せっかく旅行に行くならベストシーズンがいいですよね。
旅行会社に質問すると「北京のベストシーズンは春と秋」と回答されると思います。
なぜなら…
- 穏やかな気候で過ごしやすい
- 天気が安定していて晴天が多い
- 自然が美しい
という理由から。
しかし、実際は《観光に向いているベストシーズン》と《旅費の安さから見たベストシーズン》は違うので、旅行の目的に合わせて季節を選ぶのがベスト。
当ブログ「オハヨーツーリズム」では、様々な視点で北京旅行のベストシーズンを解説していきます。
四季ごとの気温やイベントなどもあわせてご紹介しているので、これから旅行の計画を立てる方はぜひ、参考にしてみてくださいね!
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
持ち物については「中国旅行に必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ながら準備をどうぞ!
このページの目次(もくじ)
北京の観光ベストシーズンは春(5月・6月)と秋(10月・11月)
北京のベストシーズンはズバリ4月~5月と10月~11月です!
北京の春(3月~5月)と秋(10月~11月)は短く、その中でも寒さが和らぎ、春らしい気候となる4月と5月、台風シーズンが去った後の天気が安定している10月~11月。
春と秋の北京をおすすめする3つの理由をもう少し詳しく説明します。
穏やかな気候で過ごしやすい
やはり、活動量が多い旅行は穏やかな気候の時期に行きたいもの。
まず、北京はちょうど日本の東北地方と同じ緯度にあたり、冬はマイナス10度位まで下がるため寒さが厳しいです。
夏は日本と比べてカラッとしているのですが、それでも日中は35度を超えてきます。
そのような中、暖かい4月~5月と、涼しい10月~11月は快適な気温で北京旅行にピッタリのシーズン!
天気が安定していて晴天が多い
北京では3月に砂嵐や黄砂が発生することも多く、街では見通しが悪くなったり、大気汚染のせいで健康被害も報告されています。
また、北京の降水量は年間の80パーセントが6月・7月・8月の3ヵ月に集中し、7月と8月には暴雨となることもあります。
また、年によって時期が違うのですが、毎年3月末~5月の連休辺りまで北京では「柳絮(りゅうじょ)」と呼ばれる柳の綿が舞っています。
なかなか幻想的で素敵な光景ではあるものの、人によってはアレルギー症状を引き起こしたり、喘息になってしまったりするので、
したがって、過ごしやすい気温であることに加えて、天気も安定していて晴天が多い4月~5月と10月~11月は北京旅行のベストシーズンと言えますね♪
自然が美しい
北京は4月から花が咲き乱れ、木々の新緑も美しいです。
出典:https://tuchong.com/315377/4475585/#image4475540
先にご紹介したように気温も暖かいため、玉渊潭公園で桜のお花見を楽しむことができ、3月下旬から4月の中旬が満開のシーズンだと言われています。
10月中旬から11月上旬は香山公園の紅葉が有名で、こちらは北京だけでなく中国で最も有名な紅葉の名所となっています。
出典:紅葉引遊人
また、10月下旬から11月頭は釣魚台の銀杏通りや地壇公園でイチョウを見るのに向いています。
万里の長城の中でも一番アクセスがしやすい「八達嶺」の紅葉も9月末から11月頭がシーズンと言われていますが、去年は10月10日以降が最も美しかったそうです。
出典:郑严-的博客
ご紹介した場所以外にもイチョウや紅葉が綺麗なスポットはたくさんあるので、北京散策を楽しみながらぜひお気に入りの場所を見つけてみて下さい♪
北京旅行が最も安くなる時期
物価の高騰が恐ろしい海外旅行。
残念ながら学生やバックパッカーが旅行するには厳しい状況ですが、比較的料金が安く手配できる時期というとざっくりこんなところ。
- パックツアーが安くなるのは年末年始を除く冬季(12月~2月)・梅雨
- 個人旅行(航空券)が安くなるのは夏のハイシーズンと大型連休以外
少しでも安く済ませたいなら、まめに情報をチェックするのが肝心です。
パックツアーの場合
北京行きのパックツアーは、1月と2月が最も割安な場合が多く、その次に3月も安めです。
北京に限ったことではありませんが、下記の期間はツアー料金が高騰します。
- 年末年始
- GW(ゴールデンウィーク)
- 4~5連休になった場合の秋の連休
- 7月~9月にかけての夏休み
一番高いのは、ゴールデンウィーク期間中と、7月~9月にかけての夏休みと4~5連休になった場合の秋の連休の期間。
年末年始も高いですが、GWやお盆の時期よりは安いです。
個人旅行(航空券)の場合
一般的に北京行きの航空券が安くなるのは、最も寒い1月・2月とそれ以外の「大型連休の後」である、以下の時期と言われています。
航空券の情報をまめにチェックするのがおすすめ
旅行にかかる値段は、航空会社や出発する曜日などによって金額が変動するので、一概には言えません。大切なのは、まめに情報をチェックすること!
できるだけ安く旅行をしたいなら、複数の旅行代理店の情報を比べたり、安い航空券が出ていないか、まめに情報収集をしてみましょう。
格安航空券を探すなら「エクスペディア」
格安航空券を取るのに有名な比較サイトのひとつにエクスペディアがあります。
航空券を予約した後ホテルも検索でき、対象ホテルが最大15%OFFになるのでわたしも何度か利用しました。
以前はアジア行きの格安便が大量にありましたが、コロナ以降航空券は高騰しておりお得な航空券は減ってしまいました。なくなったわけではないので、根気よく探せば見つかります。
また、エアトリの航空券アプリは検索しやすさ抜群。
わたしも電車や料理の待ち時間などの隙間時間にポチポチして、安いチケットはないか、良さそうな行先はないか探しています。
会員登録せずに検索できるのでぜひ試しに使ってみてください。
航空券/飛行機チケットの予約なら エアトリ
AirTrip Corp.無料posted withアプリーチ
繰り返しになりますが、まめに検索して航空券の相場感覚を養っておくことが、一番の節約に!
ホテルを安く予約するなら「booking.com」「agoda」
毎日のようにホテルの料金が変動し、ホテルによってその落差もまちまちなので「ホテルが安い時期」というのは一言では言い表せませんが、よほど空いている時期でなければ、早ければ早い方が低価格でいいホテルが選べるというのは旅のセオリー。
直前でガクンと料金が下がることもあるので、何とも言い難いものの、人気宿はすぐに売り切れてしまうので、やはり早めにおさえておくことをおすすめします。
ホテル予約はほとんどの場合、Booking.comとagodaで探しています。
アジア、東南アジア圏は、agodaが最安となることが多いので本当に重宝しています。
ヨーロッパなどその他の地域はBooking.comをメインで使っているので、参考になると嬉しいです。
どちらのサイトも日本語で簡単に予約できるので、難しいことはありません。100泊以上予約してきましたが、一度もトラブルになっていないのでご心配なく!
北京の春(3月・4月・5月)
3月前半はまだ寒く、最低気温は氷点下、最高気温でも10度に届かないといった冬の気候なので、ダウンやしっかりとした冬用のジャケットが必要です。
3月後半になると日中は15度近くになりますが、それでも東京の冬のような気候です。
夕方以降は冷え込み、気温が氷点下近くになるので、気を抜かずしっかりと防寒対策をしましょう♪
また、3月は砂嵐や黄砂が発生することも多く、対策としてマスクやウインドブレーカーが必要です。
4月になると春らしい気候となりますが、気温の変化が激しいので、薄手のコートを持参したり、重ね着をするなどフレキシブルに対応しましょう!
4月後半は半袖で過ごすことができますが、同時に日差しもとても強くなってきますので、日焼け止めクリーム、サングラス、日傘、アームウォーマーなどしっかりと紫外線対策をしましょう。
5月はちょうど春から夏へ移行する時期で、前半は日中25度近くに、後半は30度近くになります。引き続き紫外線対策はしっかりと!
また、毎年3月末~5月の連休辺りまで、北京では「柳絮(りゅうじょ)」と呼ばれる柳の綿が舞っています。
出典:https://bj.news.163.com/19/0505/14/EEDUL1RN043899JR.html
見ている分には素敵な光景なのですが、人によってはアレルギー症状を引き起こしたり、喘息になってしまったりするので地元の人はマスクをするなどしています。
北京の夏(6月・7月・8月)
6月は本格的に夏が到来し、日中は30度を超え、6月後半は35度を超える日もありますが、東京に比べると湿度が高くないため多少は過ごしやすいです。
室内の冷房が強いこともあるので薄手のカーディガンや羽織りものが便利!
7月・8月の北京は一年の中で最も暑く、日中は35度を越えますが、日本よりも湿度が低いために日陰に入れば意外と涼しいこともあります。
それでも長時間外にいることは避け、カフェなどで休憩をしたり、こまめに水分補給をして下さい。
もちろん、日焼け対策と屋外との気温の差が激しい室内のエアコン対策も万全に!
6月~8月の3ヵ月に年間の80パーセントの降水量が集中していますので、雨具やウィンドブレーカーも持って行くと安心です。
北京の秋(9月・10月・11月)
9月前半は日本と同様、残暑があって30度を超える続きますので、日本にいる時と同じような服装で良いでしょう。
9月後半は30度を切る心地よい気候となりますが、長袖Tシャツやパーカー、トレンチコートなどがあると安心です。
10月に入ってからはジャケットやコートが必要ですが、10月後半になると気温は5度位にまで下がりますので、しっかりと厚手のジャケットやダウンを持って行きましょう。
11月前半の最低気温は氷点下には届かず、最高気温は10度を超える位なのですが、11月後半は夜は氷点下、日中でも10度を切ります。
そのため厚手のダウンジャケットに加え、マフラーや帽子や手袋などの防寒対策をしっかりとして下さい。
北京では毎年11月15日から3月15日まで「暖気」という、政府が町全体に暖房を供給するセントラルヒーティングが実施されています。
そのため室内はポカポカと言えるほど暖房が効いているため、コートの下は脱いだり着たりしやすく、温度調節できる服装が便利です。
また11月以降、雨が降る日もあるので、雨具やウインドブレーカーも用意して下さい。
秋、特に10月は北京旅行のベストシーズンです!同時に10月頭は国慶節でどこも大賑わいなので避けた方が無難かも。
北京の冬(12月・1月・2月)
12月は夜はマイナス10度近く、日中でも5度以下と言う気温になります。
本格的に冬が到来する12月から2月にかけては、何はともあれ万全の防寒対策をして行きましょう!
風邪を引くのが怖かったわたしは、ユニクロのヒートテック2枚にフリースとダウンを着て、その上でマフラーと帽子、手袋をしてホッカイロを身体に貼っていました!
ヒートテックはトップスだけでなくスパッツのようなものもありますし、現地の人は厚手のスパッツを二枚重ねして、その上で裏地が人口の毛皮のブーツを履いていたりします。
1月は一年で最も寒く、マイナス10度を下回り、最高気温がでも0度前後です。
同時にリップクリームやボディクリームなどの乾燥対策室内との気温差が激しいことにも注意して重ね着を意識した服装をすることも忘れずに♪
2月になると寒さのピークは脱しますが、それでもマイナス10度~5度とまだまだ寒さが厳しいです。
北京旅行を避けたほうが良い時期
絶対に旅行を避けたほうが良い!という訳ではありませんが、大型連休はたくさんの中国人が国内・海外を問わず旅行へ行き、観光地はどこも大変混雑しています。
また、普通の商店や食堂はお休みしていたりして旅行者にとって不便なことが多いので、初めて北京へ行く場合はこれらの時期は避けたほうがいいかも知れません。
お店によっては営業しているところもありますが、旅行者向けの場所であっても3日~1週間のお休みを設けています。
以下、中国の祝日・休日(2019年)ですが、この中でも最も大きな連休である春節と国慶節は特に注意が必要です。
元旦 | 12月30日~1月1日 |
春節(旧正月) | 2月4日~10日※ |
清明節 | 4月5日~7日※ |
労働節 | 5月1日~4日 |
端午節 | 6月7日~9日※ |
中秋節 | 9月13日~15日※ |
国慶節 | 10月1日~7日 |
毎年政府から公式発表があるので、2020年以降のカレンダーはあくまで予想ですが、こちらをご参考に☆
北京の年間平均気温・降水量
北京の気候は、気温が高くなる夏以外は、東京よりも寒く乾燥しているのが特徴です。
降水量は年間の80パーセントが6月・7月・8月の3ヵ月に集中し、7月と8月には暴雨となることもあります。そのため、冬場はほとんど雨や雪が降りません。
気温が高くなる夏でも朝晩は結構冷え込むことや、夏はエアコンの効いている室内と外の気温差、冬も暖房が効いている室内と外の気温差があるので重ね着等調節ができる服装がおすすめです!
北京に滞在する予定が決まったら、次にチェックしておきたいのはどんな洋服を着ていくのか。
わたしのおすすめは現地で浮かない恰好をすること!日本人らしい恰好をすると意外と目立って犯罪に巻き込まれやすくなることも。
次の記事でおすすめコーデについて詳しく解説しているので、旅行前にぜひ読んでみてください。
関連記事北京旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ
北京の人気季節イベント
北京(中国)で行われる、有名な季節のイベントをまとめてみました。
春節(旧正月)
中国では、日本のように1月1日ではなく、旧暦のお正月である春節(チュンジェ)を元旦とします。旧暦であるため、毎年日程は異なります。
「除夕(チュウシー)」と呼ばれる大晦日に、「
日本のお正月と似た雰囲気があります。普段実家を離れて暮らす人たちも、この時は一斉に帰省して家族団らんを楽しみます。(そのため、先程ご紹介したようにこの時期の交通機関は大変混雑しています!)
地方によって食べる食事が違うのですが、北方の人たちが餃子を食べるという習慣は有名ですね!
また、中国の春節でも子どもにお年玉を渡す習慣があります。「红包(ホンバオ)」と呼ばれていて、お金を赤い紙で包んで渡しますが、人によってはあげる人数が多く負担になることも多いと聞きます。
出典:https://www.chinatimes.com/cn/hottopic/20180217000013-260804?chdtv
また、春節と言えば爆竹が有名。しかし近年ではPM2.5による大気汚染の対策として爆竹を鳴らすのは禁止されています。
端午節
端午節は、春節と中秋節に並び、中国の三大伝統節句とされています。端午節は旧暦ですので、毎年日程が変わります。
端午節と言えば、「龍船(ロンチュアン)」と呼ばれる、中国発祥のスポーツであるドラゴンボートレースと粽(ちまき)!
なぜ、端午節にドラゴンボートレースをしたり、粽を食べるかと言うと、戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)の楚の政治家で有名な詩人でもある屈原(くつげん)に由来しています。
屈原は国のために尽力しますが、王に聞き入れられることなく追放され、彼は楚の将来に絶望して川に身を投げ自殺してしまいます。
人々は彼を救おうと船を出し、人々は遺体を魚から守ろうと笹の葉に米の飯を入れて川に投げ込んだため、これらが後にドラゴンボートレースや粽を食べる習俗になったと言われています。
また、粽も地方によって異なり、上海人はお肉が入った粽を食べるのに対し、北方の人は甘い粽を食べることを好みます。
中秋節
中秋節は旧暦の8月15日の満月の夜に祝われる中国伝統行事の一つで、日本にも「十五夜」として風習が伝わっていますね!
中秋節のシーズンになると、お菓子屋さんやスーパー、コンビニではたくさんの様々な種類の月餅が目立つところに並べられます。
月餅は厚みがあって小さめの丸い形が多く、薄い皮に具材と餡を入れ、それを押しつけて焼き上げたものです。保存食のために基本的に甘く、大きさの割にずっしりしていて食べ応えもかなりあります。
月餅の中身には様々な種類があって、小豆や黒ゴマ、ナッツからアヒルの卵やコンビーフのような細かい肉入っているものもあります。
中秋節も、春節・端午節と同様に旧暦ですので、毎年日程が変わります。
国慶節
国慶節とは、中国の建国記念日のことです。毎年10月1日から7連休です。
1949年10月1日に毛沢東を主席として北京を首都に定め、正式に中華人民共和国の成立したことに由来しています。
春節は皆がこぞって帰省し、家族団らんで過ごすお正月ですが、国慶節はお祝いムードが強く、この休暇を利用して多くの中国人が国内・海外旅行へ出かけます。
北京旅行ベストシーズンまとめ
北京には四季があり、それぞれ違った表情を見せてくれます!
中国の歴史に関係のある観光名所だけでなく、北京の美しい自然をより楽しむために、一つの季節だけではなく、違う表情を見せる北京を訪れて見てください♪
中国をもっと知る
東京⇔中国の航空券はエアチャイナかLCCが1番安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復2.5万円で中国行きのチケットをとったこともあります。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ♪
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
北京でぜひ泊まっていただきたいのがコンラッド北京
世界有数の高級ホテルとして人気が高く、立地も抜群なので子連れの滞在にもとてもおすすめです。
朝食も豊富で、リピート率が他のホテルよりも高い超人気高級ホテルです。