エストニアはバルト海とフィンランド湾に接しており、ラトビア、リトアニアと合わせてバルト三国と呼ばれています。
旧ソ連の国であるため、質素で暗い印象を持たれることもありますが、実際は全くそんなことはなく、ヨーロッパの小国らしい可愛い町並みが旅行者の心をとらえて離しません!
世界的なIT国家としても近年国際社会から一目置かれているエストニア。
今回は、そんなエストニアの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめてみました!
- エストニアで起こる犯罪手口
- エストニアの危険エリアと安全対策
- 女子旅・子連れ旅で気を付けたいこと
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エストニアをもっと知る
このページの目次(もくじ)
エストニアの治安について

エストニアの治安は概ね安定しており、ヨーロッパの中でも治安のよい国だと言えます。
IT大国とあって防犯カメラが主な場所に設置されているのが犯罪が少ない理由のひとつかもしれません。
イギリスの世界平和度指数では、台湾とほぼ同じくらいの数値を獲得してるエストニア。1日中安心して観光を楽しめると思います。
外務省の安全情報
2021年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険レベルは日本と同じ0です。(感染症については言わずもがなですが、詳しく後述します)
難民が増え、北欧全体の治安が悪化しつつある現状の中、比較的状況の変化が少ないのがバルト三国。
夜も全然出歩けるのですが、酔っ払いはそれなりにいるので絡まれるかもしれません(笑)海外ですし、夜間に不用意に出かけたりするのは控えましょう。
また、ヨーロッパは近年テロの脅威にさらされています。
これまで、エストニアでテロに巻き込まれた日本人はいませんが、渡航前にたびレジなどの安全情報の登録はすませておきましょう。
コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2021年1月現在、エストニアの感染症危険情報レベルは3。渡航中止勧告(感染症)発令中です。
この地域への渡航は中止することをおすすめします。
感染者数についてはヨーロッパの大都市と比べるとかなり少なくなっています。しかしグラフは他国と同様なので冬の期間の渡航はおすすめできません。
渡航制限については、ロジカルに数字が設定されています。
過去14日間の感染者数が人口10万人あたり16人を超える国からの入国者は10日間の自主隔離が必要。
また、感染者数が10万人あたり50人を超える国又やエストニアでの感染率を上回っている国を経由して入国する場合も自主隔離が必要です。
しかもエストニア到着時にPCR検査を受け、結果が陰性であれば限定的な自主隔離に移行することも可能という柔軟な対応も見受けられました。
在エストニア日本大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
エストニア法務省が発表した2017年の犯罪統計によると、犯罪件数は26,929件。2016年と比較すると全体で2,057件減少しています。
ほとんどが窃盗などの軽犯罪で、薬物犯罪も1,000件以上。これは欧米では必ず発生するものなのでエストニアが多いというわけではありません。
エストニアで頻発する犯罪の具体的事例
スリ・置き引きに注意
エストニアで起きている犯罪のほとんどが窃盗などの財産犯です。大使館の情報によると、日本人旅行者も被害にあっています。
狙われるアイテムは財布、カメラ、スマホの3つ!
スリや置き引きの発生率が高い場所は、タリン旧市街、フェリーターミナル、バスとトラムです。
- 旧市街で散策していてホテルに戻るとリュックから貴重品が消えていた
- バスで移動中、休憩で荷物から目を離したら財布が盗まれていた
車上荒らしに注意
タリン市内で車の窓ガラスがわられ、カーナビが盗まれる事件が発生しています。
近年ヨーロッパ近隣諸国から車の窃盗団が出稼ぎに来ることもあるらしく、外国人による犯罪が多くなっています。昔に比べると車上荒らしは減ってきているようなので、ちょっと安心ですね!
エストニアで女子旅をするなら気をつけておきたいこと

エストニアの女子旅で特に注意すべきことは夜遊びです。
治安もよく、夜遅くまでバーが賑わうタリンの繁華街では、酔っ払いが増えてナンパされる確率も高まります。性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
エストニアが位置する北欧は夏の間以外は日が短くすぐに暗くなってしまいます。旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので立ち入らないようにしてください。
エストニアで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

エストニアでは赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩している姿をたくさん見かけました。
夏の間はベビーカーをお店の外に出して日光浴をさせなが大人は食事を楽しむという光景もあるようで、かなりおおらかな印象を受けました!
エストニアで注意すべき危険エリア

エストニアとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
駅やフェリー乗り場などの交通機関
旅行者が多く集まるバス、トラム、フェリー乗り場や車内は、スリがたくさん!!
プロのスリ集団が出稼ぎに来ているという話もあるので、エストニア人とは明らかに見た目が異なる人が周りをウロウロしていたら要注意!
本来は治安が良く夜間に出歩いてもよいのですが、用事もないのにフラフラするのはやめましょう。日本人は目立つのでターゲットになりやすいのは事実です。
タリン中心部(KESKLINN)

観光地で人が集まれば集まるほどスリも集まってくるのが常識ですね。
ショッピングセンターで買い物後の荷物を狙ったスリ集団もいるので荷物が多くなってきたらすぐにホテルに戻りましょう。
ラスナマエ(LASNAMAE)地区
タリンのベッドタウンで、一番人口の多いエリアです。60%がロシア系なので、看板や聞こえてくる言葉もロシア語が多くなっています。
他の地域に比べ、窃盗団が多くなっていますがすごく危険なエリアというわけではないので普通に気をつけて過ごしていれば大丈夫!
コプリ(KOPLI)地区
ラスナマエ(LASNAMAE)地区と同様、外務省から治安の悪い地区というように警告が出ています。
実際にエストニアに在住している方のブログを読むとそこまで治安が悪いというわけではないということですが、海外サイトでも危険地域となっていたので避けたほうがベターでしょう。
住宅街なのであまり用がないと思います。予定がないのに足を運ぶのはやめておきましょう!
エストニアで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
現金を大量に持ち歩かない

エストニアでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いがほぼできます。
犯罪者は現金が欲しいため、現金所持者を物色しています。支払い時に怪しい人がいるときは、財布内を他人から見られないようにしたり、財布をしまう場所を見られないよう警戒しましょう。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限にしておきましょう。
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに

ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかもしれません。なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
夜間の一人歩きは避ける
夜間でも治安のよいエストニアですが、夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ふたり以上でワイワイ飲んで食事を楽しむのはよいですが、ひとり旅で何かトラブルがあると大変です。
ドラッグやマリファナも日本とは比べ物にならないほど手に入りやすく、酔っぱらった若者に絡まれるなんてこともあるかもしれません。不必要な外出は避けるようにしましょう。
安全な地域でホテルを予約
タリンは小さな街です。パリやローマのようにそれほど観光スポットが多いわけではありません。おそらく長期滞在される方は少ないと思うので、せっかくなら立地がよく観光しやすい場所を拠点としましょう!
多少宿泊費があがっても数日と割り切って人気エリアで予約されることをおすすめします!
おすすめのホテルをご紹介します♪
タリンのおすすめホテル!
- サヴォイ ブティック(最高級ホテル)
- ラディソン ブル スカイ ホテル(高級ホテル)一押し☝
- 16eur ファット マーガレッツ(安宿)
エストニア旅行前に準備すべきはWi-Fiと海外旅行保険
エストニア旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
Wi-Fiレンタルでネット環境を整える
何か困ったことが起きたとき、ネットが使えると安心感が違います。
海外では無料でWi-Fiを使えるスポットもありますが、いざという時のために海外Wi-Fiのレンタルをしておくことをおすすめします!
友達がスリにあった時、ネットが使えて本当に助かりました・・・。道に迷ったり、危険情報をチェックするためにもネット環境を整えることはとても大切です。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
何も起こらなければ良いのですが、海外では何が起こるかわかりません。万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
毎回入るのが面倒な人には海外旅行保険が付帯しているクレジットカードがおすすめですよ♪わたしが愛用しているメインカードはアメックスのSPGカード。
補償が手厚い上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくと本当に重宝します。空港から自宅まで無料ででスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
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ちなみに自動付帯とはクレジットカードを保有しているだけで保証の対象になる保険のことです。※付帯のタイプとしては「自動付帯」と「利用付帯」があり、利用付帯だと保証を受けるのに条件があるので注意が必要です。
エポスカードの海外旅行保険の内容
- 障害死亡:最高500万円
- 傷害治療:最高200万円
- 疾病治療:最高270万円
- 携行品損害:20万円
- 自動付帯あり
- キャッシュレス診療可能
クレカを作りたくない、または事情があって作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。
エストニアの治安まとめ
エストニアに旅行した日本人は口をそろえてとても治安が良く安全で気に入ったといいます。
こんな風に言い切れるのはヨーロッパでは稀なこと。パリやロンドン、アムステルダムの方がよっぽど危険です!
クリスマスの時期に訪れるのもいいですね。街中がキラキラして本当に素晴らしい!!
ヨーロッパは移民が増え、軽犯罪も頻発しているので最低限のことに注意を払って楽しんできてください。タリンは一生に一度は訪れたいとっても素敵な街ですよ♪
エストニアをもっと知る
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タリンでぜひ泊まっていただきたいのがサヴォイ ブティック!
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