ロンドンにはヨーロッパ最大規模のヒースロー空港をはじめ、ロンドン・シティ空港、ガトウィック空港、スタンステッド空港、ルートン空港そしてロンドン・サウスエンド空港の6つの空港があります。
今回は、日本からの利用者が主に利用するヒースロー空港からロンドン市内へのアクセスについて詳しくご紹介します。
空港から市内までの移動方法は何が一番お得?
公共交通機関の乗り方は難しい?
知らない土地では不安を感じると思いますので、おすすめの移動方法や公共交通機関の乗り方などをチェックしてみてくださいね♪
- 地下鉄・鉄道・バス・タクシーの違いと乗り方
- 目的地別おすすめの移動方法
イギリスをもっと知る
このページの目次(もくじ)
ロンドン・ヒースロー空港から市内へのおすすめアクセス方法は4つ!
ヒースロー空港はロンドン中心地から約25kmと市内へのアクセスもしやすく、交通手段も豊富です。
ヒースロー空港からロンドン市内へのおすすめアクセス方法は、
- 地下鉄
- 鉄道
- バス
- タクシー
の4つ!
ヒースロー空港には4つのターミナルがあり、日本からの直行便が発着するのはこのうち3つのターミナル。
ターミナル2(全日空)、ターミナル3(日本航空)、ターミナル5(ブリティッシュ・エアウェイズ)となっています。
ヒースロー空港内はとっても広いので、飛行機を降りた後まずは入国審査までの距離もかなり長いですが、各ターミナルから地下鉄、鉄道、タクシー乗り場まで大きい荷物があってもスムーズにアクセスができるようになっています。
地下鉄
ヒースロー空港から市内へのアクセスで一番お得で手軽な方法が地下鉄。
ロンドン市内からピカデリー線で結ばれており、中心地まで約1時間。約10分おきに運行されています。
運賃は、切符を買う場合は時間帯に関係なく片道6ポンド。オイスターカードを使うとオフピーク時3.10ポンド、ピーク時5.10ポンド。
オイスターカードは日本のSuicaやPASMOに当る、ロンドン市内の地下鉄、バスでの移動に必須かつ便利でお得なカードです。
もし持っていない場合は、ヒースロー空港からの乗車前にぜひゲットしましょう。
どのターミナルからも乗車が可能。大きいスーツケースがあっても駅への移動が簡単で、改札口も広く設けられています。
地下鉄はストライキがあるのと、週末に工事等の理由で運休することもあるので要注意。
必ず事前に運行情報をチェックしておきましょう。
また、空港専用路線ではないため以下で紹介する鉄道とは違い、大きいスーツケースを動かないように置いておける荷物専用スペースがありません。
大きいスーツケースがある場合は少しスペースのあるドア付近に自分で荷物が動かないよう持っておくなどして常に注意を払って乗車する必要があります。
また、このスペースは車いすやバギー優先エリアでもあり、混み合ってきた場合にも周りの迷惑にならないよう適宜移動が必要になることも。
この路線はロンドン市内に入ってくるととても混雑する路線なので、荷物が邪魔にならないよう途中移動する必要も出てきたりと、荷物や疲労度にもよりますが日本からのロングフライト後には少し大変かもしれません。
ロンドンは日本のようにどの駅にもエスカレーターやエレベーターが設置されているわけではないので、駅によってはスーツケースを持って階段を上るのはかなり大変です。
とにかく費用を押さえたい、荷物が少なめ、また、宿泊先がピカデリー線沿線の駅からアクセスのよい場所であればとてもお得でおすすめな移動方法です。
料金 | 片道 6ポンド (オイスターカード 3.10~5.10ポンド) |
所要時間 | 約1時間 |
運行間隔・運行時間 | 約5分間隔で運行 5:12(始発)~23:35(終電)金曜、土曜は深夜3時台まで運行あり |
公式サイト | Transport for London |
鉄道
ヒースロー空港からはパディントン駅まで2つの鉄道が走っています。
ヒースロー・エクスプレス
Photo: Heathrow Express
パディントン駅までノンストップで15分の特急列車。
ヒースロー空港からいちばん早くロンドン市内へ移動できます。
日本からの直行便が発着するターミナル2、ターミナル3、ターミナル5から乗車が可能で、15分間隔で運行されています。
運賃は乗車する時間帯と座席クラスにより異なり、片道オフピーク時22ポンド、ピーク時25ポンド。往復で購入すると37ポンド。
ヒースロー・エクスプレス公式サイトにて14日、30日、90日前事前購入の割引チケットがあり、日程が確定している場合はお得に利用することが可能です。
事前予約による乗車の場合、車内でQRコードのスキャンチェックがあるのでスマートフォンか印刷によるコードの提示が必要。
これまではオイスターカードは使えませんでしたが、2019年2月からオイスターカードでも乗車が可能になりました。
オイスターカードでの運賃は、オフピーク時22ポンド、ピーク時25ポンド。
運賃以上の残高があり、予約やチケット購入をせずすぐに乗車したい場合は便利です。
車内は広々としており、スーツケース置き場は目の届く場所にあります。
Photo: HappyRail
ビジネス客の利用も多く、地下鉄とは違いそれなりの料金を事前に支払った乗客のみの乗車ということもあり、スリの心配はありません。
車内ではWiFiが利用可能で快適です。
料金 | 片道 22ポンド~ (15歳以下の子供は無料) 往復・早期割引あり |
所要時間 | 約15分 |
運行間隔・運行時間 | 約15分間隔での運行 / 5:17(始発)~23:57(終電) |
公式サイト | Heathrow Express |
TfLレール(旧ヒースロー・コネクト)
Photo: Transport for London
パディントン駅まで約30分、途中5駅に停車する準特急列車。30分間隔で運行されています。
以前はヒースロー・コネクトとして運行されていましたが、2018年から地下鉄と同じロンドン交通局(TfL=Transport of London)による運行となっています。
ターミナル2、ターミナル3、ターミナル4からの乗車となるため、ターミナル5からは移動が必要です。
なお、ターミナル間は無料でヒースロー・エクスプレスでの移動ができます。
運賃はオフピーク時10.10ポンド、ピーク時10.20ポンド。
地下鉄同様、週末に工事等の理由で運休になることがあるので、必ず事前に運行情報をチェックしておきましょう。
料金 | 片道 10.10、10.20ポンド |
所要時間 | 約30分 |
運行間隔・運行時間 | 約30分間隔で運行 / 5:28(始発)~00:13(終電) |
公式サイト | Transport for London |
バス
Photo: National Express
ロンドン中心地にあるヴィクトリア・コーチ・ステーションとの間を運行している長距離バス。
約10分おきの運行で、道路の混み具合にもよりますが、ヴィクトリア・コーチ・ステーションへは約50分程度。
途中、ホテルが多くあるアールズ・コートにも停車します。
ナショナル・エクスプレス社による運行のみで、運賃は6ポンド~。インターネットから事前予約が可能で、早く予約すると安く購入できます。
羽田空港や成田空港のように空港の外に出るとすぐに乗れるわけではなく、少し離れたセントラル・バス・ステーションへの移動が必要となります。
ターミナル2、ターミナル3から徒歩10分、ターミナル4からは無料バスが運行しており、ターミナル5からは別ターミナルへ移動する必要があります。
宿泊先が途中停車するアールズ・コート、またはヴィクトリア駅からアクセスのいい場所にある場合はバスが便利です。
ただ、ヴィクトリア・コーチ・ステーションもヴィクトリア駅から少し離れているため、大きい重い荷物がある場合は少し大変かもしれません。
料金 | 片道 6ポンド~ |
所要時間 | 約50分~ |
運行間隔・運行時間 | 約10分間隔で運行 / 5:28(始発)~00:13(終電) |
公式サイト | ナショナル・エクスプレス |
タクシー
バス同様、目的地や道路の混み具合によりますが、ロンドン市内へは約50分程度。
タクシーはブラックキャブとミニキャブの2種類あります。
ブラックキャブ
各ターミナルの外にあるタクシー乗り場で乗車ができます。
日本のタクシー同様料金はメーター式で、土日や深夜の時間帯は割り増しに。
ヒースロー空港からロンドン市内までは約70ポンド前後なので、複数人での利用となれば、荷物の量や宿泊先などの条件によっては他の交通機関よりお得な移動方法と言えます。
距離 | 時間 | 月~金 5-20時 |
月~金 20-22時 土日 5-22時 |
深夜・祝日 22-5時 |
空港・市内 | 30-60分 | £48-£90 | £48-£90 | £48-£90 |
ミニキャブ
Photo: Minicabs.co.uk
ブラックキャブのようにタクシー乗り場では乗車ができず、事前予約による利用のみ。
料金は固定制なので、もし渋滞した場合でも追加料金は一切ありません。
ミニキャブは基本的には現地で電話での予約が必要ですが、ヒースロー空港とロンドン市内間はインターネットでの予約を受け付けているところもあります。
料金は乗車人数と目的地により決まり、ヒースロー空港からロンドン市内は1名で約35ポンドからと、ブラックキャブよりかなりリーズナブル!
ブラックキャブとは違い到着便の時間に合わせ到着ターミナルで待機、そこから宿泊先の玄関先まで送り届けてくれるので、一番楽な方法です。
ただし、予約もドライバーも英語なので慣れていないと不安かもしれません。
もし帰りにヒースロー空港へタクシーを利用したい場合は、宿泊先のホテルでミニキャブをオーダーしてもらいましょう。
ヒースロー空港からタクシーを利用する場合の注意点
イギリスは近隣ヨーロッパ諸国に比べぼったくりやスリなどはほとんどありませんが、ヒースロー空港は特にヨーロッパ外の国からの旅行者が利用する空港です。
タクシー乗り場に待機しているブラックキャブと、完全予約制のミニキャブはきちんとしたライセンスを持ったロンドン交通局公認タクシーですが、到着ロビーで直接勧誘をしてくる非公認のドライバーもいます。
乗車前にミニキャブよりも安い値段を提示しておきながら、到着時に法外な料金を請求されトラブルになるケースがあるので、そういった勧誘は絶対に受けないこと。
公認タクシーは車の見えるところにライセンス表示をすることが義務付けられていますので、ロンドン市内でもタクシー利用時はライセンスを確認すると安心です。
旅慣れしておらず治安に不安がある人、子連れや年配の方はやっぱりタクシーが便利です。
ヒースロー空港↔︎ロンドン市内行き方・アクセスまとめ
ヒースロー空港からロンドン市内へは、多くのアクセス方法があります。
市内への移動方法は、子どもや年配の方が一緒の場合は負担が少ないタクシーかUber、一人旅なら安さ重視の地下鉄かホテルが近いならばエアポートバス!など旅のメンバーや目的によってご自分にあった交通手段を選んでくださいね♪
日本からの直行便が多く到着する夕刻以降は、特にロンドン市内に入ると大体渋滞するので、バスやタクシーでの移動の場合は時間がかかることを忘れずに!
イギリスをもっと知る
東京⇔ロンドンの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のチケットが見つかったこともあります。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便もおすすめです♪
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
ロンドンでぜひ泊まっていただきたいのがザ モンテギュー オン ザ ガーデンズ!!
まるで美術館に迷い込んだかのようなクラシカルで美しい内装。夢の様なひと時を送ることができます。
大英博物館まで徒歩数分という最高の立地で近くのセント・パンクラス駅から国際鉄道のユーロスターも利用可能。
お部屋もお庭も素敵でコスパも良く、誰もが満足できる素晴らしいホテルです。