ドイツの治安は概ね安定しており、ヨーロッパの中でも比較的治安のよい国だと言えます。
しかし近年移民の増加に伴い軽犯罪が増えており、テロやデモなどの事件も発生しています。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、注意すべきことは沢山!
旅慣れているからこそ、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
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今回は、そんなドイツの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- 現地の感染者数
このページの目次(もくじ)
ドイツの治安について
外務省の安全情報
2023年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険レベルは日本と同じく0です。
とはいえドイツの人口10万人当たりの犯罪発生件数は日本の約10倍です。夜間に不用意に出かけたりするのは控えましょう。
また、ヨーロッパは近年テロの脅威にさらされています。
2016年12月にベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入したテロ事件は覚えている方も多いでしょう。
渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2023年1月現在、ドイツの感染症危険情報レベルは1。十分注意(感染症)へ引き下げられました!
2022年6月11日以降、懸念される変異株等一部の国・地域からの入国を除き、新型コロナウイルスに関する入国制限の適用を解除しました。
在ドイツ日本国大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
2020年の犯罪統計ではドイツ国内全体の犯罪発生件数は約531万件。
罪種別は、スリやひったくり等の窃盗、強盗や詐欺などといった財産に関わる犯罪がほとんどですが、傷害や暴行(婦女暴行を含む)といった身体の安全に関わる犯罪も発生しています。
ドイツは難民受け入れに積極的な政策をとっており、2015年以降これまでに180万人以上の難民がシリアやイラク等からドイツに入国。
反移民・難民を標榜するデモが大都市を中心にドイツ国内で断続的に発生し、一部が暴徒化するケースも見られます。
ドイツで注意すべき危険エリア

ドイツは長い間、西ドイツと東ドイツに分かれていました。1990年に東西ドイツが統一されましたが、まだまだ東西の経済格差はあります。
東ドイツの方が家賃や食費など生活費が安いので、外国人留学生が多く住んでおり、ベルリンへ行くと「外国人が多いなー」と感じるでしょう。
色んな国の色んな人が混ざり合って暮らしていると、経済格差も生まれ犯罪も多くなってしまう傾向がありますね。
そういった面からも、多くの人がドイツ東部はドイツ西部よりも治安が悪いと言います。
東西ドイツ統一もそろそろ30年。少しずつ格差が埋まってきているとはいえ、まだまだ治安の面では西ドイツが圧倒的に良いです。
特に東ベルリンのノイケルンはマルチカルチャーやアートで有名な地区。人気の観光地でありながら、ベルリンの中でも治安が悪い地区になっているため夜間の外出には気をつけるよう注意が必要です。
ドイツで治安が悪い10の都市

フランクフルト
日本からの直行便も飛んでいるフランクフルトがドイツで最も危険な都市として指定されています。
1年で起きた犯罪件数はなんと109,458件。
主な犯罪はスリや置き引きなどの軽犯罪になりますが、日本人も狙われやすいので十分注意してください。
特に気をつけておきたい場所は、空港、中央駅、地下鉄、広場などの主要観光スポットです。
ハノーファー
ハノーファーはドイツ内でも治安が良いと言われていましたが、近年暴力的な犯罪が多発しています。
他の都市と比較して件数(1,834件)は少ないものの、危険で重大な傷害ということで2位にランクインしています。
ベルリン
先ほどご紹介したベルリン。近年ドイツで最も犯罪の多い都市で自動車の窃盗などが多くなっています。
自転車を含めるとなんと42,000件以上盗難が発生しており、ボーっとしているとあなたの荷物も危険です!
その他の危険地域
ドレスデン、ハレ (ザーレ)、ケルン、ハンブルク、フライブルク、ブレーメンがワースト10にランキングされていました。
対象地域に居住、観光予定のある方は気を引き締めて行動しましょう。
安全な都市

反対に安全と言われているのは
ミュンヘン、アウクスブルク、オーバーハウゼン、ビーレフェルト、メンヒェングラットバッハ、ウィスバーデン、ニュルンベルク、シュツットガルト、マインツ、ボーフム
ミュンヘンはドイツで最も安全な都市。20万人以上の住民がいる他の大都市と比較して、街頭犯罪率が最も低いので比較的安心して観光できる場所といえそうです。
ドイツで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・ひったくりに注意

ドイツは、ヨーロッパの中では比較的安全な国と言われてきました。
近年移民を大量に受け入れるようになって、特に大都市では犯罪件数が急上昇しています。
特にベルリンでは、2012年に約18,000件だったスリの数が、2016年には約45,000件と、倍以上に膨れ上がっています。
ベルリンなど、ドイツ東部の方が治安の面では注目されがちですが、西部も油断できません。
有名なケルン大聖堂の前には、多くのホームレスが溢れており、夜になると怪しい男たちがたむろしてひそひそ話し合っています。
大都市の駅前や観光地などの人込みでは、自分の持ち物に注意が必要です。
わたしの知り合いも、ケルンの大きなショッピングモールの中の買い物カートの中にカバンを置いてショッピングをしていたら、いつの間にかカバンの中から財布が盗まれていたと嘆いていました。
置き引きに注意
置き引きは、わたしたちがほんの一瞬気を緩めた瞬間に起きます。
ショッピングで休憩がてら荷物を置いた瞬間、レストランのビュッフェでバックを放置してしまった時、ホテルでの宿泊の手続き中などに置き引きは発生しています。
常に気を張っているのは疲れてしまいますが、それでも貴重品からは常に目を話さないようにしましょう。
強盗に注意
スリ・置き引きに加えて、強盗も多くなって来ています。
地下鉄では他の乗客もいる車両に乗ったり、バスではドライバーの近くに乗りましょう。
ヨーロッパでは人の多い場所からちょっと道を曲がっただけでいきなり雰囲気が変わってしまうような場所が多くあります。
また、そういう場所には物乞いやホームレスもたくさんいるため、お金をせがまれたり、要求されたりするかもしれません。
夜道は一人で歩いたりせず、なるべくタクシーを使って移動しましょう。
ドイツの交通ルールに注意
ドイツの車は日本と違い右側通行です。
それだけならいいのですが、ドイツ人は運転が大好き!スピードは通常80㎞、高速道路なら150㎞くらいは当たり前に出すほどスピード狂。
ドイツのアウトバーン(高速道路)で運転するのが夢。という方もいらっしゃるとは思いますが、運転には気をつけてくださいね!
また、日本と違うのが多くの道路で自転車専用道路があること。
歩道の中にも線が引かれ、自転車マークが描かれていたら、それは自転車専用です。
素敵な景色に気をとられて、車や自転車にぶつかるようなことが無いように街歩きのはくれぐれも注意してください!
テロに注意
2016年12月にベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入。死者12名、負傷者56名という悲しい事件がありました。
事件の現場はベルリン西部にある繁華街で、その周辺にはカイザー・ヴィルヘルム記念教会といった観光名所があります。
2017年テロ計画未遂事件があったりと、大きな事件が続いています。
犯人の男はISILに加入しており、今後似たような事件が起こることがないとも言えません。
また、ドイツではここ数年移民が大量に増えています。
週末にはこの移民受け入れに対する様々な主張のデモ行進が行われ、中には喧嘩やいざこざに発展するケースも。
こういった政治的な事件やイベントは、たいてい大都市で週末に行われることが多いです。週末人混みを見つけたら、あまり近づきすぎず、離れて見学するのがおすすめです。
ドイツで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
それでは具体的にドイツで注意しておきたいことをご紹介していきます。
危険な場所を避ける

上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ドイツは治安の悪い地域と良い地域の差が激しく、間違って環境の悪いエリアで宿泊するとトラブルに巻き込まれる確率がグンと上がってしまいます。
ホテル予約の際には必ず人気エリアを確認し、口コミを読んでから予約するようにしてくださいね!
現金を大量に持ち歩かない
ドイツでは、デビットカードやクレジットカードでの支払いが可能です。
もちろん現地の屋台やローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いてクレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限にしておきましょう。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるドイツで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに

ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかもしれません。なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
基本的にヨーロッパの夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ドイツにも、ホームレスや移民でお金のない人たちがたくさんいますから・・・。
ドラッグやマリファナも比較的手に入りやすく、酔っぱらった若者に絡まれるなんてこともあるかもしれません。不必要な外出は避けるようにしましょう。
ドイツで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
ドイツの女子旅で特に注意すべきことは夜遊びです。
移民が増えているドイツでは、レイプなどの性犯罪も増加しています。
ヨーロッパは夏の間以外は日が短くすぐに暗くなってしまいます。
旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので絶対に立ち入らないようにしてください。
ドイツで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

ドイツ人は子供にとても優しく、大人だけで旅をしているよりよっぽど声をかけてもらえる機会が増えます。
石畳で道が良くないので日本製のベビーカーだと少し不安。
子供が楽しめる観光スポットもたくさんあり、教育に力をいれているのだぁと感じました。
ドイツ旅行前に準備すべきはWi-Fiと海外旅行保険
ドイツ旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
Wi-Fiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
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疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
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疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
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2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。

ドイツ治安情報まとめ
残念ながらドイツを含むヨーロッパ諸国は以前より治安が悪くなりつつあります。
とはいっても、交通事故が起きる確率と比べると危険度がうんと低いのも事実。
きちんと注意して対策をとっておけば安全に楽しく旅行できる国の一つであることには変わりありません。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
ほんの少し注意するだけで危険を回避することが可能です。くれぐれも日本と同じと思わずに気を引き締めて楽しんでくださいね!ドイツ旅行は楽しいですよ♪
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