ベルギー屈指の観光地ブルージュ。オランダ語ではブルッヘ、フランス語ではブリュージュと読みますが全て同じ都市のことです。
北のベネツィアとも称される運河の街ブルージュの歴史は古く、9世紀ころから貿易が栄え、13世紀にハンザ同盟の一大貿易拠点として繁栄しました。
しかし土砂の堆積でひとたび港が使えなくなると急速に衰退。再び脚光を浴びるのはなんと19世紀末のこと。
ジョルジュ・ローデンバッハの小説「死都ブルージュ」がフィガロ紙に掲載されベストセラーさらにオペラ化されたことで注目を集め観光地としてよみがえったというわけです。
中世の面影が残る歴史地区とベギン会修道院は世界遺産にも登録され、カラフルで絵本のような街並みはこれぞヨーロッパという雰囲気。旅行者に愛されるのも納得。
美しい街並みをゆったり楽しめる運河クルーズは観光客に大人気で、運河側からしか眺められない景色やカモ・白鳥などの野鳥なども観察できます。
オハヨーツーリズムではブルージュに来たら必ず足を運びたい人気観光スポットや、おすすめの料理、ここがよかった!と感じたお店など、いろいろご紹介していきます♪
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このページの目次(もくじ)
- ブルージュの観光情報
- ブルージュで泊まりたいおすすめホテル
- ブルージュで絶対行行くべき人気観光スポットおすすめ14選
- ①マルクト広場(Markt)☆☆☆
- ②ブルージュの鐘楼(Belfort)☆☆☆
- ③聖血礼拝堂(Basiliek van het Heilig Bloed)☆☆
- ④ブルージュ市庁舎(Stadhuis Brugge)☆
- ⑤ブルージュビール博物館(Bruges Beer Experience)
- ⑥聖母教会(Onze Lieve Vrouw Brugge)☆☆
- ⑦メムリンク美術館・聖ヨハネ施療院(Sint-Janshospitaal)☆☆
- ⑧グルーニング美術館(Groeningemuseum)☆
- ⑨聖サルヴァトール大聖堂(Sint-Salvatorskathedraal)
- ⑩シモン・ステヴィン広場(Simon Stevin)
- ⑪愛の湖公園(Minnewater)☆☆
- ⑫十字の門(Kruispoort)
- ⑬ベギン会修道院(Begijnhof)☆
- ⑭フリッツ博物館(Frietmuseum)
- ブルージュ子連れおすすめスポット
- ブルージュで絶対食べたいおすすめグルメ
- ブルージュで絶対買いたいおすすめ土産
- ブルージュの行き方・アクセス
- ブルージュの治安
- ブルージュをもっと楽しむ
- ブルージュで絶対行きたい人気観光スポットまとめ
ブルージュの観光情報
おすすめ観光の周り方
他の都市と違って観光スポットを急いでまわる必要もなく、気の向くまま街歩きを楽しめるのがブルージュの大きな魅力。
気になる所要時間は美術館やクルーズにどれだけ時間を使うかによって変わります。
ブリュッセルから日帰りで半日から1日程度観光するのがスタンダードですが、1泊できればかなりゆったりと滞在できます。
アートファンの間ではベルギー7大秘宝のひとつ《聖ウルスラの聖遺物箱》が観られるメムリンク美術館が有名。
フランドル派の巨匠ヤン・ファン・エイクもブルージュで活躍したひとり。街角には銅像もたち、ゆかりの地となっています。
詳しい場所の解説は後半で。ぜひ地図を参考に色々周ってみてください!
↓観光地とおすすめホテルをチェックしました
シティパス
ブルージュで使えるシティパスを調べました。72時間有効のパス「Musea Brugge」1種類しかありません。
料金は大人32ユーロ、12歳~25歳24ユーロ、12歳以下は無料です。入場料がそれ以上になりそうなら検討の価値あり。2023年現在対象は13施設でした。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
公式サイトMusea Brugge
現地ツアーに参加する
基本的にはすべて徒歩で移動できるブルージュですが、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
日本語で予約できるベルトラでベルギーの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは出発前に日本語で予約できる上に価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
また海外のサイトでもよければ、GetYourGuideのツアーの種類がかなり豊富でおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
近隣の観光スポット
周辺の主な都市は下記の通り。
ベルギー、オランダの定番観光都市をマップでまとめたので位置関係の把握に利用ください。
ブルージュで泊まりたいおすすめホテル
わたしがブルージュでおすすめしたいホテルを3箇所ピックアップ。
↓有名観光地との位置関係はこんな感じ
わたしが好んで利用するヒルトン、マリオットグループはなかったので、IHGのクラウンプラザへ宿泊しました。
ブルージュは評価の高いホテルが多く本当に目移りしてしまいます。いつか時間ができたら1週間くらいゆっくり滞在してみたいものです。
イチオシはデュークス パレス
色々悩んだ結果やはり一番おすすめしたいのはデュークパレス。ハード、ソフト面共に優秀で立地も抜群。文句なしの5つ星ホテルです。
料金もフランスやオランダに比べると随分リーズナブル。
少し金額を落としてなおかつラグジュアリーな雰囲気を楽しむなら4つ星のグランド ホテル カッセルベルグ ブルッヘもかなり良いですよ。
日本でもおなじみのクラウンプラザは市庁舎の目の前。わたしはポイントを使ってリーズナブルに予約できました。IHGグループはヨーロッパだとお値打ちな気がする。
ブルージュで絶対行行くべき人気観光スポットおすすめ14選
ブルージュは街全体が世界遺産。わたしの大好物である美術館、教会や歴史的建造物がたくさん!!
駅から徒歩約20分またはバス約10分で街の中心鐘楼のあるマルクト広場まで。
マルクト広場からウォレ通り(Wollestraat)を南東へ向かっていくとイメージするブルージュの景色が出迎えてくれますよ!
特にオランダ、ベルギーで運河クルーズを楽しむならブルージュがとてもおすすめです。
観光スポットをたくさん載せていますが、気になるものだけピックアップしてのんびり過ごしてもOK!
ブルージュの街巡りにぴったりなミニバス、運河クルーズ、場所などを使ってぜひ1日どっぷり中世の世界を堪能しましょう♡
特に見逃せない施設にはおすすめ☆マークを3段階でつけておくので旅の計画の参考に利用ください。☆☆☆が最も重要なスポットです。
①マルクト広場(Markt)☆☆☆
ブルージュ観光の起点となるマルクト広場。
マルクトとはマーケットのこと。クリスマスの時期にはクリスマスマーケットも楽しめます。
広場の中心に立つ銅像は、Jan Breydel とPieter de Coninck。
1302年7月11日に起こった金拍車の戦いでフランドルの独立を守った英雄です。
王フィリップ4世率いるフランス軍をは重装騎兵の騎士軍であったのに対し、フランドル連合軍は商工業者や市民中心の歩兵軍。
中世ヨーロッパ史上、歩兵軍が騎士軍を破った初めての戦いだったそう。フランス軍、相当悔しかったでしょうね…!
マーケットが出ていないと閑散とした雰囲気。
マルクト広場 | |
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住所 | Markt 8000 Brugge 地図 |
行き方 | ブルージュ駅から徒歩約20分 |
②ブルージュの鐘楼(Belfort)☆☆☆
ブルージュといえば世界遺産でもあるブルージュの鐘楼。
47の鐘から紡ぎだされるカリヨンはうっとりする音色です。
塔の高さは83メートルで366段。展示もあり間近で鐘を見学可能。
体力が許せばぜひ上までのぼって街を一望してください!
わたしたちの滞在時は残念ながらお天気がいまひとつでしたが、それでも思い出に残る経験になりました。
鐘楼 | |
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住所 | Markt 7, 8000 Brugge 地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約1分 |
時間 | 9:00-20:00(月・火・金・土・日曜日) 9:00-18:00(水・木曜日) |
定休 | 12月25日、1月1日 |
料金 | 大人14ユーロ、7-25歳12ユーロ、6歳以下無料 |
HP | https://www.museabrugge.be/bezoek-onze-musea/onze-musea-en-monumenten/belfort |
③聖血礼拝堂(Basiliek van het Heilig Bloed)☆☆
ロマネスク期に建造され、ゴシック期に改修されたバシリカ式教会堂。
規模は小さいですが存在感半端ナシ!
第1回十字軍の際にフランドル伯が持ち帰った聖血(キリストの血)にまつわる聖遺物にちなんでこの名前がつけれられました。
実際にガラスの中に納められた聖血も拝観できます。
また、ブルージュでは毎年昇天祭に聖血の行列が行われ賑わいをみせます。キリストの聖なる力で街を守ってもらいたいという願いが込められているとか。
行列のルートはだんだんと短く簡略化されていますが、十字軍の騎士のコスプレなど結構本格的でぜひタイミングを合わせて足を運んでみたいです。
聖血礼拝堂 | |
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住所 | Burg 13, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約3分 |
時間 | 10:00-17:15 |
定休 | 一部の祝日は、お休みあり |
料金 | 礼拝堂は無料、博物館 3ユーロ |
HP | https://www.holyblood.com/welkom |
④ブルージュ市庁舎(Stadhuis Brugge)☆
1376年建造の歴史ある市庁舎。ホテルの目の前だったので夜も写真を撮りに出かけてみました。
壮麗なフランボワイヤン・ゴシック様式が見どころ。こんな場所で公務員できるなら仕事も頑張れそう(笑)
美術品の展示もあり、地域の歴史を紹介するミュージアムの役割もあります。
2階部分が有料。わたしたちはパスを持っていたので入りましたが、なければ優先度は低いかも。
ブルージュの教会はそれはもう見事で無料ですからそちらに時間を割くことをおすすめします。
市庁舎 | |
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住所 | Burg 12, 8000 Brugge 地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約3分 |
時間 | 9:30-17:00 |
定休 | 12月25日、1月1日 |
料金 | 大人7ユーロ、13-25歳6ユーロ、12歳以下無料 |
HP | https://www.museabrugge.be/ |
⑤ブルージュビール博物館(Bruges Beer Experience)
ベルギービールに関する博物館。
ビールの歴史を学んだり原料を試食したりさまざまな種類のビールを試飲できる大人が楽しい施設です。
日本のビールとは違ったアーティスティックな雰囲気でフォトスポットとしても楽しめます。
ブルージュビール博物館 | |
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住所 | Breidelstraat 3, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約2分 |
時間 | 10:00-18:30 |
定休 | 12月25日、1月1日 |
料金 | 大人12ユーロ(試飲なし)、18ユーロ(ビール試飲3杯あり) 5-12歳6ユーロ、5歳以下無料 |
HP | http://mybeerexperience.com/ |
⑥聖母教会(Onze Lieve Vrouw Brugge)☆☆
聖母教会は10世紀から存在し、12世紀初頭にロマネスク様式で建築。
火事で焼失した13世紀にトゥルネーゴシック様式で改築されたローマ・カトリック教会です。
アントワープの聖母子大聖堂に抜かれるまでフランドルで最も高い建築物でした。
フランドルの画家ピーテル・プルビュスの《最後の晩餐》や《受胎告知》、ミケランジェロ作の聖母子像など見どころは盛りだくさん。
聖母子像はピエタ完成後の作品で1506年商人のヤン・ムスクロンが購入して寄進しました。黒の祭壇に白の大理石が映えます。
中心に堂々とした佇まいで安置されたシャルル突進公(ヴァロワ・ブルゴーニュ家の事実上最後の君主)とその娘マリーの棺も存在感がすごい。
誰からも愛された公女マリーは落馬による怪我で25歳の若さで逝去。葬儀には1万5千人もの民衆がつめかけたそうです。
マリーは世界ではじめてダイヤモンドの婚約指輪を贈られたというお話でも有名。ぜひそのあたりのストーリーを掘り下げて調べてみてくださいね♡
聖母教会 | |
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住所 | Mariastraat, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約7分 |
時間 | 9:30-17:00 (月~土曜日) 12:00-17:00(日曜日) |
定休 | 5月21日、12月25日 |
料金 | 大人7ユーロ、13-25歳6ユーロ、12歳以下無料 |
HP | https://www.museabrugge.be/ |
⑦メムリンク美術館・聖ヨハネ施療院(Sint-Janshospitaal)☆☆
ヨーロッパで最も古い保存状態の病院といわれる聖ヨハネ施療院。
最古の痕跡はなんと12世紀半ばまで遡ります。
聖ヨハネ施療院には初期の病院生活の物語や17世紀半ばの病棟の様子を示す印象的なアートワークや医療器具のコレクションが展示されています。
また、メムリンク美術館ではベルギー7大秘宝のひとつ《聖ウルスラの聖遺物箱》が鑑賞できます。
メムリンクは施療院の依頼で作品を制作。1479年《聖ヨハネ祭壇画》も見逃せません。
館内は美しく改装されており、これまでのレビューが役に立たないほど明るい空間。
タペストリーの展示も素晴らしく圧巻でした。
メムリンク美術館 | |
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住所 | Mariastraat 38, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約7分 |
時間 | 9:30-17:00(火~日曜日) |
定休 | 月曜日、12月25日、1月1日 |
料金 | 大人12ユーロ、13~25歳10ユーロ、12歳以下無料 |
HP | https://www.museabrugge.be/en/visit-our-museums/our-museums-and-monuments/sint-janshospitaal |
⑧グルーニング美術館(Groeningemuseum)☆
1930年に聖アウグスティノ修道院跡に造られた市立美術館。
初期フランドル派の美術作品、18世紀から現代作品を数多く所蔵しています。
代表作品はヤン・ファン・エイク《ファン・デル・バールの聖母子》、ヒエロニムス・ボス《最後の審判》、ハンス・メムリンク《モレール三連画》《マールテン・ファン・ニューウェンホーフェの二連画》など。
グルーニング美術館
ヤン・ファン・エイク《ファン・デル・バールの聖母子》
ヒエロニムス・ボス《最後の審判》
描きこみがすごすぎるのよ・・・ pic.twitter.com/Lhex6DyukW
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) December 10, 2022
本物は描き込みがすごすぎて、宗教画に興味がなくても引き込まれてしまいます。
子供も楽しめるような工夫がされているところも最高。
シュールレアリスムの大御所、ポール・デルヴォーやルネ・マグリットの作品も展示されているので好きな方はお見逃しなく!
最後の晩餐でユダが悪魔に向かって歩いていく珍しいシーン
ブルージュ
グルーニング美術館 pic.twitter.com/2HXLuBeSwF— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 18, 2022
グルーニング美術館 | |
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住所 | Dijver 12, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約7分 |
時間 | 9:30-17:00(火~日曜日) |
定休 | 月曜日、12月25日、1月1日 |
料金 | 大人14ユーロ、13~25歳12ユーロ、12才以下無料 |
HP | https://www.museabrugge.be/groeningemuseum |
⑨聖サルヴァトール大聖堂(Sint-Salvatorskathedraal)
ブルージュ最古の教会である聖サルヴァトール大聖堂。
起源は10世紀ですが、建物のほとんどは12~13世紀に建てられたものです。
ゴシック様式の壮大な外観に圧倒されながら中に入ると美しいステンドグラスや祭壇が目に飛び込んできます。
Jacobus Van Eynde(1717–1719)が手掛け、20世紀3度にわたって拡張されたオルガンは必見。
聖歌隊席と見事なタペストリーはこれぞヨーロッパといった貫禄があり圧巻でした。
宝物館では、ディルク・バウツやヒューゴ・ヴァン・デル・ゴースといった、初期フランドル派による傑作を鑑賞でき、さながら美術館。
ヨーロッパらしい荘厳な雰囲気に包まれ胸がいっぱいになりました。
聖サルヴァトール大聖堂(救世主大聖堂) | |
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住所 | Sint-Salvatorskoorstraat 8, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約6分 |
時間 | 10:00-13:00 14:00-17:30(土 15:30まで) |
定休 | 12月25日、1月1日 |
料金 | 無料 |
HP | https://www.sintsalvatorskathedraal.be/ |
⑩シモン・ステヴィン広場(Simon Stevin)
ブルージュ出身のシモン・ステヴィン(1548-1620)は数学者、物理学者、会計学者、オランダ軍主計将校。
実はガリレオ・ガリレイよりも早く落下の法則を発見し、ヨーロッパで初めて十進小数の導入を提唱したことで有名です。
また、平行四辺形を用いて力の合成と分解を最初に考えたのもシモン・ステヴィンでした。
シモン・ステヴィン広場 | |
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住所 | Langestraat 191, 8000 Brugge 地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約17分 |
⑪愛の湖公園(Minnewater)☆☆
愛の湖と隣に広がる公園はかつてブルージュの内港だった場所。
ブルージュを象徴する美しい景観が広がり、とっても癒されます。
白鳥がゆったりと泳ぎ、絵葉書のような世界。
運河クルーズもだいたいこの辺りで折り返すので徒歩でまわる時間がないならクルーズで景色を楽しむのもアリ!
また、愛の湖にはロミオとジュリエットのような悲恋の物語があるのだとか。
ローマ人の娘ミンナが敵である隣町の青年兵士に恋をし、ここで亡くなってしまいました。青年はミンナを埋葬して川のダムを壊し、湖を作ったといわれています。
愛の湖公園 | |
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住所 | Minnewater 1/15, 8000 Brugge地図 |
行き方 | ブルージュ駅から徒歩約10分 |
⑫十字の門(Kruispoort)
ブルージュの街の東側、風車のある運河沿いにある十字の門。
15世紀初頭に造られ、16世紀には神聖ローマ皇帝カルロス5世、18世紀末にはナポレオン、20世紀にはドイツ軍がこの門を通りブルージュへ入場したといいます。
要塞を兼ねていますが、見た目はとってもかわいらしいお城のような形をしています。
街の端なので旅行者も少なく穴場スポット。
十字の門 | |
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住所 | Langestraat 191, 8000 Brugge 地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約17分 |
⑬ベギン会修道院(Begijnhof)☆
フランドル地方のベギン会修道院はベルギーの世界遺産。
修道会と呼ばれますが、ベギン会の女性は修道女ではなくベギンと呼ばれていました。学問と仕事に打ち込み、社会的にも大きな力を持った集団です。
ただの修道会ではなく、そういった文化的独自性を評価され世界遺産に選ばれています。
ブルージュのベギン会修道院は、1240年代十字軍で遠征したまま帰ってこない兵士たちの未亡人が安心して暮らすことができるよう、フランドル女伯マルグリット・デ・コンスタンチノープルによって設立されました。
13世紀から女性が守られた空間で学び、自立していたと知り驚きを隠せません。
ブルージュのベギン会は20世紀にはその長い歴史を閉じましたが、ベギン会院跡の建物の一部がベネディクト派の女子修道院として現在でも使用されています。
ベギン会修道院 | |
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住所 | Begijnhof 30, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約14分 |
時間 | 6:30-18:30 |
定休 | なし |
料金 | 無料(館内は、2ユーロ) |
HP | https://www.visitbruges.be/nl/begijnhof |
⑭フリッツ博物館(Frietmuseum)
最後に少し変わり種の博物館をご紹介します。
なんとじゃがいもとフリッツ(フライドポテト)の歴史に関する博物館がブルージュにありました(笑)
フリッツの起源や種類、じゃがいもの栄養について、意外と学びが深い施設です。
もちろん最後にフリッツの購入も可能です。
食いしん坊のみなさん、近くにあるチョコレート博物館「チョコ・ストーリー」とのコンボもいかがでしょう!
フリッツ博物館 | |
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住所 | Vlamingstraat 33, 8000 Brugge地図 |
行き方 | マルクトから徒歩約4分 |
時間 | 10:00-17:00 |
定休 | 12月25日、1月1日 |
料金 | 大人8ユーロ、シニア65歳~7ユーロ、学生7ユーロ、3~11歳6ユーロ、2才以下無料 |
HP | http://frietmuseum.be/ |
ブルージュ子連れおすすめスポット
ブルージュには遊園地や動物園、子供専用のミュージアムなどはありませんでした。
ただ、街を歩いていると至る所で馬車が走っているところを見かけたり、運河に鳥が集まっているので飽きずに色々眺めていましたよ!
ミンネワーテル公園や運河クルーズ、のんびりと街歩きをしながら飽きたら工場見学などはいかがでしょう。
ビール工場は飲まなくても社会科見学になりますし、フリッツ博物館やチョコレートショップもお菓子好きの子供は喜ぶかも。
ブルージュで絶対食べたいおすすめグルメ
ワッフル
ベルギーのワッフルはリエージュワッフルとブリュッセルワッフルが定番だけれど、ブルージュにはブルージュワッフルがありました!
さすがワッフル王国~。
これはブルージュワッフルというものらしい
完全に観光地価格で高いけど映えてるし感じも良かったので◎ pic.twitter.com/XKtFzKMbAZ— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 19, 2022
ビール
ベルギーと言えばお楽しみのひとつがビール!
醸造所やビアカフェも観光名所のひとつです。とってもおしゃれで楽しい空間。歩き疲れたころに休憩するには最高ですね。
- ブルゴーニュ・デ・フランドルビール醸造所
- デ・ハルヴ・マーンビール醸造所
- ブルージュ最古のビアカフェ「カフェ・フリッシング」
フリッツ
ベルギーで賑わっているのはたいていワッフルかポテトフライのお店。
わたしたちが普段食べているものとは一味違ったグルメなフリットをぜひ試してみて下さい。
行列店が多く、結構時間はかかるもののさすがに美味しくおすすめです。ローカルはたっぷりとマヨやサムライソースをつけていますが、そのままでも絶品です!
ムール貝の白ワイン蒸し(Moules mariniere)
白ワインで蒸された大粒のムール貝を食べながらビールを流し込むのが最高のひと時。
貝のポットの中にある余ったスープにバケットを浸して食べるのも美味しいです。
あもちゃん、ブリュッセルで食べて大変気に入りブルージュでもいただきました。本当に美味しかった~また食べたいなぁ。
ブルージュで絶対買いたいおすすめ土産
ボビンレース
ブルージュのお土産といえば伝統のボビンレース!糸の宝石とも呼ばれる細やかな装飾は観ているだけでうっとりしてしまいます。
鐘楼の近くに店を構える老舗のロココや聖母教会近くのセレナ、スハルラーケンなどで小物を探してみてはいかがでしょう。
またベルギーにはかわいい雑貨屋チョコレートショップも沢山あるので、好みのお店を見つけたらぜひ入店してみて!
食べ物・チョコレート
ブルージュではブリュワリー見学や、フリッツ博物館もあったりするのでそこでお土産を手に入れるのもおもしろいかも。
わたしのおすすめショコラティエもシェアします♡圧倒的な人気と知名度を誇るチョコレートラインは並んでも必ず買いたいお土産。ブルージュが本店ですよ!
- The Chocolate Line
- Dumon
- DEPLA POL CHOCOLATIER
ブルージュの行き方・アクセス
ベルギー国内の移動は鉄道が主流です。国外に行く場合や発着地によってはバスの利用もおすすめ。
ブルージュからはいくつかの都市へflixbusの直通が出ているので格安で移動したいという人は検索してみてください。
わたしは鉄道の旅が好きなので、よほどアクセスが悪くなければ鉄道を使うことが多いです。
鉄道で行く場合
- IC:インターシティ(特急)
- IR:インターリージョナル(急行)
- L:ローカル(普通)
- S:Sトレイン(都市近郊列車)
主要駅からの移動時間を簡単にまとめました。
- ブリュッセルからICで約70分
- ゲントからICで約30分
- アントワープからICで約90分
ブリュッセルで快適に移動するならベルギー版Suica「MOBIB」が便利。
国内鉄道の旅ならレイルパスの活用がおすすめです!
ベルギーはオランダ、フランスと違い子供料金(12歳未満)がかかりません。嬉しい!
12~25歳はどこまでも定額で行ける超お得なGopassというチケットが購入できます。65歳以上のシニアはシニアチケットあり。
オランダやフランス、イギリスなど隣の国に行く場合はTGV、ユーロスター、タリスなど国際列車を利用します(要予約)。
ブルージュの治安
首都ブリュッセルなどの大都市と比べると治安は悪くありません。比較的安心して旅できる目的地だと思います。しかしヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ヨーロッパに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、何度もヨーロッパ渡航しているわたしですら、スリに狙われたことは一度や二度ではありません。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
公式サイトエポスカード
そのほかクレジットカードについては「ベルギーで得する人気クレジットカードおすすめ」の記事で詳しく解説しています。
ブルージュをもっと楽しむ
ベストシーズンは春から夏
ベルギーのベストシーズンは春から夏にかけて。
ベルギーの夏はカラッとしていて過ごしやすく、旅行には最適。遅くまで明るいので、観光にたっぷり時間をかけられます。
過ごしやすいこの時期にはお祭りやイベントも多く、街はとってもにぎやか。
またお花が咲いている春に美しいお庭を散歩するのは最高の気分!
ガイドブックは持ってて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
ベルギー関連の書籍を10冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全467ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
ブリュッセル、ブルージュ、アントワープ以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
ベルギーのハイライトはもちろん、ベルギービールの種類と特徴、チョコレート、ワッフルなどグルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、ベルギーにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
ブルージュで絶対行きたい人気観光スポットまとめ
ブルージュに来たらぜひ足を運んでいただきたいおすすめの場所を紹介しました。
行きたい場所が多すぎて、時間との戦いでしたが満足のいく旅ができました。
ベルギーは営業時間が短い場所が多いので、短期の滞在だとかなり忙しなくなってしまいます。
ぜひ少し時間に余裕をもってゆったりと街歩きを楽しんでくださいね!
街歩きが楽しブルージュ。ぜひハイシーズンの滞在を検討ください♡