ポルトガルは、他のヨーロッパ諸国に比べると治安は良好と言えます。
ヨーロッパに住んでいる人たちの間でも「ポルトガル=安全な国」というイメージを持たれてることも多く、穏やかな国と言えそうです。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、注意すべきことは沢山!
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事ポルトガル旅行クレジットカード選び方
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当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなポルトガルの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
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このページの目次(もくじ)
ポルトガルの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険レベルも0です。
ヨーロッパと言うと、テロを心配される方も多いと思いますが、現在ポルトガルでは、国際テロ組織や反政府武装組織の活動は確認されていません。
2017年には、国内でイスラム過激派組織(ISIL)に参加する若者を勧誘していた容疑でモロッコ人が逮捕された事件もありますが、2018年ではテロに関する事件は0、現在も落ち着いているようです。
もちろん必要以上に心配することはありませんが、いつどこでテロが起きてもおかしくありません。渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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犯罪データ
ポルトガル政府が発表した2021年の犯罪認知件数は301,364件で、前年と比較して0.9%増加しました。
認知件数が多かった犯罪は、家庭内暴力(23,439件)、車上狙い(20,958件)、通信関連詐欺(19,855件)、暴行(18,389件)です。
比較的ヨーロッパの中では安全とされているポルトガルですが、暴行や車上狙い、飲酒運転などが多く発生しています。
一見、旅行者にはあまり関係ないように思いますが、スリや置引きも多く、特に旅行者に狙いを定めているような輩もいますので、十分な対策が必要です。
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、ポルトガルは7位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
ポルトガルで注意すべき危険エリア
ポルトガルとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
リスボン
日本人旅行者の犯罪被害はその大部分がリスボンで発生しています。
リスボンの中でも特に注意が必要と言われるエリアについてご紹介します。
公共交通機関の車内や駅・停留所、空港
リスボンに訪れるのにほとんどの方が使うと思われる、空港や駅、電車車内など混雑が考えられる場所は、スリや置き引きが頻発しています。
リュックサックをそのまま背面に背負っていると非常に危険なので、前に持つなど工夫しましょう!
28番線トラム(路面電車)
リスボンの交通機関の中でも、スリの出没率が高いことで有名なのが、28番線トラム!
ポケットやバッグに手を突っ込んで盗むという特にひねりのない犯行が多いようですが、中にはグループでの犯行を行う輩もいるので注意が必要です。
小奇麗な格好をしている女性のスリもいるので、見た目だけで判断せず、トラム乗車中は常に警戒しておくのが良いと思います。
バイシャ地区
バイシャ地区では、両替所付近が特に危険と言われています。
スリが旅行者のフリをして、他の旅行者が両替してる様子や、財布をしまう場所などを確認したうえで、計画的に犯行に及ぶということが多いです。
バイロ・アルト地区
photo by Aapo Haapanen
バイロ・アルト地区は、夜が楽しいエリア。
レストランやバー、ライブハウスなどが多く、ナイトスポットを楽しむならおすすめのエリアでもありますが、酔っ払いとのトラブルが考えられるので注意が必要です。
また、アルコールが入ると注意散漫になりやすいので、スリに狙われるということも。
ポルト旧市街
ポルト大聖堂やクレリゴスの塔などの観光スポットは、リスボン同様スリが多いので気をつけましょう。
また、ポルトを代表する美しい駅、「サン ベント駅」では夜間に、ドラッグの取引がされることがあります。麻薬中毒者がうろついていたなんて話も聞くので、明るいうちに訪れるのが良さそう。
実際に危険な目に遭ったわけではありませんが、夜遅い時間にウロウロしていると人通りも少なくとっても怖い感じがしました・・・。
ポルトガルで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
日本人がポルトガルで遭遇するトラブルは圧倒的に「スリ・置き引き」が多いです。
前述した通り、ポルトガルでは旅行者へのスリや置き引き、ひったくりが増えていると言われています。
ポルトガルは、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流なため、地元の人はあまり現金を持ち歩いていません。
そのため、「旅行者なら現金を持っているだろう」と考えて旅行者に狙いを定めるケースが多いんだとか・・。
地下鉄やバスなどの公共交通機関内は特に注意が必要ですし、観光地でも油断してはいけませんよ!実際に起きた事件は以下の通りです。
- 地下鉄やバスで数人組のグループに取り囲まれ、バッグから財布を抜き取られる。
- 混雑している停留所で路面電車の到着を待っているときにバッグから貴重品を盗まれる。観
- 光客のフリをした二人組が地図を広げて道を尋ねてきたので対応していると、ポケットから財布を盗まれる。
- レストランで食事中に椅子にかけていたバッグを盗まれる。
- 空港やホテルなどで話しかけられているうちに、足下や椅子においていたバッグを盗まれる。
隙をつかれて、あっという間に荷物を持って行かれるパターンばかりですね・・。どれも旅行中に置きやすいシチュエーションばかりなので、気をつけましょう!
声をかけてくる人に注意
本当にあったスリの事例を見て頂くとわかるように、スリはグループで行われることが多いです。
基本的にスリは単独犯ではなく、2人一組で、1人が注意を惹き、その間に貴重品を盗むといった手口です。声をかけてくる人に注意しましょう。
強盗・ひったくりに注意
スリや置き引きよりタチが悪いのが「強盗・ひったくり」。
場合によっては命の危険もあるので、決して犯人と戦わずに金品を差し出すなどして速やかに立ち去るようにしましょう!
実際にあったケースとしては以下の通りです。
- 人気のない道を歩いていると、後方から来たバイクにのった人に肩から掛けていたバッグを奪われる
- 町中のATMなどで引きおろしをしている際に、ナイフや拳銃を突き付けられ現金を奪われる
- 夜道を一人で歩いていたら後ろから来た犯人に首を絞められ、現金を奪われる。
スリや置き引きは人の多い場所で発生しやすいですが、強盗やひったくりは、人気のない道や夜道を一人で歩いていたという場合が多いです!
デモに注意
リスボン市内ではアフリカ系住民や、黄色いベスト運動(フランスでも行われていますね)が起きています。
たびレジなどで事前にデモの情報を収集したうえで、当日はデモに近づかないことが大切です。
ポルトガルで犯罪にあわないために気をつけたい8つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
リスボンでホテルを予約するなら、治安が良くて観光に便利なアヴェニーダ大通り周辺やオリエンテ地区がおすすめ!
リスボンのおすすめホテル!
- ホテル アベニーダ パレス(超人気ホテル)
- コーポ サント リスボン ヒストリカル ホテ(コスパ◎人気ホテル)
- テゾーロ ダ バイシャ バイ シアドゥ(人気ゲストハウス)
現金を大量に持ち歩かない
ポルトガルでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるポルトガルで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにし
てください。
またケチャップすりなどによって何か汚物を体につけられた際にも、ふき取ろうとする人は絶対無視してください。
派手な服装はせず荷物は少なめに
ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかも。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
関連記事ポルトガル旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
置き引き対策をする
空港や駅など、ついつい荷物を床に置いておきたくなりますが、一瞬の隙に置き引きされることがほとんど!油断は禁物です。
レストランなどでは、場所取りなどに荷物をおいて席を離れなりすることのないようにしましょう。ホテルの朝食ブッフェなどでも油断できません!
席に座っているときも荷物は膝の上などに置き、いすの後ろにかけたりしないようにしましょう。
スリなどは音なので注意を引いて犯行に及ぶことがあるので、例えばコップなどが割れてもそっちばかりに気をとられないようにしましょう。
スリ対策をする
貴重品、パスポート、スマホなどもスリに狙われやすいので、リュックなどに入れて背負って持つのはやめましょう。
ナイフなどでリュックを切られて荷物を抜かれる可能性があります。リュックを持つ際は体の前に持つようにしましょう。リュックの口を常に閉じておくのも重要です。
ショルダーバッグをたすき掛けするのもおすすめですが、道を歩く時はバッグを車道と反対側に抱えるようにしましょう!
また貴重品は1箇所にまとめず、分散させて持ち歩くようにしましょう。
夜間の一人歩きは避ける
基本的にヨーロッパの夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ひったくりや強盗などは、薄暗い道を1人歩きしている人がターゲットになります。
道に詳しくない人は、極力タクシーを使った方がいいでしょう。
(ポルトガルでは、uberなどの配車アプリを利用することができます。)
ポルトガルで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
ポルトガルの女子旅で特に注意すべきことは夜遊び!
夜は酔っ払いが増えてナンパされる確率も高まりますので性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
ポルトガルでは夜型の人が多く、特にナイトスポットは夜遅くまで現地人、旅行者ともに賑わっています。
旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので立ち入らないようにしましょう。
ポルトガルで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
とにもかくにもスリです!!
子連れで注意が散漫になっているところをサッとすられます。子どもに関して特別気をつけておかなければならないというより、大人がスリや置き引きのないよう目を光らせておくのが大切です!
ポルトガル旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
ポルトガル旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
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海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
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ポルトガルの治安まとめ
ポルトガルはヨーロッパの中では比較的治安が良いだけでなく、物価も安いのでおすすめの国です!
わたしのおすすめを最後にまとめます。
治安が良いとはいえ、楽しく旅行するためにも、事前の準備を怠らないようにしましょう!
ポルトガル をもっと知る
東京⇔ポルトガルの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった7万円のチケットでドバイ&ポルトガルを楽しむことも・・・。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!私もエミレーツで年越しリスボンへ行ってきました♪
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リスボンでぜひ泊まっていただきたいのがEurostars Museum!!
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