルートが異なります。
旧路線と新路線のルートの違い
旧路線はセントラルバスターミナルを起点としています。
ビエンチャン周辺の観光スポットであるブッダパークやタイ友好橋などを見に行くには旧路線を使う事になるでしょう。
運賃は3000~15000Kipの間で、系統ごとに異なる一律料金となっています。
新路線はヴィエンチャンのワッタイ空港ーセントラルバスターミナルーLaoITECCの3つの場所を結ぶ路線で、これが出来た事によって空港へのアクセスが大変便利になりました!
運賃は空港ーセントラルバスターミナル間が15000Kipで、セントラルバスターミナルーLaoITECC間が5000Kipと、距離関係なく一律です。
新旧どちらの路線もルートや運賃をホームページで確認する事ができるので、利用前に路線図をダウンロードしておけばオフラインでも使えて便利ですよ!
公式サイトビエンチャンのバス降車のホームページ
路線バスの乗り方
路線バスの乗り方と降り方の手順は、日本とさほど変わりません。
注意すべきは運賃が先払いか後払いかという点くらいでしょうか。
ラオスの路線バスは運賃先払いなので、バスに乗ったら車掌さんへ運賃を渡しましょう。
その他の手順は大まかに、以下の通りです。
- バス停の路線図で系統ごとの行き先と運賃を確認
- 乗りたいバスが来たら乗車
- 車内にいる車掌さんに運賃を渡す
- 車内のブザーを鳴らして降車
手順自体は至って一般的なバスの乗り方なので、慣れてしまえばとても便利な乗り物だと思います。
行き先表示や路線図がラオス語なので本当に正しいのか不安に思う場合は、乗車時に車掌さんに確認しましょう。
路線バス乗車時の注意点
ラオスのバスでは車掌さんが一人一人の元へ行き、運賃を回収してくれます。
日本のバスのように車内に両替機などはないので極力お釣りが出ないよう、1,000~1万Kip札を多めに準備しておきましょう。
また、車内アナウンスや次の停留所案内のモニターなどはありませんので、降りたい駅を通り過ぎないよう要注意です!
乗車時はGoogle Mapを片手に、降り損ねないようするのがおすすめかも。
ラオスの長距離バス
ラオスの長距離バスは大まかに以下の3種類に分けられます。
- ミニバン
- VIPバス
- 夜行バス
どのタイプのバスも全てビエンチャン市内のバスターミナルから乗車可能です。
ミニバンは手を挙げると止まってくれるので、バスターミナル以外の場所からでも乗車できるらしいのですがわたしとしてはハードル高いです(笑)。
ミニバンタイプは小ぶりでスピードが出やすく、VIPバスや夜行バスと比べて所要時間が短くてすみます。
冗談でなく、外国で一番死ぬ確率が高いのは交通事故だと思ってるので…。
ラオス・ビエンチャンから長距離移動の際に活用するバスターミナル
ビエンチャンから他県や他国へ移動する際に活用するバスターミナルは4ヵ所。
バスターミナルごとに行き先が違うので、目的地のバスが発着するバスターミナルを事前に調べておきましょう。
ワッタイ空港
ビエンチャンの空港のバスターミナルです。
市内行きの路線バス、空港シャトルバス、長距離バスなど様々なバスの発着所となります。
センターバスターミナル
ビエンチャン中心部のバスターミナルです。
市内の路線バスとタイ行きの国際バスの発着所となります。
ビエンチャンを中心に行動する方にとっては、最も利用する確率が高いバスターミナルと言えるでしょう。
南バスターミナル
市内南側にあるバスターミナルです。
ラオスの中部と南部へ行く長距離バスと、バスとベトナム行きの国際バスの発着所となります。
北バスターミナル
市内北側にあるバスターミナルです。
ラオスの北部行きの長距離バスと、中国行きの国際バスの発着所。
ビエンチャンと並んで人気の都市「ルアンパバーン」行きのバスは北バスターミナル発着となります。
チケットの買い方
購入方法はバスターミナルへ行き、チケットの窓口で購入するだけと極めてシンプル。
窓口には時刻表とチケットの金額が表記されているので、ぼったくられる心配もなく安心です。
ただし各バスターミナル(特に北や南)へ向かうには少し距離があり、トゥクトゥクを使う必要があります。
バス代とトゥクトゥク代を合計すると、行先によっては市街地からバスターミナルまでの送迎がセットになっているチケットを旅行会社で購入する方がお得になる可能性も。
長距離バス乗車時の注意点
ラオスは年中暑いので、車内のエアコンがガンガンに効いている可能性が高いです。
長距離バスや夜行バスを利用する際は寒さをしのげる羽織物やブランケットを持参しましょう。
また、稀に荷物置き場での盗難が発生するケースがありますので、貴重品は必ず肌身離さず携帯しましょう。
ラオス・ビエンチャンのタクシー事情&使える配車アプリ
ラオスには流しのタクシーが走っておらず、タクシーが待機している場所はワッタイ空港かマーケットくらいだそうです。
そのため市内観光は徒歩やバス、またはトゥクトゥクを利用するというのが一般的。
空港からは市内までバスを活用できますが、バス停からホテルまでの距離を考えるとやはりタクシーの利用も検討したいところです。
以下でタクシーの乗り方やラオスで活用できる配車アプリをご紹介します。
タクシーの乗り方・初乗り料金
ラオス・ビエンチャンのワッタイ空港から市内へ行くタクシーはメーター制ではなく料金が一律で前払い制になっています。
空港の到着ゲートにあるタクシーカウンターで普通のセダンタイプかバンタイプを選んで、行先を告げ運賃を支払います。
運賃は市内まで60,000Kip前後(物価の上昇やUSドルのレートの兼ね合いで変更となる可能性有)で、市内であればどこでも一律で行ってもらえます。
配車アプリ「Loca」が一般的
ラオスにはGrabやUberなどの配車アプリがありませんが、現地で使えるLocaという配車アプリがあります。
LOCA – Ride Hailing App
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事前にアプリをダウンロードしておけば、外国人旅行者でも使う事が可能です。
流しのタクシーがほぼいないラオスではかなり重宝するアプリと言えるでしょう。
ちなみに支払い方法は現金払いとクレジット払いの選択が可能ですので、キャッシュレスで利用する事ができます。
アプリには英語での表記もあり大変便利ですが、インターネットにつないでいないと使えないので、レンタルのポケットWifiやトラベルSIMなど、ネットが繋がる環境を用意しておく必要があります。
ラオスならではの交通機関
トゥクトゥク
流しのタクシーがいないラオスで、市内観光の強い味方となるのがトゥクトゥク!
トゥクトゥクとはオート3輪車の事で、ラオスだけでなくタイやインドでも同じような乗り物を目にすることができます。
トゥクトゥクにはメーターが付いていないので、運賃は交渉制となります。
運転手の言い値は旅行者に対しては相場よりも高く提示してくるので、運転手の言い値の半額くらいの価格に着地できるように値下げ交渉にチャレンジしてみてください!
ソンテウ
ソンテウとはトラックの荷台を座席に改造した乗り物で、ローカルなエリアではバスの代わりとして重宝されています。
ビエンチャン市内では、バスの乗客が少ない時間帯はこのソンテウに変わる事があり、バスステーションにバスがおらず付近の大通りにバスの代わりとなるソンテウがずらっと並んでいる時間帯があったりします。
少しハードルの高い乗り物ですが、バスと違ってバス停以外の所でも乗り降りができるというメリットがあります。
降りる場所が見えたら車内のブザーを押し、停車したら運転手さんにお金を渡しましょう。
運賃は大体60,000Kip以内で足りると思います。
自転車(レンタサイクル)
ビエンチャン市内はあまり大きくないので、レンタサイクルやレンタルバイクを活用するという手もあります。
特にゲストハウスなどの安宿街の周辺には多くのレンタサイクルショップがあり、気ままに散策したいならはンタサイクルがおすすめ!
国際免許を持っていればバイクもレンタル可能ですが、舗装されていない道も多く、危険なのであまりおすすめしません。
ラオス・公共交通機関まとめ
ラオス最大の都市ビエンチャンでも公共交通機関はそれほど発達しておらず、日本との違いに不便さを感じる事も多々あるかもしれません。
しかし、旅先でしか乗る事のできないトゥクトゥクやソンテウを利用してみたり、現地の人に行き先を尋ねながら路線バスに乗ってみたりと、ラオスだからこそできる貴重な体験も多々あるのではないかと思います。
到着した当初はドキドキしながら乗っていた公共交通機関も、帰るころにはすっかりマスターしていた!
なんていう小さな成長を感じられるのも旅行先ならではの醍醐味ですし、何よりも公共交通機関を利用する事が、日本では経験できない旅の思い出の一つになるなんて、素敵ですね♡
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