クウェートは、中東諸国の中でも比較的治安が良い国です。
一般的に観光地にありがちなスリや盗難というのはほとんどありません。
しかし、危険リスクがやや高く設定されているのは地理的な理由でテロが起こる危険が高いと判断されているためです。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、日本人はおろかアジア人には全く出会わなかったのでかなり目を惹くことは忘れてはいけません。注意すべきことは沢山!
旅慣れているからこそ、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
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今回は、そんなクウェートの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- 現地の感染者数
- イスラム諸国を旅する上で気を付けたいこと
このページの目次(もくじ)
クウェートの治安について
外務省の安全情報
2023年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険度レベルは1で十分注意してください。
クウェートはイラクに隣接しているため、ISILやヒズボラ等の過激派組織によるテロの危険性があると判断されレベル1になっています。
もちろん必要以上に心配することはありませんが、いつどこでテロが起きてもおかしくありません。渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2023年1月現在、クウェートの感染症危険情報レベルは1。十分注意(感染症)に引き下げられました!
5月1日からすべての制限が撤廃。ワクチン接種の有無に関わらずパンデミック前と同じ条件での入国が可能です。
1日当たりの感染者数も平均で100名前後とかなり落ち着いているので、国内の移動規制等もありません。
在クウェート日本国大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
クウェートの人口10万人当たりの殺人発生率は約1.8人!(日本は約0.3人)と言われています。
これは世界的にみて低めな水準。とはいえ日本と比べると6倍以上。
その他の犯罪についても特別高いというわけではありません。それでは具体的にクウェートで気をつけなければいけない事件や犯罪についてみていきましょう。
クウェートで注意すべき危険エリア
クウェートとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!振り仮名
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
犯罪被害危険地域
Tima地区、Sulaybiya地区、Jalib Al-Shuyokh地区、Kheitan地区、Farwaniyah地区周辺では、「ビドゥーン」と呼ばれる無国籍者や外国人労働者が比較的多く住んでおり、武装強盗や車上荒らし、薬物犯罪などが他の地域に比べて多く発生しています。
またTima地区、Sulaybiya地区では待遇改善を求めるデモ等が定期的に行われているため十分注意してください。
公共交通機関

スリや盗難は周辺各国と比べて少なくなっていますが、人の乗り降りの多い公共交通機関は特に注意しましょう。
先ほど説明したように、女性に対する痴漢も発生しているので周囲には気を配っておきましょう。
クウェートで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例

武装強盗に注意
比較的治安の良いクウェートですが、お金持ちが多いため近隣諸国の武装強盗から狙われているのも事実。
強盗や車上荒らしは毎日のように報道されるほど日常茶飯事になっているため気をつけてください。
性犯罪に注意
クウェートではアジア人を中心に外国人を狙った性犯罪が頻繁に起きています。
イスラム社会では結婚前に男女が一緒に過ごすことを良しとしない背景があり、性欲のはけ口に非ムスリムであるアジア人が狙われるというわけです。
フィリピンからメイドとして出稼ぎに来ている人が多いので、あまりカジュアルすぎる格好をしていると危険です。
交通事故に注意
クウェートの運転マナーは世界的に見ても非常に悪いレベルで2016年にはなんと409名が交通事故で死亡しています。
日本の約3倍なので、旅行者が最も気を付けるべきは車移動かもしれません。
万が一レンタカーを利用する場合は危険運転が多いことを頭に入れてから運転してくださいね!
テロに注意
2015年 6月に市内中心部のモスクで自爆テロ事件が発生し、26名が死亡、227名が負傷しています。
クウェート政府はテロ対策を強化しており、最近は発生していませんが、いつどこでテロが起きてもおかしくありません。
渡航前にたびレジなどで最新の安全情報を確認しましょう。
クウェートで安全に過ごすために知っておきたいイスラムの教え
クウェートは治安が良い国ですが、文化・宗教の違いから思わぬところでトラブルに発展することがあります。
イスラム教を国教としているので、かなり日本とは「感覚」が違います。短期の旅行とはいえ、「郷に入っては郷に従え」だと思いますので、具体的な例をご紹介します♪
女性をじろじろ見てはいけない

基本的に女性は人目に触れないようにというのが、イスラム教の考え方。
全身を覆うアバヤと呼ばれる黒いドレスに頭にヒジャブと呼ばれるスカーフをかぶり髪の毛を隠しています。
神秘的な雰囲気なのでついつい見つめたり、写真撮影したくなったりするかもしれませんがすべてNG。トラブルを避けるためにもそういった行為は慎むようにしましょう。
女性・男性ともに肌の露出を控える


クウェートの人たちは、男女とも肌を隠すような伝統的な服を身に着けています。
女性はミニスカートやホットパンツ、ノースリーブ、へそ出しなど露出の高い服装絶対にやめましょう。
また、これは女性だけではなく男性も膝下がでる半ズボンなどは避けたほうが無難です。
イスラム教のならわしに配慮する

モスクなどを見学する方も多いと思いますが、礼拝している人の前を横切ってはいけません。
ラマダン(イスラム教の断食月)期間中は、屋外や公共の場所での飲食や喫煙を控えましょう!
知らないと「どうして??」と疑問に思うことばかりですが、宗教上の理由なので配慮する必要があります。
クウェートで犯罪にあわないために気をつけたい7つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
クウェートでホテルを予約するならシティタワーホテルがおすすめ。
値段も手ごろで市内中心地という抜群立地です。市内から離れても良ければ海沿いのリゾートホテルThe Palms Beach Hotel & Spaが一番人気。
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現金を大量に持ち歩かない
クウェートでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限にしておきましょう。
しかし万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は日本円で1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるクウェートで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
クウェートはお酒が禁止なので酔っぱらいはいません。
置き引き対策をする
空港や駅など、ついつい荷物を床に置いておきたくなりますが、一瞬の隙に置き引きされることがほとんど!油断は禁物です。
レストランなどでは、場所取りなどに荷物をおいて席を離れなりすることのないようにしましょう。ホテルの朝食ブッフェなどでも油断できません!
席に座っているときも荷物は膝の上などに置き、いすの後ろにかけたりしないようにしましょう。
スリ対策をする
貴重品、パスポート、スマホなどもスリに狙われやすいので、リュックなどに入れて背負って持つのはやめましょう。
ナイフなどでリュックを切られて荷物を抜かれる可能性があります。リュックを持つ際は体の前に持つようにしましょう。
とにかく身軽にして出かけるのがポイントです。貴重品や現金も必要最小限にして、常に身体から離さないように持ち歩きましょう!
露出をした服装は避け荷物は少なめに
クウェートでは、現地に滞在にしている外国人女性もセクハラの被害にあっています。
クウェートではブランド品も人気で派手な恰好をしている人も多く、ある程度ブランドバッグや紙袋を持っていても大丈夫なのですが、貴重品(財布、パスポート)だけは必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
関連記事クウェート旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
クウェートは日中暑いので夜になってから観光することも多々あると思います。繁華街は大丈夫ですが、それ以外の場所で夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
人気がなくなるので車やバスを使って移動してください。
クウェートで女子旅をするなら気をつけておきたいこと

クウェートに女性だけで旅行する人はほとんどいません。
路線バスでの痴漢も報告されています。
女性だけでタクシーに乗るのは避けた方が良いという情報もありますので、主要観光スポット以外はあまり立ち入らないことをおすすめします。
クウェートで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

アラブ人は子供が大好きなので、子供と一緒に旅をすれば楽しさも倍増すると思います。治安面で子連れだからといって気を付けたいことは特にありません。
夏場の気温は50度近くになることもあるので熱中症対策だけは忘れずに!
基本的には車移動なので、ベビーカーを使いたい場合は車に積みやすいものを使うのがおすすめです。
クウェート旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
クウェート旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
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疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
---|---|---|
疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
賠償責任 | 携行品損害 | 付帯 |
2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。

クウェートの治安まとめ
クウェートではメイド以外のアジア人がほとんどいないので、街を歩いているだけで日本人はとても目立ってしまいます。
現地の生活をリスペクトして、トラブルを起こさないように注意しましょう。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
あまり観光スポットはありませんし、危険なエリアも多くありませんが、くれぐれも身の回りの貴重品をきちんと管理して、楽しい思い出だけを持ち帰ってくださいね♡
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クウェートでぜひ泊まっていただきたいのがジュメイラ メシラ ビーチ ホテル & スパ!!
サービスが微妙なことで定評のあるクウェート(笑)でもそれなりの接客が受けられる貴重なホテルです。

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