ポーランドはヨーロッパの中でも比較的治安が良い国です。
2000年代のはじめに、一時的に治安が悪化したものの、警察官による取締り強化によって改善し続け、現在は治安は安定してきています。
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
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今回は、そんなポーランドの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- 現地の感染者数
このページの目次(もくじ)
ポーランドの治安について
外務省の安全情報
2023年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険度レベルも0です。
ポーランドでは、テロ組織や反政府組織の関連活動は確認されていません。国内のテロ脅威レベルも最低ランクの0と評価されています。
しかし、テロ組織による誘拐・拉致ではなく、国内で発生する犯罪として身代金目的の誘拐事件も発生しているので注意してください!
もちろん必要以上に心配することはありませんが、いつどこでテロが起きてもおかしくありません。
渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便もおすすめです♪
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コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2023年1月現在、ポーランドの感染症危険情報レベルは1。十分注意(感染症)へ引き下げられました!
3月28日以降、制限は大幅緩和され日本国籍者は、EUやシェンゲン協定加盟国及びウクライナからのポーランド入国が可能となりました。
ワクチン接種証明や陰性証明も不要です!やった!
在ポーランド日本国大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
ポーランドの人口10万人当たりの殺人発生率は約0.67人!(日本は約0.3人)と言われています。
日本より少し高くなっていますが、年々殺人発生率は減少傾向にあります。
ポーランドでのおもな犯罪は、置き引きやひったくりがほとんどで、パスポート、現金、航空券、スマホ、カメラなどあらゆるものが盗まれています。
特に、日本人は多額の現金を持ち歩いている人が多いとされ、くり返し日本人ばかり狙う輩もいるので、十分な対策が必要ですね!
その他には、違法薬物犯罪・クレジットカードの詐欺事件などが多発しているので犯罪にまきこまれないように注意してください。
ポーランドで注意すべき危険エリア
ポーランドとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
ワルシャワ❨旧市街❩

ワルシャワは、ポーランドの首都!
第二次世界大戦の時に破壊された街を市民の熱意で再建させ、その素晴らしい町並みは旧市街を中心に世界遺産に登録されています。
旧市街はとくに人気の観光地のため、スリや置き引き、ひったくりが多発しています!
人で混雑しているときは、常に荷物には気を配っておきましょう。
クラクフ❨古都❩

日本の京都と呼ばれている人気観光地、ポーランドのクラクフ!
古都と呼ばれるぐらいなので、やはり人も多くスリや置き引き、ひったくり、詐欺の犯罪件数は多め・・・。
また、警察官がたくさん歩いてるから安全とおもいきや、ニセ警察官が紛れているとの情報もあるので充分に注意してください!
警察官が、道端で財布の中身を確認したりクレジットカードの暗証番号を聞いてくることはないので、少しでも怪しく感じた場合は周囲に助けを求めてくださいね。
グダニスク

豪華できらびやかな建物も多く港町でもあるグダニスクは、人気のリゾート地!
おしゃれなカフェやレストラン、お土産屋さんなどもたくさんあるので『スリ・置き引き・ぼったくり』の被害報告が多いです。
荷物に充分に注意しながら、美しい景色を楽しんでください!
大型スーパーマーケットやショッピングモール

買い物客や観光をする旅行客を狙ったスリなどが多い地域です。
携行品に気を付けながら歩くようにしましょう!
公共交通機関内

とくに『ショパン空港・ワルシャワ中央駅・旧市街』では、スリや置き引きが頻発。人気のない地下鉄内などでもトラブルが発生しています。
人目を気にしなくて良いせいか、脅しながら金品を要求してくるようなケースもあります。
トラム(路面電車)の中でもスリの被害に遭った方が多いので、公共交通機関を利用するときは注意が必要です。
ポーランドで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意

比較的安全といわれるポーランドでもスリや置き引きの被害にあう日本人は多く、注意が必要です。
- 地図等をかざして話しかける、目の前でコインをばらまく、ホーム側から電車の窓を叩くなど注意をそらした隙に、別の人が荷物を盗む
- 電車内で複数人に囲まれ金品を奪われる集団スリ
- 列車の狭い入り口付近で、すれ違いざまに財布を抜き取られる
- ホテルや飲食店での置き引き
- ニセ警官が「取締り」だと言い、パスポートや財布の提示を要求して紙幣数枚やクレジットカードを抜き盗る
- 空港のターンテーブルのスーツケースを自分が取る前に持ち去られる
- 深夜の繁華街や人気のない場所での強盗
ホテルや空港は、なんとなく街中より安全な感じがしてしまいますが、油断は禁物!
声をかけてくる人に注意
本当にあったスリの事例を見て頂くとわかるように、スリはグループで行われることが多いです。
基本的にスリは単独犯ではなく、2人一組で、1人が注意を惹き、その間に貴重品をスるといった手口です。
親切そうに声をかけてくる人にも注意しましょう。
また睡眠薬強盗の発生も報告されています。知らない人から食べ物や飲み物を受け取らないようにしましょう。
デモに注意

去年ポーランドの首都ワルシャワでは、独立記念日の100年を祝い、20万人以上が参加した大規模なデモが行われました。
「たびレジ」などで事前にデモの情報を収集したうえで、当日はデモに近づかないことが大切です。
違法薬物に注意

ポーランドでは、若者の間で大麻・ドラッグ・覚せい剤の使用が社会問題になっています。
旅行者に違法薬物を進めてくる場合もあるのて、決して手を出さないでください!
日本人の大麻の所持、使用は犯罪です!日本の法律では、麻薬類の使用・所持は国外犯規定により罰せられますので、「海外だから大丈夫!」は通用しません。
トラブルにつながるので密売には関わらないないようにしましょう。
ぼったくりタクシーに注意!
空港やロビーなどで待っている時に、なれなれしく声をかけてくる無許可営業のぼったくりタクシーが、ポーランドにも存在します。
また街中の流しのタクシーに乗り、高額請求された被害例もあり。
なのでタクシー利用する場合は、ホテルやレストラン、空港、アプリケーションから手配することをおすすめします!
ぼったくりバーに注意!
年々、ナイトクラブでの詐欺被害報告が多くなりつつあります。
一部ストリップ・ショーを提供している場所もあり、そこに来た外国人旅行者が被害に遭いやすい傾向が・・・。
高額なドリンクを勧められたり、クレジットカードが決済できないと装われ、何度も決済させられる悪質な手口もあり!
足を運ぶ際は、サービスの金額をしっかり調べておくことや、請求金額をしっかり確認してから支払いをするように心がけてください。
ポーランドで犯罪にあわないために気をつけたい8つの安全対策
危険な場所を避ける

上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
ワルシャワでホテルを予約するなら便利の良い中央駅周辺か旧市街近辺がおすすめ!
安すぎるホステルは防犯対策が不十分なので、治安のよいエリアできちんとしたホテルに泊まるようにしましょう。
ワルシャワ口コミ9.0以上の超おすすめホテル!
- ホテル ブリストル(ヨーロッパの雰囲気を味わうなら)
- ポローニア パレス ホテル(駅近でサービス抜群)
- ソフィテル ワルシャワ(立地良しの国際ブランド)
現金を大量に持ち歩かない
ポーランドでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるポーランドで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにしてください。
派手な服装はせず荷物は少なめに

ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかも。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
関連記事ポーランド旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
置き引き対策をする
空港や駅など、ついつい荷物を床に置いておきたくなりますが、一瞬の隙に置き引きされることがほとんど!油断は禁物です。
レストランなどでは、場所取りなどに荷物をおいて席を離れなりすることのないようにしましょう。
席に座っているときも荷物は膝の上などに置き、いすの後ろにかけたりしないように!
スリ対策をする
貴重品、パスポート、スマホなどもスリに狙われやすいので、リュックなどに入れて背負って持つのはやめましょう。
ナイフなどでリュックを切られて荷物を抜かれる可能性があります。リュックを持つ際は体の前に持つようにしましょう。
とにかく身軽にして出かけるのがポイントです。貴重品や現金も必要最小限にして、常に身体から離さないように持ち歩きましょう!
夜間の一人歩きは避ける
基本的にヨーロッパの夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
ポーランドは治安のよい国ですが、人の集まる中心地以外を歩くときは気をつけてくださいね。
ポーランドで女子旅をするなら気をつけておきたいこと

ポーランドの女子旅で特に注意すべきことは夜遊びです。
治安もよく、夜遅くまでバーが賑わうワルシャワの繁華街では、酔っ払いが増えてナンパされる確率も高まります。性犯罪に巻き込まれないようくれぐれも注意してください!
ポーランドは夏の間以外は日が短くすぐに暗くなってしまいます。
旅行者がたくさん集まる場所は夜間でも問題なく出歩けますが、見るからに治安の悪そうな路地もあるので立ち入らないようにしてください。
ポーランドで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

ポーランドは子連れ旅行にかなりおすすめだと思います。
特に子連れだからといって気を付けないといけないことありませんし、食事についても子供が好むような料理がたくさんあって、困りませんでした。
公園もたくさんあって地元の子供たちで賑わっています。
他のヨーロッパ諸国と比べて移民が少なくテロの脅威が少ない、物価が安い、それでいてヨーロッパの雰囲気を存分に感じることができる。
訪れてみればきっと好きになること間違いなし!ぜひ家族旅行を検討してみてくださいね♪
ポーランド旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
ポーランド旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
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疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
---|---|---|
疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
賠償責任 | 携行品損害 | 付帯 |
2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。

ポーランドの治安まとめ
ヨーロッパの中では治安のよいとされているポーランド。
ポーランド人は観光スポットであれば英語が話せる人も比較的多く、とても楽しく快適に観光できました♪
とはいえ、日本人旅行者の盗難の被害が多いのも事実です。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
ついつい観光に夢中になりやすいですが、身の回りの貴重品をきちんと管理して、楽しい思い出だけを持ち帰ってくださいね♡
ポーランドをもっと知る
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ワルシャワでぜひ泊まっていただきたいのがポローニア パレス ホテル!!
コスパ抜群で料理も美味しく誰にでもおすすめできるスペシャルなホテルです。
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