日本人にとってヨーロッパで行きたい国ナンバーワンと言えば、イタリアではないでしょうか。
パリやロンドンも憧れの都市ではありますが、イタリアがその他の国と大きく違うのは、首都ローマだけでなく、北や南にもローマと同じ知名度の都市がいくつもあることだと思います。
ファッションの街ミラノ、旅人の心を離さない芸術の街フィレンツェ。美しいヴェネツィアも一生で一度必ず訪れたい場所です。
ジェノバやナポリもパスタやピザで有名なので、聞いたことがある人がほとんどでしょう。
世界遺産の数も世界一位を誇るほど歴史遺産も多く、魅力溢れる街がたくさんあります。
わたしもこれまで旅行で5度訪れました。何度訪れても飽きることなく、より一層魅力が増していく素晴らしい国です。
そんなわけで、世界中旅してきたわたしが、イタリア周遊に役立つよう、各都市の特徴と見どころをまとめてみました!
おすすめしたい都市が多いことから、前半では有名都市+人口が50万人以上の都市。後半は少し規模の小さい都市を紹介したいと思います。
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このページの目次(もくじ)
旅ブロガー厳選イタリアで絶対行くべき人気観光都市おすすめ8選
まずは首都のローマを中心に、有名な都市から地図に番号を振りました。
日本と同じく縦に長い国なので、一口にイタリアと言っても、南と北では風土も街の雰囲気も全く違います。
どんなものが見たいか、食べたいか、買いたいか事前にじっくり考えてから周遊する街を決めると、より楽しめると思うので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
①ローマ(Roma)
イタリアの首都ローマは、「永遠の都」と称される美しい街。
古代ローマ時代の遺跡や中世の街並みが数多く残っています。
ローマ歴史地区には、コロッセオをはじめ、コンスタンティヌスの凱旋門、フォロ・ロマーノ、カラカラ浴場、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂など、たくさんの世界遺産が集まっています。
ほかにも名所がたくさんあり、トレビの泉や真実の口、スペイン広場、ナヴォーナ広場など、見どころが多すぎてどこへ行こうか迷ってしまうほど。
時間をかけてゆっくり訪れるのがおすすめ(最低でも2泊3日…)ですが、時間にあまり余裕のない方は、あらかじめ行きたい場所を絞っておくか、ツアーを使うと効率的にまわれます。
ローマには世界で1番小さな国「バチカン市国」もあり、ローマ観光と合わせて訪れたいですね!
②フィレンツェ(Firenze)
イタリア中部トスカーナ州にある古都フィレンツェは、赤レンガの街並みが広がる美しい街です。
フィレンツェが「花の都」と形容されるのは、街の名前が花の女神フローラに由来するからです。
ルネサンス発祥の地で、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェリなどの多くの芸術家たちを支えたのが、メディチ家。
そのためフィレンツェには、メディチ家ゆかりのスポットがたくさん残っています。
街の中心部にはユネスコの世界遺産に登録されたフィレンツェ歴史地区があり、「屋根のない博物館」と言われるほど街全体の芸術性が高く、見どころが満載です。
事前に「冷静と情熱のあいだ」を観て、気持ちを高めてから訪れました。イタリアの中で1、2を争うほど好きな街です。
③ミラノ(Milano)
イタリア北部にあるファッションの街として知られるミラノ。
イタリアの主要なブランドの拠点になっており、ミラノの中心部に位置するモンテ・ナポレオーネ通りには、アルマーニ、フェラガモ、グッチ、プラダなどの高級ブランド店が立ち並びます。
楽しめるのはお買い物だけではなく、もちろん観光スポットも充実!
ミラノのシンボルともいえるミラノ大聖堂(ドゥオーモ)をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、スカラ座など、見逃せない観光スポットが盛りだくさんです。
ミラノは美食の街としても有名で、リゾット・アッラ・ミラネーゼやオッソ・ブーコ、コトレッタ・アッラ・ミラネーゼなどミラノの郷土料理も楽しみたいですね。
④ヴェネツィア(Venezia)
「水の都」として知られるヴェネツィアは、世界でも指折りの観光地です。
アドリア海に浮ぶ小さな島々からなる海上都市で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
観光の拠点となるサン・マルコ広場をはじめ、サン・マルコ寺院、大運河をまたがるリアルト橋、カップルに人気のため息橋など見どころ満載!
大運河「カナル・グランデ」からは、ヴェネチア名物のゴンドラに乗って水上から歴史的建造物巡りもできます。
毎年2月には、世界三大カーニバルの1つに数えられているヴェネチア・カーニバルが開催され、豪華な衣装と仮面に身を包んだ人々がヴェネチアの街を練り歩きます。
ヴェネチアの郷土料理を楽しみたい方は、イカスミのパスタやリゾット、サルデ・イン・サオールなど海の幸を使った料理がおすすめ。
また地元の人たちに大人気のバーカロ(気軽にお酒や食事が楽しめる立ち飲みスタイルのバー)も立ち寄りたいところ。
イタリアの中でもバーカロ文化があるのはヴェネチアだけですので、ぜひ体験してみてくださいね!
⑤トリノ(Torino)
イタリア北西部にあるトリノは、ミラノに続く第2の工業都市。フィアットの本拠地であり、サッカーチームのユヴェントスのホームタウンでもあります。
もともと名門貴族サヴォイア家によって築かれた街で、かつてトリノはサヴォイア王国の首都でした。
宮廷文化を色濃く残したトリノ王宮やカリニャーノ宮殿、マダマ宮殿などの歴史的建造物は、サヴォイア王家の王宮群としてユネスコの世界遺産に登録されています。
トリノの見どころはすべて徒歩圏内にあります。
世界遺産はもちろん、カイロに次ぐコレクションを誇るエジプト博物館、トリノのランドマークタワーであるモーレ・アントレリアーナとタワー内にある国立映画博物館、トリノのドゥオモ(聖ヨハネ大聖堂)と聖骸布博物館など、見どころがたくさんあり1日では回りきれません。
フランスの食文化の影響を強く受けたトリノは、美食の街としても有名です。
トリノのあるピエモンテ州は、白トリュフの名産地。チーズの産地でもあり、代表するチーズに世界三大青カビチーズの1つゴルゴンゾーラがあります。
またチョコレートも有名で、年に一度チョコレート祭りが開催されるほど。
イタリア定番のデザートであるパンナコッタもトリノが起源♡
⑥ジェノヴァ(Genova)
イタリア北西部に位置する港湾都市ジェノヴァは、海上貿易の中心地として栄えました。
「ストラーデ・ヌオーヴェ(新しい街路群)」と呼ばれるエリアには、ユネスコの世界遺産が集まっており、ストラーデ・ヌオーヴェの宮殿群は「ロッリ」と呼ばれています。
またジェノヴァといえば、新大陸を発見したコロンブスゆかりの地!
コロンブスが住んでいた家は18世紀に復元されたものですが、中を見学することができ、コロンブスにまつわる貴重な資料を見ることができます。
お時間に余裕のある方は、ジェノヴァ郊外にあるボッカダッセもおすすめ!
郊外といっても4㎞程の距離で、バスで行くこともできますが、コルソ・イタリアと呼ばれる遊歩道から歩いてアクセスが可能です。
カラフルな建物が密集する港街で、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような可愛さ。
リゾート地として人気の場所なので、ジェノヴァ観光と合わせて楽しんでくださいね。
⑦ナポリ(Napoli)
イタリア南部に位置するナポリは、ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市。
下町情緒溢れる街で、食の宝庫としても有名です。
地中海でとれる新鮮な海の幸と南イタリアのトマトがふんだんに使われた料理は、絶品!
ナポリ発祥のピザ「マルガリータ」やピザ生地を使ったナポリの伝統料理「カルツォーネ」、アサリやハマグリを使った「スパゲッティ・アッラ・ヴォンゴレ」など、日本でもすっかりお馴染みの料理が並びます。
ナポリはグルメだけでなく、観光スポットも充実!
ナポリ旧市街は、ナポリ歴史地区として世界遺産に登録されており、ヌォーヴォ城をはじめ、ナポリ王宮、ドゥオーモ、サンタ・キアラ教会など見どころが満載です。
また青の洞窟のあるカプリ島、火山の噴火によって一夜にして消えた古代都市ポンペイ遺跡、世界遺産に登録された海岸をもつアマルフィなどの名所がナポリ近郊にあります。
日帰りでも行けるので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
⑧シチリア(Sicilia)
シチリアは、イタリア半島の西南に位置する地中海最大の島。美しい大自然と豊かな大地の恵みを堪能できるイタリア屈指のリゾート地です。
地中海のほぼ中央に位置するシチリアは「文明の十字路」と呼ばれ、さまざま文化が交錯し、多様な文化が根付いてきました。
世界遺産は見どころの1つで、「神殿の谷」と呼ばれるギリシャ神殿が立ち並ぶ考古学地帯アグリジェントをはじめ、モザイク画で有名なヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ、7つの火山島で構成されたエオリア諸島など、シチリアは7つの世界遺産をもちます。
ほかにもシチリア王国の古都パレルモや古代遺跡が多く残るタオルミーナなど、歴史あるスポットが多く点在します。
美しい海も有名で、海水浴はもちろん、シュノーケリングやダイビングスポットとしても大人気!
また豊かな食文化をもつシチリアでは、グルメも充実。
山と海の幸に恵まれたシチリアの郷土料理をぜひ本場で味わってみてください。
旅ブロガー厳選できれば行きたいイタリア観光都市6選
①ヴェローナ(Verona)
イタリア北部にあるベローナは、中世の街並みが残る美しい街です。
シェークスピアの名作《ロミオとジュリエット》の舞台となった街としても知られており、「ジュリエットの家」は観光客に大人気!
古代ローマ時代の遺跡から近世に至る歴史的建造物が数多く残り、ヴェローナ市街はユネスコの世界遺産に登録されています。
古代ローマ時代の円形闘技場(アレーナ・ディ・ヴェローナ)では、夏に野外オペラが開催され、世界中から観光客が集まり賑わいます。
ちなみにアレーナ・ディ・ヴェローナは、かの有名なオペラ歌手マリア・カラスがイタリア・デビューした場所。
夏にヴェローナを訪れる方は、歴史ある野外オペラで素敵な夜をお楽しみください。
②ボローニャ(Bologna)
ボローニャは、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェのちょうど中間に位置する街です。
古代ローマ時代から栄えた街で、中世時代に作られた「ポルティコ」と呼ばれるアーケードは世界遺産に登録されています。
美食の街としても有名で、観光だけでなくグルメも楽しめのがボローニャの魅力。
日本でも人気のパスタ「ボロネーゼ」の発祥の地で、ラザニアやトルテリーニもボローニャの名物料理です。
街の見どころは、ボローニャ観光の拠点となるマッジョーレ広場をはじめ、ヨーロッパ最古の大学といわれるボローニャ大学、ボローニャの2つの斜塔、サン・ペトロニオ大聖堂など。
壮大な歴史を感じとることができます。
③ピサ(Pisa)
イタリア中部トスカーナ州にあるピサ。フィレンツェとセットで訪れる人気観光地のひとつ。
理由はもちろん、イタリアの数ある世界遺産の中でも知名度の高いピサの斜塔があるから。
1173年、イタリアの建築家であるボナンノ・ピサーノによって設計されたピサの斜塔は、建築初期から地盤の関係で傾き始めました。
斜塔のあるドゥオモ広場は1987年に世界遺産として登録。こんな記念撮影をする人であふれています。
ピサは斜塔だけでなく天才物理学者ガリレオ・ガリレイが生まれた町としても有名。ツアーでなければ少し時間をとって街の散策もしてみたいところ。
④カプリ(Capri)
イタリアの高級リゾート地として知られるカプリ島。ナポリから約40kmほど離れた場所にあり、船でアクセスします。
カプリ島で最も有名なのが、ティレニア海に浮かぶ宝石と呼ばれる「青の洞窟(グロッタ・アズーラ)」。
船酔いをする方にはあまりおすすめできませんが、普段味わうことのできない幻想的な光景が楽しめます。
洞窟内へ進むと、太陽の光と海が創り出す神秘的な世界が広がり、その美しさは息を呑むほど!!
青の洞窟は天候に大きく影響されるため、洞窟内に入れない場合もあるので注意
カプリ島には青の洞窟のほかにも穴場スポットとして、緑の洞窟や白の洞窟、珊瑚の洞窟など海食洞がたくさんあり、ファラリオーニ・クルーズで見学できます。
またカプリ島はレモンの産地として有名で、レモンのリキュール「レモンチェッロ」やレモンの石けんはお土産におすすめです。
⑤バーリ(Bari)
アドリア海に面した美しい港街。バーリも大型クルーズ船の寄港地で、世界中から観光客が集まります。
見どころは旧市街に集まっており、バーリの守護聖人聖ニコラを祀ったサン・ニコーラ聖堂や司教座大聖堂であるサン・サビーノ大聖堂など、ロマネスク様式の美しい教会を見ることができます。
サン・サビーノ大聖堂のそばには、13世紀の要塞ノルマン・シュヴァーベン城があり、現在は博物館として公開されています。
美しい海と空を眺めながら、全長15㎞の海岸通りをのんびり散歩するのもおすすめです。
⑥アルベロベッロ(Alberobello)
バーリを訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、とんがり屋根の白い家々が立ち並ぶアルベロベッロ。
バーリからアルベロベッロまでは、車での移動がおすすめですが、電車を使って約1時間30分で行くこともできます。
世界遺産に登録されているアルベロベッロは、イタリアの人気観光地で、まるでおとぎの世界に飛び込んだかのような光景が広がります。
漆喰塗りの白壁に円錐形のとんがり屋根をもつ伝統家屋群は、「トゥルッリ」と呼ばれるプーリア州の伝統家屋。
アルベロベッロの旧市街に集中し、1500軒以上のトゥルッリが残っています。
現在も住居やレストラン、ホテル、お土産ショップとして利用されており、メルヘンチックな街歩きが楽しめます!
イタリアをもっと楽しむ
ベストシーズンは夏
イタリアベストシーズンは春!
春から夏は晴れている日が多く日照時間が長くなり、ヨーロッパ旅行に最適です。
ただし7月と8月はヨーロッパの人たちの夏休み休暇と重なるため、ヨーロッパ各国から観光客が押し寄せ、航空券やホテルの値段が高くなります。
また、6月に入ってくると段々と暑くなってくるので、春から夏が本格的に始まる前がベスト!
ガイドブック
イタリア関連の書籍を20冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全616ページはもはやガイドブックというより辞典レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
ローマやミラノ以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
イタリアのハイライトはもちろん、イタリアグルメで大活躍イタリア20州の料理とワイン、美術、オペアらからサッカーなどあらゆる情報に関して対応しています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしい!
シティパス
イタリアで使えるシティパスを調べました。
ローマ、ミラノ、フィレンツェなどの主要都市でシティカードが発売されています。
市内にある観光名所の入場が無料になるほか、公共交通機関が無料になるものも。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう。
現地の日帰りや半日ツアーもおすすめで、わたしもよく利用します!
イタリアで絶対行くべき人気観光都市まとめ
イタリアの人気観光都市を頑張って頑張ってなんとか14件にまとめました。
ここに記載していない都市でもおすすめは沢山あり、イタリアの層の厚さを改めて感じます。
古代ローマから、数々の歴史的なドラマを経て、現在も多くの旅人を魅了するイタリア。
ぜひ一緒に一度は訪れてほしい国のひとつです。わたしも死ぬまでにあと数回は足を運び、田舎の小さな街にも滞在してみたいなぁ。
イタリアをもっと知る
東京⇔イタリアの航空券は中国経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった6万円のローマ行きチケットを買ったこともあります。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便もおすすめです♪
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ローマでぜひ泊まっていただきたいのがパラッツォ ナイアディ。
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