イタリアの首都ローマは、世界でも指折りの人気観光地。
街の大部分がユネスコの世界遺産に登録されており、見どころが満載です。
かつて古代ローマ帝国の首都として栄えたローマには、フォロ・ロマーノやコロッセオなどの古代遺跡が残り、ただ歩いているだけで、ローマの歴史を体感することができるという素晴らしい町です。
日本ではほとんど知られていないようなちょっとした教会やモニュメントも素晴らしく、全てまわろうと思うとどれだけ時間があっても足りません。
オハヨーツーリズムでは、ローマに来たら必ず足を運びたい人気観光スポットや、おすすめの料理、ここがよかった!と感じたお店など、いろいろご紹介していきます♪
ぜひブックマークして旅のお供にしてください!
このページの目次(もくじ)
- ローマの見どころと観光情報
- ローマで泊まりたいおすすめホテル
- ローマの見どころと人気観光スポット15選
- ポポロ広場(Piazza del Popolo)
- スペイン広場(Piazza di Spagna)
- トレビの泉(Fontana di Trevi)
- ローマ国立博物館 アルテンプス宮(Museo Nazionale Romano – Palazzo Altemps)
- ナヴォーナ広場(Piazza Navona)
- パンテオン(Pantheon)
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(Monumento a Vittorio Emanuele II)
- フォロ・ロマーノ(Foro Romano)
- コロッセオ(Colosseo)
- 真実の口|サンタ マリア イン コスメディン教会(Bocca della Verità)
- カラカラ浴場(Terme di Caracalla)
- ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)
- ヴァチカン周辺の見どころ
- ローマで絶対食べたいおすすめグルメ
- ローマで絶対買いたいおすすめ土産
- ローマの行き方・アクセス
- ローマの治安
- ローマをもっと楽しむ
- ローマの見どころと人気観光スポットまとめ
ローマの見どころと観光情報
それでは早速ローマの見どころと観光情報をご案内していきます!
おすすめ観光の周り方
イタリアは歴史と美術、教会など、世界遺産の宝庫。観光スポットは星の数ほどあります(世界遺産の数は堂々の世界1位!)。
ローマにもたくさんの歴史的遺産があり、気になる所要時間は美術館やショッピングにどれだけ時間を使うかによって変わります。
イタリア旅行は行きたい場所が多すぎて、駆け足になってしまう日本人が多いのですが、1泊できれば少しゆったりと滞在できます。
ローマにはぜひ1泊2日はかけていただきたいところ。アートファンには2泊以上がおすすめです。
詳しい場所の解説は後半で。ぜひ地図を参考に色々周ってみてください!
↓観光地とおすすめホテルをチェックしました
シティパス
ローマには2種類のシティパス(ミュージアムパス)があります。
- Roma Pass 48 hours(48時間有効)
- Roma Pass 72 hours(72時間有効)
一般的なパスと違って、入場し放題というわけではなく、最初に訪れる観光施設の入場が無料になる(72時間券は2箇所無料)という点がポイント。複数施設まわるなら、お得になる可能性が高いので利用価値あり。
それ以降の施設は割引対象になるので注意が必要です。
公共交通機関も無料になりますが、そもそも100分1.5ユーロと安いのと、徒歩で移動できてしまうためそれほど大きなメリットにならないかも。
その他の注意点としては、ヴァチカン関連には使えないこと、ボルゲーゼ、コロッセオは別途予約が必要なことがあげられます。
現地ツアーに参加する
基本的にはすべて徒歩で移動できるローマですが、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
日本語で予約できるベルトラでローマの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは出発前に日本語で予約できる上に価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
また海外のサイトでもよければ、GetYourGuideのツアーの種類がかなり豊富でおすすめです。
眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください
近隣の観光スポット
周辺の主な都市は下記の通り。
- ナポリ
- フィレンツェ
- ヴェネツィア
イタリアの定番観光都市をマップでまとめたので位置関係の把握に利用ください。
ローマで泊まりたいおすすめホテル
わたしがローマで泊まってよかったホテルを3箇所ピックアップ。
高級宿ばかりになってしまいましたが、フランスと比べると比較的手ごろで満足度がとても高いホテルばかりでした!
↓有名観光地との位置関係はこんな感じ
わたしが宿泊したのは高級ホテルが軒を連ねるヴェネト通り。治安もよく、道もきれいだし安心して過ごすことができました。
利便性、安全性重視なら、わたしのおすすめはパンテオン周辺です。
ローマ以外の都市に行く場合や安宿が多く便利なのは、テルミニ駅周辺ですが、スリや強盗が多発している最も危険なエリアなので、自衛できる人以外にはおすすめしません。
郊外の安いホテルも治安面に不安があるので、口コミもよく、安全なホテルを選ぶようにしてください。
夜遅い時間に、用事もなくウロウロすることは絶対にやめましょう。
最高級ホテル「ザ セントレジス」
色々悩んだ結果やはり一番おすすめしたいのはザ セントレジス。ハード、ソフト面共に優秀で立地も抜群。文句なしの5つ星ホテルでした。
その他、少し中心からはずれますが、ジュリアロバーツが映画での撮影中に滞在したと言われる、ヒルトン系列の最高峰ブランド、ローマ カバリエリ ウォルドーフ アストリア リゾートも素晴らしかったです。
どちらも宮殿に泊まっているかのような煌びやかなホテルなので、新婚旅行や特別な旅にぜひ検討してみてください。
ローマの見どころと人気観光スポット15選
それでは地図を見ながらローマの見どころをおさえつつ、街歩きをしていきましょう!
ローマは街の大部分が世界遺産で、街の中心部には歩いてまわれる観光スポットもたくさんあります。
短時間で王道コースを周るなら、地下鉄A線の通るFlaminio駅近くポポロ広場またはB線のコロッセオのどちらかを起点にし、徒歩で南北に歩いていくと一気にローマ散策がはかどります。
当ブログ、オハヨーツーリズムではA線Flaminio駅周辺からスタートするモデルコースをご案内しましょう!
ポポロ広場(Piazza del Popolo)
「ポポロ」とはイタリア語で「市民」という意味があり、ローマの人々の憩いの場所です。
ポポロ広場の北側にはポポロ門があり、かつてローマへ入る巡礼者たちの入り口となっていました。
広場中央にあるオベリスクは、紀元前1200年頃にエジプトで作られたもので、教皇シクストゥス5世により巡礼者の道しるべとしてポポロ広場に運ばれてきました。
19世紀には広場に3つの噴水が造られ、現在の姿となっています。
ヨーロッパでは広場や公園でくつろいでいる人たちがいっぱいいて、のんびりした雰囲気がいいですよね~♡
ポポロ広場のシンボル、双子の教会も素敵!全く違う時代に異なった様式で建設されたのに、見た目が同じなんです。
サンタ マリア イン モンテサント教会は「芸術家の教会」としても知られ、世界的に活躍しているイタリアの芸術家、歌手、俳優、デザイナーなどのお葬式が行われているそう!
ポポロ広場 | |
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住所 | 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線フラミーニオ駅から徒歩1分 |
料金 | 無料 |
ポポロ広場から、ハイブランドの並ぶBabuino通りを南下していくと、スぺイン広場へ、
Corso通りを進むとヴェネツィア広場から、ヴィットーリオエマヌエーレ2世記念堂へつながるので、ショッピングを楽しみたい人にもとてもおすすめです。
スペイン広場(Piazza di Spagna)
ローマ観光で外せないスポットスペイン広場。
映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーン演じるアン王女がジェラートを食べるシーンでもおなじみです。
階段の上にはトリニタ・デイ・モンディ教会が立っていて、ローマの美しい街並みが一望できるので、元気があればぜひ登ってみましょう!
また広場手前のバルカッチャの噴水(船の噴水)は、1627年に彫刻で有名なベルニーニの父ピエトロ・ベルニーニが手がけたもの。
ベルニーニ本人も父と協力し、噴水が完成しました。バルカッチャとはイタリア語で《ボロ船》という意味。
その昔、ローマを流れるテヴェレ河が氾濫して広場に流れ着いた船がモデルとなっています。
すぐそばに、ティラミスの超人気店「Pompi」もあるので、おやつ休憩にもおすすめです。
スペイン広場 | |
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住所 | 00187 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線バルベリーニ駅から徒歩10分 |
料金 | 無料 |
トレビの泉(Fontana di Trevi)
そして、こちらも大人気スポットのトレヴィの泉。
フェデリコ フェリーニの「甘い生活」や「ローマの休日」、「愛の泉」など数々の映画の舞台となっています。
古代の水道橋の中で現在まで継続的に使用されている唯一の水道橋で、いつ行っても旅行者であふれかえっていました。
コイン投げで願いが叶うというと有名で、泉に背を向けて、右手にコインを持ち、左肩越しに投げるというルールがありますが、そのまま正面に投げている人も多数(笑)
- 1枚投げ入れると、「もう一度ローマへ戻ってこられる」
- 2枚だと「愛する二人が結ばれる、永遠の愛」
- 3枚だと「別れられる、離婚できる」
なんて言われているので、ぜひその時の気分で試してみてください。
トレビの泉 | |
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住所 | Piazza di Trevi, 00187 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線バルベリーニ駅から徒歩9分 |
ローマ国立博物館 アルテンプス宮(Museo Nazionale Romano – Palazzo Altemps)
ローマ国立博物館のアルテンプス宮は、15世紀にリアーリオ家によって建てられたパラッツォ(宮殿)で、1568年にアルテンプス枢機卿が購入し、邸宅として使っていたことからこの名前で呼ばれています。
1982年に文化遺産省の手に渡り、1997年に国立博物館として開館。
代表作品は《ルドヴィシの玉座》、《竪琴を弾くアポロ》、《水浴するアフロディーテ》など。
特に彫刻好きの方におすすめしたい場所です。宮殿内にある礼拝堂も必見!
ローマ国立博物館は、アルテンプス宮、マッシモ宮、ディオクレティアヌス浴場跡、クリ・プタ・バルビの4つの施設で構成されており、1枚のチケットで4ヶ所の入場が可能です。
ローマ国立博物館 アルテンプス宮 | |
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住所 | Piazza di Sant’Apollinare, 46, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | ナヴォーナ広場,から徒歩3分 |
時間 | 9:30-19:00 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人12ユーロ 18歳未満無料 毎月第一日曜日無料 |
HP | http://www.museonazionaleromano.beniculturali.it/ |
ローマで最も美しい広場と呼ばれるナヴォーナ広場。
紀元前1世紀にローマ帝国第11代皇帝ドミティアヌスによって造られ、競技場として使用されていた場所です。
広場には3つの噴水があり、中でも中央にある「四大河の噴水」はベルニーニによって手がけたもので、存在感は抜群です!
現在はローマの人々の憩いの場所となっており、クリスマスの時期には、ここでクリスマスマーケットも開催されます。
カトリックの本家、ローマのクリスマスマーケットはさぞ豪華なのかと思っていましたが、逆に厳かな立ち位置のようで、飲食店は控えめ。
あまり商業的でない控えめなクリスマスマーケットでした。
プレゼピオ(イエス・キリストの誕生シーンをかたどった模型)は見事!
ナヴォーナ広場 | |
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住所 | Piazza Navona, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線バルベリーニ駅から徒歩20分 |
料金 | 無料 |
パンテオン(Pantheon)
パンテオンとは、「すべての神々」という意味で、現在では万神殿と訳されることが多いです。
特に有名なのが、ローマとパリのパンテオン。
ローマのパンテオンは、約2000年前に建てられた世界最大の石造り建築で(118年から128年にかけてローマ皇帝ハドリアヌスによって再建されたもの)、人気ぶりからか、2023年から有料化されました。
コリント式の円柱は高さ11.8メートル、直径1.5メートルと大変巨大で、エジプトから運ばれてきたもの。
美しいクーポラは必見で、採光窓から光が差し込む光景はなんとも神秘的な雰囲気。
イタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世やルネサンス期の巨匠ラファエロなど、パンテオンには歴史的重要人物が埋葬されています。
パンテオン | |
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住所 | Piazza della Rotonda, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線バルベリーニ駅から徒歩15分 |
時間 | 9:00-19:00 |
定休 | – |
料金 | 大人5ユーロ 18歳未満無料 |
HP | https://direzionemuseiroma.cultura.gov.it/pantheon/ |
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(Monumento a Vittorio Emanuele II)
ローマ中心部にあるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂は、初代の国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の業績を記念して建てられた新古典主義の壮大なモニュメントです。
ローマの街が一望できる屋上テラスは、360度の大パノラマが広がるおすすめスポット。エレベーターで行くことができます。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂 | |
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住所 | Piazza Venezia, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | ヴェネツィア広場停留所下車 徒歩3分 |
時間 | 9:30-17:30 |
定休 | – |
料金 | 無料 |
HP | https://vive.cultura.gov.it/it/ |
フォロ・ロマーノ(Foro Romano)
「ローマ市民の広場」という意味のフォロ・ロマーノは、約2000年前の古代ローマ遺跡。
「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されており、周囲には「サトゥルヌスの神殿」や「セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門」、「元老院議事堂」などの建造物が残っています。
コロッセオとのセット券で入場できますが、外から見るだけでも十分すごいのでコロッセオノ前後に散策してみてください。
フォロ・ロマーノ | |
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住所 | Via della Salara Vecchia, 5/6, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄B線コロッセオ駅から徒歩10分 |
時間 | 8:30-16:30(日・月・火曜日は9:00から) |
定休 | 1月1日、12月25日 |
料金 | 大人19ユーロ(パラティーノの丘、フォロ・ロマーノと共通) 18歳未満無料 |
HP | https://colosseo.it/ |
コロッセオ(Colosseo)
言わずと知れたローマ最大の見どころ、コロッセオ。
古代ローマ帝政期に皇帝ウェスパシアヌスの命により造られた巨大円形闘技場で、約5万人の収容が可能な大舞台です。
はじめてローマに来たときは外観のみの見学だったので、今回初めて内部に入ったのですが、他の地域のコロッセオと違って立ち入り部分が限られており、思ったよりあちこち散策ることはできなかったのが残念でした。
アリーナは見世物として猛獣と剣闘士の戦いが行われており、たくさんの剣闘士がここで命を落としました。
コロッセオの中心部で剥き出しになっている部分は地下部分で、猛獣や剣闘士の待機場所がありました。
こんな昔から人力のエレベーターシステムがあったようで、展示もなかなか面白かったです。
コロッセオの観客席は全4階あり、アリーナを囲むように配置されています。
コロッセオは、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されています。
コロッセオ | |
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住所 | Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄B線コロッセオ駅から徒歩4分 |
時間 | 8:30-16:30(日・月・火曜日は9:00から) |
定休 | 1月1日、12月25日 |
料金 | 大人19ユーロ(パラティーノの丘、フォロ・ロマーノと共通) 18歳未満無料 |
HP | https://colosseo.it/ |
真実の口|サンタ マリア イン コスメディン教会(Bocca della Verità)
映画「ローマの休日」で一躍有名になったローマの人気観光スポット!圧倒的にアジア人率が高いのがこの場所でした。
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の柱廊にあり、シーズンによっては30分以上並ぶのだとか。
「心に偽りがある者が口に手を入れると、手を噛み切られるという」伝説があり、いつも観光客で長蛇の列ができています。
混雑のためか、スタッフが短時間で撮影するスタイルになっていてかなりバタバタしました。
サンタ マリア イン コスメディン教会 | |
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住所 | Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄B線チルコ・マッシモ駅から徒歩10分 |
時間 | 9:30-18:00 |
料金 | 無料 |
カラカラ浴場(Terme di Caracalla)
カラカラ浴場は古代ローマ時代の温泉施設の遺跡で、図書館、集会場、巨大公共浴場、
劇場などの複合娯楽施設として使われていました。
毎年夏になると、カラカラ浴場で大規模な野外オペラやコンサートが催されます。
この時期にローマへ訪れる予定の方は、ぜひ行ってみてください!
カラカラ浴場 | |
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住所 | Viale delle Terme di Caracalla, 00153 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄B線チルコ・マッシモ駅から徒歩12分 |
時間 | 〈1・2月〉9:30-16:30 〈3月1日〜3月26日〉9:00-17:30 〈3月27日〜8月31日〉9:00-19:15 〈9月1日〜9月30日〉9:00-19:00 〈10月1日〜最終土曜日〉9:00-18:30 〈10月の最終日曜日〜12月31日〉9:30-16:30 |
定休 | 月曜日、8月16日 |
料金 | 大人14ユーロ 18歳未満無料 |
HP | https://colosseo.it/ |
ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)
ボルゲーゼ美術館はシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の夏の別荘として建てられた建物で、1903年にイタリアの国立美術館として公開されました。
日本ではなぜかあまり知られていないのですが、ルネサンス美術やバロック美術などを中心としたボルゲーゼ家歴代の美術コレクションが収蔵されており、かなり名作ぞろい。
サンピエトロ広場も手掛けた巨匠、ベルニーニやカラヴァッジオをはじめ、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンスなど有名芸術家たちの作品が見られるので、イタリア芸術好きにはマストな美術館!
ボルゲーゼ公園自体が、東京ドーム17個分もの広さがあり、自然いっぱいでのんびりしている場所なので、ぜひ合わせて散策してみてください。
ボルゲーゼ美術館 | |
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住所 | Piazzale Scipione Borghese, 5, 00197 Roma RM 地図 |
行き方 | ピンチャーナ-ボルゲーゼ美術館停留所下車 徒歩3分 |
時間 | 9:00-19:00 |
定休 | 月曜日、1月1日、12月25日 |
料金 | 大人13ユーロ+予約料金2ユーロ 18歳未満無料 |
HP | https://galleriaborghese.beniculturali.it/ |
ヴァチカン周辺の見どころ
サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)
サン・ピエトロ大聖堂はバチカン市国にあるカトリック教会の総本山で、教会建築としては世界一の大きさを誇ります。
324年にキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の命により、聖ペテロ殉教の地に聖堂が建てられました。
その後ベルニーニやミケランジェロなどの著名な芸術家により再建され、現在の姿となりました。
ミケランジェロが設計したクーポラや彫刻の《ピエタ像》、ベルニーニの大天蓋は必見!
また有料ですが、クーポラの上に登ることもできます。
下からだとよく見えなかったクーポラ内部の美しい壁画を間近で見ることができるのでおすすめです。
さらにクーポラの階段を登りきると、目の前に絶景が広がります。
サン・ピエトロ大聖堂 | |
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住所 | Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano 地図 |
行き方 | 地下鉄A線オッタヴィアーノ駅から徒歩12分 |
時間 | 7:00-19:10 |
定休 | – |
料金 | 無料 クーポラ:10ユーロ(エレベーター)、8ユーロ(階段) |
HP | https://www.vatican.va/various/basiliche/san_pietro/index_it.htm |
ヴァチカン美術館(Musei Vaticani)
滞在中最も混雑していたのが、ヴァチカン美術館。息苦しくなるほどの人の多さで、世界で最も混雑している美術館ではないかと思ったほどです。
ヴァチカン美術館は、大小合わせて約25もの美術館・博物館で構成され、駆け足でまわってもあっという間に数時間経ってしまうほど。
システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの壁画《最後の審判》と天井画《天地創造》、4つの部屋で構成された「ラファエロの間」、ピナコテカ(絵画館)にあるミケランジェロの彫刻《ピエタ像》(レプリカ)など見逃せない作品がたくさんあります。
全長7キロ、総面積4万2千平方メートルにも及ぶため、あらかじめ見学コースを決めておきましょう!
ヴァチカン美術館 | |
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住所 | 00120 Città del Vaticano 地図 |
行き方 | 地下鉄A線オッタヴィアーノ駅から徒歩7分 |
時間 | 9:00-18:00、毎月最終日曜日のみ9:00-14:00 |
定休 | 日曜日 |
料金 | 大人17ユーロ、学生8ユーロ、6歳未満無料 |
HP | http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/it.html |
システーナ礼拝堂(Cappella Sistina)
システーナ礼拝堂はバチカン美術館内にある礼拝堂で、現在はローマ教皇を選出する会議、コンクラーベの場としても利用されています。
教皇シクストゥス4世によって建てられた礼拝堂には、ミケランジェロが描いた祭壇の壁画《最後の審判》と天井画《天地創造》があり、バチカン美術館のハイライト。
残念ながら写真や動画撮影は一切禁止なので、ぜひ目に焼き付けましょう!
システーナ礼拝堂 | |
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住所 | 00120 Città del Vaticano 地図 |
行き方 | 地下鉄A線オッタヴィアーノ駅から徒歩7分 |
時間 | 9:00-16:00 |
定休 | 日曜日 |
料金 | ヴァチカン美術館のチケットに含まれています |
サンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)
オペラ『トスカ』の第三幕。悲劇のラストシーンでヒロインのトスカは城から身を投げ出しますが、その舞台となったのがサンタンジェロ城。
また、映画「天使と悪魔」のロケ地としても有名で、多くのファンが足を運んでいます。
実際に訪れてみると、「お城」という華麗な響きからは異なる威光を放っており、まさに城塞。
元々ハドリアヌス帝が自らの廟として建設し、その後、軍事施設、要塞、監獄、処刑場・・・と利用されていくという歴史的な背景もあるのかもしれません。
13世紀に教皇ニコラウス3世は、ヴァチカンに続く通路を造らせ、地下通路で両者はつながっています。
1527年のローマの奪略の際には、ローマ教皇クレメンス7世がその通路を通ってサンタンジェロ城へ逃げ込みました。
屋上に登ると、ローマ市内を一望できるので、足腰に自信のある方はぜひ上まで登ってみましょう!
サンタンジェロ城 | |
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住所 | Lungotevere Castello, 50, 00193 Roma RM 地図 |
行き方 | 地下鉄A線レーパント駅から徒歩15分 |
時間 | 9:00-19:30 |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人13ユーロ 18歳未満無料 |
HP | http://castelsantangelo.beniculturali.it/ |
ローマで絶対食べたいおすすめグルメ
ローマで食べたいパスタ
イタリアといえばやっぱりパスタ!毎日飽きるほど食べました♡
ローマ料理の定番は、カルボナーラやアマトリチャーナ。
日本と違ってパスタ自体の種類が豊富なので、同じカルボナーラでも、全然違った味わいでとても食べ応えがありました。
Googleマップでも口コミ4.5以上のお店がたくさんあって、どこで食べてもとっても美味しかったけど、ローマ在住のななさんに連れていってもらった、Osteria da Fortunataが特に印象的でした!
ピッツァ(Pizza)
やはり、イタリアに来て味の違いが簡単に分かるといえばピザでしょう!もとい、ここはイタリア流に「ピッツァ」と発音してみましょう♪
モチモチ感のナポリ流、薄くてパリパリのローマ流、それぞれの街にはバラエティ豊かな切り売りピッツァの店もありますが、魅力は安くて美味しいこと!
ポルタフォーリオと呼ばれる立ち食いサイズもおすすめです。
ジェラート(Gelato)
イタリアの旅行には絶対に欠かせないジェラート!
1900年創業のローマの老舗ジェラート店「Giolitti」は、イタリア王室御用達のお店で、映画「ローマの休日」の中で女優のオードリー・ヘップバーンが演じる「アン王女」も食べたともいわれています。
美味しいジェラートを選ぶコツは、ディスプレイを見て高く積み上げられていないお店を選ぶこと。口コミもセットで見ておくとより安心です。
特に蓋がついていれば、ジェラートの温度管理に気を使っていることがわかります。
見たが派手なものに惹かれがちですが、もりもりしているもの、着色しているものは工場で作られている可能性が高いです。それでもまずいというわけではないのだけど、美味しいお店で食べると違いにびっくりするはず。
ジョリッティ | |
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住所 | Via degli Uffici del Vicario, 40, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | スペイン広場から徒歩12分 |
時間 | 7:30-00:00(土曜日のみ23:00まで) |
HP | http://www.giolitti.it/ |
ローマで絶対買いたいおすすめ土産
ファッションブランド
イタリアといえば、プラダやグッチ、ボッテガ、トッズなどのハイブランドを生み出したファッション大国。
特に革製品に定評があり、スペイン広場周辺には様々なブランドのブティックが軒を連ねています。
ローマが本店というと、ブルガリとフェンディがあるので、お好きな方はぜひ足を運んでみてください。
路面店の買い物も楽しいですが、並んでいたり、時間がかかるのがネックなので、ヨーロッパではデパートの買い物もおすすめですよ!
以前よりブランド製品の価格がかなり高騰しているのと、円安の影響でそれほど安くはありませんが、ヨーロッパブランドなら日本より1~2割程度安く手に入ることが多いです。
マルニのバッグは老舗デパートRINASCENTEで40%オフに。免税と合わせて半額で購入しました。
フランスの子供服、Jacadiもセールで半額に。日本で買うと17,000円のワンピースを5,000円でゲット!
セリーヌもフランスブランドですが、免税されるので日本より1万円安くカードケースを手に入れました!
チョコレート
どの国でもチョコレートは定番のお土産。スーパーやデパート、EATALYなどのグルメ食品専門店で美味しいチョコレートを買うのもおすすめです。
有名店でいうと、1878年創業のイタリア老舗チョコレート店「Venchi」。
日本でも大人気で、デパートや駅にも店舗がありますが、お土産にあげたら喜ばれそうな可愛いデザインのチョコレートがいっぱいあって、ついつい立ち寄ってしまいます。
日本では発売されていない商品もあるのでぜひチェックしてみて♡もちろんジェラートも美味しいです。
ヴェンキ | |
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住所 | Via del Corso, 335, 00186 Roma RM 地図 |
行き方 | パンテオンから徒歩6分 |
時間 | 9:00-00:30(金・土曜日01:00まで) |
HP | https://it.venchi.com/ |
トリュフ商品
イタリアは世界有数のトリュフの生産地。
そのためトリュフを使ったさまざまな商品が販売されています。
トリュフ入り塩やトリュフ入りオイル、トリュフペースト、トリュフ風味のポテトチップスなどお土産にいかがでしょう?
ローマの行き方・アクセス
イタリア国内の移動は鉄道が主流です。国外に行く場合や発着地によってはバスの利用もおすすめ。
鉄道で行く場合
イタリアは定刻に出発することが少なく、数十分遅れは当たり前。あまりギチギチにスケジュールを組まないよう余裕を持っておきましょう!
- IC:インテルシティ(特急)
- RGV:リージョナルベローチェ(急行)
- REG:リージョナル(普通)
- FB:フレッチャビアンカ(特急)
- FR:フレッチャロッサ(新幹線)
- FA:フレッチャルゼント(新幹線)
主要駅からの移動時間を簡単にまとめました。
- ナポリからFRで約1時間30分
- フィレンツェからFRで約1時間
- ミラノからFRで約3時間30分
イタリアは4~12才が子供料金で大人料金の半額。大人と一緒に乗車することで割引や無料になるチケットもあります。
人気の路線は、直前だと高額になるので、スケジュールがある程度決まっているなら早めの予約をおすすめします。
ローマの治安
ローマの治安はヨーロッパでもかなり悪いと言えるでしょう。
観光客を狙ったスリや盗難、詐欺も多発しています。スリですめばいいですが、夜遅くに出歩いていると、強盗に狙われて怪我をする可能性もあります。
旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は特に注意が必要です。
スリ対策の基本
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険は必要
ヨーロッパに関しては、海外旅行保険は絶対に必要です。
毎月海外旅行へ行き、何度もヨーロッパ渡航しているわたしですら、スリに狙われたことは一度や二度ではありません。未だに盗られていなのは運が良かっただけだと思っています。
ですので、どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
公式サイトエポスカード
そのほかクレジットカードについては「イタリアで得する人気クレジットカードおすすめ」の記事で詳しく解説しています。
ローマをもっと楽しむ
ベストシーズンは春
イタリアのベストシーズンは春から夏にかけて。
6月に入ってくると段々と暑くなってくるので、春から夏が本格的に始まる前が最高の季節です。
40度近くになる日もあるため、夏場をはずすのがおすすめです。本来オフシーズンの冬場も、ゆっくり美術館を楽しめるチャンス。
あえて2月頃に来るというのも悪くないと思います。
ガイドブックは持ってて損なし
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
イタリア関連の書籍を20冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全616ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
ローマやミラノ、フィレンツェ以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
イタリアのハイライトはもちろん、電車の種類から伝統料理やおすすめの土産まで、様々な分野で詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
ローマの見どころと人気観光スポットまとめ
ローマに来たらぜひ足を運んでいただきたいおすすめの場所を紹介しました。
行きたい場所が多すぎて、時間との戦いでしたが満足のいく旅ができました。
イタリアは営業時間が短い場所が多いので、短期の滞在だとかなり忙しなくなってしまいます。
ぜひ少し時間に余裕をもってゆったりと街歩きを楽しんでくださいね!
街歩きが楽しいローマ。ぜひ気候の良い時期の滞在を検討ください♡
イタリアをもっと知る
東京⇔イタリアの航空券は中国経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった6万円のローマ行きチケットを買ったこともあります。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎは疲れるので直行便もおすすめです♪
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ローマでぜひ泊まっていただきたいのがパラッツォ ナイアディ。
1800年代の豪華な大理石のホテルは屋上テラスが素晴らしく、どんな旅行者でも大満足すること間違いなし!
とにかく立地が良くスペイン広場 、コロッセオ、テルミニ駅などどこに行くにもとっても便利!お部屋も明るく朝食も美味しい誰にでもおすすめできる一押しのホテルです。
その他にもイタリアは素敵なホテルばかりなのでぜひお気に入りのホテルを探してみましょう!