正直なところ、ルーマニア旅行を計画するまではルーマニアで知っている地名はブカレストくらいでした。
記憶を辿っても出てくるのはチャウシェスクくらい・・・。トランシルヴァニアと聞いてようやくドラキュラの故郷はルーマニアだったのね!!と理解したくらい無知だったわたし。
しかし、実際に旅してみてルーマニアは本当に美しい国で、日本人旅行者にもおすすめできる大好きな国の一つになりました。
今回は《ルーマニアの人気都市について子連れで旅したわたしの体験》と、《ルーマニアへ移住された日本人Kissyさんへのインタビュー》をあわせておすすめの都市をご紹介していきたいと思います!
Kissyさんのおかげで、どこよりも詳しいルーマニアの記事が出来上がったのではないかと感動しております・・・!!
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
ルーマニアをもっと知る
このページの目次(もくじ)
ルーマニアで絶対行きたい人気観光都市おすすめ12選
ブカレスト
ルーマニアの首都ブカレスト。多くの観光客が訪れるルーマニアの代表的な都市です。
西欧風の建物やカフェ・レストラン、アンティークショップや土産物店が多い旧市街は、かつては「バルカンの小パリ」とも呼ばれ、当時の街路がよく保存されています。
ブカレスト一番の見どころはやはり社会主義国時代にチャウセスク大統領が築かせた壮大な「国民の館」。
なんとアメリカ国防総省ペンタゴンにつぐ、世界第2位の建築物です。
つまらない街だといわれることも多いブカレストですが、凱旋門、アテネ音楽堂、チャウシェスクの私邸だった春の宮殿などのおすすめスポットもあります。
また1841年に建てられたガラスの天蓋つきのマッカ・ヴィッラクロス・パサージュはパリ風の商業施設空間。
歩行者専用の通路の両側にいろいろな商店がところ狭しと並んで興味がつきません♪
シナイア(トランシルヴァニア)
ブカレストから列車で1時間20分の避暑地『シナイア』はカルパチアの真珠とも称えらる街。
標高が高く、真夏でも涼しい風がカルパチア山脈から吹くため、多くの登山客やツアー客でにぎわいます。
街から少し外れると、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような景観のペレシュ城が洗現れます。これが本当に素晴らしかった!!
ペレシュ城は、初代ルーマニア王になったカロル1世が王室の夏の離宮としてドイツルネサンス様式で建てたお城。
秋には紅葉と相まって別世界のような趣があるそうですが、わたしの行った冬のペレシュ城も素敵でした♡
ツアーの詳しい内容は「ブカレスト発シナイア・ペレシュ・ブラン城・ブラショフ・プレジュメール要塞日帰りツアー徹底ガイド」にまとめたのでぜひ読んでみてくださいね!
ブシュテニ(トランシルヴァニア)
ブカレストから列車で1時間半、カルパチア山脈の登山口とウインタースポーツの街。
山脈の大きな岩場と山々の連なりが街から眺められて、山脈の稜線に至るロープウェイでパノラマを楽しめます。
ルーマニア中でよく売られているミネラルウォーターの産地で、市内でもおいしい湧き水を飲むことができますよ♪
またルーマニア正教の大きな修道院もあり、建物の一部では中を見学することができます。
ブラショフ(トランシルヴァニア)
ブカレストから列車で2時間半のトランシルバニアの中核都市であるブラショフ。
ブラショフ駅からバスで10分ほど行くと、黒教会と呼ばれるゴシック様式の教会や当時の街並みがそのまま残っている歴史地区があり、旅行者に大変人気のあるエリアです。
小ぢんまりしているので散策にはちょうど良い距離!また南側の小高い山へはゴンドラがあり、歴史地区やブラショブ県一帯を眺望できます。
歴史地区の建物は保存状態がよく、中でも黒教会と呼ばれるトランシルバニアで最大のゴシック様式教会は必見!
壮麗で見ごたえるのある教会内部には4000本から成るパイプオルガンがあり圧倒されます。
ブラン城(トランシルヴァニア)
ブラン城は中世の山城。通称ドラキュラ伯爵の城でルーマニア髄一の観光スポットとなっています。
ドラキュラ伯はトランシルバニアをオスマントルコの侵略から守り続けたルーマニアの英雄!
著者のブラム・ストーカーはアイルランド人で実際にはルーマニアに行ったことはなかったそうです。
石造りの城内は中世の城要としてよく保存されていて、迷路のような階段と多くの部屋でつながっています。
ワラキア公国のブラド1世がブラン城を居城としてから有名になったこのブラン城。ドラキュラ伯爵とされる孫のブラド3世は実際には全く住んでいなかったのだとか!?
中世の城主の暮らしがそのまま再現されていてとても楽しいのですが、個人的には今回行った中で一番イマイチでした(;’∀’)他が素晴らしすぎるということですが・・・!
シギショアラ(トランシルヴァニア)
ブカレストから列車で5時間半の位置にあるシギショアラ。トランシルバニアの中央に位置し、あまり観光地化されていない中世の街並みを満喫できます。
1191年にドイツのザクセン人の入植から始まった歴史ある城塞都市として大きく繁栄し、その旧市街にある歴史地区が全て世界遺産に登録されました。
商業ギルドの街として各ギルドの9つの塔があり、周囲への見張りの役目を果たしていました。
代表的な時計塔では現在も決まった時刻になると昔のままに人形が動きだして鐘の音とともに時刻を告げます。
シビウ(トランシルヴァニア)
ブカレストから列車で9時間半、中世にドイツのザクセン人が入植して築いたドイツ風の街です。
ヨーロッパ三大演劇祭の一つの国際演劇祭が毎年開催され、70ヶ国から約350団体が参加して演劇、ダンス、野外パフォーマンスなどを街中で繰り広げられます。
街の中心にあるピアッツァ・マーレ(大広場)はバロック様式の建物に囲まれています。
18世紀から19世紀のハプスブルグ家体制下の街の様子そのままに、広場から伸びる石畳の通りにレストランやカフェ、雑貨店が立ち並びとても素敵♡
クルジュ・ナポカ(トランシルヴァニア)
オーストリア・ハンガリー帝国時代の街並みが楽しめるクルジュ・ナポカはブカレストから列車で10時間。
18世紀から19世紀にかけてはトランシルバニア公国の首都だった場所で、国際空港がある西の玄関口となっています。
クルジュ・ナポカの象徴的な建物は大きなゴシック様式の聖ミカエル教会。14世紀から15世紀にかけて建立されました。
南側は一面の石畳の広場になっていて市民の憩いの場として愛されています。
同様に旧市街の西にある中央公園は19世紀に造営された自然の豊かな都市公園。旧カジノの建物は中を見学できます。
サリーナ・トゥルダ
サリーナ・トゥルダとは、クルジュ・ナポカからバスで行ける地下のアミューズメントパーク。
1932年に採掘の終わった巨大な空間を使い、中には観覧車まであります。友人が写真を見せてくれて本当に驚きました!!まさに大人の遊園地!!
内部は温度も13度前後で一定していて、岩塩による呼吸器系の病気に効くと言われ、治療所としても人気があります。
ヤシ(モルドヴァ&ブコヴィナ地方)
ヤシはブカレストから列車で7時間、ルーマニアの北東にあるドイツ系入植者の街。
隣国モルドヴァ共和国やさらにその東のウクライナやロシアからの交通の要所でもあり、19世紀後半に移住した多数のユダヤ教徒など、異文化交流の地でもあります。
かつてのモルドヴァ公国の首都で、街の中心には復元し再建された宮殿が国立総合博物館として保存されています。
人口ではブカレストに次ぐ都市で、モルドヴァ地域の美味しいワイン産地の中心でもあります。ワイン博物館もあり、ツウなら一度は訪れてみたい街!!
ティミショアラ(バナット地方)
ブカレストから列車で9時間、ヤシと反対方向西の国境近くの街がティミショアラです。
ハンガリーとセルビアに近く、昔からのハンガリー系やセルビア系の住民はもとよりドイツやイタリアからの移民も多く住んでいて、歴史の中で支配してきた国の特徴が色濃く残っています。
また1989年のルーマニア革命が始まったのもこのティミショアラ!
シンボルとなっている三成聖者大聖堂、勝利広場、国立オペラ劇場が近くにあり、オーストリア・ハンガリー帝国の領地だった頃を偲ばせる建物や博物館も多くあります。
コンスタンツァ(ドブロジャ地方)
ブカレストから車で2時間半ほどの距離で行ける黒海の夏のリゾート地コンスタンツァ。
夏には35度を超えるブカレストから、コンスタンツァへ逃げ込むルーマニア人もたくさん♪
海水浴はもちろん、ミネラルを多く含む泥パックで美肌や健康改善を得ようという人々でとても賑わいます。
黒海に面した港町で、長い歴史の中いろいろな文化を持つ権力者の支配を受けてきました。
多様で複雑な雰囲気が混ざり合っているのも納得です。
ドナウデルタ(ドナウ川の河口にある湿地帯)
ドナウ川はドイツ山岳地帯を源流に8ヶ国を流れ、その終着点のルーマニアで黒海につながります。
ドナウデルタの湿地帯では人がほとんど住んでいないため手付かずの自然が、3つの運河の間に残っているのが特徴。
その広大なエリアは沼地と川と森林で覆われて、43種の淡水魚、300種類の野鳥が生息し、1200種以上の植物が生い茂っています。
自然を巡るクルーズツアーが人気で、トゥルチャの街を拠点にいくつものコースで編成されているので他の地域では味わえない自然を堪能してみてください!
ルーマニアで絶対行きたい人気観光都市まとめ
ルーマニアを調べれば調べるほど、素晴らしい場所がどんどん出てきてもっともっと深く知りたくなりました。
世界地図をご覧になっていただければ一目瞭然で、ルーマニアの国土はかなり広くなっています。
日本の本州と同じ広さですから、それは名所がたくさんあって当然ですね!
わたしは寒さ厳しい冬の時期に旅しましたが、できることなら春から秋にかけてのベストシーズンに訪れてみてください。
各国で失われてしまった穏やかな自然の美しさが多くの場所で楽しめますよ♡
ルーマニアをもっと知る
東京⇔ルーマニアの航空券はアジアの経由便が1番安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索してお得なチケットを探しましょう!!年末年始にカタール航空往復10万円台でブカレスト行きのチケットをとりました。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ♪
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
ブカレストでぜひ泊まっていただきたいのがヒルトンガーデンインブカレスト!!
booking.comで立地と口コミの良さを信じて年越しに泊まってきたのですが最高でした。
旧市街のど真ん中という最高の立地でどこへ行くにも徒歩圏内。ルーマニアはとにかくホテルが安いのでコスパ抜群です。
ブカレスト旧市街は素敵なカフェやレストランがたくさん!ホテルの朝食もとても美味しいのでぜひチェックしてみてください!
ブカレストおすすめホテル!ヒルトン ガーデンイン宿泊記を読んでみる